2014年12月13日更新(2014年12月21日ページ移動。2017年7月15日一部写真削除)
■12月12日(金) この価格差は、何なんだ ──京都での飲み会を、急に開くのはやめよう──
今日も朝からメールが数十通。しかも2台のMac(Mac mini SSDとMacBook Pro)で、それぞれ二つのメーラーを使って受信しているので、とんでもないことになっています。
送らなければならない返事は溜まる一方。関係者の皆様、ゴメンなさい。その中に、センセイが関係する学会の幹部会(「常任理事会」)の開催通知が含まれていました。
1月10日(土)の午後に同志社大学で開くことは以前から決まっていたのです。でもメールには追伸があって、その日の晩に市内で懇親会を開くとのこと。聞いてないよぉ。
慌ててホテルを探します。わかっていれば何ヶ月か前に予約しておいたのに。一抹の不安を感じながら、「でも、1月上旬だから...」と言い聞かせるように検索すると......ない。どこも満室。
観光客が集まる行事が開かれるのかもしれません。もちろん高いホテルなら空室はあります。でも今回の出張経費は学会から、つまり公のお金から支払われます。(懇親会は完全に自腹)
無駄な支出は絶対にできない。京都駅前に、一度だけ泊まった──ホンネを言うと、もう利用したくない──ホテルがあるのですが、空室を見つけることができました。((c)APA Group)
ところがご覧のように、1月10日の価格は極端に高い。最低の日の約4倍です。この価格差はいったい、何なんでしょう。結局、当日は夜遅い特急列車で金沢へ戻ることにしました。
飲み会に参加できるのは1時間ちょっと。でも、まぁ、大切なお金を預かっているのですから、しかたありませんよね。
■12月11日(木) 最近のセンセイの「マイブーム」は、このスーパーでいろいろ探検することなのです
西村センセイは最近、何だか良くわからないけど忙しい。自分でも「よく、まぁ、これだけ働くもんだ」と思うほど。
でもセンセイがご老体であることは間違いなく、こなせる仕事の量には上限があります。それ以上働いても、疲れてしまってきちんとした仕事にならないのです。
先日は外国からのお客様を迎えていたのですが、パーティの途中で一瞬眠ってしまいました。ビールは僅かしか飲んでいなかったのに。今日も重い仕事が続いたのですが、これ以上大学に留まっても品質の良い仕事ができないことを悟ったので、今晩は早めに帰宅しました。ただしちょっとだけワクワク。
最近の「マイブーム」があるのです。それは大学脇のスーパー(写真)に立ち寄り、店内をいろいろ探検すること。この場所、以前は別なお店だったのです。
それが倒産して現在のお店に替わりました。ただし通勤経路から外れているので、センセイはどちらのお店もほとんど利用することはありませんでした。
ところが、4月の消費税増税後、いつも行くスーパーが変調気味。商品の数が減っているし、在庫管理が厳しくなったらしく、賞味期限が迫った商品でもなかなか値引きしないし。そんな時、目に入ったのがこのお店。
試しに入ってみると、鮮魚こそ扱っていないものの、野菜や肉類、干物などがそれなりに並んでいます。
しかも安い。商品のメインは保存が利く瓶詰め缶詰などの食品やアルコール類。冷凍食品はかなりの種類をカバーしています。
最初に入った日は、いずれも地元産の白菜1/2個と長ネギ1本、業務用の広島産冷凍牡蠣──半分を使った──を購入して、味噌鍋を作りました。
ホントに美味しかったぁ。学生諸君もよく利用しているようで、コメントの中に時々このお店の名前が登場します。今晩も工大生が数人、大きなレジ袋を抱えてお店から出てきました。
でも問題がないわけではない。保存が効く商品はともかく、生鮮食料品についてはその時々で仕入を変えているようで、今日は地元産の野菜がほとんどありませんでした。仕方ないので店内を一巡後、いつものスーパーへ。
......センセイってつくづく、高級品にはご縁がないんだろうなぁ。
■12月10日(水) これが見納めだったのかも... ──485系特急用電車T-13編成は、間もなく廃車回送か──
昨日の続き。鉄道ネタです。
直江津からセンセイが乗り込んだ各駅停車(写真左奥)は途中の柿崎駅で、本来の下り用の3番線ではなく2番線に入ります。
後から来る金沢発新潟行の特急「北越」(3枚目の写真)を先に通すため。8分ほど停車するので、安心してホームへ降ります。
センセイが日曜日、自宅から金沢へ移動するために乗車する快速列車が隣のホームに到着するのです。
やって来たのは485系特急電車。それも有名な旧国鉄色のT-18編成。T-18編成は土崎工場で、自動車の車検に相当する全般検査(通称「全検」)を受けたばかり。塗装も完全に塗り直されており、ピカピカ。
やはり国鉄色は何度見ても良いデザインだと思います。単なるノスタルジーとは思えません。北風は冷たかったのですが、ホームに出たままT-18編成を見送ります。これにも訳があります。
上り快速「くびき野」は間もなく、下り特急「北越」とすれ違う──通称「離合」──のです。(2枚目の写真)やって来た「北越」の前照灯は3つ。下部のライトは青白いハロゲン灯ではなく、普通の白熱電球。
鉄道ファンとしては特別な場面に立ち会うことができたことを意味します。センセイは相変わらずほぼ毎週特急「北越」を利用するのですが、ほとんどがリニューアル車両(R編成)。
先日購入したブルーレイディスクの、中央のタイプです。485系の一族に属するのですが、良くも悪くも、外観や内装は大幅なリニューアル工事が施されています。
もちろん乗り心地は同じなのですが。比べてみるとわかるのですが、1枚目のT-18編成などはほぼ485系の原型を留めており、両者の印象はずいぶん違います。
鉄道ファン、特に「撮り鉄」に人気があるのはオリジナル。しかしこちらは、製造から相当の年月が過ぎているために次々と廃車が進行中です。
オリジナル形式で残っているのは、新潟色(上沼垂色)のT-13編成と、旧国鉄色のT-18編成およびK-1編成だけ。
つまりこちらに向かってくるのはT-18編成以外のどちらか。背景には来春の北陸新幹線開業で、この地域の鉄道事情が一変するという特殊事情が存在します。
県内一部地域の第三セクター化に伴い、485系特急用電車──特にT編成──はもちろん、最初の写真、センセイが乗車してきた旧型車両(115系)も廃車になります。
後者は新造される129系に置き換えられます。ガーガーと音を立てながら鉄橋を渡ってホームに到着したのは上沼垂色のT-13編成。センセイ、本当は金沢でこれに乗車するはずだったのです。
しかし路線バスが順調に走りすぎて、一つ早い特急「はくたか」に乗車したのでした。未確認情報によると、このT-13編成つまり最後の上沼垂色は、ここ1週間くらいの間に廃車のために土崎工場に回送される可能性が高いのだそうです。
これがT-13編成の見納め、そして乗り損ないだったのかも。
■12月9日(火) 仲が良すぎて北の国へ帰り損ねた白鳥の家族は、その後...
お伝えしたように先週は、この時期としては珍しい雪に皆が振り回されました。というわけで今日は、先週お伝えしようと思っていた話題を手短に。
雪が写っていないので、奇妙な感じがしますが、悪しからず。写真は先々週末、新潟の自宅へ電車で戻る途中に撮影したもの。JR信越本線潟町駅の南側を見ています。
夕方遅くなので、実際は相当暗くなっています。駅のすぐ脇に小さな池があるのですが、その中央にかつて3羽の白鳥の親子が仲良く休んでいたのです。
ところが数年前からその姿が見えなくなっていました。この日はたまたま、直江津で特急列車から各駅停車に乗り換えたのですが、久しぶりに池をよく見ていると......あれっ?!
写真中央奥です。どうやら親子は水上での生活に見切りをつけ、揃って陸に上ったようなのです。
■12月8日(月) 新潟大学で開かれたシンポジウムに、日帰りで参加してきました
お伝えしたように、センセイは昨日の夕方まで金沢に存在していました。
現在(8日夜)はというと、やはり金沢に存在しています。でもこの間に実は、往復約600kmを移動していました。もちろん一つは新潟の自宅への帰宅。
雪道を注意深く運転して昨晩遅くに無事たどり着きました。でも今回は特別。「その先」があります。今日、新潟市西部にある新潟大学まで出張したのです。
ご存じのようにセンセイにとっては母校。しかもなぜか2回も卒業してしまいました。写真は現在の正門。
旧正門は写真左のあたりで、しばらく前までここには何もありませんでした。あちこちに松の木が見えますが、これには理由があります。
新潟大学の主要部分はかつて市内中心部に存在した──例えば教育学部旧校舎──のですが、40年以上前、学部ごとに順次この地に移転しました。
ところがここは砂丘。地名から、いつの間にか「五十嵐砂漠」と呼ばれるようになりました。夏はのどかにスイカの栽培などが行われていたからです。
でも冬になると様子が一変します。猛烈な北風が吹き付けて砂が飛ばされ、冗談抜きで地形が変わるほど。境界標を打っても砂に埋もれてしまうので、代わりに松の木を植えたのだそうです。
かつては新潟交通の路線バスすらちゃんと運行されていなかったこの場所。現在ではアスファルトに覆われ、当時の様子を思い出すことは難しくなっています。新潟市で「文教地区」といったら、現在はこの近辺を指すんじゃないだろうか。
キャンパス内の施設もかなり変化しています。国立大学(国立大学法人)は予算が限られているのですが、その中でできるだけのことをして学習環境を整備しています。
例えばその一つが今日の会場。移転初期に整備された図書館を建て増しする格好で、学生同士が、あるいは先生と学生が緩く勉強しあうような場が、ハード、ソフト両面で用意されています。
図書館内を散策していたら、センセイが良く存じ上げているK先生が学生を熱心に指導している場面に出くわしました。今回のシンポジウムは、新潟大学の新しい取り組みを紹介するとともに、他組織などから建設的批判意見をもらおうというもの。
内容は極めて充実しており、得るものが大きかったです。個人的には、強行軍にもかかわらず参加したのには別な理由がいくつかあります。
登壇者の中にはかつての直属の上司(国際基督教大学元学長)や、センセイらが運営している学会関係者が含まれるのです。参加者の中にも、良く存じ上げる方がいらっしゃいました。
しかも今回の内容に深く関連した会合が来年1月下旬に東北大学で開かれ、何と、センセイがその場でお話しすることに......。いわば、「続きは、東北大学で」。
「大丈夫かなぁ」と思いつつ、最終の特急「北越」で金沢へ移動したセンセイなのでした。
■12月7日(日) 西村センセイ、雪の壁を乗り越えて前に進む
放送大学面接授業は2日目。
今朝も静かだったので、雪が積もっていたらどうしよう──除雪器具がない──と思ったのですが、昨晩降った雪は10cm程度。しかも手に取ってみると少しザラメ状。
気温が上昇しているのです。車の窓と屋根に積もった雪を傘で払い、車体全部から滑り落ちた雪の山を何とか乗り越えて、出勤します。駐車場に到着すると......期待に反してまだ除雪されていません。
日曜日なので、契約してる業者が作業を後回しにしているのでしょうか。雪をかき分けながら車をワイルドに進め、いつもの場所に駐車します。研究室で授業の準備をしていると、おぉ、重機の音が。
放送大学石川学習センターへ行く時刻も迫っていたので、荷物を抱えて正面玄関を出ると、除雪の真っ最中。
構内のあまり使わない場所へ、雪を押しやっています。少々困ったことになりました。放送大学へ向かうためにはこの場所を通り抜ける必要があります。
でもオペレーターの方は騒音の中で作業中。もちろん周囲に十分注意していらっしゃいますが。邪魔にならない場所で写真を数枚撮影していると、運転している方がセンセイの存在に気づきました。
作業を妨害しないように、雪の壁を乗り越えて放送大学へ向かいます。受講生とウンウンと頷く様子と、放送大学関係者の心配りと、重機オペレーターのおかげで約12時間の講義は無事終了。
駐車場に戻ると、あれっ!?写真右奥、センセイの318iの周囲だけは雪の壁が残ったまま。そりゃそうですよね。除雪作業の前に駐車したのですから。
今日何度目かの雪の壁を乗り越え、センセイは318iを前に進めます。(たぶん、続く)