2011年12月31日更新(2012年1月8日ページ移動。2015年2月11日一部写真削除)
昨日実家に集まったのは総勢7人。
かつては小さかった甥や姪も、いつの間にか成人したので夜は楽しい大宴会。従って今朝のセンセイは、反省することしきり。
予想以上にビールが消費されてしまい、次回の分が不足してしまったので、空瓶をトランクに積み込んで、ひとまず自宅へ戻ってビールを補給しました。
年明けに実家へ運びます。今晩は自宅で過ごすため、片づけを終えてから近くのスーパーで買い出しに出かけたのですが、広い駐車場はご覧のように満杯。
地元ナンバーに混じって他県のものも見られます。店内も初めて見る混雑で、やはりいつもとは客層が異なります。実家に戻った帰省客が今晩のご馳走を買い求めているようです。
今年一年、本当にいろいろな、そして考えさせられることがありました。
来年が皆様にとって良い年となりますよう。それでは、また。
■12月30日(金) 今年の年越しは「3連ちゃん」になってしまった
実家と今回の年越しを打ち合わせていたら、弟2家族の日程とうまく合わないとのこと。
結果的には今晩すぐ下の弟家族が実家に来て、明日の大晦日は老夫婦だけ、そして1月2日の晩に一番下の弟一家が来るそうな。
実家は現在老夫婦だけで、冬期は車の運転は危険なので、弟家族がやって来る2晩はセンセイもお付き合いする必要があります。酒屋さんの、いつもはガラガラの駐車場も今日はごらんのように満車。
でも県外ナンバーは見かけなかったので、あちこちに散った家族を迎えるべく、老夫婦が買い出しに来ている、そんな感じ。
というわけで、センセイはこれから実家へ移動します。
部屋の一角で「カサカサッ」という音。「親鳥」が巣から落ちたに違いありません。でも今日は、いつもとちょっと違う感じ。
「親鳥」と言っても、本当の鳥ではありません。センセイの書斎は4面のうちの3面が造りつけの書棚になっています。その一角に、娘のために購入した雑誌の付録が置いてあるのです。
ご覧のように親鳥が巣で待つ幼鳥に餌を運ぶ様子模した一種の弥次郎兵衛。ずっと昔はセンセイも良くオマケを作ったのですが、これは家人が組み立てたもの。そのためもあるのか、娘が大きくなっても捨てらないまま残っているのです。
微妙なバランスを保ちながら、嘴の先端だけで巣に留まっているので、部屋の中で人が動いたり、ガスファンヒーターが動いたりするとすぐに親鳥は落ちてしまいます。
その度に家人やセンセイは親鳥を巣に戻してあげるのです。ただし今日は何の加減か、巣ごと転落してしまいました。書棚に戻し、巣と、親鳥の嘴をちょっと整形して元に戻します。
人間同様、この親鳥はいつもいつも餌を子供に運び続けています。そして人間と共通することが、恐らくもう一つ。子供は親が思った通りには育たない、ということ。
自然界の場合は生存競争──成長の過程で多くは補食されてしまう──の問題ですが。
それでもこの親鳥、いつもいつも迷いを感じさせずに餌を運んでいます。大学でのセンセイは、今年の春からいろいろ困ったことを抱えている学生の担当になりました。それにそもそも、20年以上ずっと現役大学生の様子を教師の側から見守ってきました。
よく考えてみると、そんな「困った」学生や勉強ができない子も、時々何の加減か、ずっと悩み続けていた問題をすっと解決したり、思いがけず成長したりすることがあります。「思うようには育たない」のが現実ですが、「思った以上に」あるいは「思ってもいなかったほど」成長する──ことがある──のもまた、厳然たる事実です。
だから、紙に描かれたいつまでも成長しない雛鳥のために餌をせっせと運んでいる「親鳥」を見ていると、「ま、いっかー」と思えてしまうのです。
弥次郎兵衛に人間が教えられる、というわけですが、でも、ま、いっかー。
■12月28日(水) 確かに、CPUの性能向上には著しいものが... ──MacBook Proなら、重いHDVの編集も楽勝──
頼まれた急ぎの仕事を片付けたので、残りは論文の採点と、原稿執筆。ところがこれがなかなか進まない......。
予想通り、こういう時は「気分転換」と言う名のサボりモードへ。自宅なので、周りにはいろいろな機器がゴロゴロしていて、今か今かとセンセイを待ちかまえています。
その一つがMacBook Proの“iMovie HD”。インターフェースが大きく変わった最新版ではなく、一つ前の世代のもの。こちらから無償でダウンロードできます。
古いバージョンのiMovieはよく使っていたのですが、素材がSD映像からHD(HDV)に替わると、当時使っていた旧Mac miniではCPUの性能不足で全く使えなくなっていたのです。
でもこの間、HD映像を他の人に渡すなど編集が必要な場面もありました。どうしていたかというと、センセイが所有するブルーレイは全機、HDV信号を受けることができるFireWire(IEEE1394)端子を備えています、というか、そういう機種を買ったのです。
デジタル信号のままブルーレイで受けて、その後、簡易編集。(結構実用になります)さて今回改めて、iMovie HDをMacBook Pro上で使ってみたのですが、これがホントに凄い。
まるでSD信号であるかのように、重いHDV信号をストレスなしに取り扱っています。
唯一問題があるとすれば、データサイズが巨大なことだけ。それだけではありません。センセイはなぜか、HDMI出力をHDVフォーマットに変換する機器を持っています。
これを使うとブルーレイレコーダー上などあるHD素材──ただし著作権保護されていないものに限る──をiMovie HD上で自由に編集できるのです。(奥の画面)
編集した結果は、ブルーレイに書き戻したり、フォーマット変換してiPod touchの「ビデオ」(右下の画面)に送ったりするなど、もう、自由自在。後者の場合、今まではDVD-RWに仮に焼いて、Mac上でデータを読み取り変換していたのです。
でも最近ソフトがバージョンアップしたためか、これがうまく行かなくなってしまっていました。iMovie HDを使うと、時間はかかる──実際には作業をまかせて、別な仕事をしている──ものの、作業は単純明快。「今までの苦労は何だったんだ」というのが率直な印象。
しかもその気になれば、とても細かい編集も可能です。もっと遊んでいたいのだけど......でもここやはり、仕事に戻らなくては。
■12月27日(火) 違いの一つは「色」、かもしれない ──新潟工科大学を訪問しました──
降り続く雪の中、今日は朝から何度か車で外出。昼間でも車外気温計は-1.0℃を指していましたが、それでも寒さは幾分和らいでいる感じがします。
積雪は数cmのままであまり変化していないのですが、冷え込んだ 昨日の朝は路面が凍結していたため、車のABSが何度か作動。センセイは安全運転ですが、それでもかなり危険でした。
一転して、今朝はグチャグチャの雪。センセイの318iはFRなので、そのままでは後輪が空回りしがち。防止装置(DSC)のおかげで事なきを得ました。つくづく良くできた車だと思います。
大学は休業に入っていますが、一般企業は今年最後の追い込み。もちろん従業員は平常勤務。渋滞が予想されるそんな日の朝に車を走らせたのには理由があります。昨日、今日と、近くの新潟工科大学を会場にしてセンター試験の模擬試験が開かれ、受験生の娘とその友人を送迎する必要があったのです。
過保護と思われるかもしれませんが、公共交通機関が整備されていないので、止むを得ないのです。試験を終えた彼女たちを迎えるためにお昼に向かったのですが、ちょっと早めに到着したので、キャンパス内に入ってみました。(一般に公開されている区画ですので、念のため)
ここからだと地域のシンボル「米山」を一望することができます。開学前からその経緯を含めてよく知っているこの大学。お偉いさんを含めて何人か勤務していますし、白状すると甥も在学中。
それにそもそも近いので、大学祭などの機会に、よくお邪魔させていただいています。その度に漠然と感じていたのですが、同じ工科系大学でも金沢工大とはどこかが違う。
もちろん平地にあり、市街地にも近い金沢工大と、郊外に丘を切り開いた新潟工科大ではそもそもの条件が違いますから、同列に論ずるつもりはありません。ぼんやりと大学のシンボル塔を眺めていると、左奥の売店兼食堂から、男子学生がカップ麺にお湯を入れて歩いてきました。
男子学生の表情なんかはあまり違いはないかな。その時に、ふと気づいたのが「色」、です。
どのような理由かは知りませんが、新潟工科大の建物は青を基調としています。
バックの針葉樹の濃い緑色と、緊張感を伴う微妙な関係。それに対して金沢工大は雑多。でも敢えて挙げるなら黄色に近い暖色系が多いように思われます。
男子学生が出てきた食堂棟に入ってみました。こちらも冬休みに入っているのでしょう、お昼を食べている学生は少なかったのですが、工科系の大学らしく(?)、男子・女子学生ともにまとまって食事を取っています。
その入口には、学生が製作したと思われる小型自動車。左前方タイヤのフェアリングには大学のシンボル「つくっ太郎」君が描かれています。
お気づきのようにこちらも見事に、青い。金沢工大の夢考房フォーミュラーカープロジェクトの赤色とは対照的です。
正直なところ金沢工大のカラーリングは歴史が長い分だけ、「結果的にそうなった」という面が強いのでしょう。それでもやはり印象はかなり違います。
今年話題になったサッカー日本代表──特になでしこJAPAN──の、強烈な青色の印象など、「青だから」というつもりはないのですが、やはり色彩は人々の印象を強く左右するように思えます。
......などとサボっていたら、受験生達が会場から次々と出てきました。というわけで、お仕事に戻ります。
■12月26日(月) 自分へのクリスマスプレゼントに最適? ──外部電源不要のモバイルモニタ──
Web上でニュースに目を通していたら久しぶりに、「おやっ」と思う記事に出くわしました。こちらにも別な紹介記事があります。
台湾GeChic社製で株式会社ユニティが販売するこの“On-Lap 1301”。要するにパソコン用の外付け小型モニタなのですが、何とACアダプターを必要としないのです。(USBバスからの給電)
13.3インチ1,366×768ピクセルと、要するにノートパソコンの液晶部分だけを独立させたようなもの。((c)株式会社ユニティ)これまでも同程度、あるいはちょっと小さなモニタは販売されていましたが、それらはドライバをインストールしてUSB端子から映像信号を取り出す方式。
センセイは試していませんが、ドライバの相性や表示の遅れなどの問題が起きることもあったようです。でもパソコンの映像端子(アナログ・デジタル両対応)を利用するこのOn-Lap 1301ではこの種の問題は起きないはずです。
要するに、ただのモニタ※ですから。使用方法は工夫次第。
吸盤もついている(!!)ので、大きな写真のようにノートパソコンの扉に吸着させて、相手にプレゼンしたり、パソコンの脇に画面を並べたり(デュアルモニタモード:写真上中央)。
詳細については商品のホームページで確認して頂きたいのですが、個人的には忘れていたブツヨクを喚起させられる製品です。例えば金沢のアパートでセンセイは、同時に最大4台のMacを使用する可能性があります。
購入順に、現在でも主力のPowerBook G4(Titan)、旧Mac OSが使える最後の(旧)Mac mini、新Mac miniそしてMacBook Proです。これらの中でPowerBookとMacBook Proはそれぞれ専用のモニタが用意されていますが、残りはAV機器からの3系統を含めて、1台の液晶モニタで管理しています。
つまり5台の機器が1台のモニタを奪い合っているわけです!!それまで使っていたナナオのモニタなどは高級品だったので、画面の一部に他の入力を小さく示すこともできました。でも現在使用している三菱のモニタにはそのような機能はありません。
そのため、複数のマシンが起動している時は、重要でない機器の動作状況をモニタせずにいるのです。でも、今回の外部モニタを使えばそのような事態は回避されます。それに新Mac miniは2系統の映像出力を備えたマルチ画面対応の優れもの。
よく考えてみるとMac miniってそもそも、ノートパソコンから液晶モニタを省いたような存在。要するに、お金がなくて買い損ねた液晶モニタを購入し直すようなものです。そういえば、去年の年末は規格──正確には業界の自主規制だけど──変更もあって、ブルーレイ・レコーダーを2台購入するなどしましたが、今年はまだ何も。
う〜ん、クリスマスには1日遅いけど、今年1年頑張った(?)自分へのクリスマスプレゼントにはいいかも。※ただのモニタなので、iPadやAV機器など、HDMIないしはアナログ出力を備えたAV機器との接続も可能と思われます。その意味でも使い勝手が良いと思います。
■12月25日(日) 西村センセイ、珍しく仕事を早く終える(一つだけだけど)
いくつかの用があったので、今日は二度ほど市内に出かけました。
スーパーのBGMは一晩で「第九」に変わっていましたが、一つのお店だけはクリスマスソングのまま。でも本来は今日が本番ですから、ま、いっか。
年賀状の手配は今月上旬に終えていたのですが、金沢ではまったく作業できなかったので、自宅に戻ってから書き始め、昨晩までに完成させました。
お年玉用に現金を用意する必要もあったので柏崎本局へ。今日は日曜日なので普通の窓口は営業していません。
別な入口にあるATMでお金を引き出してから、郵便の窓口へ来ると、ご覧のように何人かが投函にいらっしゃっていました。
高齢者、特に老女が多く、柏崎市内と市外に分けられた特設の投函口の前で、宛名を確かめながら1枚ずつゆっくりと年賀状を投げ入れていました。
ドアの向こうに止まっている車はタクシー。たぶんお二人のどちらかが、ここまで乗ってきて、そして帰りのために待たせているようです。
柏崎はこのように、老人の街なのです。お伝えしたように今回は予定よりも早く自宅に戻りました。
その分、やり残した仕事を抱えたままだったのですが、年賀状書き同様、珍しく早く一つの仕事を終えることができました。
正確に言うと「できれば24日中に...」と伝えた仕事だし、相手のある内容なのでどうしても明日朝までには完了する必要がありましたから、あまり偉そうなことは言えないのですが。
でも区切りは区切り。明日からは別な、そしてちょっと長引きそうな仕事に取りかかります。