2013年1月12日更新(2013年1月20日ページ移動。2016年5月30日一部写真削除)

──2013年1月第2週のニュース──

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1月12日(土) Mac miniのアパート帰還にあわせて、AVシステムを配置換えしました

 今日は土曜日。お昼まで大学に勤務して、午後の特急で新潟の自宅へ戻りました。

 世の中三連休ではありますが、その中日、それも日中の列車だったので、乗車率は30%くらい。ただし駅までの路線バスは混んでいました。バスの車窓から見える金沢市中心部もかなりの人出。
 特に観光客の姿が目立ちました。雪吊りの兼六園のためにお越しになったのでしょうか。

 さて、お伝えしたように昨日までに研究室のコンピュータシステムをほぼ再構築できたので昨晩、臨時に持ち込んでいたアパート用のMac miniを、MacBook Proと一緒に鞄に入れて持ち帰りました。
 元の場所にそのまま戻しても良かったのですが、USBが不安定にならないように、別の場所へ置くことにしました。

 Mac miniは小型で薄いので、持ち運びに便利なだけでなく、どこにでも設置できます。サードパーティーからテーブルや机の裏(!!)に、あたかも貼り付けるかのような格好で使うラックも市販されているほど。
 でも西村センセイ、この機会にMacとAVシステムとの融合をさらに進めることにしました。

 そのためにはまず、AV機器の一部を配置換えする必要があります。

 このところ特に問題になっていたのが、10年前に購入したソニー製業務用CRTカラーモニタ
 製造は当時のイギリス工場ですから「輸入品」です。

 これまではこれが写真のAVラックの中央──こちらの写真の右側──でかなりの面積と体積を占めていたのです。
 もちろん業務用ですから高性能だし、信頼性も高い。

 しかし残念ながら、テレビ放送のHDTV化によって出番が減っていたことも事実。そこでひとまず、ご覧のように撤去。

 業務用機器の中では最廉価機種なので、質量はそれほどありません。発熱も大したことはないはず。
 でもラックの天板上の、モニタの「足」があった部分、特に、重量がかかる前面は、かなり凹んでいました。

 贔屓にしていたメーカーのものなのですが、2000年代に入ってから、コストカットと工場の海外移転で品質が急激に低下したからではないかと思っています。
 ここには、1年前に購入した業務用有機ELカラーモニタを置きます。

 2枚目の写真は作業終了後の記念写真。

 有機ELモニタはこれま、上の写真の左上にあるように、カバーを掛けて部屋の角にひっそりとしまっていました。
 隠しておいた(?)のにはそれなりの理由があります。

 実は有機ELモニタは微妙な化学薬品を使うため、エネルギーの高い直射日光に晒すと劣化してしまうのです。
 マニュアルでも直射日光を避けるよう要請しています。

 当たり前ですが、センセイは日中アパートにはおらず、二重になった遮光カーテンを降ろしています。
 でもセンセイが借りている部屋は西側。どうしても間接的に西日が入ってしまいます。

 でもまぁ、モニタとセンセイの寿命の両方を勘案して移設を実行します。ここにあったCRTモニタは、有機ELモニタがあった場所に収めます。

 民生用ならお尻が窄(すぼ)んでいるので、もっと格好良かったのでしょうが、業務用機器はそのようなことはなく直方体の形状をしているので、かなり前へ出ています。
 これはもう、仕方ない。

 肝心のMac miniはというと、2枚目の写真の中央部奥(3枚目の写真)に鎮座。

 使用するたびにシャットダウンするのではなく、スリープさせるのなら、Mac miniはほんとうにどこにでも置くことができます。
 でもセンセイはある場所を長時間不在にするし、電気を勉強し実践した身としては、スリープは避けたい。

 写真右奥には名機PowerBook G4(Titan)の最終バージョン。その左側の白い物体がコンピュータ系の電源スイッチです。

 センセイは長期不在はもちろん、出勤して不在になる時や就寝する時もこのマスタースイッチで電源を全て落としています。
 AV系には別のスイッチがありますし、研究室も同様にマスタースイッチを使用しています。

 さて、これで研究室(今日の午前にセットアップをほぼ完了した)、アパートともに「入れ物」の準備を終えました。
 各Macintoshはもちろん有機ELモニタも、新しい場所でその性能を十二分に発揮しています。

 後者については、従来よりもやや低い位置──最も疲れが少ない位置──になったことも関係していると思います。

 次こそが、つまり整備を終えた研究室やアパートでの仕事の中身が最も重要なのですが......センセイの場合、それが本当の問題だったりするのです。
 ......トホホ。

 こればっかりは、カタチだけではどうすることもできません。 



1月11日(金) し、知らなかった。10年もの間... ──Windows側のセットアップに一区切りつけました──

 トラブルはまだまだ続きます。もちろん先週末から続けているコンピュータシステムの再構築です。

 講義や会議の合間に複数台のセットアップを一気に進めているのですが、その中の1台(アパート用に購入した新Mac mini)に深刻な問題が発生しました。
 Mac OS側のゴミ箱の中身を一部消去できないのです。OSは「原因不明のエラーが...」を繰り返すだけ。

 最悪の場合、Macの新規インストールしなければなりません。その場合、Windowパーティションは吹っ飛んでしまいますから、要するに最初から繰り返し。
 昨晩から今日の午後までかけて原因を究明した結果、Mac側ではなくWindows側の問題であることが判明しました。

 Windowsのソフトをインストールしている時に事情があって数度強制終了させたのですが、その際、HDD上のデータを損傷させてしまったようです。
 普通に使っていればこのようなことは起きないのです。

 センセイは同じマシンの中でMacとWindowsの双方からアクセスできるようにしているが故のトラブルです。Appleなどメーカーはこのような事態を想定していないので、自分で何とかするしかありません。
 苦労してWindows側のHDDを立て直すと、ゴミ箱の中身はすでに、跡形もなく消失していました。

 今度こそサンダーボルトの出番です。

 写真は“T”のキーを押しながらMacBook Proを起動したところ。Macは「ターゲット・ディスク・モード」で起動しています。
 要するにただの外付けHDDと化しているのです。

 画面には一種のスクリーンセーバーが表示されています。左側のアイコンがサンダーボルト。
 右側が従来の“FireWire”(IEEE 1394)を示しています。

 Mac miniとサンダーボルト・ケーブルで接続すると、左側のアイコンだけになり、MacBook ProがMac miniにマウントされます。
 大きなデータをコピーしたのですが、う〜ん、速度的にはFireWire 800と大差ありません。もちろんUSB2.0とは比較に鳴らないほど速いのですが......。

 サンダーボルトそのものは高速でも、HDDその他のデータ転送が間に合わないのでしょうね。でもここまで来れば、インストールの山場を越えたも同然。
 調子に乗って各種ソフトをインストール。

 検証を兼ねて複数台のMacを立ち上げ、“Fusion”のネットワーク機能を活用して、昨日締切(!!)の宿題を提出します。

 仮想化ソフト“Fusion”、このような特別な状況でMacとWindowsをうまく使い分けることができるので、とても便利。
 もっとも、いつもこんな調子、というわけではありませんが。

 研究室のMac miniは仕事で使うので、メールソフトの設定はもちろん、セキュリティ対策のカード認証システムなどをインストールします。

 今日は最後に、2台あるプリンタ(モノクロとカラー)のソフトをインストールしました。従来はMacBook Proが担っていた仕事です。
 ドライバソフトをインストールし、プリンタを起動して動作を確認します。もちろん正常に作動します。

 新人の登場で「センター」から無理矢理降ろされた感のあるMacBook Proが不憫だったので、ネットワークでのプリンタができないかと調べていると......え"?!

 Windowsは特別なハードウェア・インタフェースが用意されていなくても、比較的容易にネットワーク上でプリンタを共有できるんですね。
 実際のWindowsマシンは10年くらい使っていますが、西村センセイ、初めて知りました。

 古くからのマルチ・ホーミングといい、確かにWindowsならではの良さがあります。

 自己の無知と無能さを謙虚に反省。しかし予定していた作業のすべてを終えることはできませんでしたが、一区切りつけたことも確か。
 最後の写真は、例によってMac/Windows混在のネットワークがちゃんと機能するか確かめたものです。

 ご覧のように、アイコンを含めてきちんと読み書きできています。

 世の中は明日から3連休。本来ならばセンセイも仕事を終えてから新潟の自宅に帰宅するのですが、今回は急な会議が入ったので、センセイはまだ金沢に留まっています。
 このところどうも、連休との相性があまり良くありません。

 でもまぁ、この機会に明日の午前中はシステムのMac側を整備しようと思っています。両方揃わないと、週明けからの仕事が効率的に進まないので。 



1月10日(木) 車に好かれ、ケーブルとパソコンには嫌われ... ──センセイのトホホな1日──

 新潟の自宅付近はかなりの積雪になっているのですが、金沢の道路には雪がありません。冷え込んでいますが、路面もほぼ乾いているので、今日は自転車でご出勤。
 車の屋根には薄く雪が積もり、窓ガラスは白く凍結しています。

 登校途中の小学校低学年の子供たちとすれ違ってからコンビニの角を曲がると、向こうから銀色のワンボックスカーが、何だか自信なさそうに走ってきました。
 こちらから車内はよく見えません。

 道路の左側を走ってすれ違おうとしたその瞬間、その車が不意に、こちらにカーブを切りました。まるでセンセイに突っ込んでくる感じ。幸いにも、ぎりぎりのところでかわすことができたのですが。
 運転席脇のガラス越しには、驚いている男性の顔。

 前がよく見えない状態で運転していた(!!)んですね。信じられない。

 1週間くらいは大雪にならないようなので、本当は来週、車で金沢へ来ようかと思っていたのですが、諦めます。事故を起こしたくはないし、ぶつけられたくもないので。
 研究室でMacBook Proを「起動」したのですが、やはりキーボードを受け付けないまま。

 Windows用のキーボードで起動して最低限の条件を整えて、いろいろ調べてみました。結果的にはサードパーティ製のキーボードドライバを更新することで問題解決。
 バージョンアップ費用が少しかかりましたが。

 ついでに、何故かiPhoneも再びちゃんと認識するようになりました。この勢いでパソコン環境の整備を続けます。トラブルが続き、予定よりかなり遅れているのです。

 この機会に、と思ってアパートから持ち込んだのが写真(左側)のサンダーボルト・ケーブル。(右は現行のiPhone/iPod/iPad用のUSB変換ケーブル)
 従来よりはるかに高速な新規格のケーブルです。

 本当はまだ購入しなくても良かったのですが、去年業務用有機ELモニタを購入した際の「ポイント」の有効期限が迫っていたので、それで買いました。
 白状すると、ポイントのことなんて全然知らなかったのです。お店の方がわざわざ教えてくださりました。

 いよいよ2台のMac mini間で重いデータをコピーする場面になりました。もちろんサンダーボルトの出番です。
 一方に接続して、さてもう一方にと思ったら......できない。

 すでにサンダーボルトの端子は使用中だったのです。

 サンダーボルト規格は、単なるデータ通信──LANのような使い方──だけではなく、その超高速という特性を生かして、ハードディスクや映像信号までも流すことができます。
 しかも必要ならば1本にいくつもの信号を重ねることができます。

 で、センセイは、1台のMac miniですでに、サンダーボルトを映像出力端子として使っていたのでした。これを取り替えると当然画面が見えなくなるので、操作不能。
 やはり相当ボケていたんでしょうね。

 夜になってから金沢も雪が舞ってきました。明朝までには積もるのでしょうか。

 気を取り直して、明日中には何とかセッティグを終えたいと思っています。



1月9日(水) オツムで「上手くいった」と思っていても、現実は......ドッカーン!!

 忙しい。とにかく忙しい。

 新年早々なのに、そして学生諸君はまだ冬休みの頭から抜け切れていないに、金沢工大は例によって、いきなりフルスロットル状態。オマケに今朝は、Microsoftから重い更新ファイルが配信されてくるし。
 ところが、センセイはというと......姿が見えない。

 よぉーく見ると、テーブルの向こうでガサゴソ何かしています。機器の再配置と、ケーブル類の引き回しです。

 お伝えしたように先月末、いろいろ考えて研究室内の機器を配置換え。でも、基本的には良くできていたものの、ちょっと使いづらい部分があります。
 要するに詰め込みすぎ。残念ながら見逃せないレベルです。

 この辺の感覚はオツムではなく、実際の肉体や物体を使って初めて理解できる要素が残ります。
 ちょっと反省。

 というわけで、この忙しさにもかかわらず、機器を再び配置替えしました。

 電源が入っている左右のディスプレイのがWindows。それぞれ複数のソフトでメールをやりとりしています。
 中央左奥で渋く控えているのがMac(G4 Cube)の画面。全体の管理を担当。

 これでやっと、無理なく仕事ができるようになったので、講義の合間にMicrosoftからの更新ファイルをインストールしていると......あれ?!
 何だか様子がおかしい。

 最初はMacBook ProがiPhone 5を認識しないだけだったのです。これまでも稀に発生していました。
 このままでは、このページの更新など、iPhoneを利用したインターネット接続ができません。

 ところが今回は、再起動してもダメ。Mac側でPRAMをクリアしても状況が変わらないどころか、そもそもWindowsから起動しなくなってしまいました。

 いえ、正確に言うとWindows 7そのものは起動するのです。ところが最初の場面で、キーボードからの入力を一切受け付けなくなってしまったのです。
 何しろ、パスワードを入力できない!! 

 いろいろ試していると、外部接続のキーボードを受け付けるようになった──最初は無反応だった──ので、一時的にキーボードを繋いで立ち上げます。
 iPhone 5と無線LAN経由で接続してインターネットへ。

 だから何とかこのページ更新できているのです。起動後にデバイスマネジャーで確かめてみると、確かにキーボードとiPhone 5を認識しなくなっていました。
 世の中、理解したつもりになっていても、「現場」に出てみないとわからないことばかりなんですね。

 アパートではこれ以上何もできないので、明日、有線LANが使える環境で、更新ファイルを削除するなりして、今回のトラブルに対応したいと思っています。

 この続きはあるかもしれませんし、ないかもしれません。悪しからず。



1月8日(火) センセイは正規ユーザーだから問題ないんだけど... ──Adobe CS2をめぐって騒動勃発!? ──

 コンピュータの話題が続いてしまいますが、悪しからず。今日は予定していた内容を変更してお伝えしています。

 事の起こりは昨年末。週末に大学に残ってMacの環境整備をしていたら困ったことが起きたのです。

 センセイは画像・イラスト処理、サイト管理のためにAdobeのCreative Suite 2(通称「CS2」)という大きなソフトをMac、Windows両方の環境で使っています。
 画像処理は主に旧Mac OSの別なソフトを使用するのですが、サイト管理はCS2に含まれる“Go Live”を使用。

 でもソフトを再インストールしたところ、アクティベートするための認証を受けることができなかったのです。困ったな、と思ったのですが、他の仕事を優先していたので、そのままになってしまいました。
 ところが今日、「AdobeがCS2を無料で配布している」と受け取れる記事に出くわしたのです。それもアンダーグラウンドな情報ではなく、かなりしっかりとした報道です。

 調べてみるとたしかに、Adobeサイトのあるページ──違法ダウンロードの教唆が目的ではないのでURLは紹介しません──で、MacおよびWindowsCS2やAcrobat 7/8がダウンロード可能になっていました。((c)Adobe)

 プレスリリースを読むと、まず昨年12月中旬にCS2のアクティベーションサーバーを停止させたとのこと。
 センセイが認証を受けられなかったのはこのためだったのです。

 このままでは正規ユーザーが困るので、サポートとして実施しているとのこと。

 その後、「不特定多数の皆様に対して無償でソフトウェアを提供することが目的では」なく、「正規ライセンスを所有されていないお客様のご利用はライセンス違反となり得る」との文言が加えられたようです。
 ただしネット上での受け取り方は、(当初は報道を含めて)ちょっと違っていました。

 CS2は確かに古いソフトで、最新版のMacではまったく起動しません。けれどもWindows環境では多少の不具合があるものの、一部ソフトは起動します。

 ちょっと前のMacや、最新版でも“Fusion”等で少し前のWindows環境を実現すれば、正規ユーザーでなくてもソフトを使用できることになってしまいます。
 だから大騒ぎになっている──たぶん──のです。

 この騒ぎが続くと、正規ユーザーのみにダウンロードを限定するような事態になるかもしれません。話が変な方向へ行かなければいいのですが。



1月7日(月) Appleはやはり、Windows版Safariを「なかったこと」にしたいらしい...

 新しいMac mini(SSD)の整備は、ひとまず順調に進んでいます。ただし今日から大学が再開されたため授業その他の合間を見ての作業なので、予定より少し遅れ気味。
 明日中にはWindows側のインストールを終え、今週中には各種設定を終えてメインマシンとして活躍してもらいたいと思っているのですが。

 ご存じの方も多いと思いますが、Macを(仮想化ソフトを使用せずに)純粋なWindowsマシンとして使用するためには、Appleの“BootCamp”というソフトをインストールします。
 Windows用のパーティションを切ってOSを整備した後に、各種ドライバ類を組み込むのです。

 その際、Appleの自動アップデートソフト“Apple Sofeware Update”(写真)の使用を勧められます。
 センセイはQuickTimeというソフトを使うので、迷わずインストール。

 ところがその自動更新ソフトが挙げるリストの中に、Apple純正のブラウザソフト“Safari”が見当たらないのです。

 やはり、Windowsユーザーと、ちょっと古いMac OSユーザーには内緒で、「なかったこと」にしたいようです。
 確かに、儲けにならないために撤退するのはやむを得ないと思います。

 でも最低限、アナウンスの上でバグフィックス版を提供すべきだと思うのですが......。

 センセイは割と古くからのMacユーザーですが、個人としてMacコミュニティーの居心地が一番良かったのは1990年代半ば。Apple社の業績が徐々に悪化していた時期です。
 その後故スティーブ・ジョブズが復帰して業績は回復。

 二番目に良かった──もちろんこちらも個人的な意見──のは最近の数年。そのジョブズがこの世から去り、新経営体制になってから時間が経過しました。

 iOS上「マップ」の不評(こちらこちら)や今回のサポート打ち切り(?)など、かつてのAppleでは考えられなかったような事態が連続して起きています。
 非難しているのではなく、長続きして欲しいからこその意見なのですが。



1月6日(日) 冗談抜きで、どっちがどっちか...。 ──SSD搭載のMac miniを購入しました──

 センセイが1日でも早く受け取りたかったのは、もちろんMac。お伝えしたように、急速に進む老化に対応するために、研究室のパソコンの役割分担を見直すことにしたのです。

 司令塔的な役割を果たし、メールも管理するデスクトップ機を1台増やすことにします。もっと早く気づいていれば、大学の来年度予算で購入してもらえたかもしれないのですが......ここは自腹で確保。
 それにそもそも、自分が使うMacは自分で購入したいし。(センセイのMacは原則としてすべて私物。ただし例外〔こちらこちら〕を除く。)

 デスクトップのWindows機も考えたのですが、去年11月に購入した新Mac miniの具合がとても良い──FireWireの存続を含めて──ので、やはりMac miniにしました。
 すでに、仮想マシンソフト“Fusion”からのWindowsネットワークへの接続を確認するなど、準備は着々と進行していました。

 もちろん、高価なWindows専用フルサイズキーボード購入もその一環です。

 Mac miniが担当する仕事はそんなに重い内容ではありません。すでに2台のMac miniユーザー──さらにPowerPCマシンが2台──としては正直なところ、一番安いヤツでいいかな、という感じ。
 一番ベーシックなものでも、去年の最上位機種とほぼ同等。それに何より、自腹だし。

 というわけで去年12月中旬、メモリを増設した最下位モデルを発注したのです。でもアパートのMac miniを一時的に研究室に持ち込んでみて初めて気づくことがありました。
 座っている場所の割と近く、そして微妙な高さに置くので、ハードディスクの「カリカリ」という微かな音が気になってしまうのです。アパートや自宅書斎では全然問題にならなかったのに。

 容量と価格の問題もさることながら、HDDとSSDを選択する際には、もう一つ考えなければならないことがあります。いずれも物理的な寿命を持っているのです。
 HDDは精細な物理的機構を持つため、どうしても長期間の保存には難があります。そりゃそうですよね。

 SSDはというと要するに、USBメモリが巨大化したもの。あるデータを長く保存するのには適していますが、書き換えを頻繁に行うのには向いていません(特に比較的低価格のMLCというタイプ)。
 使い方によってはこちらも意外と早く寿命を迎える可能性があるのです。

 昔のOSならともかく現在のOSは、何もしなくてもかなりのデータをHDD/SDDとの間で読み書きしています。残念ながらセンセイの周辺では、娘を含めて複数の人間がこのトラブルに出くわしています。

 そこでいろいろ考えた末、データを主にMacBook ProのHDDで一括管理(兼保管)し、SSDの長所を生かして外付けでデータをバックアップする、というシステムに至ったのです。
 SSD内に記録したアプリケーション類についてはさほど心配する必要はありません。

 データはほぼ読み出されるだけ。意外に思われるかもしれませんが、まさにSSD向きの使い方なのです。実際、センセイが旧Mac OSで使用している何個かのSSDは、全く問題を起こしていません。
 そこで急遽アップルストアに連絡して、HDDではなくSSDモデルに変更していただきました。休業中の研究室をお借りして、昨日からインストール開始。

 本当ならば公私混同は避けたいところですが、大学で使うMacなので、ここは大目に見ていただきましょう。

 Mac miniのSSDは256Gしかないので、最小限のアプリケーションしかインストールしません。
 必要な書類は原則として、すべてMacBook Proに保存します。(バックアップを除く)

 写真は2台を重ねての記念写真。左側はソフトのインストール用に購入した安物のディスクドライブです。
 現在は2,000円ちょっとで購入できるんですね。

 アパートで上下に並べた時は「口(くち)」(CD/DVDの挿入口)のあるなしで区別がついたのですが、今回は全くわかりません。
 何しろ、センセイ自身が一度間違えてしまったほどです。(ちなみに、上がSSDモデル。)

 現在、Mac側のインストールはほぼ完了し、Windows側のセットアップに取りかかったところです。近日中に想定外のトラブルを含めて、いろいろ気づいたことをお伝えできると思います。

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