2011年10月29日更新(2011年11月6日ページ移動。2015年2月11日一部写真削除)

──2011年10月第5週のニュース──

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10月29日(土) 富山県から見える北アルプスは冠雪していました

 週末なので、電車で自宅へ戻りました。

 陽射しが差し込まないし、ぼんやりと海を見ているのが好きなので西村センセイ、金沢へ行き来する時は原則として海側(北側)に座ります。
 ただし富山県内の北陸本線はかなり蛇行しているので、場所によっては午後、西日がかなり入ってくるのですけど。

 富山駅の手前、呉羽山の短いトンネルと抜けると、条件が良ければ富山市の向こうに北アルプスが迫ってきます
 写真は黒部市付近から撮影した剣岳。

 北アルプスは見る場所によってずいぶん印象が異なります。

 富山市内から見た時の割と均整の取れた感じと違って、厳しさ、あるいは神々(こうごう)しさを感じさせられます。
 写真では良くわからない──撮影テクニックがないので──かもしれませんが、頂上付近は明らかに冠雪しています。

 黒部を過ぎると今度は、日本海に飛び込むかのように白鳥山、犬ヶ岳などの山々が迫ってきます。
 こちらは剣岳などよりはかなり標高が低いのですが、もう谷筋に真っ白な積雪が相当積もっていました。

 北陸地方の平地では、朝晩こそ冷え込むものの、陽射しがある日中は、暑く感じる時すらあります。

 でも冠雪した剣岳を見ていると、季節は確実に変わっていることを、改めて思い知らされます。



10月28日(金) 吾輩は門である。名前はまだない。(本当はあるのかもしれないけど)

 2日続けてのキャンパスネタとなりますが、悪しからず。学内でもまだ知らない人もいる──むしろその方が多い(?)──と思うので。

 センセイは野々市キャンパスの北側にアパートを借りているので、通常は自転車に乗って裏門から構内に入り、西側(高橋川のある方)を通って駐輪場に自転車を置きます。
 1ヶ月くらい前からからなのですが、その高橋川に面している部分で工事が始まりました。

 最初は木の枝を切り払うだけかと思ったのですが、やがて、その木々は切り倒されてしまいました。

 それでもなお、受電設備など一般人には関係のない施設を作るのでは、と考えたセンセイが甘かった。
 いつの間にか道路との塀が崩されただけでなく、地面を掘り返しています。

 それが何であるのかが判明したのは2週間くらい前。キャンパス南西の角に新しく門を設けられたのです。
 写真は今週初め、最後の仕上げ工事をしているところ。

 広い門ですが、通常は車止めが置いてあるので利用できるのは歩行者と自転車だけです。

 西村センセイ、夜まで会議があって、かつ、最終列車で新潟の自宅へ戻らなければならない時は、この門を出たところに位置する「野々市工大前」駅で北陸鉄道の電車に乗ります。
 西金沢駅で簡単にJR線に乗り換えることができるからです。

 だからそれを考えると、個人的にはとてもありがたい。今まではちょっと遠回りをしていたのです。

 う〜ん、でもそれはそれとして、お金をかけて門を新設する必然性はどこにあったんだろう。

 よくわからない。



10月27日(木) 一雨ごとに、そして風が吹くたびに、冬が迫っていることを思い知らされます

 今日は見たままのお話を手短に。昨日、チャンカレからの帰り道、正門を入ったところで撮影したのが写真。

 前日までは天気が悪くて、ずっと降り続いていたわけではないものの、週末の工大祭も雨の中。

 曇りや雨の日は見落としがちですが、晴れの日には、木々の紅葉が進んでいることが良くわかります。
 写真中央の木は、上部はすでに褐色になっていて、そこから下が見事なグラデーションになっています。

 昨日、今日は割と天気が良かったものの、時々北風が吹きました。気温もあまり上がらず、コートを持ってきていないセンセイにはちょっと厳しいくらい。
 西村センセイ、今日もおいしいご飯が食べたくなったので、お昼は外──今日はほっかほっか亭──へ出かけました。

 その途中、この場所を通るともう、木の上部の葉はみんな落ちてしまっていました。
 風に飛ばされたのです。

 何だか雨と風によって、次の季節へ急(せ)き立てられているような、そんなキャンパスです。



10月26日(水) チャンカレのサービスタイムに、「ミニサイズ」が新登場!!

 昨晩は遅くまで仕事をしていたのですが、日付が変わりそうになったので作業を中断して就寝することに。センセイくらいの年齢になると、ちゃんと寝ないと翌日に差し支えるのです。
 洗面所で歯を磨こうとして、え"......!?。

 左目の外側の部分が真っ赤です。充血などという生易しいものではなく、明らかに結膜下出血。それもかなりひどい。とても他人様にはお見せできません。
 恥ずかしいとかではなく、気づいた人がぎょっとするからです。

 痛みはありません──あったら別の病気──し、1〜2週間で治るようなのでそのままにしたのですが。
 原因は働き過ぎ、ストレスでしょう。

 というわけで今日のお昼は何か、ちゃんとしたご飯を食べて体力をつけなきゃ、ということに。
 でも時間もなかったので、10ヶ月ぶりチャンカレへ行くことにしました。

 なぜ美味しいご飯を食べるためにカレー屋さんなのかというと、チャンカレの美味しさの秘密の一端は、きちんと焚いたご飯にあるからなのです。
 誰も言わないけど......あれ?

 いつの間にかちょっと値下げされています。状況を把握しきれないま、とにかく食券を購入。
 改めて店内を見渡すと、今月からメニューを見直したとんだそうです。

 一番の違いはカツカレー(通称「Lカツ」)とウィンナーカレーの小盛り「ミニサイズ」が選べるようになったこと。値段据え置きの普通盛りより50円値引きされています。
 センセイはこちらを買ったので値下げされたと早とちりしたんですね。

 チャンカレ、実はこれまでも個別の注文には、マヨネーズかけ(「Lカツ・マヨ」)とかご飯の小盛り「(Lカツ・ライス少な目)」など、ずいぶん柔軟に応じていたのです。
 でも小盛りになっても値段はかわらず。

 しかもセンセイは小心者なので、小盛りを頼んだことはなく、いつも最後にかなり残してしまっていました。

 ミニサイズが登場しても、やはりセンセイには多すぎたのですが、それでもちゃんと選べと、大切なご飯を無駄にしないので、やはり嬉しい。
 ちなみに今日のカレーは、いつもより甘めに感じました。

 (センセイは滅多に食べない)肉の品質がよかったのか、それとも新米ご飯のせいか、それ以外を含めての相乗効果かはわかりませんでしたが。



10月25日(火) 知らなかった。動いているセンセイを観ることができるんですね(学内だけですが...)

 いや、もう、びっくり。

 今日、出くわしたのです。授業の準備でライブラリーセンター(図書館)のAV試聴システムを検索していたら、動いているセンセイに。

 金沢工大は1982年、図書館その他の専用端末で館が所蔵するAV資料を自由に試聴できる“AVIS”(「エイビス」)システムを導入しました。

 初期は1,028巻のU規格(たぶん“U-matic”テープ〔3/4インチ、放送・業務用〕)を、現在では13,000巻の8mmテープを使用し、必要な情報を入力するとロボットが目的のテープを探し出してプレーヤーで再生してくれるのです。
 講演記録などを保存しておき、見逃した学生などが後日試聴するなど、活用されてきたのですが、さすがにテープはやや時代遅れ。

 というわけで現在、学内で制作したビデオコンテンツをWeb上で閲覧する「ねっとdeビデオ」サービスが試験的に運用されています。

 その中で必要なビデオを探していたら、ふと目に止まったのが「2011年度 指定放送大学受講前ガイダンス(42分48秒)」。
 先日、全1年生のために3回繰り返した説明会です。

 写真はそれをキャプチャーしたものです。(右上にWindows 7のIMEが見えています)((c)KIT)
 映像を観ていると、ついつい、専門の技師さんが撮影、編集してくださった映像をディレクター目線でシビアにチェックし始めてしまいます。

 このガイダンスは、工夫しないと飽きられるなと思ったので、導入部分で、その昔中学生とその保護者向けに制作した内容を部分的に用いました。
 う〜ん、こういう場面では“Keynote”の威力は絶大だけど、放送大学同様、やっぱり役者としては......だなぁ。

 なお幸か不幸か、学外からこのシステムにアクセスすることはできません。悪しからず。



10月24日(月) 麺も出汁もすっかり熟して、「こう泉」のうどんが見事に復活!!

 研究室の外は、夜9時までお祭り騒ぎ。若者のパワーに、改めて驚かされます。

 夜が明けるとそれが一転、路上を落ち葉が舞う静かな朝となりました。駐輪場に自転車を止めて建物に入ろうとすると、おぉ、揃いのジャンパーを着た学友会の諸君。
 早朝から黙々と後片づけに励んでいます。

 日が高くなると、クラブなど一般参加者も出てきてテントや什器備品など借りたものを返却し始めました。研究室の外では巨大なクレーン車がテントを解体しています。
 夕方にはもうすっかりいつものキャンパス。ただしここ数日の間に、秋が一つ進んでいます。

 ところで西村センセイ、工大祭の期間を利用して近所に復活したうどん店「こう泉」に入ってみました。昼食にしては遅い時間帯だったので、店内にはわずか4組のお客だけ。
 でも、昼時は混雑するんだろうなぁー。

 オーダーを受けてからうどんを茹で始めるので、品物が届くまでには時間がかかります。その間、改めて店内を見渡すと、事務所だった場所に最低限の手を加えただけの簡素な造りです。
 前のお店は結構本格的だったのですが。

 恰幅が良く、見覚えのある店長が天麩羅を揚げ始めました。センセイはかき揚げうどんをお願いしたのです。
 待つこと約15分。店長がニコニコしながらうどんを持ってきました。

 写真では小さく見えますが、玉葱と人参のかき揚げが巨大なので相対的にそう見えるのです。
 実はどんぶりも結構大きいのです。

 以前の「こう泉」、麺はコシがあるというか、ずいぶん歯ごたえがあって、出汁の方は麺に力で負けているような印象がありました。
 さて、と思ってまず出汁を一口頂くと、ずいぶんマイルド。以前と比べてずいぶん落ち着いた感じがします。

 さてうどんは、というと、前はゴワゴワした印象すら受けたことがあるのに、ずいぶんしっとりしています。
 それでいてコシがある。

 一番違うのが両者の関係で、昔は麺と出汁がちょっと対立しているような部分があったのですが、今回はそれがなくなって長年連れ添って、甘いも辛いも熟知したた夫婦(?)のような印象。
 一言で表すと、「オトナになったんだねぇ」。

 天麩羅の油は上質なものを使っていたのですが、それでもその影響がありますし、野菜の甘みもずいぶん強かったように思います。

 だから今度はかけうどんか、ぶっかけを食べてみようかと思っているのです。



10月23日(日) もう一つの工大祭 ──100km歩行(!!)完歩者をお出迎えしました──

 あっと言う間に工大祭も最終日。

 お伝えしているように、センセイらの研究室は、イベント会場に面していて音響の音がうるさすぎるので、とても長時間滞在することができません。
 ついつい不在がちになってしまいます。

 でも今日だけは午後のある時間帯、部屋で待機していなければなりません。昨晩から今日にかけて開催される「工大祭100km歩行」の完歩者のお出迎えというお仕事があるのです。

 今年で37回目となるこのイベント、工大祭初日の夜10時、能登半島のほぼ中心部にある穴水湾自然学苑を出発し、本学キャンパスまでの100km完歩を目指すというもの。
 100kmですよ。

 それも夜間の歩行ですから、そもそも相当な難関。オマケに今回は風雨に耐えながらの走破です。

 挑戦する約110名は、体育の一科目の履修者としての参加者と、一般参加者とから成っています。
 そこで前者については学生部長(写真)が、後者についてはセンセイがお出迎えするのです。

 出発から17.5時間が経過した午後3時半過ぎ、スキー部に所属する学生がにこやかな表情で、そして軽い足取りでゴールイン!!
 いかもに鍛え抜いたスポーツマン、という感じ。

 みんなの前で賞状を朗読し、拍手の中、それを手交(しゅこう)します。でもその後が......続かない。
 やがて参加者が疲れ切った表情で、パラパラと到着しました。

 タイムリミットが迫る午後5時前、石川憲一学長(左後方)、事務局長らが見守る中、最後の参加者2名がずぶ濡れになって到着。
 学生部長から賞状と記念品が贈呈されます。

 これで式典を終えたのですが、ゴールインした参加者はこちらが用意したパイプ椅子や地べたに座ったまま。動きたくても、身体が動かせないのでしょう。
 それでもどこかに、若者らしい「自分の限界に挑戦し、それをやり遂げた」という自信に満ちた表情を見せます。

 もう、目先のことには動じないぞ。というような感じ。

 内向き──センセイも、確かに感じる──だ、など、散々に言われがちな青年達ですが、ゴールまでたどり着けなかった諸君を含めて、少なくともセンセイが初めて接した参加者には、「伸びよう」という生命力を強く感じます。

 若者が不連続にグッと成長する、その一場面なんですね。

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