2014年10月25更新(2014年11月2日ページ移動。2017年7月15日一部写真削除)

──2014年10月第4週のニュース──

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10月25日(土) 新潟県内では、平野部でも紅葉が始まっています

 今日は所用で新潟市内まで車で往復しました。昨日から雲一つない晴天。

 朝は放射冷却現象でとても冷え込み、場所によっては深い霧も出ていました。日中はどんどん気温が上昇。報道によると9月下旬並みの暖かさだったそうです。
 新潟まではいくつかのルートがあるのですが、今回は写真の弥彦山を意識。往路に撮影しました。

 平野部に、隣の角田(かくだ)山、国上(くがみ)山を従えながらそびえ立っています。上越新幹線からもよく見ることができます。
 新潟県内の多くの地域から望むことができる、県民にはとても親しい山。麓には越後国一宮弥彦神社があります。

 頂上付近にいくつかの構造物が見えますが、多くは地の利を生かしたテレビおよびFM放送の送信所。
 新潟平野や日本海、そして佐渡を一望できるパノラマタワー、弥彦神社の奥社(御神廟)もあります。

 ただし受ける印象と違って、実際の高さはそれほどでもなく、634mしかありません。つまり東京スカイツリーと同じ。
 地元の子供たちは「弥彦山ロープウェイ」や、裏側の自動車道「弥彦山スカイライン」を使わず、徒歩で登山するんだそうです。

 新潟では平野部でも紅葉が始まっています。

 弥彦山はというと、四合目くらいから上は木々の色がかなり変わっています。小学生の時からいろいろ思い出のある弥彦山と弥彦神社。帰り道に、何年かぶりに立ち寄ってみました。
 何故かというと...。(たぶん、続く) 



10月24日(金) 「トキてつ」のENR-1000投排雪保守用車に同社のロゴマークが描かれました

 今日は予定を変更してお伝えします。結果的に3日続けて鉄道の話題になってしまいますが、悪しからず。

 今週は日曜日から出勤していたし、仕事にも研究室の片づけにも一区切りついたので、午後、新潟の自宅に向けて大学を離れました。多少雲は残るものの、昨日までとはうって変わり、今日はとても良い天気。
 当地には珍しく湿度が低かったので、ほとんどの区間でエアコンを切って走行しました。

 往路と違い、渋滞に巻き込まれることもなかったので、240km走行後の実燃費は19.0km/l。新記録です。
 でも人によっては信じてもらえないかも。

 かろうじて日が沈まないうちに上越市(直江津)を通過。犀潟駅脇を通り過ぎようとして、あれ"っ!?
 318iをUターンさせて駅まで戻ります。

 日没直前の夕日の中で撮影したのが写真。先日お伝えした「えちごトキめき鉄道」の除雪車両です。
 写真の違いがお分かりになりますでしょうか。

 まず撮影方向が違います。前回は南東側から、今回は南西側から車両を撮影しています。車両について言えば、左右側面の窓の数が異なります。
 でももう一つ、大きな違いが。

 この1週間の間に、車両側面に会社のロゴマークが描かれたのです。

 イラストの部分は、新潟県に生息していた朱鷺(とき)と、トキてつ沿線の妙高山などの山々や日本海の波を意味しているものと思われます。
 「トキてつ」はえちごトキめき鉄道の愛称でしょう。

 ロゴマークはセンセイがここを通過した日曜日から今日までの、1週間弱の間に描かれています。
 だから最初はシールのようなものを貼ったのかなぁと思ったのです。

 でも実物を見てみるとそうではないらしい。どうやって描いたんだろう。そしてもう一つ興味深いものが。
 銘板です。写真中央、運転席の下です。

 それによると、この車両は「投排雪保守用車」。製造メーカーである新潟トランシスHP上の「投排雪保守車」ではないんですね。
 形式は間違いなく“ENR-1000”。製造年月は平成26年9月。製造番号は“NO.32”。本当は“No.32”とすべきなんだけど。

 それはともかく、ENR-1000はすでに32両も製造されているんですね。非常に特殊な製品であるにもかかわらず、その非常にニッチな分野ではヒット商品であることは知っていました。
 ただし具体的な製造台数は、今回初めて知りました。

 日本のものづくり、こういう生き残り方があるかもしれない。 



10月23日(木) 西村センセイ、珍しく鉄道雑誌を買う

 数日前、鉄道に関するニュースをWeb上で読んでいたら、『鉄道ファン』誌の広告が目に入りました。21日発売の12月号です。書店でよく見かける鉄道雑誌の1冊。
 表紙下部には、おぉ、「(特集:)北陸新幹線開業で変化する在来線」。
((c)交友社)

 何度もお伝えしているように、来春の北陸新幹線開業に伴い、新潟、長野、富山そして石川県の在来鉄道網は激変します。
 その特集ということですから、これはもう、実物を見てみるしかありません。

 大学の売店に並ぶだろうと思っていたのですが、いつになってもその気配はありません。そこで近くのうつのみや書店へ行ってみました。1冊だけが書棚に並んでいました。
 手にとって最初のページをパラパラと目で追ったのですが......読めない。

 うつのみや店内はあまり明るくないので、視力が落ち、しかも乱視が強くなっているセンセイには、見出ししかわからないのです。困った。
 それでもよく知った場所があちこち写っているので、購入することにしました。

 意外に思われるかもしれませんが、センセイが鉄道の雑誌を買うのは2度目。昨年夏に、間もなく新潟県内から引退する485系特急電車の特集号を買ったことがあるだけなのです。

 アパートに戻って室内灯だけでなくデスクライトも灯し、老眼鏡をかけてから、改めて本を開き、本文を読みました。ふ〜ん。
 もちろん初めて知ることも多くて、参考になります。

 でも、どこか違和感が。

 最初に気づいたのは、執筆者の内向き思考。北陸地方の在来線は雄大な広がりの中を駆け抜けているのですが、その広さ、あるいは全体像ががうまく伝わってこない。

 表現を変えると、掲載されている写真ととてもよく似ていて、気に入った場面を趣味に合わせて切り取っているような感じ。全体像は誰かが用意している、というのが大前提。
 「その全体像そのものを疑う」という発想は感じられません。

 でも確かに、普通の利用者にとって鉄道は確かに、路線、設備、車両や運転時刻を与えられるもの。センセイもそこから始めています。でもそれに終始してしまっていいのかしら。
 あるいは、そう考えてしまうのは、センセイが鉄道ファンとしては(やや)異端児だからなのでしょうか。

 大きなカメラを首から下げ、車両記号番号を記入する手帳とペンを持っている人だけが鉄道ファン、というわけではないと思うのですが。



10月22日(水) JR東日本信越本線犀潟駅では、もう来年の冬が始まっています

 今日は金沢へ車で来る途中で確認した出来事を。週末に電車で新潟へ戻る時、直江津駅と柏崎駅の間にある犀潟(さいがた)駅を通過中、「あれっ!?」

 それを確かめるため、日曜日に同駅前を車で止め、現物を確かめてみました。犀潟駅はJR東日本の信越本線と第三セクターの北越急行線が分岐する駅。
 その構内の隅に、写真の車両が。大型の除雪車、それも新車です。

 車体側面には“ETR-R-01”とありますが、この車両は新潟トランシスが製造したENR-1000大型投排雪保守車そのもの。
 “ETR”は、えちごトキめき鉄道という意味でしょう。

 でもお伝えしたように、北陸新幹線の開業に伴って第三セクターのえちごトキめき鉄道が営業を始めるのは来年の3月。
 線路上に雪はもうないので、除雪の必要はありません。

 つまり(今年ではなく)来年の冬に備えて高価な除雪車を購入した、ということになります。なぜでしょう。
 結論から言うと、実はこの冬から、つまりまだJRが列車を運行させている期間からこの除雪車に働いてもらうんじゃないかと思うのです。

 他の仕事もそうでしょうが、鉄道会社はある日突然、まったくの無から仕事を開始するわけにはいきません。
 今回、第三セクターはJR東日本および西日本の業務を引き継ぎます

 その前後に、例えば社員は相手の会社に出向して仕事を覚えてもらいます。

 車両については、試運転および慣熟運転を除けば、車両の貸し借りのようなことはないと思います。
 ただし除雪車はあまりに特殊な車両。そして特別な仕事。

 だから、まだJRに所属している間に、そして積雪のある間にこの除雪車を走らせ、除雪作業に慣れてもらう......。
 どうでしょう。

 右の写真は車体下部。赤い支柱のようなものが見えていますが、お分かりになるでしょうか。左右2本、前後2カ所にあるので計4本が装備されています。
 実はこれ、「支柱のようなもの」ではなく、支柱そのもの。

 除雪車は時々、圧雪に乗り上げて脱線してしまうことがあるんだそうです。支柱はその時に使用します。
 下に板を置き、油圧で支柱を伸ばして車体を持ち上げて元の軌道上に戻すのです。

 この除雪車から装備されたようです。俄には信じがたいものがありますが、ホントなんです。



10月21日(火) 発見されたBMW純正ホイールクリーナーを初めて使ってみたら...

 もう1日だけ自動車ネタを。

 せっかくなので、先日発見されたBMW純正ホイールクリーナーを使って、ホイールに付着したブレーキ板の鉄粉(ブレーキダスト)を落としてみました。先週土曜日のことです。
 前の洗車から1ヶ月経過
し、それなりにダストが付着していたのです。

 説明書によると、ホイールが熱くないことを確認してから作業せよとのこと。この日は朝、ちょっと車で近所に出かけただけだったので、清掃する時には完全に冷却されていました。
 だからこの点は問題なし。

 次にスプレー式のクリーナーをホイールに吹きかけ、数分間放置せよとのこと。やってみたのが写真。
 ダストが多くなりがちな前輪です。

 どうなるんだろうと見ていたら、かなりの量のダストがクリーナーに乗るような形でダラダラと流れ落ちてきました。
 単なる鉄粉の色と少し違い、ずいぶん刺激的。

 次にブラシを使ってダストを落とし、最後は水洗いします。

 もの凄い威力なので「簡単じゃん」と思って洗い流し、ついでに車体全体も洗車。湿度が低かったので、タオルで拭き上げるとすぐに乾きます。
 ......あれ?!

 撮影が難しかったので載せてはいませんが、目を凝らして見ると、クリーナーが流れた部分とそうでない部分では微妙に輝きが違います。
 場所によっては銀と白の薄いまだら模様。

 どうやらホイールクリーナーも万能ではないらしい。

 ホイールの表面をよく見ると、厳しい環境下を走行するのでとても細かい傷が付いています。ダストは表面に付着するだけでなく、徐々に、その傷に刺さったような状態になって入り込みます。
 前者はクリーナーで簡単に落ちますが、後者は無理。

 今までは水洗いするだけで10年経過したのですが、この方法だと表面がそれなりの状態で落ち着いていたようです。つまり新品のように綺麗になることはないが、激しく固着するわけでもない。
 どうやらクリーナーの使用がそのバランスを崩したようです。

 お風呂を掃除する時に、「効くから」という理由で次亜塩素酸系の洗剤を使うと、液のかかった部分のみが真っ白になり、他はそうでない状態になりますが、それに似ています。
 クリーナーが強力だということはわかりました。

 だから楽をしようと何か一つに頼り切るのではなく、新しいバランスを回復するように、いろいろ組み合わせながら掃除しようと思っています。



10月20日(月) センセイのBMW 318i、初めて見る警告灯が点灯してしまった

 昨日の続きを。正確に言うと、富山県に入る前の出来事なので、こちらが先ですが。

 新潟の自宅−金沢のアパート間は実測で約240km離れています。直線距離だと20kmくらい短いと思います。お伝えしたように主に一般道を利用します。所要時間は約5時間。
 どこかで休憩する必要があります。

 昨日もいつものように、新潟−富山県境で道の駅に入りました。車を走らせようとエンジンのスイッチを回すと......あれ?!
 何かが違います。

 よく見ると、ふだんは出てこない写真左の表示が。主に、ドアやトランクがきちんと閉められていない時に警告が表示されます。
 でもそれとは違う。車の右後ろの場所で、赤いライトのマークが点灯しているのです。何だろう。

 ひとまずエンジンを切り、再起動してみますが、状況は変わりません。走り出したら消灯するかもしれないと思ったのですが、そんなことはありませんでした。
 安全な場所に駐車して、説明書を取り出します。

 どうやらブレーキランプが球切れを起こしたようです。説明書によると、直さない限り、表示は消えないとのこと。

 BMWの場合、警告は2種類。黄色は注意を促すだけなので、状況によっては無視してもかまいません。でも赤色はかなり危険な状況を意味します(と教わった)。
 今回の表示はまさに、赤色。

 時々ランプが切れた車の後ろを走ることがありますが、気分は良くありません。事故を誘発したくもないので、金沢に着いてから当地のディーラーへ向かいました。
 とても立派なお店。センセイにはちょっと不釣り合い。

 きちんとした身なりの、たくさんのお客さんで店内は賑わっています。店内を見る限り、世の中の不景気なんて関係なさそう。

 しばらく待っているとサービスの人がやって来て、はやり左後部のランプが切れているとのこと。右も「黒くなっています」だそうで、もうすぐダメになるだろうとのこと。
 もちろん両方とも交換していただきました。代金は約4,500円。

 初めての経験だったのでちょっとびっくりしました。でも考えてみれば、購入してから10年が経過しています。ご覧のように走行距離も12万kmを突破。
 だから決して不思議ではないんですね。

 ちなみに右の“18.9(km/l)”はここまでの実際の燃費を示しています。自宅から100kmちょっと走って、球切れの直前は19.6km/l、最高は19.8km/lを記録しました。
 この辺までエアコンを使わなかったことも関係していると思います。

 トラブル後は少々動揺して運転にムラが出たのか、ちょっと記録が低下してしまいました。金沢市内では事故に伴う激しい交通渋滞に巻き込まれたこともあって、数字がどんどん下がります。
 個人的にはちょっとがっかり。最終的には17.7km/lに落ち着きました。

 でもこれって、客観的にはやはりすごい記録ですよね。



10月19日(日) 秋と冬が同居する中を、車で金沢まで移動しました

 今日は見たままのお話。

 お伝えしたように仕事が溜まっているし、季節の変わり目なので運ばなければならない衣類もあるため、今日は早めに車で金沢へ移動しました。もちろん無事に到着しています。
 でも実は初めて経験することが結構あって、それなりに大変だったのです。そちらは追ってご紹介するつもり。

 例によって富山市付近を除き、一般道を利用したのですが、上越市に入ると北アルプスが冠雪している様子が良く見えるようになりました。
 写真は富山県滑川市内で撮影した北アルプス。

 左側の高い嶺が劔岳(2,998m)で、中央やや右手が大日岳(2,498m)。その右の冠雪した部分がおそらく雄山(3,003m)。

 ほぼ1ヶ月前、違う場所で別な北アルプスの山々を見た時、山頂部が白くなっていたのですが、お伝えしたようにそちらはたぶん一時的な霙。
 やはり立山連峰はぐんぐん迫ってきます。

 よく見ると手前の山々はまだ広葉樹の褐色や、針葉樹の緑色を残しています。秋と冬が同居。
 自宅を出発した直後は気温も低く、珍しくBMWの指示に反してエアコンを切っていました。

 ところがお昼近くになると車内はずいぶん暑くなり、冷房を入れざるを得ませんでした。湿度は低いものの、まるでまだ夏の延長戦のような感じ。

 だから車中では、季節が二つどころか、三つ同時に存在していたようなものだったのです。

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