2016年4月23日更新(2016年5月1日ページ移動。2018年5月27日写真削除)

──2016年4月第4週のニュース──

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4月23日(土) やっぱり落第か... ──食堂の学生に気を取られた西村センセイ、合同演武会に遅刻する──

 今日は週末の土曜日。

 通常ならば金曜日のうちに、遅くとも土曜に新潟の自宅へ戻るセンセイですが、今日はまだ金沢に留まっています。入試部長になってから初めてのオープンキャンパスが明日開かれるのです。
 当初は昨日の午後から今日にかけて休暇を取る予定。

 でも1週間ほど前、顧問を務める少林寺拳法部から22日(金)の夕方、空手部、正伝長尾流躰術(たいじゅつ)との合同演武会を開くとの連絡が。
 新入生(写真手前)の勧誘を目的とした演武会です。

 必ずしも出席する必要はない──実際、今まで出たことはない──のですが、去年はセンセイの病気や私用などで、新入生歓迎会から卒業生の追い出しコンパまで、すべての行事を欠席してしまいました。
 幸いにも卒業生については、卒業式で直接お祝いの言葉を伝えることができたのですが。

 このままでは顧問として落第だし、他部を含めて学生諸君の演武に興味があったので、今回見学させていただくことにしました。
 ......が、厚生棟1階の学生諸君の表情に気を取られているうちに、開始時刻を過ぎてしまっていました。

 6階の明倫館道場へ到着すると、ちょうど少林寺拳法部が演武を終えて引き揚げるところ。
 やっぱり、顧問落第だぁ。

 気を取り直して、最後の正伝長尾流躰術部の演武を見学させていただきます。現在の主将、副将は女性なんですね。
 居合いから技──と言うのかな──が始まります。

 その後は2人組で演武するのですが、互いに刀を用いたものから、片方が素手(!!)で戦うものや、タックルのような武器を用いたものなど。
 最後は写真の薙刀
(なぎなた)。右側は男子学生です。

 技によっては目で追えるものもあるのですが、大半は写真のように、あっという間に決着がついてしまいます。動きはいずれもきちんと分節化されています。
 15分ほどで演武会を終えると、少林寺拳法部の諸君がお礼に来てくれました。

 次回は新入生歓迎会なのですが、今度は遅刻せずに出席するからね。



4月22日(金) ヘビーだぜ... ──西村センセイ、責任の重さを改めて自覚する──

 昨日は二つの講義と大きな学園行事が重なるという、ヘビーな1日。アパートに戻ってこのページを更新したのは、日付が替わる直前でした。

 今日、講義はありません。でも困っている学生諸君との面談が続いているし、立場上の仕事が突然飛び込んできます。最後は約10年ぶりの学長室で直談判。
 立場上のお願いをしただけですので、念のため。

 研究室へ戻り、あちこちにお詫びのメールを送ってから、少し離れた写真の厚生棟へ移動します。目的地はその6階。
 研究・本部棟前の駐車場を抜けて、1階から厚生棟に入館します。

 かなり暗くなった夕方にここを訪れることはほとんどありません。1階は食堂なので、夕食中の学生の姿が散見されます。

 でもそれよりずっと多いのは、助け合いながら勉強している学生諸君。写っている学生は、たぶん全員が1年生。
 表情は、良い。

 センセイは困っている学生との面談が続けているため、余計そう感じるのかもしれませんが。
 突然、4月から与えられたセンセイの立場を改めて思い出しました。

 来年度以降も引き続き、彼ら彼女らのような、しかも本学に相応しい数の新入生を満足しながら入学してもらう。
 センセイは、その責任者になってしまったのです。

 ......ヘビーだぜ。



4月21日(木) その跡は、存在の不条理を訴える ──「車」が撤去されました──

 今日の北陸地方は、午後から雨との予報。そして実際、その通りになりました。

 雨の日は通常、自動車で出勤するのですが、今日は徒歩。夜に学園全体の親睦会総会が金沢市中心部で開かれるのです。もちろん後半は懇親会。
 折り畳み傘を鞄に入れて、アパートを後にします。

 ただしその前に寄り道を。木曜日なので、少しだけ反対方向に歩いて、可燃ゴミを指定された場所に出すのです。
 道路を挟んだ反対側は駐車場になっているのですが......あれっ?

 4輪すべてがパンクした軽自動車がありません。いつの間にか撤去されてしまったのです。
 車体の下に緑色の苔が生えていた(!!)、あの車が、です。

 その跡が、生々しい。まるで自分の人生の意義を周囲に問いながら、その生涯を終えたかのよう。
 あ、それなら人間扱いか。

 アパート近くのこちらの車はその後撤去されましたが、こちらの2台は現在もそのまま。風景の一部と化しつつあります。
 正直なところ、存在理由が良く分からない。

 まるで自分の存在を自分では合理的に正当化できない人間のよう。つまり人間存在の不条理。

 あ"、また人間にたとえてしまいましたね。



4月20日(水) 日本のモノ作り、ホントに大丈夫? ──西村センセイ、683系車両の中で考える──

 ある意味、昨日の続き。月曜日の京都行きでは当然、金沢と大阪を結ぶ特急「サンダーバード」を利用しました。

 久しぶりの683系、西村センセイ、モーターの付いている車両(モハ/クモハ)はその振動があるので、あまり好きではありません。そこで往路は2号車(サハ)を予約。
 揺れの少ない車両中央付近で、視界の良い席です。

 帰りは真っ暗な中を走行するので、窓の位置はあまり関係ありません。でもサハに乗りたかったので、2号車を予約しようとしたのですが、良い席はすべて予約済。
 残る指定席のサハは8号車のみ。

 こちらには余裕があったので、その8号車予約して京都から搭乗すると......何故かモーターの音と振動。調べてみるとセンセイが乗ったのは一番古い683系0番台(モハ683-1304)。
 「終着駅 トワイライトエクスプレスの恋」に登場した編成です。

 基本編成6両+付属編成3両で、0番台の8号車は後者の真ん中、モハだったんですね。ま、いっかー。(4000番台は9両編成で、8号車はサハ)

 駅前のコンビニ──関西の駅構内で購入するのは至難──で買ったサッポロビールを飲みながら窓の外を見ていると、再び......あれ?
 目に入ったのは車内のアルミテープ。

 写真中央部のクチャクチャになった部分ですが、ご覧のように棚が不均一に垂れ下がっているのです。
 このままだと怪我など不測の事態が起こりえるので、繋ぎ目をアルミテープで覆っているのですが......これって、ほぼ無意味。

 誤解のないようにお願いしたいのですが、この棚は、座席の上の荷物を載せる棚ではありません。それは写真の下部。こちらは大丈夫なのです。
 問題はその上の部分。蛍光灯の光を反射させるための、一種の飾り棚です。

 車内を見渡して判明したのは、この車両内のすべての棚の継ぎ目が、アルミテープで接着されていたということ。
 というか程度の差こそあれ、すべての棚が垂れ下がっているのです。まずくないかぁ?!

 本来ならば力がかからない場所にある棚。この車両が製造されたのは2001年、つまり15年前です。683系最初のシリーズとして製造された中の1両。
 だから不可避の経年劣化もあるんだろうと思います。

 でも、この棚が変形してしまった最大の理由は、その頃から乗客が大きな、しかも硬いキャリーケースを無理やり棚に押し込むようになったため、この飾り棚にも下からの強い力がかかってしまったからだと思います。
 「想定外の力がかかったので...」という言い訳は可能でしょうか。

 その前の485系では、棚がガンガン使われても(たぶん)何の問題も起きなかったのですから、反論は難しいんじゃないかと思います。

 どうでしょう。



4月19日(火) 西村センセイ、京都府立大学での新入生歓迎講演会に自腹で参加する

 センセイが昨日訪れたのは、京都府立大学。2ヶ月ぶりの訪問です。

 午後──というより、夜──に、新入生歓迎講演会が開かれたのです。講師は元神戸女学院大学教授の内田樹(たつる)氏。著書は何冊も読んでいますが、直接お目にかかったことはありません。
 しかも今回は、学部学が主体になって会を運営するというもの。

 「新入生」とは言いがたいセンセイですが、この機会に参加させていただくことにしました。ただし休暇を頂戴しての自腹。出張扱いするほどかなぁーと思ったし、ここ数年、年度末に出張旅費が不足しているからです。
 電車の都合で開場1時間ほど前に到着。

 会場となる教室を含めて、何と、まだ授業中。5限まで講義があって、それが終了した6時から始まるのでした。せっかくの機会なので、食堂で学生さんの様子を拝見します。
 もちろん今どきの学生。幼い顔ばかりですが、彼ら彼女らの表情、そして動きは良い。

 京都府立大学は緑に囲まれているのですが、京都、そしてこの環境が学生諸君を成長させていることを実感させられます。
 教室から学生がどやどやと出てきました。講義が終わったのです。

 入れ替わるように講演会の準備。廊下に、担当の学生に誘導された内田氏の後ろ姿を確認しました。初めてなのに、ずっとその姿を知っているかのよう。
 学長の挨拶に続いて講演が始まりました。

 最初は聴衆の反応を確かめていらっしゃったようでスローペースだったのですが、終わりに近づくにつれ、どんどんヒートアップ。
 最終的には予定時間を20分超過して終了しました。

 ここから聴衆との対話に入るのですが、残念ながらセンセイは、(再び)電車の都合でここで退出せざるを得ません。
 地下鉄と特急を乗り継ぎ、日付が変わろうとする頃にアパート到着。

 やはり還暦が迫ったご老体には厳しい移動。それでも内田氏の講演内容と、学生諸君の後ろ姿に、多少無理してでも来て良かったなと思ったセンセイなのでした。
 ......でもやっぱり、京都に泊まるべきだったかな。(実は、ホテルの空室がなかったのです)



4月18日(月) ......無理 ──ドライブレコーダーが見たもの──

 ドライブネタが続きますが、悪しからず。

 先週はお伝えしたように15日(金)の午後、新潟の自宅へ移動しました。天気も良く、絶好のドライブ日和。
 予定より出発が遅れたので、いつもの一番効率の良い道を走行しました。

 写真は富山市の手前を走行中、ドライブレコーダーが記録した動画を切り出したもの。こちら側は1車線、反対側は2車線(本線+登坂車線)。
 わかりますか?

 2枚目の写真は右端を拡大したもの。センセイはこの瞬間までまったく気づきませんでした。

 速度違反の取り締まりは、速度を計測した後に違反車を安全に停止させ、かつ調書を作成するために道路脇に引き込む必要があります。
 だから取り締まりポイントは限られます。

 しかもこの日のセンセイのように反対側から走行すると、警察官や警察車両が丸見えになるのが普通。
 でもセンセイにはまったく分かりませんでした。

 センセイはもともと安全運転だし、F30に買い替えてからさらに運転速度が下がりました。実感です。
 ただし一般道で40km/hとか50km/hの制限速度を僅かでも、そして絶対に超えないとは断言できません。

 取り締まりをしていることそのものに気づかずに、(安全運転なので停止させられることなく)そのまま通過していることも多いんだと思います。

 ......無理。



4月17日(日) 急速に発達した低気圧の下を、やっとで金沢へ移動しました

 センセイは明日の午後、日帰りで関西へ行く予定。私用なので、明日は休暇を頂戴しています。

 明日の午前中に金沢へ移動してもいいのですが、予約してある大阪行の特急「サンダーバード」との関係で余裕を見て、今日中に到着していたい。他方、金沢市街地の夕方の混雑は避けたい。
 というわけで例によって朝食を済ませると自宅を出発しました。

 問題は今日の天気。被災した九州に雨を降らせた低気圧の下を走行することになるのです。低気圧の中心は日本海を入り、急速に発達して非常に強い勢力になると予想されています。
 センセイは南西に向かって走行するので、低気圧と正対
(せいたい)することになります。

 自動車の走行速度と低気圧の速度が相俟(あいま)って、天気が短時間のうちに2回激変すると予測されます。まず比較的雨の少ない温暖前線を抜けます。
 すると猛烈な南風を受け、気温もかなり上昇するはず。

 そして富山県西部では寒冷前線の下を走るのですが、その際は雷雨などが懸念されます。その後は西風に変わり、風は強いものの天気は回復するはず。
 基本的にはその通りだったのです。

 でも雨はさほど降りませんでした。ただし風は、颱風並みに猛烈。

 自宅を出発した時は冷たい空気の中。車外気温計によると気温は14℃位でした。すぐに雨が降り始めたのですが、たいしたことはありません。ただしこの時点ですでに強風。
 それでも新潟県西部の上越地方は、今回山陰になるので、枝や枯れた木、ドラム缶が転がっている(!!)程度。

 でもこれは序の口だったのです。直江津以西はところどころで旧北陸本線脇を走行するのですが、列車は運休か、数時間遅れで徐行運転中。運転ダイヤは滅茶苦茶です。
 新潟─富山県境付近で温暖前線を抜けました。

 上空、北東から南西にかけて線を引いたように、雲の最後の部分が直線状に並んでいます。その西側は晴天。
 風向きが南に変わるとともにどんどん気温が上昇しました。最高気温は26℃を記録しました。そして、とにかく風が強い。
 写真は、少し高い場所から魚津市中心部を撮影したもの。

 写真右端の白い円錐状の建物は魚津埋没林博物館。水平線上に青く見えるのは能登半島です。
 写真中央の富山湾全体が白く波立っています。初めて見ました。

 写真を撮影して車に戻ろうとすると......歩けない。冗談抜きで正面からの強い風に飛ばされそうになるのです。
 砂粒が顔面に当たるだけでなく、壊れた看板などがこちらに向かって猛烈な速度で飛んできます。

 いつもなら立山I.C.から北陸自動車道に乗るのですが、強い横風のため、砺波I.C.まで通行止めとのこと。
 「里山の駅 つるぎの味蔵」前を抜け、一般道を走ります。

 ふと気づくと、道路脇の小屋が横倒しになっています。しっかりと固定されていなかったのでしょう。
 ゴルフ場の鉄製の大きな看板も、途中から「へ」の字状に折れています。

 さすがに車が飛ばされるようなことはない──たぶん──ので、予定通りのルートを走行していると、立山町内で右折しようとして通行止め。
 建設会社の重機2台が道路を塞いでいるのです。その先にはパトカー。

 よぉーく見ると、道路に横たわる黒い直線状の物体が。電柱です。強風で根元から折れてしまったのです。
 写真はその場所を迂回し、その場所を振り返って撮影したもの。

 富山県西部で寒冷前線を抜けたのですが、雨そのものはたいしたことありませんでした。ただし気温は低下し、金沢は20℃くらい。
 今日もいつも通りの運転。

 だから富山県に入った時の燃費は20.7km/Lだったのですが、その後は数値がみるみる悪化。金沢に到着した時は18.6km/Lでした。F30に替えてからの最低記録です。

 通常よりも10%程低いのですが、これは全経路を通してのデータ。富山県内に限ってみると、20〜30%程度燃費が悪化していたんじゃないかと推測されます。
 それほどの向かい風だったのです。

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