2017年6月10日更新(2017年6月18日ページ移動。2019年5月1日写真削除)
■6月10日(土) やはり、よほど疲れていたんでしょうねぇ ――センセイのトホホな1日――
センセイは広島大学で開かれている学会に参加するため、広島県東広島市(旧西条町)に滞在しています。
現在は初日のプログラムを終えて、市内のホテルに戻ったところ。本当は夜の情報交換会に出席するつもりで、参加費も事前に振込済だったのです。でも、せっかくの会に参加することはできませんでした。
明日の午前中にセンセイの発表があるのですが、準備が間に合っていない。と言うか正確には、資料をまったく作成していない状態で広島入りしました。
学会発表は気力と体力を使うのですが、最近のセンセイはあまりに忙しくて、その作業に取り掛かることができない。
物理的な作業ができないわけではなかったのです。でも気力を集中させないと、仕事をしても意味がないので、そちらは後回しにして休息を最優先。
ホテルに戻り、3時間ほど集中的に作業したので、何とか目途をつけることができました。写真は昨日、広島到着後に確認したメール。なぜかJR東日本の予約センターから届いていたのです。
最初は何のことか、状況がよく理解できませんでした。でもすぐに、1ヶ月後の出張のために手配した特急券について、誤って1ヶ月前の日付で頼んでしまったことを理解しました。
鉄道ファンのセンセイが、ですよ。もちろん今までも、同種のミスは稀に発生していたのです。でもそれは入力時だけで、予約確認の過程で必ずミスを発見して、最後まで見逃すことはありませんでした。
改めて7月8日の同じ列車を予約したのですが、悲しい......。問題はお金だけではありません。今回、ホテルチェーンのカードを忘れて割引サービスをを受けられなかったり、キンエン生活用の減塩醤油のパックをアパートに残してきたり。
いつものセンセイらしくない。やはり、よほど疲れていたんでしょうねぇ。
とはいえ、明日は本番。お客様のためにも、残った時間で資料を完成させることにします。
■6月9日(金) 新築中のこのお宅、屋根の形が金沢駅の鼓門に似ているような...
先生は現在、学会に参加するため広島市内へ移動しています。
でも今日は、出発前の金沢で気づいたこと。早朝に自転車で自転車で出勤途中、建築中のあるお宅の前にさしかかりました。2、3週間ほど前に基礎工事開始。
その後、あれよあれよと間にご覧の状態にまで組み立てられました。正確に言うと、前回脇を通り過ぎた時はクレーンを使って柱を組み立てているところで、その時は屋根はもちろん、2階の梁(はり)も組まれていなかったのです。
で、朝日に映えるお宅を目にしたセンセイが最初に感じたのは、「鼓門みたい」...。「鼓(つづみ)門」というのはJR西日本金沢駅東口のゲート。伝統芸能の「鼓」をイメージしており、中央部がキュッと締まっています。
同意していただけるかどうかはともかく、疑問に感じたのは屋根の構造。写真を良く見ると屋根が、雨傘を逆さにしたように見えます。屋根に降った雨を集めて、左奥だけで排水する構造になっているのです。
コンクリート製のビルで良く見られる構造、ただし雨漏りなどのトラブルも多い。日本の家屋は伝統的に、屋根に降った雨水を「切妻」(2方向)か「寄棟(よせむね)」(4方向)などの構造で、いくつかに分けて排水してきました。
日本の雨量の多さや、経年劣化を考慮すれば当然だと思います。北陸地方特有の重い雪のことを考えると、問題はさらに複雑になります。屋根に積もった雪を一か所に集めるのですから。
確かに、新潟の雪の深い地方では、このような構造と融雪装置を組み合わせる場合もあります。
でも運用コストもかかるので、金沢でそれを採用するだろうか。このお宅、外壁工事が終わると屋根の構造は周囲からよくわからなくなります。というか、左奥に完成しているお宅を含めて、どうやらこのような構造の家が増えているようです。
要するにセンセイは古い人間だ、ということなのでしょうか...。
■6月8日(木) もう少し詳しく調べてからの方が良かったかも... ──ヘッドホンハンガーを購入しました──
最近、金沢のアパートでちょっと気になっていたことが一つ。ヘッドホンの置き場です。
今まで使っていた──ただし現在はほとんど使用していない──BOSEの製品は専用ケースに収納していました。でも今回、アパートおよび自宅用にソニーの“MDR-CD900ST”を購入。
ごく普通の形状で、収納ケースはありません。ケーブルとともにどこかに収める必要があります。これは自宅書斎も同じ。
自宅ではこれまでオーディオテクニカの“ATH-M9X”(写真右側)という製品を使ってきたのですが、ヘッドバンド部が大きくしっかりしているものの、2本の柱に当たる部分は細い。
だから壁にL字形フックをねじ込み、ケーブルとともにそこに吊していたのです。しかし今回、自宅でも“MDR-CD900ST”を使い始めたのですが、この製品、ヘッドバンド部が広い。
それでも自宅は、幅の広いL字形フックが余っていたので、それに差し換えて、ヘッドホンを引っ掛けています。もちろんアパートでもそうすれば良いのですが、ちょうど良い場所と考えられる写真の棚は、材質が非常に堅い。
上手くフックをねじ込むことができませんでした。何か良いものはないかと考えていた時に、サンワサプライの新製品を知りました。写真の場所に嵌め込もうと考えたのです。
でも調べてみると、ネジ止めの具合などから、オーディオテクニカの“AT-HPH300”の法が良さそう。というわけで、現物を確かめずに約1,600円で購入しました。もちろん写真のように、問題なく使用しています。でも実物を手にして気づいたことが。
この製品は──そしてサンワサプライのものも──樹脂製で、あまり強度がないのです。そんなに重いものを吊り下げるわけではないので、さほど問題はないのです。でも気になるのは上部の、ネジ止めの部分。しっかり固定するためにはネジを強く締める必要があります。
でも樹脂製なので、なかなか力が入らない。写真をよく見ると、その部分が「八」の字状に少し開いていることがわかります。改めて調べてみると、金属製のもの(例えばこちら)も販売されています。
う〜ん、もっとよく調べるべきだったなぁ。
■6月7日(水) 廊下の机の上の、切手のようなものは何だろう... ──変わる「学び」の方法──
センセイは今週末、広島大学で開かれる学会に参加することになっています。
研究を一つ発表するのですが、大学の大きな仕事が入って、センセイは失神しそうなほどの忙しさ。発表用のスライドをまだまったく作成していないという悲惨な状態。
大丈夫だろうか...。それはともかく、出張に必要な軍資金が足りません。そこで朝、メインバンクの学内郵便局へ......。あれっ?!
小教室の前を抜けようとして、白い机が2脚。最初は仕舞い忘れたのかな、と思ったのです。でもよく見ると、何か載っています。近づいてみると切手状のもの。
矢印や包丁、イギリスの国旗(ユニオンジャック)、文房具、そして何故か欧米人の顔。良くわからなかったのでとにかく郵便局で現金を引き出します。例の教室前に戻ってくると、ご覧のように学生諸君。
「これ、あれじゃないよな」などと話しています。1枚を手にした学生が、教室の中に入っていきました。室内では誰も着席しておらず、立ったまま何かゴソゴソ。
センセイは加齢で耳が遠くなっている──関係者の皆様、気をつけてね──ので、内容までは聞き取れませんでしたが。お察しの通り、たぶん英語の授業なのです。教室の扉を閉ざしていても、室内の様子はガラス越しに見えるようになっているのですが、ゲーム形式など、学生の活動を重視した学習方法が増えています。
学びの方法がどんどん変わっているのです。写真のような語学ほどではありませんが、センセイらが担当する講義だって、グループワークや発表を取り込んでいます。でも、一番大切なのは「学び」の中身。
言い換えると、どうやってコドモをオトナにまで成熟させるか。今の国内、国外の状況を見ているとつくづく、やはりここが一番難しいんだなぁ、と思い知らされます。
だからこそセンセイら、「先生」という種族が存在するのですが。
■6月6日(火) 「あの車」の姿が消えている... ──金沢へ移動して気づいたこと(2)──
昨日、今日と金沢は良い天気。
だから当然のごとく、センセイは自転車で出勤したのですが、その途中であることに気づきました。あるべきものが「ない」。お察しの通り、「あの車」の姿が見当たらないのです。
アパートのすぐ近く、通勤の際に必ず通る場所に、写真のとても大きなお宅があります。(表札部分にぼかし加工を施しています)石を敷き詰めて、まるで石畳のように見える場所に、「あの車」は先頭を奥にして駐車されていました。
この場所はもともと、庭の一部だったと推測されます。広い敷地──普通のお宅の4倍くらいある──敷地なので、写真奥で1本隣の道路に面しています。そしてそこには大きな車庫が。
最初はそこに車を置いていたはずです。主に運転していらっしゃった方の足腰が弱たっため、便利な玄関脇に無理やり駐車スペースを確保したのでしょう。
しかしついに車を運転することもなくなり......。幸いなことに、一般の人間でもわかるほどの変化は起きていません。お伝えしたように、これは約15年後のセンセイの姿。
決して他人事ではありません。
センセイは年度内に60歳になり、ひとまず定年退職となります。実際にはもう少し雇用を延長していただけるだろうと思いますが、いつまで続けられるか。
考慮しなければならない要素は主に、親の介護と自身の健康。「その時」は、確実に迫っています。
■6月5日(月) 駐車場所には気をつけていたのだけど... ──金沢へ移動して気づいたこと(1)──
写真は昨日、アパートに到着してから撮影したもの。ご覧のように金沢はとても良い天気だったのです。
でも新潟や富山の東側は別。先週までの予報とは大違いで、上空に寒気が入っているため非常に不安定な天気だったのです。晴れ間が見える場所もあったのですが、逆にワイパーが役立たないほどの大雨の中を走行する場面も。
何を言いたいのかというと、出発時は雨だったため、洗車せずに自宅を離れたのです。このところ少し収まってきたのですが、春は普通に走行しているだけで小さな虫が車体やフロントガラスに貼り付いてしまいます。特に80km/h以上だとそれが顕著。
センセイが高速道路を80km/h以下で走る理由の一つです。今回は全区間一般道を利用してゆっくり走行したということもあり、汚れはたいしたことなかったのです。でも虫がまったく付いていないというわけでもない。
そこでウェットティッシュを取り出して、フロントガラスや車体に付着した汚れを落としていると......あれっ?!車体左前方のバンパーの、前照灯のすぐ下の部分に、虫ではないものが付着しています。しかも色が......。
老眼鏡を取り出して確かめると、長さ約7mmの青色塗料痕。ナシテ?ティッシュで擦ると少し取れましたが、完全ではありません。何故だろう、そしてどうしよう。
最初はセンセイが運転ミスをしてどこかで擦ったのかな、と思ったのです。でもまず、身に覚えはない。バンパーの断面は凸状なのですが、塗料が残っている場所は最外周ではありません。たぶんセンセイが擦ったのではない。
前回の小さな擦り傷同様、駐車時などで、何かが接触したのです。先代のBMWを買った時に貰った小冊子の中に、駐車する場所には気をつけるよう書かれていました。
車体そのものや、前輪を曲げて駐車する車の脇を避けろ、など。これまでの経験からセンセイも同意見だったので、広い駐車場では隣に車がいない場所にするとか、高齢者の車の隣、あるいは出入り口に近くて便利な場所などは避けるようにしていました。
う〜ん、でもやられてしまった......。一定量の塗料が落ちた後は、濡れティッシュで擦っても変化しません。さて、どうしよう。
選択肢は、諦める/上から補修用の専用塗料を塗る/ヤスリのようなもので削る、など。これ以外の行動を含めて、貴方/貴女ならどうするでしょうか。
センセイが選んだのは、消しゴムで擦ること。付着した塗料を削り落とすのは簡単ですが、樹脂製バンパーの表面は塗装されており、それを傷つけることになります。補修用の専用塗料を塗るのは、負けを認めたようなもの。
恥の上塗り、という感じ。昨日は仕事があったのでそのまま放置して自転車で「出勤」し、今日、帰宅してから消しゴムで擦ってみました。相当な量の消しゴムを消費しましたが期待通り、ほぼわからない程度にまで消えました。
やれやれ。なお今回、「消し」ゴムだから消える、と考えたのではありません。塗料を形成している物質と、消しゴムのゴムは親和性が高いと推測できます。一方、車の方はというと、塗装膜の上にこびりついているだけ。
だから接触を重ねることで、塗料が消しゴムの方へ移行するだろうと考えたのです。皆さんの予想は当たっていましたでしょうか。
■6月4日(日) どうやったら、こうなるんだろう... ──センセイが自宅に戻ったら(2)──
今日は見たままのお話。写真は新潟の自宅(写真奥)の、手前の公道からの進入路。
ご覧のように、敷地境界に沿って埋設されたブロックが4個ほど、入り口付近で傾いてます。強い力で左側から押されたようで、手前ほど掘り返されています。
U字溝の奥に見える土地境界標はそのまま。同じ高さだったはずのブロックの黒い部分と比較すると、数cm浮き上がっていることがわかります。
もちろんこの件に関しては、あらかじめ家人から連絡を受けていました。自宅前はこの地域のゴミ集積所になっているのですが、範囲がやや広いこともあり、自動車でゴミを捨てにくる人も多い。
金沢のアパートでもそうですが。その中のお一人が、車のすれ違いか何かのために誤って/意図的に敷地に入ったところ、ブロックを押し倒してしまったとのこと。
すぐに詫びたそうです。変なことになると困るので、町内会長を間に立てて、元通りにすることで決着。でもセンセイの関心は少し別なところに。
どうやったら、こうなるんだろう...。自宅を建設する際、ここの工事に立ち会ったのですが、宮大工だった親戚──現在は廃業──が請け負ったということもあって、仕事そのものは見事なものでした。建物そのものはもちろん、付帯関連工事にも何の不満もありません。
つまりきちんと工事されているのです。しかも積まれたブロックは1個だけ。地上に露出した部分はそんなに高くないのです。だから普通車や大型車ならば、多少の衝撃とダメージは受けても、タイヤがブロックを乗り越えてしまう程度の高さ。
でも今回、そうではなかった。軽自動車だったらタイヤの直径が小さく車高も低いので、バンパーや車体とぶつかってしまうのかもしれません。でも左側から直接衝突したような痕は見当たらない。
まるで、小さなタイヤで左側からブロックをワシワシと押しつけたような印象を受けます。よく見ると、手前のブロック上部に欠損部分があります。左側から来た前輪駆動車(FF)の左前輪がブロックを乗り越えた後、車体左底部がここに嵌り込んで作った傷。
焦った運転手は、その状況からとにかく脱出すべく車を前進。続く無動力の左後輪が、ブロックをこのように押し倒したということなのでしょうか。