2016年8月27日更新(2016年9月4日ページ移動。2018年11月24日写真削除)

──2016年8月第4週のニュース──

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8月27日(土) 東京では、地下鉄の使い方がツボ ――東洋大学での学会に参加しています――

 昨日はやはり、いつもとは違う疲れ方をしていたようです。

 とにかくお昼を食べて、気象庁の雨雲レーダーで雨が降らない時間帯を見つけてアパートへ。帰宅して身支度を整えていると、急に「ザーッ」という音。
 それでも何とか、金沢駅までほとんど濡れずにたどり着きました。

 予定通り北陸新幹線「かがやき」に乗車し、最初のホテルに到着。「最初」というのは、昨日と今日では泊まるホテルが違うのです。昨晩は比較的余裕があったのですが、今日はどこも満室。
 やっとでJR東日本のホテルを確保しました。規定の金額を超えてしまいましたが、その分は自己負担。

 でもセンセイのような高齢の人間にとって、お金は本質的な問題ではありません。最大のポイントは、いかに体力を温存して仕事をするか。
 だから、宿所が変わるというのは、結構辛い。

 そこで今回は、与えられた条件の中でいろいろ工夫をしました。学会の会場は東洋大学。12年ぶりに訪れます。
 その時には存在していなかった写真の大きな建物が会場。

 初日、つまり今日の午後は学会員向けの行事が開かれるのですが、センセイは会員ではないため、それには参加できません。
 午後のプログラムまでかなり時間があるので、この時間を利用して、2晩目のホテルで荷物を預かってもらうことにしました。

 東洋大学白山キャンパスは複数の地下鉄駅に囲まれています。

 昨日はJR中央線(総武線)飯田橋駅からホテルへ南北線を利用して移動したのですが、今朝は、近くを走る三田線に乗車。
 わずか一駅で、東洋大学最寄りの白山駅。

 で、今晩のホテルはJR山手線巣鴨駅近くなので、大学からちょっとだけ歩き、本駒込駅を利用します。
 東京、特に都内は、地下鉄の使い方がツボなんですね。

 学会は明日も続きます。



8月26日(金) ヒアリングは45分とのことだったのに... ──大学脇の“0 ZERO CAFE”に張り紙が──

 というわけで今日は、文部科学省の実地ヒアリング。

 センセイの担当は午前10時から45分間とのことだったのですが、昨日の夜中に不足している資料に気づいたため、早朝からご出勤。気づくともう、9時50分。会場の前へ急ぎます。
 名刺交換の後、10時過ぎにヒアリング開始。

 ひとまずセンセイがレクチャー。続いて質疑応答に移ります。和やかな中にも厳しいやり取りが続きます。センセイの頭の中では、「どう考えても、もう45分は確実に過ぎている...」。
 無罪放免されて時計を見ると、11時25分。1時間半近く厳しい作業が続いていたわけです。

 今日は夕方から都内へ出張することになっています。でも北陸地方は不安定なお天気。時折激しい雨が叩きつけます。
 センセイ、今日も自転車で出勤しているのです。しかも上記の事情で背広姿。

 雨雲レーダーを睨みながら、晴れが確実視される時間を見計らってアパートへ移動することにします。
 そこから先は徒歩とバスなので、何とでもなるのです。折り畳み傘も持っているし。

 とにかく疲れているので昼食を取ることにします。一昨日とは反対方向に歩いていると、あれっ?!
 「
0 ZERO CAFE(ゼロカフェ) 大学生限定応援カフェ」のドアに、に張り紙が。

 先日お伝えしたように、何故か室内を分割する工事をしていたのですが、どうやらそれが終わったようです。
 左側には「ゼロカフェ」の夏季休業予定、そして右側には「サンズ株式会社」の張り紙。

 狭い空間ですから完全に分割するなんてできませんし、実際、パーティションの上部は筒抜けになっています。どう考えても両者には深い関係があるはず。
 調べてみると、サンズ株式会社会社の沿革に、2015年から工大前店を含めて「ゼロカフェ事業を開始」とありました。

 「ゼロカフェ」は独立した会社ではなかったんですね。それならなぜ、お金をかけて室内を分割する必要があったんだろう。極端な話、「サンズ株式会社 ゼロカフェ事業部 工大前店」と記せば済むのに。

 正直なところ、良く分からない。



8月25日(木) 秋の夜は釣瓶落し ──明日に備えて仕事を終えたら、外は真っ暗になっていた──

 今日は見たままのお話。

 そんなにサボっているつもりはないのですが、仕事がどんどん溜まっていきます。研究室の机の上に積み上げられた書類の山は今にも崩れそう。
 加齢に伴い、集中力と処理能力が低下しているんでしょうねぇ。

 本当は気力と体力を絞って、期限が約1ヶ月後に迫った「あの」仕事に取りかからなければならないのだけど、それより先に、今日の、明日の、明後日の仕事が......。
 そこはグッとこらえて、今日は急ぎの仕事に取り組みます。

 実は明日、文部科学省の(割と)高官が金沢工大を訪れ、本学の取り組みについて聞き取り調査を実施することになっています。
 誤解されると困るのですが、基本的には良好事例の事情聴取。ご安心を。

 本当はセンセイの仕事ではないのですが、センセイも45分ほど説明することになりました。
 基本的な資料は提出済なのですが、先方から追加資料の希望があったとのこと。

 朝からお昼過ぎまでかかって求められた資料を作成し、一休みしてからは明日のプレゼンテーションファイルを作成。
 既存のものを一部修正すれば済むと思っていたのですが、結果的には数十枚のスライドを新規に作成。ふぅ。

 気がつくと、窓の外はもう真っ暗。ファイルを担当者に送信し、大学を後にします。
 北から東の空は闇と深い青が連続していますが、西の空の低い場所にはかろうじて夕焼けが。

 秋は釣瓶(つるべ)落し。

 金沢の今日の最高気温は33.9℃。日中は暑くてどうにも参ってしまいますが、それでも季節は確実に替わっているんですね。



8月24日(水) やっと、安住の地に ──金沢工大のキャンパスは新たに、北東方向に門を開きます──

 昨日の特別な講義は、午前中のプログラムの最後。昼食の時間です。

 「やれやれ、やっとお昼だ」というような表情で先生方は食堂へ。センセイはというと、機器や資料を片づけ、関係者にお礼を言ってからひとまず研究室に戻ります。
 さて、どうしよう。

 もちろんこちらもお昼ご飯の話なのですが、緊張感を孕(はら)みつつも、センセイも、先生方もリラックスして30分を過ごした後。久々の充実感です。
 いろいろな意味で頑張ったセンセイ、自分で自分でご褒美を与えるべく、今日の昼食は外で取ることにしました。

 最終的な行き先を決めないまま、とにかくキャンパスの東側から外へ出ようとして......あれ?!
 工事が続いてた出入口付近が大きく変わっています。

 考えてみると西村センセイ、今月上旬の集中講義とそれに続くお盆休みとで、3週間くらいこの場所には来ていません。
 道路を背景にして、校舎群に向かって撮影したのが写真。

 ここは道路に面して高い柵が設置されていたのですが、その一部を奥に引っ込めています。どうやら新しい門を設置するようです。
 そしてその内外には、行き場所を見失っていた巨石群。やっと安住の地を得たようです。

 金沢工大に赴任した時に気づいたことがあって、大学キャンパスは石垣や門で出入りが制限される構造になっています。
 でもここ数年はかなり変化が見られます。

 いよいよ北東方向にも、文字通り「門を開く」ようです......が、北東って、鬼門なんだけどなぁ。



8月23日(火) 未来は今、まさにこの場に、二重映しに存在する ──高校教員対象の研修会が始まりました──

 昨日は午前と夕方に、それぞれかなりヘビーな会議。

 参加者に叱咤(しった)されたわけではないのですが、真摯に反省すべき点は多い。特に夕方の大きな会議の講師からは、本質的な問題を指摘されました。
 もちろん、心から感謝します。

 その会議はまだ続いていたのですが、講師が会場から退席されるので、センセイもそのまま会場を後にします。別室にて1時間ほど二人きりで話し合います。もちろんこちらも感謝するばかり。
 ただしセンセイがかなり凹んでしまったことも事実。たぶん誰も気づいていないでしょうが。

 困ったことに翌日──つまり今日──の午前中に、高校の先生方を対象として講義する必要があります。もちろん、提示および配布資料はひとまず作成済。
 改訂したい部分もあるのですが、気力と体力を考えると改訂は無理。

 そこで資料はそのままにして、参加者の様子を見ながら、昨日考えさせられたことを含めてお話しすることにしました。
 実際に話し始めるとすぐに、僅かですが受講者の顔の角度が変わりました。何よりも表情、特に目が良い。

 先生方は高校の現場で困っているからこそ、校長先生に指名されたという形を取りながらも、かなり無理をしてこの研修会に参加していらっしゃるのです。
 センセイは、先生方のその目の輝きに応えます。

 このプログラムについては現在、主担当を別な先生にお願いしているのですが、講義終了後に挨拶のため向かうと開口一番、「去年とは違いますよね」。
 資料はほぼ同一であることを確認した上で、話した内容はほぼまったく異なることを説明します。

 モーツァルトは長い交響曲を何日もかけて書いたのではないそうです。ラテン語で“aevum”と言うのですが、その天才の頭の中では時間概念がまったく異なり、彼には一瞬にして楽曲全体が「見えた」らしい。
 後は、それを楽譜に書き起こしていくだけ。

 俄に信じてもらえないかもしれませんが、長い間教師をやっていると──たぶん医師も同じだと思う──同じような経験をすることがあります。目の前の子供がこうなって、ああなって、そうなって......。
 ただし今回のお相手は、30名の高校教員でしたが。

 程度や様態、あるいは不平不満の内容などについては多少の差異はあるかもしれませんが、今回参加された先生方は全員、研修会終了時には何かを掴んでこの地を後にされます。

 だって、それがありありと「見える」ので。



8月22日(月) 為せば成る、か?! ──食生活改善3ヶ月半の結果が出ました──

 センセイは先週水曜日、お盆休みを終えたばかりの同級生に診てもらいました。

 このところ、打撲の記憶はないのに内出血が続いていたからです。特にお盆には真っ黒な、しかも小判状の大きな出血が出現し、ホントにびっくりしました。
 他に気になることもあったので、慌てて駆けつけた、というのが本当のところ。

 結果的にはたいしたことないだろうとのことで無罪放免。それはそれでホントにありがたいのですが、今度は「打撲の記憶がないこと」の方が問題になりそう。
 困ったものだ......。

 それはともかく、受付を済ませて事情を説明すると、ひとまず看護師さんが状況を確認してくださるとのこと。
 問診に続いて、血圧測定。

 高血圧であることを自覚して、食生活を改善してから3ヶ月半。初めての測定です。少々緊張。
 で、結果はというと、何事もなかったかのように「上が134、下が85ですね」。

 その時は、5月上旬の検診での正確な値を思い出せなかったので、研究室に戻り、保管してあった検診結果を確かめます。
 ご覧のように、その時は収縮期血圧が167mmHg、拡張期が102。投薬治療を検討しなければならない値です。

 最高血圧を比較すると、3ヶ月半でそれが33mmHgも低下したことになります。客観的には、大幅な改善。
 残念ながらまだ、正常血圧の上限を少しだけ上回っていますが。

 この間、いくつか気づいたことがあって、当たり前ですが、まず塩分に敏感になりました。それとともに、素材や料理の微妙な味、特に旨味がわかるように。
 改善以前は感覚が徐々に鈍くなり、最後には鈍麻していることすら認識できない状態に陥っていたわけです。

 ホントに、反省しています。



8月21日(日) 関係者の皆様、ありがとうございました ──西村センセイ、約3週間ぶりで研究室に入る──

 今日は金沢への移動日。

 昨日のうちに洗車しておいたので、今朝は準備を整えるとそのまま自宅を出発。車の混み具合を見ているとどこか、まだ夏休み。「普通の日曜日」とはちょっと違う。
 弛緩した部分があります。

 本当は途中から高速道路に乗るつもりだったのですが、車の流れが順調だったので、結局、金沢まで一般道を走行しました。所要時間は一部高速道路を利用した時とほぼ同じ。
 一般道を暴走しているわけではないので、念のため。

 富山県東部までは曇りがちであまり気温が高くなかったこともあり、下道を走っているにもかかわらず、燃費は21.5km/L前後をキープ。相当な省エネ走行です。
 富山市を過ぎたあたりから気温が上昇し、エアコンはフル稼働に入ったのですが、それでも最終的な燃費は20.4km/Lを記録。

 途中でお昼を食べる予定だったのですが、予定よりも早く移動できたのと、食事後はどうしても眠たくなるので危険防止のため金沢に到着してから食事。
 約3週間ぶりの研究室へ向かいます。

 正確に言うと、先週水曜日に研究室の前まで来ているのですが、ドア付近しか立ち入ることができませんでした。共用の廊下や研究室内がビニールシートで養生されているのです。
 一昨日、学内の担当者からエアコン工事が完了した連絡を頂いていたのですが、さて、どうなった。

 ドアを開け、電灯を点けた最初の印象は......暑い。そりゃそうです。冷房が入っていないので。

 エアコンを入れると、ほぼタイムラグなしに冷気が降りてきます。センセイが赴任する前からのマシンとは全然違います。
 気を取り直して(?)、撮影したのが写真。

 手前はテーブルの上を含めて、綺麗さっぱり。対照的に、奥の机はとにかく書類の山。
 これはセンセイが金沢を離れる前にしたことです。

 更新対象のエアコンは入り口付近──この写真を撮影しているセンセイの頭上──に設置されているので、その近辺に存在したものをすべて奥に追いやったのです。
 でも、まったく予想外だったことが。

 敢えて写真はお見せしませんが、室内、特に入り口付近がとても綺麗になっているのです。明らかに掃除されています。
 特に驚かされたのが、水回り。

 室内には簡単な洗面施設があるのですが、それが「これでもか」というほど綺麗になっています。この建物はとても古いので、鉄製の配水管の内部が錆びています。
 とても飲めたものじゃないので、センセイは毎日、アパートから水筒で飲用する分を持参しているほど。

 ところが、赤茶色に汚れ、洗い物にしか使用しない洗面台が、ほぼ真っ白に。ここで、先週水曜日に入口まで立ち入った際、洗面台に手書きの指示が朱書されていたことを思い出しました。
 シートの上からでは読み取ることができなかったため、その時は深く考えようとしなかったのですが。

 きっと作業員の方が、その指示に従って──センセイが赴任する前の分を含めた──何十年分かの汚れを、丁寧に清掃してくださったんですね。
 本当に、ありがとうございました。(ペコリ)

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