2016年2月27日更新(2016年3月6日ページ移動。2018年5月27日写真削除。2018年5月27日写真削除)

──2016年2月第4週のニュース──

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2月27日(土) オランダの匂いがしました ──金沢市内で開かれた国際ワークショップに参加しました──

 「文化の香りがした」という意味もあるのですが、実際、オランダ(こちらこちら)の匂いがしたのです。

 実は昨日から金沢市内でオランダからの学者を招いた国際ワークショップが開かれています。お伝えしたように、それに参加すべく手続きも済ませました。
 その情報を得たのが比較的最近だったこともあって、仕事が間に合わない......。

 さらに昨晩は、大学幹部の研修会があったため、昨日は研究会への参加を断念して仕事に専念しました。
 しかし残念ながら、それでも仕事が片づかない......。

 朝早くに出勤し、午前中すべてを使って宿題を片づけました。これで晴れて、研究会に参加できます。
 昨晩大学の駐車に止めた車でアパートへ戻り、路線バスに乗り換えます。

 研究会会場は先日と同じく、「しいのき迎賓館」だったのです。ただし部屋は違いましたが。空いていた席に座ると、微かに匂いが。
 ......オランダの匂いです。

 どうやら前の席に座る若い研究者(男性)の匂いらしい。彼の発表は素晴らしいものでした。
 四十年くらい前に読んだ哲学書を思い出しました。

 ......ただし、その内容の一部を完全に忘れてしまっていることも思い知らされたのですが。
 内容はもちろん、プレゼンテーションの技能も平均的な日本人のそれを格段に上回っています。

 このところ気力も体力も使う行事が続いていたので、本当は参加しようかどうか迷っていたのです。それでもここへ来て良かったと思える研究会でした。
 関係者の皆様、お礼申し上げます。



2月26日(金) オープン・ドア・ポリシー ──今日は「禁足令」で、校舎から出られない──

 ...正確に言うとそんな命令が出た訳じゃないし、夕方には道路を挟んだ斜向かいにある放送大学まで出かけたのですが。

 朝方目を覚ますと、すぐに窓の外を確かめました。もちろん積雪の状況です。昨日の雪に懲りたので。車は雪をかぶっていましたが、積雪量は数cmくらい。
 何の問題もないのでそのまま出発しました。

 でも昨日と違って今日は、時々薄日ものぞくものの、日中はかなり真面目に雪が降っていました。簡単に外へ出られる状態ではありません。

 しかもこれまでの怠惰がたたり、放送大学のものを含めて今日は溜まっている仕事を片付けなければなりません。
 本当は学外で開かれている研究会に参加するつもりで、その許可も得ていたのに。

 仕事が午後遅くまでかかることが明らかになったので、何とかして学内で昼食を取ることにします。
 学内の通路をぐるっとまわり、おにぎりを2個購入。

 売店のお弁当は男子学生向けなので量が多く、しかも脂っぽいのです。売店から隣の建物へ移動すると写真の場所へ出ます。
 ここは留学支援室。

 もともとは国際交流全般を担当する部局として別棟にあったのですが、留学を考える学生諸君にはかなり敷居が高い。
 学内の組織替えもあって、最近、この場所に引っ越してきました。

 ここは学部生、大学院生、そして右側にある高専の生徒が行き交う場所。各種の相談をする場所は大きな窓が設置されて、外に向かって開かれています。
 いわばオープン・ドア・ポリシー。

 センセイは立場上、お弁当を食べる時以外は研究室のドアを開けておくようにしています。問題を抱えた/抱えそうな学生が気楽に入ることができるようにするためです。
 そこまでではありませんが、新しい留学支援室も、いろいろな意味で入りやすくなっています。

 だから、学生・生徒諸君にはぜひこの部屋を活用してもらいたいのです。



2月25日(木) 雪と鶯 ──今日の金沢は、冬と春が行ったり来たり──

 研修で疲れすぎたので、昨晩──というより今日の未明──は何度か目覚めました。

 休息を取ることが最優先なので起きるようなことはせず、そのまま布団の中でゴロゴロ。いつの間にか眠ってしまいます。セットしておいたタイマーが鳴り出す10分前に再び目が覚めました。
 もちろん、今度は起床。

 周囲の様子がちょっと変なので、障子を開くと、おぉ、雪!!

 地面はそれなりに暖められているので積雪は6cmくらいですが、車の上には15cmくらい積もっています。
 フラッシュを焚いたので、雪とその影が見えます。

 ずっと雪の予報だったのですが、昨日までたいしたことなかったので、やや予想外。用心してワイパーを立てておいて良かった。
 車外気温計は-1.5℃を示しています。北陸地方の平野部では真冬の寒さ。

 でもやはり春の雪。9時過ぎには晴れたため、お昼前までには日の当たる場所の雪は消えてしまいました。
 太平洋側での雪の消え方です。

 久しぶりにお弁当を買いに出たのですが、大学脇の高橋川を渡ろうとした時、何と、鶯の鳴き声が。
 近くを歩いていた若者も気づき、鶯が存在すると思われる樹を確認しています。

 ただしまだ恋の季節ではないので、「ホーホケキョ」という例の鳴き声にはほど遠い。要するに下手。

 このまま暖かくなるのかと思ったら、夕方は冷えてきたし、雨も当たってきました。今晩はまた冬に戻るんだろうか。



2月24日(水) いつか、鍵を車内に残したままロックしてしまうんじゃないだろうか...

 今日は見たままのお話。

 研修が今夕、終了しました。個人的には「怒濤の」と形容したくなるほどヘビーな内容。しかもそれが5日間!!

 大変有益だったのですが、さすがに疲れました。それでも研究室へ戻り、立場上の仕事を片づけます。急ぎの連絡も入っていたりして少々手間取りましたが、何とか、ほぼいつもの時間に大学を離れることができました。
 写真はその時に撮影したもの。

 車を買い替えて未だに慣れないのは鍵の使い方。機械式ではなく電波式なのです。最近の車は大半がそのようです。
 要するに鍵は近くに存在すれば良く、「回す」必要はありません。そもそも差し込む穴が存在しません。

 でも電気や電波のことを多少でも勉強した人なら、電波より機械──こちらも完全ではないけど──の信頼性がはるかに高いことを知っています。
 何らかの理由で電波が途切れたらどうするんだろう。

 なぜ電波式にしたのかディーラーに尋ねたところ、最大の理由は盗難対策とのこと。
 機械式や機械と電気の混合式よりも、電波式の方が防犯に効果的なんだそうです。ふ〜ん。

 もちろんメリットも多い。写真は、鍵をポケットに入れた状態でドアノブを握った状態ですが、この動作ですべてのロックが解除されます。
 内容的には繰り返しになりますが、ここでは解錠ボタンを押していません。

 下車してロックする時も同様。ある動作をするだけでロックがかかります。

 でも、もし鍵を車内に残したまま、この「鍵を使わない」方法でロックしてしまったら、どうなるんだろう。もちろんドアが開けば何の問題もないのですが、万一、車内の鍵を認識しなかったら......。
 金属は電波を遮る性質を持っているのです。

 実験してもいいのですが、失敗すると目も当てられない状態に陥るので現在、、下車する時はとにかく鍵の在処に気をつけるようにしています。
 便利になったのか、逆に不便になったのか......。

 ただし、機械式の鍵でも、鍵を使用せずにロックすれば同じことが起こるんですけどね。



2月23日(火) どうやら、座高が足りないらしい... ──西村センセイ、椅子の重要性を再確認する──

 先週後半から始まっている研修会は、最終日の明日を残すだけ。佳境です。

 今晩は講師陣を慰労すべく、懇親会が開かれました。現在はアパートに戻ったところ。智慧も体力も使う研修会なので、正直なところ相当疲れています。
 本当は今日の更新をお休みしようかと思ったのですが、自室では写真のセットが出迎えてくれました。

 要するに飲み直している、ということなのですが。ご注目いただきたいのは中央の椅子。実は皆様、この椅子を何度もご覧になっています。
 向きが違うのでわかりにくいかもしれませんが、トップページに写っているものと同じもの。

 トップページの机と椅子は1995年、まだ新潟市内の借家に住んでいる時に市内の大きな家具店で購入しました。
 特別に高いという訳ではないのですが、それなりの価格。

 1996年に自宅を新築して家具を移動したのですが、このセット、特に椅子は具合が良い。
 そこで金沢工大への移籍に際して、2001年の冬にそのお店で同じ椅子を購入したのです。

 センセイにとってこれらの椅子は座標軸の原点のような存在。どんな状況でも、とにかくひとまずセンセイを迎え入れてくれます。
 その上で椅子が、たとえば「ちょっと疲れすぎだよ」と教えてくれます。

 当たり前ですが、ホテルなどでは環境が全く異なるので、この調整にかなり時間がかかります。
 それができないまま、仕事に復帰するという望ましくないケースが多いことも事実。

 何を言いたいのかというと、実は今回購入したBMW 320i M Sport、どうやってもシートポジションがぴったりと決まらないのです。特に高さが足りない。
 繰り返しになりますが、椅子、つまり自動車の座席は、運転する時の原点。

 これまでのE46は機械式でした。国産車で設定できる車種は少ないのかもしれない──センセイが購入した車にはなかった──のですが、まず座席を上下させ、高さを調整します。
 頭頂部に拳骨を置き、天井にその大きさの空隙ができるのが最善。

 センセイは座席を一番上に持ち上げてやっとこの状態を確保できました。今回購入したBMW 320i M Sport、というかF30シリーズは全車種電動式。モーターで座席の位置や角度を調整します。
 メモリーも可能なので、便利な部分もあるのですが、設定可能範囲が機械式と違うらしい。

 それなりに調整した結果、これまで事故を起こすこともなくちゃんと運転できているのですが......うまく決まらない。どうやっても座高が足りないのです。
 前の318iから今回の320iまでの間に、ドイツ人はそれだけ大きくなっていたということなのでしょうか。

 頭上の空隙は拳骨よりも大きいまま。これも関係するのか、200km以上の距離を乗り終えてもまだ「このまま運転していたい」と思う内的な欲求が減っています。
 う〜ん。

 この点も、購入後1ヶ月点検の際に相談しようと思っています。



2月22日(月) そりゃ、軽いわけだ... ──BMW 320i(F30)のステアリングは電動パワステ式だった──

 以前もお伝えしましたが、BMW 320i M Sport(F30、MT)を運転して最初に感じたのは、ハンドル(ステアリング)が軽いこと。

 不思議に思って調べてみると、センセイの320i MSpを含むF30シリーズは、油圧ではなく電動パワーステアリング式──正確には「電気機械式」──なんですね。
 要するにモーターの力で前輪の向きを変えているのです。

 車に詳しくない人──センセイもその一人だけど──のために少し説明すると、ハンドルと前輪はギヤ(ラックとピニオン)で繋がっており、ハンドルの回転に応じて前輪の角度を変えて操向します。
 ところが何も補助がないと、ハンドルはとにかく重い。

 そこでセンセイが自分の車に乗るようになった頃から、大衆車でも、運転手がハンドルを回転させるのに必要な力を油圧の力で軽減する方法が一般化しました。
 油圧アシストという方式です。

 しかしこの方法は油圧を常に確保する必要があり、直進状態などハンドルを操作していない時でもエンジンパワーの一部を消費します。
 要するに燃費が下がりますし、配管などが必要になります。

 電動式は、燃費を向上させたり、車速に応じて感度を変える──高速走行時はわざと鈍くする──ことがソフトウェアで簡単に実現できるなどのメリットがあります。
 そこでここ数年は高級車を含めて電動式の車種が増えているんだそうです。

 BMW3シリーズの場合、センセイが今まで乗っていてE46および次のE90シリーズ前期型までが油圧式。
 E90後期型および現行のF30シリーズが電動式です。F30のカタログを読み直したら、明記されていました。

 心配なのはハンドルを握った時および、切った時の感覚。E46は「道路のペイントまでわかる」と評される──程度はともかく、センセイも同意見──ほど、路面の状況をハンドルが運転手に伝えました。
 道路を見ただけではわからない凍結状態もしっかりわかります。

 F30、やはりE46とは感覚が違います。情報量が少なくなっている感じ。ただしセンセイの320i MSpは現在、冬用タイヤを装着しています。人間でいうと、ゴム長靴で歩いている状態。
 ですから革靴、つまり夏用タイヤに替えてみないと、確実なことは言えません。

 4月になったら続報をお伝えできると思います。



2月21日(日) 頑張れ、若者 ──「麺屋 次男坊」に入ってみました──

 自宅に13時間だけ滞在して、金沢へ移動しました。

 もちろん車で移動したのですが、今回は初めて「いつもの経路をいつもの運転」で走行しました。320i MSp購入後、これまでは時間がなかったりしたため、高速道路を通常より長い区間利用したのです。
 ほぼ全区間、省エネモード

 で、燃費はというと、19.1km/L。もちろん驚異的な省燃費運転ですが、先々週末の20.6km/Lには及びません。原因は強い向かい風と、降雨による路面状況の悪化か......。
 318iの時は、これ程の差異はなかったのです。

 まだ1,300kmくらいしか運転していないので断言はできないのですが、省エネ制御が徹底されているため、空力抵抗や道路状況の影響が大きくなっているように思えます。
 さて帰路はどうなる。

 というわけで自動車ネタや思いがけない出張の話題のおかげでご紹介が遅くなっていたお話を。以前お伝えした、柏崎市内に新規オープンした麺屋 次男坊」に入ってみたのです。訪れたのは今月7日(日)
 その日は320i MSpを受け取るために朝、318iで金沢を出発して、ディーラーのある長岡まで移動しました。

 途中、自宅のある柏崎に到着したのは11時過ぎ。飲食店が混み始める時間です。たまたま「麺屋 次男坊」の前を通りかかると、駐車場に空きが。
 これはもう、入るしかない。

 食券を購入するのですが、良くわからないので「らーめん」(690円)をお願いして、とにかくカウンターに着席。改めて店内を確認します。お伝えしたようにこの店舗は弁当店「ほっかほっか亭」を改装したもの。
 予想や事前に得ていた情報とは異なり、店内は大幅に改装されていました。その分、費用もかかったと思います。

 中央と奥に厨房があり、客席はその周囲を「コ」の字型に囲っています。二辺、つまり「L」字型に9席のカウンター。残りはテーブル。
 ただし2人しか座れない席があるなど、ちょっと中途半端。

 スタッフは若い店長と奥様(?)。手伝いの若者が2名。作業は店内中央で行われるので、仕事ぶりが良くわかります。というか、わかりすぎ。
 ここまでする必要はないんじゃないだろうか。

 かなり待ってから届いたのが写真の「らーめん」。写真ではよくわかりませんが、丼は膨らみのない円錐形。器にかなり強い印象を受けます。
 肝心の味はというと、う〜ん。

 流行りの濃厚な魚介スープ。麺は他店ではあまり見られない平麺(少しですけど)。でも、「これ」というものがないし、何より安定感に乏しい。
 果たして次に訪れた時、同じ味だろうか。

 今日は途中で「うなづき 五叉路」に立ち寄りましたし、先週は美味しい長浜ラーメンをいただくことができました。もちろんとても美味しかったのです。
 でもそれよりも、「ここに来たら、またこの味だよね」。

 もちろんご主人は、センセイを含めた誰もが辿る道の途中にいらっしゃるんだろうと思います。自分にできること、できないこと。そして自分にしかできないこと。
 すなわち、自分がやらねばならないこと。

 頑張れ、それを識る日まで!!

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