2018年8月25日更新(2018年9月2日ページ移動)

──2018年8月第4週のニュース──

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8月25日(土) こんなところにも、“Brexit”の影響が... ──イギリスからお客様をお招きして、研究会を開催しました──

 今日は事務方を含めて、大学は一斉休業。

 それもあって西村センセイ、本当は昨日のうちに新潟の自宅へ戻るつもりだったのですが、研修会が結構遅く終了することが判明。お伝えしたように「秋の夜は釣瓶落とし」で、最近は夕方になると急に暗くなります。
 全線高速道路を利用しない限り、自宅に着くのは真っ暗になってから。

 加齢で視力その他が著しく低下しているので可能な限り、危険な状況は避けたい。というわけで、昨晩は金沢に留まることにしました。

 夜中に何度か目覚めたのですが、完全に明るくなるまでまってから金沢を発ちました。もちろん問題なく自宅到着。ほぼそのまま実家へ移動し、両親の安否確認を兼ねていくつかの用を片付けます。こちらについてはたぶん、近日中にお伝えできると思います。
 写真は昨日撮影したもの。

 昨日は午前からお昼にかけて、イギリスからお客様(写真中央)をお招きして、研究会を開催しました。テーマは、変革期における大学での研究のあり方。(センセイの個人的な解釈)
 事前に日本語で頂いていた標題と少し相違していました。(事実を述べているだけで、異議を唱えているわけではありません。)

 ご存じかと思いますが、イギリスは2016年の国民投票でEU(欧州連合)から離脱することになりました。いわゆる“Brexit”(「ブレグジット」)。

 もちろんそのことは承知していたのですが、その影響はイギリスの大学のあり方にも大きな影響を与えていたのでした。ヨーロッパの高等教育のあり方についてはそれなりに把握しているつもりだったのですが、これは予想外。
 繰り返しになりますが、直接の原因はEU離脱。

 でもその背後には、急激に進展するグローバル化と、それを受けた大学など高等教育のあり方の問題があります。この点は日本も事情は同じ。質疑応答でその点を指摘させていただきました。
 そして、グローバル化を加速しているのは科学技術。

 白状すると、昨日午後の研修会での補足説明には、この時の知的興奮が影響を与えていたんじゃないかと思います。ちょっと力が入り過ぎてしまったと、少し反省。
 高校の先生方、あるいは同席した大学側関係者が気づいたかどうかはわかりませんが。

 大変勉強になりました。はい。篤くお礼申し上げます。



8月24日(金) その表情が、すべて ──高校教員対象の研修会が終了しました──

 今日のセンセイは、あっちへ行ったりこっちを訪れたり。

 午前中の行事は明日に譲るとして、大学から支給されたお弁当──つまり昼食を取りながらの会議だった──を食べ終えて客人にご挨拶をすると、別棟へ。
 月曜日から始まった高校教員対象の研修会が大詰めを迎えているのです。

 午後の最初はまとめの全体討議。センセイも少しだけ時間を頂戴します。お客様に詫びたサンダル履きではなく、今日から革靴であることを伝え、まず笑いを取ります。
 そして、担当した講義の補足。

 センセイらの講義は、研修の冒頭に行われました。だから大変申し訳ないのですが、受講生の準備があまりできておらず、講義内容を必ずしも十分には理解できなかったと思います。
 決して先生方の問題ではありません。

 でも、ハードな5日間の研修を積んだ今なら、センセイらの言葉が腑(ふ)に落ちるはず。

 今回の研修では、教職を目指す4年生6名が手伝ってくださりました。「手伝う」というより、彼ら彼女らの方が講師以上の役割を果たしたんじゃないだろうか。
 でその中の一人──たまたま去年のクラスの受講生だった──に、復習のクイズを出しました。

 残念ながら満点とはいきませんでしたが、それでも見事に及第点を確保しました。受講している先生方も、「ああ、そういうことか」という表情。

 写真はプロジェクト教育センター所長の佐藤教授が、受講生に修了証を手交しているところ。彼ら彼女ら──写真には入っていない──の後ろ姿が、すべてを物語っています。



8月23日(木) 西村センセイ、今話題のAIに挑戦する ──学内でIBM Watsonの研修会が開かれました──

 今日はタイル通りの話題。

 今日の夕方、学内で教職員を対象とした“IBM Watson”の研修会が開かれました。参加は任意だったのですが、文部科学省から科学研究費補助金を頂戴してセンセイが研究している内容と重なる部分があったので、出席しました。
 参加者は14名。

 “IBM Watson”は要するに、AI(人工技能)。以前お伝えしたことがありますが、金沢工大はこのAIを、より適切な学生指導のために役立てることができないかと考えているのです。
 今回は、バージョンアップしたシステムを教職員に体験してもらおうというものです。

 実はこれまでにも何回か、人工知能ブームがありましたが、いずれも尻すぼみ。ただし「ディープラーニング」という技術が流れを大きく変えました。
 それを用いた人工知能が囲碁で人間に勝つなど、このところAIブーム。

 でもセンセイ個人は、かなり距離を置いてブームを眺めていました。

 で、2時間ほど格闘(?)してみた結果はというと、技術の進歩もありデータの量的な問題は格段に改善されていましたが、本質的な問題は相変わらずのまま、という印象。

 関係者の皆様、どうでしょう。



8月22日(水) この時代は、こういう方が受け入れられるんだろうなぁ... ──オープンした「からやま」は大繁盛──

 今日はタイトル通り、そして見たままの話題。

 写真は先週末、サンダル履きという悪条件を乗り越え、約240kmの一般道を乗り切って金沢にたどり着いた晩、帰宅時に撮影したもの。

 大学でそれなりに仕事をこなしてから、いつものスーパーの向かいました。この時点で、歩行にはまだ相当支障があったので、スーパーの出入口近くに車を止めました。
 で、目の前には燦々
(さんさん)と輝く「からやま」の文字。

 先日ご紹介した「からあげ 極ダレ からやま」(金沢久安店)です。

 実は約2週間前、前任校での集中講義とお盆休みで金沢を離れる前にも、この照明を見ていたのです。でももちろん、その時は営業開始前。今月10日のオープン後に見るのは初めてです。
 近づいて撮影しようと思ったのですが、足が不自由....。(実話)

 そこでひとまず車に戻り、車をお店の近くまで移動させてから写真を撮影しました。少なくともこの日は本当に繁盛。左上の立て看板の下には警備員の方が出動し、入る車を整理しています。
 冗談抜きで、凄い人気。

 系列の「かつや」グループを含めてこのような営業モデルは、いつかは牛丼チェーンの経営を追い越すのではないかと思えるほど。
 今は、こういう営業形態の方が受け入れられるんだろうなぁ....。

 お肉を積極的には食べないセンセイも話の種に、1回入ってみようかな。



8月21日(火) これですっかり、同級生。ただし個人的には悲しかったけれど...

 工業高校教員対象の研修会は2日目。

 センセイの直接の出番は昨日だけ。仕事もあるので、午前中は時々様子をのぞきに行く程度。でも午後は、この研修の「卒業生」と文部科学省の担当者による講演があるため、きちんと出席します。
 まずは、お二人にご挨拶。

 で、肝心の受講生、つまり高校の先生方はというと、今年の印象は「生真面目」。

 もともとこの研修の参加者は、各県の、これから重要な役を担うことになる人たちが選抜されています。だから皆さん有能。それは、すぐにわかります。でも例年だと、そこにある種の遊び心が加わる。
 今年はというと、ずっとお付き合いしたわけではないので断定的なことは言えないのですが、与えられたプログラムを淡々とこなしていらっしゃいます。

 その理由をずっと考えていて、一つの仮設にたどり着きました。懇親会(情報交換会)を開いていないからじゃないだろうか。

 例年は初日の夕方に懇親会を開くのです。でも今年は文部科学省の担当者の都合で2日目、つまり今日開くことになりました。写真はその様子。
 皆さんオトナですから、飲むかどうかは別にして、アルコール(缶ビール)も提供されます。

 研修は、昨日の午後からグループを組織して実施されているのですが、乾杯が終わるとそのグループごとに集まってホンネの会話をしています。
 話をうかがっていたら、懇親会終了後は本格的に飲みに行くというグループも。

 雰囲気は、明日からずいぶん変わるんだろうなぁ。

 で、センセイはというとノンアルコール、かつ、プリン体0%の飲み物──プリン体は痛風の原因──を頂きます。正直なところ、美味しいとは思えない。
 でもホントの理由は、味そのものよりも、現時点ではセンセイが飲むことができないサッポロビールが目の前にあったからじゃないかしら。

 (個人的には)悲しい...。



8月20日(月) おかげで、ますます自転車操業 ──高校の先生方を対象とした研修会が始まりました──

 昨晩は、終わらない仕事に見切りをつけて、いつもより少し遅く帰宅。

 「秋の夜は釣瓶(つるべ)落とし」。周囲は真っ暗で、西の空だけ微かに夕日。

 疲れていて仕事にならなかったので、とにかくこのページだけを更新して、早めに就寝しました。翌日、つまり今朝は早起きをしなければならない。今日から高校の先生方を対象とした研修会が始まるのです。
 写真は午後撮影した、その様子。

 諸般の事情で昨年とは少しプログラムが変わっていて、センセイはもう一人の同僚とともに最初の時間の講義を担当します。ところが、準備がまったく間に合わない...。
 もちろん直接の原因は痛風。ただし客観的には、いろいろな仕事を後回しにしていたセンセイに責任があります。

 困ったことに、成績報告締め切りとも重なっているので、どうしてもそちらを優先しなくてはならない。成績については、怠けていたというわけではなく、どうしてもこのタイミングになってしまうのです。
 そこを狙い澄ましたかのように襲ったのが痛風。...トホホ。

 昨晩は休息することに徹し、今朝は早起き。もちろん大学へ一番乗りをして講義の準備を進めます。

 早めに原稿を提出しておけば事務方が人数分印刷してくださるのですが、今回は間に合わないので、自分で1,000枚以上を印刷します。途中トラブルも発生しましたが、何とか20分前に会場へ持参。
 大急ぎで現場の準備を整えます。

 まず、お客様の前に立っているにもかかわらず、サンダル履き(!!)であることを詫びてから、30分ほどの講義。もちろん先生方の目と表情を見ながら、です。
 当然のことながら表情は、まだ硬い。

 果たしてホンネはどうだったのか...。明日の夕方には情報交換会(懇親会)が開かれるので、そこで先生方からお話を聴くことができそうです。

 ただし西村センセイ、今回の懇親会はさすがにビール抜き。再び、トホホ。



8月19日(日) 現場検証 ──この方達の出番が「珍しい」と思えるような日が来るために、教育が為すべきこと──

 昨日、わざとお伝えしなかったことが一つ。昨日のテーマである沿道ネタです。

 場所は糸魚川市東部、旧能生町の鬼舞(きぶ)地区。これだけの情報でピンと来た方は相当な情報通だと思います。事が発覚したのは今月中旬。新潟市の若い女性が、約100km離れた十日町(とおかまち)市の山中で遺体となって発見されました。
 殺人事件です。この件は大きく報じられたので、ご存じの方が多いと思います。

 事件そのものはまだ未解決ですが、報道によると、何らかの事情を知っているものと推測される男性の自動車が数日前、鬼舞地区、国道8号線から山に少し入った場所で発見されたとのこと。少なくとも新潟県内では大きく報道されました。
 そこはまさに、センセイが良く知っている場所のすぐ奥。

 昨日、通過する際に改めて注意したのですが、間違いありませんでした。ただしその時は、警察や報道関係の車両は皆無。

 だからセンセイは、その後何も進展はないんだろうと思っていました。でも現実は逆。昨朝から捜索に入った警察はすぐに、近くの河原で身元不明──後にその男性であることを確認──の遺体を発見したとのこと。
 センセイが通過する前に関係車両の大半は引き揚げたようです。

 写真は15日、つまり痛風の発作が起きた当日(!!)のお昼に撮影したもの。自宅からイトーヨーカドー 丸大 柏崎店方面へ行くためには駅前公園を通るのが近道。
 非常に暑く、園内に子供や保護者はいない...あれっ?!

 遠くからまず、男性2人を視認したのですが、何だか厚着。この炎天下で、ですよ。しかも良く見ると作業服らしい......というか、警察の鑑識の制服。
 歩道兼自転車道を走行して位置を変えてみると、園内、左側の防災機能を備えた多機能テーブルの周囲にカラーコーンが。

 しかも今度は紛れもなく警察標準の制服を着用した男性が、園を管理する方(看板の陰)とやって来ました。4人で話し合ってから、左側の鑑識職員は携帯電話を掛け始めました。
 テーブルが破損されたか何かだろうと思います。

 公園内では心ない人による問題が多数発生しています。センセイも雪が残っている園内の芝生でバイクを乗り回している若者を注意したことがあります。芝生が傷むからです。
 もちろん理由を説明します。

 注意された若者は当初、何が悪いのかわからずにきょとんとしていました。センセイがその場を離れた後、仲間で話し合っていたところをみると、単に幼く、自分がやっていることの意味を自覚する能力がないだけ。
 このような若者を、より適切な方向に導くのは、まず教育。

 警察など司法は、それがうまく機能できなかった場合のシステム。だから可能な限り、警察その他の出番が少なくなることを願うばかりなのです。

 なお、警察など司法当局を批判しているわけではありませんので、念のため。

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