2016年8月6日更新(2016年8月14日ページ移動。2018年5月27日写真削除)

──2016年7月第6週〜8月第1週のニュース──

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8月6日(土) 教えているのか、教えられているのか... ――前任校で集中講義を始めました――

 というわけでセンセイは金沢工業大学から特別に許可をいただいて、前任校で集中講義を実施しています。

 基本的には毎年今頃実施している講義。ただし今年度は曜日まわりの関係で、週末を挟んでの実施です。昨日の午後から講義を始めたのですが、受講生はそれほど多くはありません。
 金沢工大なら、それを理由に開講しないかもしれない。

 でも今回もちゃんと開講すます(教職科目の一つだからでもあるのですが)。人数の少なさもあって、今回初めて普通教室で実施することにしました。
 1991年の開学以来25年間、ずっと使ってきた視聴覚教室。

 まるでセンセイのために造っていただいたようなものなので、そこを離れるのは残念ですが、普通教室ならではの良さもあります。
 まず受講生との距離が短い。

 目の前に学生がおり、息遣いまでが伝わってくるかのよう。こちらも実際の受講生に合わせて講義をします。
 授業は基本的に、こちらからの質問と学生の反応。これこそが本来のアクティブ・ラーニング。

 それを受けてセンセイは「教え」ます。でも実は、ここから核心部分。教えているのか、教えられているのか......。
 やり取りの中で、センセイが忘れかけていた、しかしとても大切なものを再認識させられます。だからこそ、先生稼業はやめられない。

 写真は今日の夕方、学生諸君がバスに分乗して帰宅するところ。写真中央にあるのは、「ニュートンのりんごの木」。受講生はまだこの木の意味を知りません。
 次回の講義で、それをお伝えした時の表情が全て。

 ......さて、どうなる。



8月5日(金) この強い西蒲弁は何だ!? ――国道116号線沿いのホテル「公楽園」がBS放送で紹介されました――

 先月末、金沢にいた夜遅くのこと。

 サイトの更新を終え、録画してあった夜のNHKニュースをざっと確認して電源を落とそうとして、モニタにどこかのゲームセンターの内部が映し出されました。昭和を強く思い出させる光景。
 最近はほぼまったく見かけなくなりました。

 今度こそ電源を落とそうとした時、画面の中の、人工透析に行く途中ここに立ち寄ったという男性の言葉にハッとしました。
 なぜか、新潟弁。

 それも西蒲原(現在の新潟市西部から燕市付近)の方言です。......どこだ?!

 番組はかなり進行しているようです。すぐに録画に切り替えて様子を確認していると、その「ゲームセンター」が「公楽園」であることに気づきました。
 センセイの自宅の割と近く、新潟市とのちょうど中間にあります。

 地域の幹線道路、国道116号線沿いにあり、センセイはその前を何百回も通過しています。
 「ホテル」という看板が出ていること、そして少なくともゲームセンターとして営業していることは知っていたのです。でも立ち寄ったことはない。

 そこで、新潟県北部への出張の途中、初めて入ってみることにしました。それが上の写真。建物の向こうは、見渡す限りの田圃。
 西蒲原の典型的な風景です。

 昨日ほどではありませんが、ちょっと眠気を感じていたこともあって、駐車場に車を置き、1階のゲームセンター(?)へ。
 自動販売機のインスタントコーヒーを飲むつもり。

 左右両方にある二重のドアを抜けて店内に入った途端、まるで30年以上前にタイムスリップしたかのような光景。
 だからこそ訪れたのですが。

 誰もいないのかなと思ったのですが、良く見るとセンセイよりも少し若いくらいの男性がゲーム機と格闘中。
 それなりの格好をしているのだけど、お仕事の方は大丈夫かしら。

 センセイ個人はゲームや賭け事が苦手なので、ほとんどしたことがありません。そのまま通過し、お目当ての自販機コーナーへ。
 この自販機群、マニアの間では、そしてネット上では相当有名らしい。

 30年前だったら、ここに天ぷらうどんの自動販売機が並んでいるのが普通。実際、ちょっと前までここにも存在したようです。ちなみに、手前の椅子の背もたれの背後には、マジックで「公楽園」。
 浦島太郎状態でお店の外に出て、改めて建物を確認します。ホテルのカウンターは、建物の右端にありました。

 それ以前も時々通過していたのですが、この前を頻繁に行き来するようになってから、ざっと25年。知らなかった......。

 あるいは、ふだんは偉そうなことを言っていても、知ろうとしなかったのかもしれません。興味を持たれた方は、ドキュメント72時間・選「田んぼの中のオアシスホテル」 をご覧ください。
 再放送してもらえないかなぁ...。



8月4日(木) 帰宅する際に、珍しく高速道路を長距離走行して気づいたこと

 昨日は採点で夜が遅かったため、かなり睡眠不足。

 若い人にとってどうということはないのですが、センセイくらいの年齢になると睡眠不足は非常に危険。事故の遠因になったり、下手をすると命にかかわったり。それでもとにかく授業をしなければならない。
 というわけで今日も大学に一番乗りし、講義の準備を進めます。

 正午前に二つの講義が終了。お伝えしたようにセンセイらの研究室とその付近は工事に入るので、後片づけをして退出します。明日からの出張に備えてひとまず自宅へ戻るのです。
 センセイは高速道路をあまり好みません。

 運転していてもそんなに楽しくないし、何より、眠気を感じてしまうからです。非常に危険なので、いつもなら交通量の多い富山市近辺のみ北陸道を利用。
 その他の区間は一般道をゆっくり走ります。

 今日も前半は一般道を走行したのですが、出発が遅くなったこともあって、このままでは予定時刻に到着できないことがわかりました。そこで富山I.C.から自宅付近まで北陸道約150kmを、80km/hで走ることに。
 センセイが150kmも高速道路を走るなんて、滅多にないこと。

 何か新しいことに気づくか......と思ったら、やはり、まず眠気が。つまりこちらは新しくない。特に新潟県内に入るとトンネルが連続し、とても眠くなります。
 冗談抜きで身の危険を感じたので、SAで休憩しました。

 一つ気づいたことがあって、今日は暑かったので富山まではエアコンをフル稼働させていたのと、ストップ・アンド・ゴーの繰り返しだったので、燃費は19km/Lくらい。
 ところが高速道路に乗ると燃費はぐんぐん伸びて、最後は22.1km/L。

 高速道路だけをおとなしく走っていたら、24km/L程度まで記録できるんじゃないだろうか。もちろん実用的ではありませんが。
 そして再確認したことが、もう一つ。

 これは必ずしも高速道路とは関係ないのですが、320i M Sp(F30)に替えてからブレーキダストが激減しています。

 センセイはMT車しか乗らないので、もともとブレーキをあまり使わない──だからブレーキ板が錆びつかせてしまった──のですが、それにしても汚れ方が318i(E46)の時と違う。
 写真はF30のブレーキ部。

 調べてみると、いつのタイミングか正確にはわかりませんが割と最近、ダストの少ないものに変更されたようなのです。
 国産車はブレーキ板を「挟んで」減速します。

 でもヨーロッパ車は、グリグリと「削って」止まります。これは運転した人がすぐ気づくこと。で、F30はというと、「削る」感触が少し減っています。でも「挟んで」いるわけでもない。
 ちょっと微妙なペダルの感触。

 もちろん、まったく違和感なく減速、そして停止できるのですが。



8月3日(水) 金沢よ、しばしのお別れだ ──大学脇の“0 ZERO CAFE”に動きが──

 今日は水曜日。何度もお伝えしているように、センセイにとっては一番ヘビーな日。

 しかも今週は前期(「前学期」)の最終週なので、受講生の成績をひとまず確定し、最後の授業で相互に確認する必要があります。当然、その前に採点を終えなければならない。
 というわけで未明に大学へ一番乗りして、採点と、二つのヘビーな会議と、臨時の打合せと、講義が二つ。そして再び採点。

 その間に、困っている学生3名と保護者1名の対応。後者は電話でですが。

 生身の人間が相手なので、絶対に手抜きはできません。「あ、この人はわかってくれるんだな」という瞬間を経ると、向こうもホンネを語ってくれます。
 それは良いのですが、採点はさらに先送り。

 答案をアパートに持ち帰り、つい先ほど、評価を終えました。明日出勤してからデータを登録し、最後の授業に臨みます。
 ......というか、そうしないと間に合わないのです。

 まずセンセイは明日のお昼から出張に出かけてしまいます。大学に戻るのは半月後。

 いつもならその間も出勤するのですが、今年度のみ、研究室のある建物が改装工事に入り、出入りができなくなるのです。
 金沢よ、しばしの別れだ。

 改装工事繋がりで言うと、大学脇の「0 ZERO CAFE(ゼロカフェ) 大学生限定応援カフェ」でも動きが。
 以前は1区画をそのまま使っていたのですが、何故かパーティションを切っています。

 金沢大学の近くにあるゼロカフェはもっと大きく、学生の出入りもあるようなのですが、ここ金沢工大前店は小さく、学生もパラパラという感じ。どういうビジネスモデルなんだろう。
 明日も大学の講義や仕事はあるのです。

 でも気を使う採点を終えたら、どこかで「もうしばらく来ないんだし、他のことはどうなってもいいやぁ」と感じているセンセイに気づいたりします。



8月2日(火) 西村センセイ、夜の向日葵で考える ──日没がどんどん早くなっています──

 今日もまた、見たままのお話。

 学期末なので、明日の授業で当該学生に知らせなければならない成績を確定すべく、テストその他の採点。そこに文部科学省からの指示があり、その仕事がセンセイの所に回ってきました。
 他の飛び込みの仕事も片づけると、もうスーパーから惣菜がなくなる時刻。

 正確に言うと、それを30分過ぎています。ひとまずスーパーへ向かい、かろうじて残っていたお刺身のパックを買います。

 自転車に乗ってお店を離れると、目の前に向日葵畑が出現。1週間くらい前に気づきました。左奥の、金澤うどんのお店だった建物の向かいです。
 かつてすぐ近くに存在していた向日葵畑(現在は同じ名を冠した幼稚園)を思い出します。

 その向日葵たち、南側を向いて咲いているのですが、何となく元気がない。

 ふだんは大学の中にいるので、何か用がない限り、日中この辺を歩くことはありません。
 昼間に見たら別なのかもしれませんが。

 確実なことは、日没がどんどん早くなっていること。同じような時間にこのスーパーを訪れることが多いのですが、気がつくと、もう暗い。
 自宅のある柏崎市の夏祭りも、先週のうちに終わってしまいました(センセイはまったく見ていない)。

 季節がどんどん替わっていくし、ふと、どこか取り残されていることを思い知らされたりします。



8月1日(月) 昨シーズン購入した扇風機に一部不具合が... ──日本のモノ作り、ホントに大丈夫?(続々)──

 今日は見たままのお話。

 センセイの自宅は高気密高断熱設計。冬は階下と2階で1台ずつファンヒーターを弱く運転すれば、家中、寒い場所はありません。真冬でも浴室の天井や窓は結露しません。
 費用はそれなりにかかりましたが、暮らしやすさや洗濯物の乾き方、そして健康のことを考えると、10年で元は取れたかな、という感じ。

 夏も基本的には同様で、冷房のエネルギーはあまり使いません。唯一相違するのは、夏は暖かい空気がどうしても2階に溜まりがちなこと。だから2階の書斎のみ、必要に応じて弱い冷房を入れます。
 決してガンガン冷やすわけではありません。

 センセイはそれで構わないのですが、家人は冷房が苦手。だから就寝時は窓を開けてしまいます。
 そうすると家全体の冷房効率が悪くなるので、センセイも途中で書斎の冷房を切って、窓を開けます。

 確かにその方が健康には良いのですが、書斎はいろいろな機器が動いていることもあって、どうしても温度が上昇しがち。
 そこで去年、写真の扇風機を購入しました。

 日立ブランドの中国製で、当時話題だったDC(直流)モーター式です。

 写真ではわかりませんが、カーテンの奥には窓があってそこから外気を取り入れようとしています。
 いわば換気扇のような使い方。 

 先月から急に暑くなったのですが、冷房を入れるほどではなかったので、しばらく扇風機だけを使っていました。
 ところが首振り装置に不具合が。

 首振りの角度を45°から90°まで3段階で調節できて便利だったのですが、左に首を振ったまま、反対側を向こうとはしません。いろいろいじってみて、直す方法はわかったのです。
 でも設置場所を変えるたびに直す必要があります。

 海外工場製とはいえ、品質管理が行き届いていないことを意味します。モーターの回転力の一部を首振りに使う、いわば電気とメカが接する部分。
 部品を合体させるだけの液晶テレビなどと違って、これまで日本が最も得意としてきた分野です。

 日本のモノ作りは、ホントに大丈夫なんだろうか



7月31日(日) 世の中、夏休みだったのね... ──西村センセイ、日曜日に「出勤」する──

 昨日自宅に戻ったのは、夜。

 今日は日曜日なので、本当なら今日中あるいは明日のあまり遅くならない時間に金沢へ移動すればいいのです。でも先日、ちょっと困っている学生の保護者から直接電話があって、今日の午後に大学で面会できないかとのこと。
 もちろん学生と保護者のためなので、お引き受けします。

 というわけで12時間だけ滞在して、朝、自宅を出発することに。

 そんなに汚れていなかったけど、先週1週間分の埃がついたので、自宅を発つ前に320i M Spをざっと水洗いすることにしました。
 320iを車庫から出すと、隣の建物で動きが。

 自宅脇には工場の倉庫があるのですが、会社が倒産したため、現在は群馬県の方が借用しています。
 でその方はここを、夏のレジャーの基地にしていらっしゃるのです。

 水上オートバイもここに保管しており、今朝は2艇を専用の車両に載せて、ハマーで牽引していきました。
 近くの海水浴場へ行くのでしょう。

 写真は移動の途中、上越市(直江津地区)を過ぎて、信号機で停止している時に撮影したもの。谷浜海水浴場を見ています。
 長野県、特に北部の「北信」地区の人には最も身近な「海」。

 まだ朝早いのですが、長野県(長野、松本ナンバー)や群馬県からの海水浴客で海の家──新潟では「浜茶屋」と呼ぶ──の駐車場は一杯になっています。

 ......世の中は、夏休みなんだぁ。

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