2014年9月27日更新(2014年10月5日ページ移動。2017年7月15日写真削除)

──2014年9月第4週のニュース──

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9月27日(土) ...と言われたのは初めてだ ──MacBook(White)とKeynote、働く──

 というわけでいよいよガイダンス当日。例によって早朝に出勤します。あちこちへの連絡とKeynoteファイルの微調整を終えたところで7時半になりました。
 パン屋さんが店を開く時刻です。

 道路を挟んだ向こう側の校舎に垂れ幕が下がっていることに気づきました。約1ヶ月後に迫った大学祭の告知です。もうそんな季節なんだ。そう言えばセンセイもその担当。すっかり忘れていました。
 関係者の皆様、ゴメンなさい。

 8時過ぎに会場へ。会場前には学生がすでに集まり始めています。通用口から入ってMacBook(White)を設定し、関係者と打ち合わせます。
 9時から本番1回目。与えられた時間は約40分。

 前半はKeynote、後半はMac版PowerPointによる説明。初回のプレゼンテーション。意識して押さえ気味に進めます
 まぁこんなもんかなという感じで、時間通りに終了。一人の男子学生が演壇に近づいてきます。

 「(前半の)ソフトは何ですか?」

 おぉ、そう来たか。途中でソフトを切り替える際に、前半がPowerPointではないことに軽く触れたのです。
 どうやら彼の周囲でKeynoteが話題になったらしい。

 テンポを掴むことができたので、15分休憩した後の2回目は、リズムを少しだけ強調しながら進めます。やはりKeynoteは強力だ。
 終了後、3人の男子学生が寄ってきました。

 最初の学生は別な意味で予想外。事務的な確認だったので。二人目の大人っぽい学生は、名乗った上で「素晴らしいプレゼンテーションでした」。(原文ママ)
 う〜ん、そんなこと言われたの、初めてだ。

 三人目のやや細身の学生は、「[前半の]Macのファイル[の内容を]、写真に撮らせてもらっていいですか」。こちらもさらに別な意味で、予想外。もちろん、全然構わないんです。
 でも、技術的にうまい方法がなさそうだったので、あらかじめスライドを印刷しておいたものを差し上げます。

 11時から3回目のプレゼンテーション。どうしても「これが最後」を意識してしまいます。リズム、そしてメリハリが強くなりがち。

 壇上から学生諸君の表情を見て──と言うか、それしかしていないんだけど──いてふと、我に返りました。約500人の学生のほぼ全員がKeynoteの内容に集中しているのです。もちろん私語なんて、無縁。
 センセイの一挙手一投足に、18歳くらいの男女学生(ほぼ)全員が、ですよ。 

 このガイダンスは誰かに何かを洗脳するのではなく、批判的で建設的な思考や態度を育てるため(に放送大学の科目を受講してもらう)のもの。学生諸君、特に女子学生が批判的な精神を失いつつ......マズい。
 その本来の目的を逸脱しつつあるどころか、むしろ逆の方向に向かっています。

 話題や話し方を突然変えるとおかしなことになりそうだったので、学生諸君を少しずつ現実世界に戻すことにしました。結果的には何とか無事に軟着陸。やれやれ。
 カルト集団って、若者をこうやって洗脳するんだろうなぁ。

 Keynoteはやはり、強力。状況によっては強力過ぎ。

 相手を平和裏に平和的に説得するためのツールにも、そして洗脳するための武器にもなり得ます。新潟の自宅へ向かう特急電車の中で、「やっぱり、押さえ気味に進めなきゃ」と反省した今日のセンセイだったのです。
 そう言えば、いつもは主に女子学生が質問や感想を述べに来るのに、今日は男子学生ばかりだったなぁ。

 別に、いいんですけど。



9月26日(金) ちょっと緊張しすぎたのかしら... ──頑張れ、MacBook(White)!! ──

 すみません。今日も予定していた内容を変更してお伝えします。5年半前に購入したMacBook(White)に、やや深刻なトラブルが発生したのです。

 今日は金曜日。週末ですからセンセイは夕方の特急電車で新潟の自宅へ戻るはずなのです。でも今日はまだ金沢。明日、1年生を対象に、放送大学に関するガイダンスを実施するのです。
 白状すると、この時期で一番楽しい講義。

 今回使用するのはMacBook(White)。3年前、トラブルに遭遇して主役の座こそMacBook Proに譲ったものの、素性が良いのでサブ機としてしっかり使用中です。
 Windows OSも7に更新済

 ここ数日、KeyNoteのプレゼンファイルを造り込んでいたのですが、概ね完成したので、今日は研究室内の外部モニタを使ってリハーサル。
 ......あれっ?!

 チェックを終えてもう一度プレゼンテーションモードに入ろうとすると、ソフトが正常に作動しません。
 最初は偶然だと思ったのですが、同じ症状が繰り返されます。

 そこでMacユーザーなら良くご存じの“PRAM”クリア。

 これで本来の調子に......戻りません。どうやら、やや深刻なトラブルが発生しているようです。そこで外部HDDとして起動。
 MacBook Pro側からチェックします。

 純正ソフト「ディスクユーティリティ」は、ご覧のように問題があることを告げています。いくつかの専用ソフトを使ってHDDを修復します。
 少なくとも明日のガイダンスの使用には問題ないことを確認しました。

 バックアップ機としてMacBook Proも持参しますから、万全の態勢。しかしファイルの不具合は回復しないまま。
 う〜ん、どうなっているんだろう。

 MacBook(White)、久々の晴れ舞台で緊張しているのかなぁ。



9月25日(木) 「あぁ、新学期が始まったんだなぁ」と実感する場面

 すみません。結果的に昨日の続きネタになってしまいました。

 気を使う会議で疲れ果ててしまった昨日のセンセイ、予定していた仕事を最後までやり遂げることなく帰宅しました。疲れていたし、スーパーから惣菜がなくなる時間だったし。
 残った仕事はアパートで片づけます。

 ただしプリンターを大学に進学した娘に譲ったので、アパートでは書類を出力することができません。
 そこで今朝は誰よりも早くご出勤。

 あるA4サイズの書類を印刷して、コピー機でA3の紙に2回拡大。はみ出る部分を考えてコピーします。
 それをセロテープで貼り付けたのが写真中央のもの。A2サイズです。

 実はこれ、受け持ちの学生と面接するための申込表。これから約3週間にわたって受け持ちの学生や、困った/困っている学生と面談するのです。

 講義や会議、そして食事時間など、センセイの都合の悪い時間帯をグレーで塗りつぶし、残った時間──マス目になっている──に名前を書いてもらって面接予約が完了するという仕組み。
 これを掲出すると、「あぁ、新学期が始まったんだなぁ」と実感します。

 撮影したのは7時前。1時間後には学生が登校し始めました。午前と午後、気をつかうガイダンスを担当して、あちこちと打ち合わせし、気づいたらもう夜。
 学生諸君の表情を撮影する時間や余裕は、全然ありませんでした。

 金沢工大では、明日から講義が始まります。



9月24日(水) 「嵐の前の静けさ」と表現したら怒られるんだろうけど... ──明日から新学期が始まります──

 今日は見たままのお話。写真は昨日、つまり秋分の日のお昼に撮影したもの。

 祝日だし、実は祖母の命日でもあるので、本当なら帰省して仏壇と菩提寺をお参りしたいところ。でも平日に挟まれての休日。仕事もあるので、センセイは金沢に留まっていました。
 研究室にはほとんど誰もいません。

 お昼になったので、お弁当を買いに1階へ降ります。こちらも、守衛さんがいるだけ。

 別な建物への廊下を通り過ぎようとして、男子学生がその建物の中に入ろうとしていることに気づきました。写真の奥です。
 ただし今日は休日。

 指定されたドアからしか入館することができません。ここは開かないのです。教えてあげる間もなく、彼は諦めてどこかへ行ってしまいました。
 改めて見渡すと、右手前と天井で白熱電球が光っています。

 写真ではよくわかりません──要するにテクニックがない──が、奥の建物の廊下も、蛍光灯が煌々と灯されています。
 もちろん建物を何か行事で使っているのなら問題ないのですが、昨日は要するに、空っぽ。よくわかりません。

 この静けさも昨日だけ。今日は各部署とも平常営業で、センセイは朝早くから会議と連絡調整の連続。
 明日から新学期が始まるのです。

 昨日はとても貴重な、しかし無駄に電力を使用しながらの静かな1日だったのです。 



9月23日(火:祝日) 氷見の「おチョボいか煮干し」を頂いたのだけれど、焙る道具がない...

 昨日はずっと晴れていて、心地良い風がそこそこ吹いていたので、研究室の窓とドアを開けっ放しに。すると同僚がひょこっと顔をのぞかせました。
 う〜ん、このパターン、野菜のお裾分けかな。

 彼女は家庭菜園をやっていて、収穫がピークになり家族で消費しきれなくなると、お裾分けに与ることができるのです。でも今回はちょっと違うらしい。珍しくビニールパック入りの何かを手にしているのです。
 袋には「おチョボいか煮干し 氷見産 おつまみ イカスミたっぷり」。

 漁港で有名な富山県氷見市の実家に帰省したようです。「そのままでも食べられるんですけど、焙(あぶ)った方が...」とのこと。ありがたく頂戴します。
 袋の中身を改めてよく見ると、ちょうど富山湾名産のホタルイカくらいのサイズのイカの干物が。

 でも原材料名は「まいか[真イカ]」。真イカってかなり大きいはず。よぉーく読むと、どうやら真イカの赤ちゃんらしい。考えようによっては残酷なことをしているわけです。
 「お召し上がり方」には、「そのままおやつやおつまみに...」とのこと。

 製造、販売元の(有)柿太水産のホームページを見てみると、約100年の歴史を持ち、氷見産にこだわった水産品加工、販売会社。現在は6代目がネット販売も手がけているようです。

 おチョボいか煮干しは「富山湾の子イカを天然塩のみで釜茹でし、氷見浜から吹く風で天日干し、仕上げに冷風で乾燥。ギュッと美味しさが凝縮されました」。
 アパートに戻り、さっそく頂きました。美味しい。

 最初に感じるのは軽い塩味。でも嫌味はありません。続いて素材の控え目な甘さというか、フワッと口の中に広がるものがあります。この種の商品はどうしても調味料と保存料に頼りがち。
 だからある程度の量を頂くと、とても食べられなくなってしまいます。

 でも柿太水産は無添加にこだわっており、おチョボいか煮干しも10℃以下で冷蔵するように指示されてます。だからずっと食べ始めたら止めるのが難しい......。
 さすがに塩分が気になったので、昨晩はそこで打ち止め。

 食感もポイントですね。見た目はガチガチ。でも「柿太の丸干は、カラッカラッの一歩手前のソフトな硬干し」。
 確かに微妙な硬さ──「柔らかさ」と言うべきか──です。

 そこで今晩はお勧めの、おチョボいか煮干しを焙って......と思ったら器具がない。金沢では自炊しているのでそれなりの道具はあるのです。
 でも魚を焼く網のようなものは持ちあわせていません。

 そこで電子レンジの出力を半分に下げて、2分間加熱してみました。

 卵やイカなどは外側に強い膜があるので、電子レンジでの加熱には向いていません。破裂する可能性があるのです。
 実際、すぐにバチバチ破裂音がしました。手前や右のイカの白い部分はまさにそれ。

 また全体に膨らんで外側の膜が向けて、肉の部分の色も変化しています。

 ビールの栓を抜いてから、インチキ焙りの「おチョボいか煮干し」を頂きました。やはりそのままよりず美味しい。ちゃんとした方法でゆっくり焙ったら、もっと美味しいんだろうなぁ。
 ちなみに「おチョボいか煮干し」というのは不思議な名前。煮干しじゃないんだし。

 調べてみると、6代目と交友がある(?)氷見のホテル「永芳閣」の女将が「おちょぼいか」と名付けたようです。氷見で愛されているんだろうなぁーと、想像を逞しくします。
 でも、何で「おちょぼ」なんだろう。

 今回は貰い物──感謝、感謝──だったけど、機会があったら氷見へ行って買ってみようかな。



9月22日(月) ホイールの汚れに困っていたら、未使用のBMW純正のホイールクリーナーが出てきた(実話)

 ......これだけじゃ、何のことかさっぱりわかりませんね。まず少々解説を。

 センセイがBMW 318iを購入してから間もなく10年になります。購入時にフォルクスワーゲンなどのユーザーから教えてもらったのが、「アルミホイールがすぐに汚れる」ということ。
 国産車と輸入車、特にドイツ車とでは全然違うというのです。

 違いはブレーキが原因です。国産車はブレーキ板を挟んで(あまり削らずに)スピードを落とすのに対して、ドイツ車は「削って止まる」感じ。実際に乗ってみるとすぐに違いを実感できます。
 その分、削られたブレーキ板の鉄粉がホイールに付着します。酷くなるとこんな感じ

 でも、センセイはというと、ずっとそんなことはありませんでした。

 理由は簡単で、ブレーキを使わないから。センセイの318iはMT車なので、エンジンブレーキがとても良く効きます。だからギヤを切り替えながらエンジンブレーキを主体に減速し、最後の止まる時だけブレーキを使う感じ。
 もっともその分、クラッチ板が激しく摩耗してしまうのですが。

 ところが北陸地方の高速道路などでは冬、融雪のためにかなり大量の塩を撒きます。これがブレーキ板に付着するのです。通常ならあまり問題ないのでしょう。

 でもセンセイの318iはブレーキを使わない分、ブレーキ板(特に後輪)が錆びてしまったのです。
 点検したディーラーに「ブレーキを使ってください」とお願いされたほど。

 そこで最近はブレーキ板を削るべく(!!)、ブレーキ主体で走っているのですが、お察しの通り、今度はホイールがとても汚れます。
 鉄粉が焼き付いたような感じです。

 今までは洗車の際に水洗いするだけで問題なかったのです。でもブラシで洗ってもかなり汚が残るようになったで昨日、写真左端のクリーナーを買ってきました。
 でもあまり落ちない。

 単にホイールについているのではなく、細かい傷の中に鉄粉が刺さったような感じで残ってしまうのです。
 その時家人に、318i購入時、つまり10年前に買ったままのものがあると教えられました。

 階段下の物置から出てきたのは、写真のクリーナーキット。未使用品です。右側のシャンプー状のクリーナーを吹きかけて10分ほど放置した後、柄と、ネジ止め式のブラシ3個がセットになったもの(中央)を使って汚れを落とすんだそうです。
 完全に忘れていました。もちろんまだ試していません。

 今の318iは問題がなければこのままブレーキ板を削りながら数年乗り続けるつもり。でも次に買い替える時は、クラッチおよびブレーキの摩耗と、ホイールの汚れ具合を考えながら運転しようと思っています。



9月21日(日) 糸魚川駅の自由通路が利用可能になりました

 明日は平日ですが、明後日は秋分の日でお休み。う〜ん、どうしよう......。

 問題は明日をお休みにするかどうか。学生さんにはちょっとわかりにくいかもしれませんが法律上、センセイは働き過ぎなので、どこかで代休を取る必要があるのです。
 月曜を代休に充てると土曜から数えて4連休!!

 でもやはり、世の中はそれほど甘くない。新学期開始が迫っているし、立場上の仕事もあるし、論文も書かなくてはならないので、とにかく明日は出勤することにしました。
 代休はどこかで消化することにします。

 というわけでいつもの快速、そして各駅停車に乗車したのですが、この列車、糸魚川駅で少し停車します。後続の特急「はくたか」に追い抜かれるためです。
 この機会に、橋上式の新駅舎へ。写真右手が在来線(北陸本線・大糸線)の改札口。

 手前から奥が通路になっていますが、この部分はつい先日まで途中で遮られていました。
 それが14日、写真のように自由通路として一般に開放されたのです。

 糸魚川は、険しい北アルプスが海に落ち込む場所に位置します。つまり平野部はごく僅か。
 そこに約100年前、北陸本線が敷設され駅が開業しました。つまり地域が南北に分断されたのです。

 西側には踏切があり、東側にもその後、自動車用の跨線橋が建設されたのですが、人の流れは分断されたまま。
 その証拠に、駅の東側にはとても珍しい歩行者専用の跨線橋が設置されたほど。

 僅かの時間ですが、写真の奥(アルプス口(南口))まで行ってみました。予想通り、何もない......。
 駅前はロータリーになるらしいのですが、まだ工事中でした。

 この糸魚川駅は現在、JR西日本の所属。北陸新幹線営業開始後は、写真手前(北側)は第三セクターが、奥がJR西日本の新幹線駅(建設中)になりますが、大糸線の糸魚川−南小谷(みなみおたり)間だけはJRに残されます。
 いわゆる「盲腸線」です。

 同じJR西日本に所属する新幹線から大糸線に乗り換えようとすると、新幹線駅の改札口を出て、第三セクターの改札を通ってから西日本の在来線ホームへ出ることに......なるんでしょうか。
 駅および線路の構造上、JRと第三セクターを峻別することは不可能だと思うのですが。

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