2014年11月22日更新(2014年11月30日ページ移動。2017年7月15日一部写真削除)

──2014年11月第4週のニュース──

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11月22日(土) う〜ん、「あなたの『健康年齢』は、実年齢よりやや上です」なんですって

 センセイらは毎年、健康診断を受けます。

 基本的には教職員へのサービスではなく、学校保険安全法という法律に定められているからです。先生や職員が結核などを患って、学生や生徒、児童に罹患させるわけにはいきませんからね。

 先日その結果が戻ってきたのですが、その中に初めて「健康年齢」という項目が入っていました。
 要するに、各種データから割り出した身体年齢です。

 学生諸君からすればセンセイらは皆、おじいちゃんおばあちゃんでしょうが、オトナからするとセンセイの年齢は不詳。
 一概にはいえませんが、実際の年齢より若く見られることが多いです。

 ところが「健康年齢」は「実年齢よりやや上」とのこと。血糖値などはまったく問題ないのです。
 ただし血圧が高めで、肝臓のデータが少し悪いらしい。

 後者は自業自得なのですが、前者はやや意外。冷静に考えてみるとこのところ、塩分摂取量が多めかもしれない。
 その点だけは意識するようにしています。

 さて今日は、先日お伝えした33年ぶりの同級会が開かれます。お互い、どう変わっている/変わっていないんだろう。

 残りの人生も少しずつ先が見えてきたので、健康には少し気を使って有意義なものにしたいと思います。 



11月21日(金) 特急「はくたか」はビデオの中で、夜行寝台特急「北陸」の脇を通り抜けます

 というわけで、一昨日の続き。

 「前方展望シリーズ」、つまり列車の前方だけをただひたすら撮影し続けるという無謀な(?)ビデオです。しかしひとたび再生を始めると、鉄道ファンは停止ボタンをなかなか押せない。
 どうしても食い入るように見続けてしまうのです。
(以下の写真はいずれもキャプチャ画面。(c)テラダプロジェクト)

 このビデオは2006年の夏に撮影し、同年DVD版が販売が開始されました。撮影してから8年が経過しています。
 そのため、現在と違う光景に出くわすことがあります。

 右の写真は金沢駅出発直後。すでにかなりのスピード──たぶん80km/hくらい──に達しています。写真からもその様子が伝わってきます。
 左手はJR貨物の金沢貨物ターミナル駅

 対向してくる普通列車の左奥に黒く見えているのが東金沢駅。そして右側はJR西日本の金沢総合車両所運用研修センター、通称「乙丸基地」です。
 右側に機関車と列車が止まっていますが、JR西日本の管内ですから、貨物列車ではありません。

 その部分を拡大したのが次の写真。

 電柱などにギザギザが出ていますが、これはビデオとコンピュータの画像フォーマットの仕様が異なるためです。
 気になさらぬよう。

 機関車の後ろには、丸屋根の客車が続いています。寝台列車です。正確には2010年3月に廃止された夜行寝台特急「北陸」です。
 10時過ぎの撮影なので、車内は清掃中のはず。

 機関車がこちら(南西側)を向いていますが、出発時刻が迫るとこの状態でひとまず松任駅まで行き、機関車を反対側(上野側、写真奥)につけ替えて金沢駅に入線してきます。
 動画では「北陸」の車両の様子が、ホントにその場に居合わせたかのように伝わってきます。

 センセイはこの路線をほぼ毎週列車で往復しているので、目を瞑っても、あるいは夜間で外が見えなくてもカーブの具合でどこにいるのかがわかります.....というか、わかるつもりでした。
 でも映像をちゃんと見ると、見落としていたカーブがいくらでもあるのです。

 だからますます画面に見入ってしまうのですが、う〜ん、これって、小さい子供がお父さんにだっこされて普通列車の最前部で、列車前方を食い入るように見ているのと同じ。
 要するに、精神的にはちっとも進歩していないってことなんでしょう。



11月20日(木) ソニーが放送局用30型4K有機ELマスターモニターを発表しました

 今日は予定を変更してお伝えします。報道で知ったのですが、ソニーは30型(正確には29.5インチ)放送局用4K有機ELマスターモニター“BVM-X300”を近日中に発売すると発表しました。
 待望の製品です。希望小売価格は税別3,880,000円。

 センセイは2年近く前に、アパートで使用するため25.4型の業務用有機ELモニタを購入しました。画質は完璧で、(価格以外は)まったく何の不満もありません。
 一度見たら液晶その他に戻ることは不可能です。

 ただし新潟の自宅+書斎用にはもう少し大きいものが欲しかったのです。でもその時点ではこれ以上のサイズのものはありません。
 そこで今春の消費税増税前に、自宅書斎にもほぼ同じものを導入しました。

 ソニーは有機ELテレビについて民生用有機ELテレビの開発は凍結していますが、業務用としては着実に出荷実績を重ねています。
 ただし、さらに大きなサイズと4Kへの対応が求められていたことも事実。

 現時点でのその回答がこの製品ということになります。

 民生品とはパネルの生産台数が大きく違うので当面、4Kは30型、普通のHDは従来のパネル(の改良型)ということになると予測されます。
 約390万円という価格ですからすぐに手を出すことはできません。

 でも型式が表しているように、これは放送局用モデルです。センセイも購入した業務用が販売されるなら、価格はざっと100万円ちょっとじゃないかと思います。これならまったく手が届かないわけではない。
 長生きしていたら、買えるかも。

 なお、このモデルのインターフェースは完全業務用です。民生機は特殊なコンバータを挟まないと接続できません。その意味でも高嶺の花、ということになりそうです。



11月19日(水) 列車の運転席から前を見てるだけ。しかもノーカット。そんなブルーレイディスクを購入しました

 お伝えしたように先日、センセイにしては珍しく鉄道雑誌を購入しました。正直なところ期待したほどではなかったのですが、パラパラとページをめくっていると、巻末の広告が目に入りました。
 テラダプロジェクトという鉄道ソフト制作会社が制作、販売している「前方展望シリーズ」というビデオです。
((c)テラダプロジェクト)

 それが何と、ただひたすら前方の光景を撮影するだけ。しかも出発から終着まで完全ノーカット。

 センセイが特に注目したのは北陸と上越新幹線を繋ぐ特急「はくたか」と新潟−金沢間を走る特急「北越」。
 いずれも来春の北陸新幹線開通に際して廃止される列車です。

 もともと利用する機会があった両列車ですが、特に12年前に金沢工大へ移籍してからは、毎週のようにどちらかに乗っています。
 でも来春からは、誰も乗ることができなくなるのです。これはもう、買うしかない。

 数年前からDVDで発売されていたようですが、比較的最近、ブルーレイディスクで再発売されたのでそちらにします。
 そしてもう1枚。只見線です。

 センセイは4、5回全線を乗車していますが、大水害で復旧の見通しが立っていません。その意味では廃止同様。

 届いたディスクを見始めたのですが、これがホントに大変。ノーカットなので、実際の列車に乗車するのと同じ時間──たとえば「はくたか」の場合は約3時間──が必要なのです。
 センセイは「乗車」中、十日町を過ぎたトンネルの中で寝てしまいました。本物の列車と同じように。

 内容は、(鉄っちゃんにとっては)すばらしく、例えば金沢駅を発車した「はくたか」は......。(たぶん、続く)



11月18日(火) おぉ、小さな、そしてとても珍しいお客さんがお越しになりました

 今日は見たままの、そして珍しい話題。

 火曜日は午後の最初に講義があるので、早めにお昼を食べてから講義に備えることにしています。お弁当屋へ行くために校舎脇を抜けようとして......あれっ?!
 講義棟外の階段を、複数の黄色い物体が移動しています。

 何だろうと思って目を凝らすと、建物の陰から黄色い帽子を着用した小学生が現れました。3年生くらいでしょうか。
 高い手すりの陰になって、最初は帽子しか見えなかったのです。

 先頭に立っているのは本学広報課の職員。2列に並んだ子供たちを隣の夢考房の建物へ案内しています。「中には機械があるので...」と注意。
 お弁当を買って戻ると、夢考房の中で説明を受けているところでした。

 よく見えませんが、写真奥にあるのは立体物を直接形成できる3Dプリンタです。その説明を聞く表情は真剣そのもの。
 金沢工大はいつも、たくさんのお客さんを迎えています。

 でも、サマー・サイエンス・スクールを除くと、キャンパス内で小学生を見かけることはほとんどありません。
 だからとても新鮮な印象を受けました。



11月17日(月) こんなところに、E7/W7型北陸新幹線が!! ──警戒を求める感覚の正体──

 今日は月曜日ですが、センセイは休日に出勤した代休をいただきました。若い方には贅沢だと思われるかもしれませんが。でもセンセイくらいの年齢になると体調管理も仕事のうち。
 無理せずにきちんと安定した仕事をすることが求められるのです。

 午前中に所用を済ませ、冬物の衣類などを積み込んで車で移動開始。朝は良い天気で風もなかったのですが、ちょうどこのころから天気が荒れ始めました。
 318iでの運転そのものは快適。

 ただし新潟県内はずっと一般道を走行。それもほとんどの区間が片側1車線。つまり追い抜きや追い越しはできないので、前後の車の関係はずっと同じ。今回は大型トラックに挟まれてしまいました。
 運転開始後2時間ちょっと経過したこともあり、県境の道の駅へ立ち寄ります。

 場内は歩道の工事中。用を済ませて車に乗り込もうとして、妙な気分に襲われました。正直なところ、嫌な感じ。
 警戒を求める感覚と言った方がより近いと思います。

 なぜだろうと思って足元を見ると、おぉ、ご覧のバリケードが。そして鉄パイプを支えているのは北陸新幹線!!
 サルが両手で鉄パイプを支えているヤツなんかはよく見ます。でも北陸新幹線は初めて。

 しかも新幹線の下には長野、上越妙高、富山、新高岡そして金沢の駅を記したイラストが。北陸の人々の新幹線にかける想いが伝わってきます。
 正確には、ここは新潟県の西端ですが。

 それはともかく、正体がはっきりしても嫌な感じは消え去りません。なぜだろう......。

 新幹線の絵を改めて見て、その理由がわかりました。新幹線が曲がって描かれているのと、前照灯がまるで目のように見えるため、蛇を思い起こさせるのです。
 実際、似たイメージの「アオダイショウ」という割と大きな蛇がいます。

 もちろん都会育ちの人は見たことがないでしょうから、不快な感じを抱かないのかもしれません。だから一般化するつもりはないのですが。 



11月16日(日) こんなに繁盛している駅前商店街が、まだ残っていたんだぁ ──石橋商店街──

 今回訪問した大阪大学豊中キャンパス、最寄り駅は阪急宝塚・箕面線の石橋駅です。

 6年前、センセイが初めて豊中キャンパスを訪れた際も石橋駅で下車しました。ところが残念なことに、その時の印象が良くなかった。学会への参加だったのです。
 でもいくつかの悪条件が重なり、予定よりかなり遅れて会場到着。

 しかも阪大は、石橋駅からだと長い坂を登ったところにあります。重い荷物を持っていたセンセイ、最後はヘロヘロになってしまいまいました。客観的には、センセイの事前調査不足ということに尽きるのです。
 でもそのとばっちりで「石橋駅は不便だ」という印象が刷り込まれてしまったことも事実。

 石橋駅を利用したのは6年前のこの1回だけ。その学会の帰りから、モノレールで阪急を蛍池駅で乗り継ぐパターンに切り替えました。今回も行きはそのルート。
 でもお伝えしたように、帰りのスケジュールは極めてタイトです。

 いくら列車ダイヤを調べても乗り換えがリスクであることに変わりはありません。坂を下りるだけということもあって今回、帰りは石橋駅まで歩くことにしました。

 緑に囲まれた良い環境だなぁーと思いながら、キャンパスを下ります。見覚えのある「門前町」を通って、大きな道路に出ました。
 少し向こうの踏切を渡って右に曲がれば、石橋駅があるはず。

 踏切を渡る時、石橋駅のホームが見えました。目の前に梅田行きの列車が停車していますが、ここからホームへ行くわけにはいきません。
 交差点を予定通り右に曲がると......え"っ。

 駅までの細い道の両側が、昔懐かしい駅前商店街になっているのです。まだ残っていたんだぁ。こんな場所が。
 20〜30年くらい前にタイムスリップしたような感じ。

 稚内から沖縄の糸満──ただし糸満はバスの営業所──まで、寂れた商店街はいくらでも目にしました。でもここは明らかに現役。
 写真のように細い路地の上には屋根があって、少なくとも夕方は歩行者専用らしい。

 お店はいずれも、とてもオープンな構造になっていて、店員さんの息づかいを間近で感じることができます。お客さんもそれをごく当たり前のことと受け取っています。
 帰宅してから調べてみると、ここは「情熱のいしばし」こと石橋商店街

 大阪大学の学生を巻き込みながら(こちらこちら)、商店街活性化のために努力されているようです。

 すみません。6年前はここを通っていなかったのか、気が急いていたのか、せっかくの財産に気づきませんでした。深く反省しています。

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