2014年1月25日更新(2014年2月2日ページ移動。2017年3月13日一部写真削除)
■1月25日(土) 間違っていたら、ゴメンなさい ――西村センセイ、霊峰白山を初めて見る――
センセイは現在、重要なイベントの初日を無事に終えて、夜、他のメンバーと食事――というより、完全な飲み会。それもヘビーな――を終えて宿所に戻ったところ。
でも話題は、昨日の移動時のお話。お伝えしたように昨日は、富山からの特急「サンダーバード」で新大阪へ出ました。金沢工大へ移籍してから、サンダーバードは年に10回くらい利用しています。
だから「いつもと同じ」と思い込んでいたのです。でもいつもと明らかに違う点があります。ご紹介したように、南向きの窓側、直射日光が差し込む座席。
自分で座席を指定できる時は、絶対に避ける場所です。今回は大学からいただいた切符なのでそのまま乗車。車窓の向うには、いつもなら絶対に見ない光景が続きます。
その一つが写真の霊峰「白山」。白山信仰の対象です。白山は有名な山ですが、金沢の西側に位置しているので、そもそもセンセイはその近くを通る機会が限られます。
しかもセンセイは南側にあまり注意しない。石川県内西部の温泉地へ行くことがあって、詳しい人から「あそこが白山」と教えていただくこともありました。
でも彼は続けて、「う〜ん、頂上に雲がかかっていて良く見えないなぁ」。だから西村センセイ、白山を初めて見たんじゃないかと思うのです。でも逆に言うと、自信はまったくありません。右隣――写真には写っていない――の山の方が急峻。
ちょっと見た限りでは、迫力はこちらの方に軍配が上がりそう。というわけで、もし間違っていたらゴメンなさい。
■1月24日(金) まだ牡蠣鍋は食べていませんが... ――西村センセイ、予定通りに広島へ出張する――
とういわけで、典型的なサラリーマンである西村センセイ、早朝から出勤して残務を片付けてから、同行する他のメンバーと合流。予定通り、金沢駅から大阪行の特急「サンダーバード」に乗車しました。
正確に言うと、一部の仕事は抱えたままだったのですが。サンダーバードに乗る前に窓口で乗車変更をかけたのですが、その内容は内緒。ちなみに対応してくた若い女性職員の対応はとてもすばらしかったです。
その仕事ぶりに、惚れてしまいそう。サンダーバードの特急券は大学が確保したものをそのまま使った――重要な団体行動なので――ので、座席は左側。
つまり南向き。写真のように今日は天気が良かったこともあって、南向きの席には直射日光が強く差し込みます。
だからセンセイが個人で移動する時は、逆の北向きの席を指定するのです。結果的に今日は、日差しはとてもきつかったけれど、普段見ることのない光景ばかり。
新しい発見がたくさんありました。新大阪で新幹線に乗り換えて1時間ちょっとで写真の広島駅に到着。今回は公務なので、まず用務先で打ち合わせ。
所用を済ませて戻って撮影したのが写真。久しぶりの広島駅です。たまたま1985年8月5日の夕方にこの地を初めて訪れて、写真中央の路面電車の乗り場で、被爆した老女に話しかけられた時のことを昨日のことのように思い出します。
もちろん彼女はすでに、鬼籍に入っているはず。彼女に出逢ってしまったセンセイ、託された任務はどうやら、そのメッセージを次の世代にセンセイの言葉で伝えることらしい。
現在はメンバーと駅前で食事をして、宿所に戻ったところ。まだ広島名物の牡蠣やお好み焼きにはたどり着いていません。明日か明後日には食べてみたいと思っているのですが......。
こればっかりはどうなるか、わかりません。公務で来ているので。
■1月23日(木) 西村センセイ、公務出張のために頂いたJR乗車券を見て妄想を逞しくする
センセイは明日から数日、大学の命令で広島へ団体で出張することになっています。残念ながら、仕事の内容についてはお話しできません。
今日は、午後の講義を終えてから所定の場所へ赴き、業務の最終打合せ。その際に往復の乗車券類を受け取りました。広島まで特急「サンダーバード」と新幹線「のぞみ」を使って往復するのです。
写真は明日乗車する往路の乗車券。最初に気づいたのは、1ヶ月前も前に発行してるということ。復路を確かめると、こちらも利用日のちょうど1ヶ月前、しかも大学の年末年始の休業期間中に購入しています。
今回はの大勢での出張なので、あらかじめ金沢駅に発券を依頼しておいたのでしょうか。でもセンセイだったら、こういう切符の購入の仕方はしないな。
金沢−広島間は605.4km。だから確かに片道9,350円。ただし片道601km以上のJR線で、同一の区間、経路を往復する場合、「往復割引乗車券」を利用できます。
こちらは往路復路ともに1割引。つまり往復で1,880円安いのです。もっとも今回は、すでに発券済の片道乗車券(写真のものを含めて2枚)を払い戻す必要があります。片道乗車券と往復乗車券別な切符なのです。
同じ種類なら乗車券、特急券ともに1回に限り、区間その他の変更を含めて無料で「乗車変更」できるのですが。それだけではありません。今回の業務は朝早くから始まるのですが、昼過ぎには終了することになっています。その後の行動は自由。
先生方はたいてい、その時間を利用して近くの観光地を訪れます。センセイはというと、広島付近のJR線は完全に乗車しているので、特に乗りたい区間はありません。
訪れるとしたら、宮島の厳島神社かなぁ。行ったことがないので。JR山陽本線で厳島神社へ行くのなら、宮島口で降ります。広島からだと片道400円。
でも実は、金沢から宮島口(627.2km)──正確にはその先の玖波(くば)駅──まで通した切符を買っても、写真と同じ9,350円。広島−宮島口の乗車券を別途購入する必要はありません。(「往復割引乗車券」も同様)
本来の目的地である広島では、自動改札機に切符を入れれば途中下車扱いになり、乗車券が戻ってきます。いろいろ考えていたら、妄想がどんどん膨らんできて......センセイは明日どこへ向かうことになるのか、自分でもちょっと心配になってきました。
■1月22日(水) 車に轢かれても生き残ったのに... ──PowerBook 12"(Aluminium)、頓死か?!
──
写真は、Macユーザーだったら絶対に見たくない画面。
Macintoshに致命的な問題が発生したことを示しています。画面の指示通りの再起動で問題が解決すればまだまし。通常は修理に出すしかない状態です。
Windowsなら、起動時に真っ青な画面(「ブルースクリーン」)が表示されたようなもの。SheepShaverがとても上手くいった西村センセイ、その勢いで(?)気になっていたPowerBook 12"(Aluminium)(こちらやこちら)との連携を再確認しようと思ったのです。
細かい話は省略しますが、PowerBook 12"は、センセイが現在使用しているすべてのMacintoshおよびWindowsマシンとも繋がる貴重な存在。
無事に起動したのを確認し、少し目を離すと写真の画面に陥ってしまいました。もちろん指示通りに再起動しますが、状況は悪化するばかり。
Macの場合、その場に起動ディスクがなくても、他のマシンから起動して特殊なモードで外付けディスクとして認識、修理する方法があります。
この方法を試すと、HDDが激しく損傷しているとのこと。修理後に問題がないことを確認して無事に単体で再起動させることに成功しました。やれやれ......と思っていると、不意に再び写真の画面に。
状況は深刻です。電源部その他で問題が起きているのなら修理すら不可能かもしれません。それでも非常用の外付けディスクからは起動する──長時間試したわけではない──します。
まず疑われるのは、HDDの物理的損傷。たまたま非常用に持っていたSSDを転用できそうだし、分解のための特殊な工具も金沢に置いてあります。
タクシーに轢かれても生き延びたPowerBook 12"(Aluminium)。何としても救いたいのです。
■1月21日(火) 福音と悲報 ──Windows 7上でMacOS 9を直接利用できるようになりました──
仕事がどんどん溜まってしまっているのですが、西村センセイ、年末年始の疲れがいまだに尾を引いていて、調子がイマイチ。
根本的にはやはり加齢で、疲労から回復しにくくなっているようです。無理はしないようにするのですが、が意識して休もうとすればするほど、あちこちに気が散ってしまいます。
要するに現実逃避。最近のパソコンネタや機器の購入も、その一環のように思えます。特に目の前にMacがあると、弱い。
機器類の整備は概ね順調なのですが、気がかりなのがWindows XPのサポート切れ。お伝えしたように、メインのマシンはすべてWindows 7に更新済です。
ただし1カ所だけ弱点が。主力のMacBook ProでMacOS 9のエミュレーター(SheepShaver)を使う際にはWindows XPモードを起動しなければならないのです。一時的にしか使わないWindows XPモードですが、ソフト的にはWindowsマシンそのもの。
だからネットに繋がる環境では使いたくない。それに結構重いし。お伝えしたように、Windows 7上でもSheepShaverは問題なく起動するのです。でも、ファイルのやりとりが上手くできないため、敢えて仮想マシン上で使っていました。
そこで先日、もう一度SheepShaverをインストールし直してみると、これまでとは違うことが起きました。相変わらずWindows側からだとファイルのやりとりができない──正確には、「ファイルは書けるがWindows 7から読めない」──まま。
でも、いったんMacOS Xボリュームを介すると、ファイルの読み書きがきちんとできるのです。
その証拠が、右の写真。これはWidows 7上のSheepShaverからMacOS Xへアクセスし、教材用に作成したPICTファイル(Mac専用のファイル)を見ているところ。
アイコンがちゃんと再現されています。それだけではなく、SheepShaver側から書き込むこともできます。2枚目の写真は、その全体像。
センセイはできるだけ正確な色を再現するため、すべてのコンピュータのデスクトップをグレー一色にしています。
でもそれだとわかりにくいので撮影時のみ、Windows 7を通常の青い色のものにしました。中央のグレーの部分がSheepShaver。MacOS 9用のグラフィックソフトでMacOS XからPICT画像を読み込んだところです。
加工も、書き込みも自由自在。残念ながら多数のファイルがあるとフリーズしてしまうのですが、今回のように少ないファイルだけなら問題ありません。
この他にも、20年くらい前のホームページソフト“PageMill”も走ります。実は現在でも、このサイトの中の毎回の授業のページと、バックナンバーは“PageMill”で制作しているのです。
使い勝手が良いので。この方法で問題がないことを確かめた後、HDDの容量を圧迫するWindows XPモードを削除することができました。
ただしこの方法、WindowsからMacOSボリュームにアクセスできることが前提です。センセイはそのために“MacDrive”(こちらやこちら)という専用ソフトを使っています。
ちょっと高いですけど、Windows/Macintosh両刀遣いには必需品です。やれやれ、これでと思っていたら......。(続く。ただし心の準備をお願いします。)
■1月20日(月) 「しばらくの間、臨時休業」したスーパーは、無事に新装オープンしました
今日は見たままの、そしてタイトルを読んだだけですべてわかってしまうというネタです。悪しからず。
昨日は夜遅くに金沢入りし、雪の中を歩いてアパートへたどり着いたので、近所のお店ではなく、乗り換え時間を利用して金沢駅2階のスーパーで惣菜を購入しました。
今日は平日。そこで初めて「しばらくの間、臨時休業」していたスーパーへ寄ってみました。お店のHPで先週金曜日から営業を再開していることを確認していたのです。つまり約10日間の休業。
やっぱり普通の感覚だったら、「しばらくの間」という形容は使わないと思う。再開日も決まっていたはずだし。さて、最初の印象は「だいじょうぶかなぁー。」いつもの時間だったのですが、お店の周囲にお客はまばらだったのです。
今日が寒かったからでしょうか。店内に入ると印象がずいぶん違います。何故だろうと見渡してみると、照明が一新されていて明るくなりました。その分、天井が高く感じられます。
改装前の写真と比べると、違いがわかります。逆に言うと、ちょっと逃げ場がない感じ。ただし、当たり前ですが基本的な間取りや配管などは簡単に変更できません。
だから照明以外では、一部商品の配置が変わった程度。「何だ、たいしたことないじゃん」と思ったのですが、10日間のブランクで、こちらの感覚が少しおかしくなっています。
結局、ちょっと無駄な買い物をしてしまいました。でも、まぁ、お店が無事に復活したということでめでたしとしましょう。
■1月19日(日) どうやら最後の1個だったようです ──ADC-DVI変換アダプターを輸入しました──
本当はApple社のStudio Display 17"が壊れたため、MacOS 9が使えなくなった方へ朗報のつもりで書き始めたのです。でもどうやら、そうではなくなったらしい。
申し訳ありませんが、該当する方はあらかじめ覚悟の上でお読みください。今回の自宅および金沢のアパートの機器更新は単なる思いつきではありません。12年前に金沢工大への移籍前後に購入した機器類が寿命を迎えつつあることに対応したものです。
あちこちでPowerMac G4やCube、そしてStudio Displayのトラブルを耳にします。センセイ個人に限って言えば現在のところ、顕在化しているトラブルはPowerBook G4(Titan)の電源部のみ。故障が少ないのはたぶん、大学、アパートそして自宅と分散使用しており、それぞれの機器を稼働している時間が少ないからだと思います。
そのTitanはACアダプターを交換後、充電をするようになったので、しばらく様子を見ています。しかしこの頃に購入した機器がいつ壊れてしまっても不思議ではありません。できるだけ旧MacOS 9が稼働する環境を残しておく必要があります。各マシンのHDDを可能な限りSSDに換装したのもその一環。
全体としてはその効果は大きかったと思います。しかし注意しなければならない点がもう一つ。たとえその機器そのものに問題がなかったとしても、周辺機器と接続できなくなったらもうお終いなのです。
先日の電源トラブルもこの範疇に入ります。10年くらい前のApple製品は、専用ディスプレイとの接続が前提となっています。それ自体はかまわないし、実際便利なのです。でもその専用ディスプレイが壊れてしまったら......。
たとえばセンセイが10年前に購入したStudio Display 17"。G4 Cubeとはケーブル1本で接続でき、専用アダプターを介することで、PowerBook G4(Titan)ともシームレスに繋がります。でもその接続ケーブル(ADC:写真左)の形状は特殊。
Apple自身がもう使用していません。もちろん市販の液晶モニタとも繋がりません。センセイは現在、このADCを採用しているG4 Cube(私物)を3台使用しています。(他に大学のものがもう1台)
そこで今回、自宅用に写真のADC-DVI(デジタル)変換アダプターを1個購入したのです。これを使えば一般の液晶モニタ(ナナオとサムソン製を除く)にデジタル(右側の端子)で接続できるのです。
センセイは同等品をずっと前から研究室で使用しています。といっても、ちょっと探した限りでは見つからなかったので、アメリカの“Vintage Computer”社から購入しました。
安かったし、便利だったし、国内と同じように数日で届きました。何の問題もありません。ただし残念ながら昨日お伝えしたように、の結果はNG。
ただし購入が無意味だったのではなく、1280×1024ピクセルなら問題ないことを確かめたことになります。つまり朗報。近い将来、自宅で使うことになるでしょう。
となると残るのは、金沢のアパート。Studio Display 17"は元気ですが、万一に備えて昨晩、アダプタを再度発注しました。ところが今日、金沢のアパートに移動してこのネタを書くため“Vintage Computer”のサイトを確認すると......「在庫なし」。
どうやら最後の1個だったようです。関係者の皆様、ゴメンなさい。たぶん中古品は流通していますし、アナログ・デジタル兼用のADCアダプタからデジタル信号のみを引き出しているので、知識(と体力)があれば、変換アダプターの製作は可能だと思います。
最悪の場合は、Mac内部の基盤から直接信号を引き出すこともできるはず。というわけで今回は、あくまでも朗報の延長であるとご理解ください。(無理かなぁ)