2014年10月18更新(2014年10月26日ページ移動。2017年7月15日写真削除)
■10月18日(土) 金沢市中心部の「ラブロ片町」跡が、ほぼ更地になっていました
昨日のカウントダウンボードの、いわば続き。時間的には、こちらが先なのですが。
センセイが新潟の自宅へ電車で戻る時は通常、アパートに立ち寄って持ち帰る荷物をまとめ、路線バスで金沢駅へ移動します。先週末もこのパターン。ふだんはアパートと大学(とスーパー)を往復するだけ。
だから目に映る光景はそれなりに新鮮です。少し前に同じルートで金沢駅へ移動した際に、あれっと思ったことが。バスの中でカメラを構えます。
場所はこの春から解体工事が始まっていた「ラブロ片町」跡。工事開始直後はビルが残ったままだし、その後はフェンスに覆われたまま。
中の様子を窺い知ることは難しい。でもどうやら、解体工事が最終段階に入ったようで、工事用の出入り口から工事現場を見ることができました。
ご覧のようにほぼ更地になっており、向こうの通りまで見ることができます。金沢市民にとってここは、特別な思い入れがある場所(らしい)。へぇー、こんなに広かったんだ。
センセイ個人は、同い年の大和(だいわ)も、その後のラブロもちゃんと入ったことはないのですが。北陸新幹線の開業を契機に、保守的な金沢の人もどこか、時代の変化に対して覚悟を決めているような感じを受ける時があります。
先日の報道では、旧ビルの解体と新ビルの建設を平行して行うとのことだったのですが、バスの車窓から見える範囲内ではそのようなことは確認できませんでした。
センセイはふだんの怠惰が祟り、仕事が溜まってしまっています。明日は早めに、車で金沢へ移動する予定です。
■10月17日(金) 金沢駅のコンコースに、北陸新幹線開業までのカウントダウンボードが設置されました
週末なので、夜、新潟の自宅へ戻りました。今回はほぼ1ヶ月ぶりに自宅に2泊します。
夕方の特急に乗ったのですが金沢駅に着くと、おぉ、予想通り。コンコースに開業までの日数を告げるカウントダウンボードが設置されていました。写真左側が駅の東口。
金沢工大方面へのバス乗り場がある場所です。正確に言うとこのボード、センセイは初めて見たわけではありません。先週の土曜日に自宅へ戻る時にはすでに設置されていたのです。
でもその時はものものしい警戒ぶり。
センセイが乗車する特急の出発時刻が迫っていることもあって、その時はそのまま通り過ぎました。
実はこの奥が、北陸新幹線の改札口になります。先週末、センセイが特急に乗っている時、この中で開業までのカウントダウンのイベントが開かました。
ボードの奥はいかにも、そうだろうなぁーという華やかな雰囲気に満ち溢れていました。イベントが開催されたことは報道で知っていたのです。
だからその後はずっと新幹線の乗り場が見えるんだろうなと思ったのですが、写真右奥のように、今日はブルーシートに覆われていました。
中の様子を窺うことはできません。北陸新幹線開業まで5ヶ月を切り、新潟および北陸地方ではこのようにわかりやすい例から、とても渋くて気づきにくいことまで、大小の動きがあります。
これらについては、できるだけお伝えしたいと思っています。何せ、センセイ個人にも深く関係していることなので。
■10月16日(木) 変わらないものは、なかなか変わらない。替わるものは、どんどん替わる
今日は見たままのお話。
午後に学生が来ることになっているので、早めにお昼を取ることにしました。
お腹いっぱいになると眠くなってしまうので、コンビニで軽めの麺類を買うことにして、大学脇の高橋川を渡ります。
2月の「アールドリーム」解体から始まった道路工事は今日も作業中。半年以上も続いています。この調子では年末あるいは年度末まで工事を続けるのかも、と思いながらぼんやりと見ていると......あれっ?!
中央奥のビルディングは、2階以上が学生向けの住居、1階は店舗用。去年の秋、1階に焼き鳥店がオープンしたのですが、その看板が真っ白になっています。いつの間にかお店を畳んでいたんですね。
焼鳥屋なら続くかも、と思ったのですが......。よく見ると店内には灯りが。
近寄っておらず未確認ですが、閉店した店舗跡を片づけているんだろうと思います。でももしかすると、次の人が新しいお店の開店準備を始めているのかも、などと考えてしまいます。
■10月15日(水) 来春開業する新潟の第三セクター鉄道が、新造車両見学会を開催するそうです
昨晩、いつものページを確認していたら、新潟市北部の豊栄駅で「越後ときめき鉄道のディーゼル車」を輸送する「甲種輸送」があったとの情報が。輸送されていたのはET122型。
どこかで聞いた形式名だなぁ。調べてみると一昨日、えちごトキめき鉄道が導入したディーゼル車両が輸送されました。まず、えちごトキめき鉄道というのは第三セクターの鉄道会社の名前。
来春の北陸新幹線の長野−金沢間開業に伴って、在来線の一部がJRから切り離されます。具体的にはJR信越本線の長野−直江津間、そして北陸本線の直江津ー金沢間の経営がそれぞれ、JR東日本と西日本から新潟、富山、金沢県の第三セクターに移管されます。
新潟県内の鉄道を運行するのが、えちごトキめき鉄道。今回導入されたディーゼル車ET122型は、直江津駅と富山県境の市振(いちぶり)駅間で運行されます。
姫新(きしん)線で運用されているキハ122型を改良したものです。キハ122型はかつて、姫新線と何の関係もない糸魚川駅に多数留置されていたのですが、今回その謎が解けました。
キハ122・127型は、そして今回のET122型は豊栄駅近く、正確には北隣の黒山駅近くにある新潟トランシスの製造だったのです。工場から姫路までの間のJR西日本管内、広いスペースが余っていたため、糸魚川駅に留置したんですね。
えちごトキめき鉄道は11月1日に、糸魚川駅脇の保守車両を留置する場所でET122型の車両見学会を実施するとのこと。
報道もされています。((c)ASAHI INTARACTIVE)新潟県内では来年から、JR東日本線電化区間では新津の(株)総合車両製作所 新津事業所製のE129系が、そして旧北陸本線では新潟トランシス製のこのET122型が走行することになります。
地産地消ではありませんが、ちょっと不思議な気分。ET122型、当面は糸魚川駅に留置され、北陸新幹線開業後は直江津駅に配置されるはず。だから見る機会はたくさんあると思います。でもセンセイは特急しらゆきと北陸新幹線を利用。
もう一つの県内第三セクター北越急行の普通列車がそうであるように、実際に乗ることはないんだろうなぁ。
■10月14日(火) 日本海側は、なかなか颱風一過といかず...
センセイは昨日の日中、大学の研究室にいました。
本当はいつものように、夜7時半に大学を出てスーパーに寄り、惣菜を買って帰るつもりだったのです。でも午後から、どんどん雨足が強くなってきます。
雨合羽などを持っているわけではありません。そこで午後4時過ぎ、レーダーで雨雲が薄くなったタイミングに大学を離れました。スーパーの店内に入ると「颱風が来る前に買い物を」と書かれていました。
このごろ物の値段がとても高いので、昨日は高知産の茄子と焼いてある鮭の切り身を購入。茄子は電子レンジで簡単に茹でることができるのです。実際、とてもおいしかった。
アパートに戻る頃には雨が強くなってきました。特に深夜は金沢でも相当量が降り、木々が揺れる音と雨音とで、夜中についつい目が覚めてしまったほど。
明け方にはひとまず雨が止んだので、今朝は自転車でご出勤。パン屋さんでサンドウィッチを購入する時に撮影したのが写真。
守衛さんが吹き飛んだ落ち葉を集めています。掃除は本来、彼の仕事ではないのです。でもいざという時、あるいは誰かが困っている時は、そこに居合わせた人があり合わせのもので何とかするしかない。
夏に高校の先生相手に講義した時、東日本大震災を経験した方がセンセイのこの話に深く賛同してくださりました。今回のようなコースの場合、太平洋側で颱風が抜けると、まさに颱風一過となり、高い青空が見えます。
でも日本海側は吹き返しの風によって一時的に冬型の天気となります。今日の北陸地方がまさにそう。お昼過ぎには穏やかになりましたが。この地で生まれ育った人間にとっては、これが当たり前。
守衛さんのように、地道に生きていくしかない。もちろんそう考えない人たちがいらっしゃることもよく承知しています。
■10月13日(月:祝日) 「ラーメン」の旗だけのらーめん店(実話)
お伝えしたようにセンセイは、台風に備えて1日早く金沢へ移動しました。
その判断は概ね適切だったようです。颱風が金沢に最接近しつつある現時点(13日夜)で、新潟方面からの列車はひとまず運転されているものの、金沢以西の特急はすべて運休。
その関係で、センセイがいつも利用する列車も運転休止となってしまいました。颱風の被害が心配ですが、こちらは現在進行中なので、昨日の柏崎のお話を。ラーメン、正確にはラーメン店の話題です。
B級グルメ大好きのセンセイですが、僅かな例外を除き、金沢ではほとんどまったくラーメンを食べなくなってしまいました。
基本的には加齢に伴い、油っぽいものが苦手になったんだと思います。ただし自宅にいる時は別。46年間通い続けているお店を始めとして、センセイのDNAに刻み込まれたお店がいくつもあります。
でも最優先のお店は日曜日がお休み。だから日曜日のお店はその日の気分次第。新しいお店にも挑戦します。写真のお店もその一つ、自宅近くの「らーめん かやま」......のはず。
しかしラーメンの旗こそ掲げられているものの、どう見てもその背後にあるのは普通の民家。お店の入口や、客用の駐車場はいったいどこにあるんでしょう。
だから何年もの間、「らーめん かやま」に入ったことはありませんでした。ところが最近、これが大きな誤解だということが判明。
最初の写真は、お店の「前」ではなく、後ろ姿だったのです。この辺は柏崎駅近くの、古くからある集落に新しく道路が整備されて新興住宅地となった場所。
細く曲がりくねった旧道は、この場所の裏を通っています。その旧道にまわると、おぉ、確かにお店が。すでにお客のミニバンが止まっています。写真中央の階段を登って店内へ。
店内はカウンター8席、小上がり4席だけの小さなお店。マスターお一人で切り盛りしているようです。
最初なので、ラーメン(500円)を注文します。安い。周囲の状況を再確認すると、旧道は幹線道路より一段低くなっています。
つまりお店を大きな道路から引っ込めて、駐車場を確保するためには、写真右隣の民家のように土盛りが必要。
それを避けるために、このような構成になったようです。程なく届いたラーメンは、基本的にはサッパリした醤油味。でも柏崎独特の塩味が効いています。
個人的には塩味がちょっと強すぎるという印象ですが、当地では珍しいメニューが並んでいるので、しばらく日曜日ごとに通ってみようと思っています。
続きはあるかもしれませんし、ないかもしれません。悪しからず。
■10月12日(日) これがその、二つの現場 ──西村センセイ、颱風に備えて早めに金沢へ移動する──
先週末も外せない所用があったので、センセイは金曜も金沢に留まり、翌土曜日の昼過ぎに新潟の自宅へ戻りました。
当初は今日、そして明日の体育の日と自宅にいるつもりだったのです。でもご存じのように、強い颱風が沖縄地方を通過して九州に近づいており、本州を縦断しそうです。
颱風は上陸すると海面から水蒸気──実は颱風のエネルギー源──の供給を絶たれるため、勢力が衰えます。また今回の進路を考えると、正直なところ北陸地方では、沖縄が受けたような甚大な被害は考えにくい状況。
しかしその勢力を考えると、広範囲での交通機関の混乱が懸念されます。そこで予定を変更して、今日のうちに金沢へ移動することにしました。講義や公務は最優先。
それにふだんの怠惰が祟って、仕事が溜まっています。今週は電車で移動するのですが、そのついでに、こちらも予定を変更して「現場」へ行ってみることにしました。
放置された自動車たちです。最初の現場はセンセイの自宅の近く。いつも徒歩で利用する駅への経路を、一カ所だけ寄り道します。
すると出くわすのが写真の車。地元では「あの車」としてよく知られた存在です。車体下のコンクリートの割れ目から草が生えています。
自動車の背後には、こちらも数年前から放置されたままの自転車。ナンバーも相当古いもので、少なくとも7、8年くらい前からこのまま。
柏崎駅からいつもの快速列車に乗車し、乗換駅、直江津を目指します。連休中日のためか、客層がいつもと違います。
目立つのは鉄道ファン。青少年は当然として、中年から老人、そしてポツポツと女性の姿も。大型のカメラを首からぶら下げた撮り鉄がメインですが、大判の時刻表をそっと出す乗り鉄も。
どうやら3連休だから、というわけではないらしい。直江津駅で富山行きの普通列車に乗り換えます。出発したところで席を離れ、進行方向右側(西側)のドアの窓へ。
乗客が多くて、一般の座席の窓はすべてふさがっていたのです。駅西側の跨線橋を越えると程なく、JR東日本・東日本の境界──黄色い境界標が立っている──に至ります。
その左奥にあるアパートの駐車場に、こちらも数年前から存在するのが写真の車。日産プリメーラP10です。前輪はパンクしており、車体部品の一部が脱落。初めて気づいたのですが、ホイールは前後で異なっていますね。
謎は解けないままですが、自席に戻ります。見習いの車掌がやって来て、検札を始めました。センセイが出すのは回数券。でも鉄道ファンはというと、期限を過ぎているはずの青春18きっぷのようなものを見せています。何だろう......。
調べてみるとこれ、「秋の乗り放題パス」か「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」らしい。白状しますが、全然知りませんでした。
ま、放置自動車に関してはまだですが、鉄道に関しては謎が解けた分だけでも、良しとしましょう。