2010年10月30日更新(2010年11月7日ページ移動。2014年9月23日一部写真削除)
■10月30日(土) ものすごいスピードで季節が交替しています。それも、あちらこちらで
電車で新潟の自宅へ戻る途中、入善駅付近で北アルプスが少し顔をのぞかせていることに気づきました。
そこまでは雲が垂れ込めていて頂は見えなかったのです。ご覧のように、左側の峰が雪化粧しています。今シーズン初めて見ました。
しかも良く見ると、その右側、雲海の上に白く輝く部分があります。雲だろうと思っていたのですが、よく確かめると、山です。
しかもこちらは真っ白!! もうすっかり冬本番という感じです。新潟県内に入っても、焼山など高い山々には雪が積もっていました。
予定通りに柏崎駅で下車し、歩道を歩いていると、あれ?
歩道沿いで木々を雪から守る雪囲いの準備が始まっていました。
道路の反対側、向こう側では女性が数人、しゃがみこみながら、手前と同じ作業をしています。暑い、暑いと言っていたのが急に寒くなりました。「秋はどこへ行った?!」という感じですが、考えてみればもうすぐ11月。
自然界も人間界も、季節がものすごいスピードで替わっていることは確かです。
■10月29日(金) 今朝、センセイが失ったもの ──250円 vs 390円。朝定食対決!!
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金沢にいる時のセンセイは通常、出勤途中にコンビニに立ち寄りサンドウィッチを購入。まだ誰も出勤していない静寂さの中、研究室でコーヒーを飲みながら、ニュースや授業の準備を確認しながら優雅に...という感じ。
朝早いので、近くのパン屋さんはまだ開いていない──オープンは7:30──のです。以前はアパートで簡単な朝食を作っていたのですが、あまりに忙しすぎるので、いつの間にかこのパターンで落ち着いています。学生諸君に、決して偉そうなことを言えませんね。
でも1、2ヶ月に一度くらいの割合で、「それなりの朝ご飯を食べたい...」と思う時も。そういう時は近くの松屋で朝定食を食べるのですが、先日、ふと、大学の食堂の定食に挑戦してみようと思いつきました。「朝定食」が提供されていることは以前から知っていたのです。
でも金沢工大へ来てからの9年間、まだ食べたことがない。というわけで朝の学食へ。男子学生に続いて食券を販売機で購入します。お値段は250円。
学生を追うような格好でカウンターへ。小皿とおかずをそれぞれ1品選ぶことができます。60円足すともう一品を追加できます。
センセイは、冷や奴とハムカツ。(最初の写真)ご飯は減らしていただきました。これでもセンセイには多すぎます。ふ〜ん、工大生ってこういう朝ご飯なんだ。
もっとも朝定食を頼む学生はそんなに多くはないようですが。というわけで(?)、今朝、何ヶ月かぶりに松屋で「ソーセージエッグ定食」を食べてみました。
こちらは390円(一番安い「納豆定食」は350円)。小鉢を選ぶことができるので、センセイは「とろろ(たれ付)」にします。(2枚目の写真)松屋の朝定食は、他のメニュー同様、その場で調理してもらえます。といってもソーセージを温め、目玉焼きを作るだけですが。
大きな違いはご飯。これは松屋の圧勝。もちろんお腹を空かせた欠食児童のような工大生を、しかも数千人に安価で食事を提供しなければならない食堂と、一般の外食産業を同列で論ずることはできません。
そこは十分考慮する必要があります。毎日食堂で朝定食を利用している学生もいるのでしょうから、価格面を含めて総合的に判断すると、引き分け、でしょうね。
料理が苦手で、毎日利用のするなら大学の食堂。たまたま小金があって、たまにはリッチな気分で朝ご飯を、というのなら松屋、という感じでしょうか。
ところで松屋では工大の学生とよく一緒になります。実は今日もそうで、○○君、2週欠席しているから、来週は必ず授業に出るんだよ(実話)、などというところで......あ"
我に返りました。センセイは大学と松屋の朝定食、当面および長期の経済情勢、科学技術と社会の関係で頭が一杯。
今朝予約していたインフルエンザの予防接種をすっかり忘れていました。もちろん接種の時間は終わっています。どうもこの頃、この種の忘れ物が多くなっています。関係者の皆様、ゴメンなさい。
■10月28日(木) マウスも揃えてみました ──アパート用に、三菱電機製の液晶モニタを購入!!
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突然ですが、金沢のアパートで使用している液晶モニタを更新しました。異常な寒さや、原稿がちっとも進まないためによる衝動買いではありません。
ちょっとはそうかもしれませんが。この夏、センセイは新潟の自宅のAVシステムをHD放送用に整備し直した──ただしアナログコンポーネント接続──のですが、金沢のアパートはというと、ちょっとどっちつかずのシステム。
3年前の新潟県中越沖地震をきっかけとして、HD放送用にナナオのマルチメディア液晶モニタを導入したので、ブルーレイおよびDVDレコーダからのフルHD映像を観ることができるようになっています。Mac miniのモニタも兼用しています。
でもこのシステム、これからのことを考えるといくつかの課題も出てきました。HD映像機器のアナログ出力が制限される関係で、センセイは年内にブルーレイレコーダを新規に購入する必要があります。まだ年末商戦前で、値段が下がっていないため、導入までには1〜2ヶ月くらいかかりそうですが。
ところがナナオのモニタ、新しい機器に対応できない可能性があるのです。実はここ数ヶ月、デジタル接続“HDMI”のセレクターなど2台を購入したのですが、モニタが対応せず、正常に機能していません。デジタル接続の規格HDMIがどんどんバージョンアップしているので、古い機器は対応しないんですね。
そしてもう一つ。どうも色がイマイチ。いろいろ調整しても、人物の肌色がくすみがちなのです。
というわけで、いろいろ調べてみると、低価格でパソコンのモニタと動画(HDMI接続)を表示できるものがずいぶんあるのです。センセイが購入したのは三菱電機製の“RDT232WX”というモデル。
3万円ちょっとで入手できました。HDMI×2、DVI、D5端子、アナログ15ピンと豊富な入力を誇ります。しかも小型ながらスピーカー付(音質は悪いです)。
忙しいので設置作業を完全には終えていないのですが、とにかく最低限の配線をしたのが写真。画面はナナオより一まわり小さいだけですが、框体は二まわり以上小さいので、ずいぶん印象が違います。
センセイとしては狭い机の上を使いやすいので、大歓迎。基本的には安価ながらも良いマシンで、発色も、まぁ良好です。工場出荷時にはブライトネスが最高になっているので、相当程度まで下げます。
各入力端子ごとに設定を記憶できるので、テレビとして使う時は明るめとか、パソコンのモニタとしては暗めなど自由自在。「超解像」技術などシャープネス機能や、オーバードライブ機能を全部オフにして自然な画像にします。
何故か操作ボタンがすべて底辺についている(!!)など使いにくい部分があったりしますが、値段を考えれば十分満足すべきだろうと考えています。
ナナオのモニタは直販で15万円もしたんですよ。ところで、こうやって並べてみると、右からMacBookの白、中央、スタジオディスプレイの銀、そして今までアイボリーだった所に新規加入の黒。
う〜ん。というわけで、三菱のモニタを歓迎すべく、そして違和感を多少なりとも減らすために、左のMac mini用のマウスを黒色に交換しました。
カラーコーディネートというわけですが、混乱を防ぐためでもあります。
■10月27日(水) あまりの寒さに、センセイはガスストーブを出してしまいました
誰でも思いつくネタですが、でもそれくらい金沢は寒いんです。
当地ではこのところ雨が続いているのですが、一昨日まではまぁ、たいした降りではありませんでした。それでも夜は寒くて、夜中に目が覚めたセンセイ、冬用の布団を持ち出したほど。
でも昨日は違いました。朝からずっと雨で、しかもどんどん気温が下がる感じ。授業の感想にも「雨がつらい」とか「寒い」が目立ちますし、食堂への道路をすれ違う学生も「朝より寒いよね」と言っています。
アメダスの記録によるとやはり、金沢では未明に最高気温を記録した後、日中はずっと寒いまま。風も吹いていたので余計寒く感じたのでしょう、濡れてアパートにたどり着いたセンセイ、無駄な抵抗は諦めて、押入からガスストーブを出しました。
学生諸君もセンセイもなのですが、まだ冬用の衣類の準備ができていない人がかなりいます。
センセイは昨日、今日と珍しくネクタイを締め、ベージュのスーツ。別に格好をつけていたのではありません。要するに金沢に持ってきてある一番厚手の服なのです。
今朝はこの冬(!!)一番の寒さで、6℃以下を記録しました。それでも明け方には雨は上がり、昼間は日が差してきたのでまぁ、何とかなったのですが、学生諸君はすっかり冬の格好。彼らを見守る木々も、いつの間にか茶褐色に変色しています。
週の後半は晴れるとのことだったのですが、最新の予報は明日も雨。しかも今日と同じくらいの寒さ!!いったい、今年の秋はどこへ行ったんでしょう。
■10月26日(火) 通勤時間を計算し直してみたら...。 ──頸城鉄道新黒井駅跡では土木工事が進行中──
日曜日に電車で移動する際、直江津駅の北隣、黒井駅を通過中に快速電車の車窓から撮影したのが写真。ご覧いただいた通り、線路脇の工事現場です。
以前お伝えしたことがありますが、ここはかつて、頸城鉄道自動車頸城鉄道線新黒井駅があった所。駅舎撤去後もその記念碑が建てられていました。
ところがセンセイがその碑を確認した直後に土木工事が始まり、半年後には記念碑も撤去されてしまいました。すぐに建物などの工事に取りかかるのかと思ったのですが意外にも、整地後はしばらくそのまま、手つかず。
でもそれから1年半後となる、今年の夏休み頃から周囲にフェンスが張られ、本格的な工事に入りました。
もう旧新黒井駅を思い出させるものは何もありません。電車に乗りながらふと思いついたことがあります。普段のセンセイは片道約15分かけて大学へ通勤しています。
この電車に乗っている時間を合わせて考えるとどうなるんだろう。全線特急を利用したとして、バスや歩く時間を考えると、ドア・ツー・ドアで約4時間。各駅停車なら約6時間。
合計して平日の日数で割ると、1日片道1時間20分。予想に反してずいぶん長いんですねぇ。これじゃあ、まるで、センセイの人生は通勤するためにある(?)ようなものです。う〜ん、これでいいんだろうか。
車窓からの風景はとても味わい深いんだけど。
■10月25日(月) 営業を再開したスーパーでは、社員総出でお客さんを出迎えていました
自宅のある柏崎のローカルな話題ですみません。
2ヶ月ほど前、柏崎市内のスーパーマルイ横山店で火災が発生し、店舗は大きな被害を受けました。地元産の野菜──というより、ホントに隣の畑で獲れたもの──なお、時々不思議なものがあるので、センセイが割と贔屓にしているお店です。
白状するとダメージが余りに大きいのでもう閉店してしまうんじゃないかと思ったのですが、大規模な再開、改装工事を行い、先週末、営業再開に漕ぎ着けました。これはもう、行くしかない。お店に到着すると広い駐車場はほぼ満杯。ちょっと離れた場所に車を止めます。花で飾られた入口に立っているのは、ふだん本社でデスクワークをしているような人たちです。
社員総出でお客を出迎えているんですね。店内に一歩足を踏み入れると、雰囲気がずいぶん違います。
基本的な配置は以前のままですが、陳列棚の背を下げたので、遠くまで見通しが利きますし、ずいぶん明るくなった感じがします。
ドン.キホーテの「圧縮展示」の正反対ですが、他のスーパーやホームセンターでもよく見るようになりましたから、これが最近の流行なのかもしれません。店内には、いつもの倍以上のお客さん。ホントに台所から割烹着のまま出てきたような方が目立ちます。
オープン記念ということもあって、生鮮食品も安かったし、お刺身は地元地元で獲れた鯛や鮃など、センセイにとってはぜひ買いたいものばかり。
でも昨日は電車で金沢へ移動したのでぐっと我慢します。お店の方には申し訳ないのですが、そういうわけで結局何も買わずに店を出ました。買い物をしているおばちゃんの顔を見ていると、開店してまだ日も浅いのに、このお店がすっかり地元に根ざしていることがわかります。
また従業員の方々からも、この地で、このスーパーを経営していくんだという意気込みがひしひしと伝わってきます。先日のコンビニがそうだったように、良くも悪くも均質なものがいつ、どこででも買えるんだということになれば、「このお店」である必然性はなくなります。
センセイには、この時代を生き残るためにはむしろ、慌てずにしっかりと大地に足を降ろして考え、行動することが必要なように思われます。
■10月24日(日) 車で金沢へ来たついでに... ──ブラックラーメン「ラーメン全日本」に入ってみました──
今日は見たままのお話。金沢へ連続して車で来た機会を利用して、ちょっと気になっていた場所へ行ってみました。「富山風屋台の味 ラーメン全日本」です。
高速道路の休日1,000円割引の際に利用する金沢西I.C.とセンセイのアパートとの中間、道沿いにあるのです。でも、このお店に興味を持つようになったきっかけは、昨年春、大学近くにオープンし、半年で閉店してしまった「ラーメン新日本」。両店とも、いわゆる「富山ブラックラーメン」のお店です。確かに店舗は真っ黒。
車を止め、中に入ろうとすると写真左側の入口の上には、「金沢のブラックだー!」。昼食には相当遅い時間帯だったのでお客さんは多くはありません。逆に言うと、こんな時間でも、しっかりと10人くらいのお客さんが入っています。
前に入った2人連れのサラリーマンは慣れた口振りで「セット」を注文したし、他のお客も定食っぽいものを食べています。でもセンセイはぐっと抑えて「醤油ラーメン」。もちろんブラックラーメンのことです。
女性店員の表情に、微かに怪訝さが浮かびます。改めて店内を見渡すと、かなり変則的な造り。2箇所に分かれたカウンターと、座敷、妙な格好で配置されたテーブルがいくつか。
そして何と、2階があります。但し階上では「飲食禁止」とのこと。どういうことだろうときょろきょろしていると、カーテンの陰にドラムなどの楽器、PA用の配線などが見えました。
どうやらこのお店、ライブ会場としても使用しているようです。メニューを読み直すとどうやら、ブラックラーメンを中心とした各種ランチがメインのようです。
「ラーメン新日本」にはこんなにたくさんのメニューはなかったなぁー。客数の割に待たされて届いたのが写真のラーメン。やはり真っ黒ですが、食べる前から塩気がするようなことはありません。
スープを一口だけ頂きます。濃厚ですが、それほど嫌味はありません。麺はというと、これは「ラーメン新日本」にも共通するのですが、モチモチ、シコシコした太めの麺で、ザラッとした感触はありません。
「新日本」で感じたうどんのような舌触りは、このお店の方が少なく、要するに普通のラーメン。そのうちに「新日本」との違いがあることに気づきました。
塩+醤油一辺倒だった「新日本」と違い、この「全日本」は、どこかに密かな甘さがあるのです。
もちろん味は濃いので、スープを飲み干すなんてできません。無料のごはんやその他のおかずとともに、味噌汁のような感じで頂戴することになります。
でもその濃厚さにもどこか節度があるのです。さてセンセイはというと、どうもこの種の濃い目の味が苦手になりつつあるようです。
車を使う時には便利な場所なので、いつかもう一度来るかもしれないし、もしかするとそうならないかもしれない。