2019年2月23日更新(2019年3月3日ページ移動)
昨日訪れた京都市立京都工学院高等学校、最寄り駅はJRだと奈良線の「稲荷」駅になります。
西村センセイ、お伝えしたように去年は大失敗。まず、(信じられないことに)駅前に伏見稲荷大社があることに帰る時まで気づかなかった。
言い訳が許されるならば、前回は初めての場所で、しかも時間的な余裕がなかった。というわけで今回はお詫びの印(?)に、稲荷付近を歩いてみることにしました。今回は早い「サンダーバード」にしたので、開始までにかなり時間があったのです。
幸か不幸か、どこかでお昼を食べなければなりません。工学院高校へ行くためには奈良線に沿って南下するのですが、今回はひとまず北上します。大鳥居から表参道には、たくさんの観光客。日本人と外国人が半々くらい。アジア系、特に中国語を話す観光客が目立ちます。
少し進むと土産物店や和服のレンタル店。なるほど、こういうシステムになっているのね。続く、小さな交差点に立ったセンセイは、本当にびっくり。
風景が一変したのです。ここは伏見稲荷大社の裏参道。ご覧のように狭く、曲がった参道の両側に飲食店や土産物店、そして屋台が並んでいます。
「旅館」の文字も見えます。最悪はコンビニのお弁当を覚悟していたのですが、幸い、観光ルートから外れた場所でお昼を頂くことができました。本来の仕事に戻り...その前に、もう一つの宿題を片付けます。
それが写真中央、煉瓦造りの小さな建物。これは「ランプ小屋」。昨年ご紹介したのは、左側の説明板です。
古い鉄道は車内の照明などに石油を使用していました。可燃物、場合によっては危険物を取り扱うので、耐火性のある建物が必要だったのです。
稲荷駅のランプ小屋は現存している最古のもので、準鉄道記念物に指定されているそうです。去年は、ここが旧東海道本線だったことに驚いて、肝心のランプ小屋を撮影し損ねてしまったのです。ちなみに右側、クリーム色の建物と背後の高い建物(跨線橋)は稲荷駅の駅舎。建物の左奥には1番線のホームが見えます。
稲荷駅の駅舎は線路より低い場所にあるのです。今度こそセンセイは用務先へ向かいます。何しろ公費による公務出張中なので。
■2月22日(金) 生徒さんの報告が、素晴らしい ――京都市立京都工学院高等学校で開かれたシンポジウムに参加しました――
西村センセイ、今日は日帰りでのご出張。現在は帰りの特急「サンダーバード」車中です。
今日は昨年に引き続き、京都市立京都工学院高等学校で開かれた同校と金沢工大共催のシンポジウムに参加しました。直接の担当ではないのですが、割と近い関係なのです。情けないことに昨年同様、渋滞で遅れ気味のバスにハラハラしながら金沢駅到着。
もちろん、結果的には問題なかったのですが。正午過ぎに会場へ到着。関係者に挨拶してから会場内でこのページの準備をしていると、「西村先生!!」。他大学の関係者です。内緒の話をしているうちに参加者が集まり、シンポジウム開会。
主催者の挨拶に続いて、良く存じ上げる文部科学省の担当者による講話。続いて工学院高校の砂田校長先生による講演だったのですが、これがものすごいインパクト。まず、3月に卒業を控えた3年生――同校にとっては初の卒業生――が、これまでの取り組みを報告しました。
写真はその一部。地域社会の防災を考える取り組みを報告したのですが、極めて秀逸。もちろん同学年の中で最良のものであることは容易に想像できます。しかしそれで勘案しても、その素晴らしさは変わらない。
正直なところ、金沢工大の低学年学生は、足元にも及ばないと思う。もちろん、この学習成果は彼らの才能だけがもたらしたものではありませn。彼らに気づかれないように、高校の先生方が、指示するのではなく助言をして、彼らの眠っていた才能を引き出しています。
何回かお伝えしていますが、「教育」“education”という言葉は、ラテン語の“educare”(動詞)に由来します。「前の世代から次の世代に知識を教える」という面もあるのですが、「学習者の(眠っている才能を)引き出す」のいうのが本来の意味。そして同時に、これこそ教育本来のあるべき姿。続く砂田校長のスピーチにも、筋がきちんと通っていました。
最近目立つ、筋が通らない人/そもそも筋のない人と違って、こちらも本当に素晴らしい。今回は極めて心地よい完敗。というわけで、車中で美味しくビールを頂いた、今日のセンセイだったのです。
残念ながら京都駅にサッポロはなかったので、アサヒのスーパー・ドライでしたが...。
建物に関係した話題が続きますが、悪しからず。要するに、キャンパスから学生の姿が消えているのです。
写真は数日前、お弁当屋から戻る時に撮影したもの。金沢はこのところ雨がちの日が続いているのですが、その時は晴れていたのです。
金沢工大の、いくつもの建物が重なっています。手前左側が講義棟(23号館)、通路で繋がった右側の建物は工学設計教育棟(24号館)。それらの奥にはコミュニティ道路があり、その向こうに5号館と7号館──いずれもほとんど見えない──を繋ぐ通路が見えます。
一番奥の高い建物は、ライブラリーセンター(LC)。要するに図書館。概ね、奥が古くて手前が新しく、最大で30年くらいの差があります。ビルの奥にビルが重なって見える風景はまるで、未来都市を見ているかのよう。
でも、ふと、「未来」の原点はどこだろうと思ったのです。センセイは1957年に生まれましたが、70年代中頃に映像で見たヨーロッパ、特にドイツの風景が近い。国際会議に参加するため、ハンブルクとミュンヘンを訪れたのは1989年ですが、やっぱりこんな雰囲気。
まぁ、そうすると80年代もありかな。実際のLC(写真奥)の建設(開館)は1982年10月。その時代を良く表していると思います。それはそれでわかるのですが、それ以降の建物についてはどうなんだろう。もちろん、ごく最近建設された建物は、設計思想がかなり異なるのです。
でもその中間の世代はというと、ちょっと過去に引きずられているような印象を持ちます。なお、以上はセンセイの個人的な感想ですので、念のため。
■2月20日(水) やはり安直な決めつけは良くないなぁ... ──ずっと無人になっていたお宅に、住民の方が戻られました──
今日も見たままのお話。ただし写真のどこがポイントか、すぐには分かっていただけないと思います。
2週間ほど前のこと。車で出勤途中に沿道で腰を曲げて何か作業をしている老女の存在に気づきました。そのお顔に見覚えがあります。問題は彼女がいた場所。
少なくとも1年半ほど無人になっていたお宅の、道路に面した庭だったのです。まさに、人が暮らせるように、家の周囲を片づけていらっしゃるところ。「戻られたんだぁ」。
ご本人ないしはご家族が入院され、無事に退院されたのでしょうか。お宅の前を通るたびに「このままの状態が続くのかなぁ」と考えた予想は、結果的に大外れ。
やはり安直な決めつけは良くない、と反省します。詳細はわかりませんし、プライバシーに立ち入るつもりはありませんが、少なくとも「ちょっと旅行に...」などというレベルではない、大きな何かが起きていたことは確実。
やれやれ、これで昔のように...と思ったら、どうもそうではない。写真は数日前、現場を通りかかった際に撮影したもの。場所が特定されないようにトリミングしています。中央で輝くのは室内の蛍光灯。もしかしたらLED灯かもしれませんが。
手前の雨戸は閉められたままで、ごく一部隙間が見えます。戻られてからずっと、この状態が続いています。この付近では家の建て替えが続いています。
今回はご無事に戻られ何よりですが、長い目で見るとご家族、そしてこの地域そのものが、代替わりのタイミングにあるんだろうと思います。
■2月19日(火) 一度も入らずに終わってしまった... ──大学近くの「サイゼリヤ金沢三馬店」が閉店し、店舗は解体に──
第一報は、同僚のT先生からもたらされました。ここは彼の通勤経路なのです。
主語は大学近くの「サイゼリヤ」。それが閉店するらしいというのです。所用もあったので今日のお昼休みに、ちょっと寄り道をして現場を訪れてみました。写真は帰途撮影したもの。
行く時はまだ、屋根の部分に「サイゼリヤ」の文字が読み取れる看板と、壁面の一部が残っていたのです。でも僅かな時間の間に、壁面全体が撤去されてしまいました。
ここに存在したのは「サイゼリヤ 金沢三馬店」。ふだんは通らない場所なので詳細は覚えていませんが、少なくとも15年くらい前からはここで営業していたはず。お客さんもそれなりに入っていたと思います。
だから閉店は予想外。調べてみると、金沢三馬店は2月4日に閉店したようです。しかもご覧のように、店舗は間を置かずに解体工事中。
個人的には自分から積極的に利用する入るようなお店ではありません。でも、一度くらいは入ってもいいかなぁーと思っていたこともまた事実。例えば誰かと打ち合わせる時など。
金沢工大近辺の飲食店は、キャラクターの強いお店ばかりなのです。でも、その真逆の、万人受けが裏目に出たのかしら。
跡地はどうするんだろう...。ここは交通量が多い場所。更地のまま残すのか、すぐに次のお店にするかしら。もし後者だとすると、どのような客層をターゲットにして、どんな商売を始めるんだろう...。
ちなみに、センセイの今晩の料理は地元石川産の立派な「かます」──初めて見ました──の素焼き。例によってアルミホイルで包み、フライパンで焼きました。今回はかなり上手く焼くことができ、美味しく頂きました。
でも、こんなセンセイだからこそ、サイゼリヤにご縁がないんだろうなぁ。
■2月18日(月) auが3Gサービス提供終了を発表。しかもなぜか、iPhone
5など初期4G機種が使用不能に!?
週末に帰宅したらau、つまりKDDIから封書が届いていました。
見出しは「au携帯電話のご利用に関する重要なお知らせ」。「あぁ、3G(Generation)サービス終了のことね」と考え、即座に捨てようとしたのですが、嫌な予感がします。
写真はほぼ同内容の告知。「より良い通信環境の整備、周波数の有効利用を目的に、auの高音質サービス『au VoLTE』に非対応の機種への通信サービス提供を2022年3月末をもって終了させていただきます。・・・(中略)・・・サービス提供終了後、『au VoLTE』に非対応の機種では通信サービスがご利用いただけなくなります」。
どういう意味なんだろう。センセイが2012年10月から使用しているiPhone 5は4Gなのに...。
何度もお伝えしているように、センセイはiPhone 5をアパートおよび外出先でのインターネット端末として使用しています。iPhone SEの購入に失敗したので、もうしばらく使用するつもり。
今回サービスが終了する3Gではないので、センセイには関係ないと思っていたのです。じゃぁ、なぜセンセイに案内を送ってきたのだろう...。調べてみると、大変なことがわかりました。
auの場合、初期4G製品──iPhoneだと5/5s/5c──は、登場当時4Gの通信エリア整備が間に合わなかったため、データ通信こそ4Gネットワークを使用するものの、音声サービス──要するに電話──は3Gというハイブリッド構成になっていたのです。
知らなかった...。その音声通信機能が廃止されるわけですが、KDDIによるとデータ通信も利用不可とのこと。要するに買い替えるしかない。ご丁寧に、封筒には買換の際のクーポン券が同封されていました。
さて、どうしよう。いろいろ考えたのですが、「まだ2022年3月末まで使えるじゃん」と発想を変えて、もうしばらくiPhone 5を使い続けることにしました。
だって最近のiPhone、全然魅力ないんだもん。
■2月17日(日) 大学近く、昨年閉店した「八助」跡が、とんかつ専門店「かつ坊」としてオープンしていました
今日は見たままのお話。
先日、帰宅するためにいつもの駐車場へ向かっていると、小雨が降っていたためか、いつもと風景や雰囲気が違うことに気づきました。
そして、見慣れぬ照明が。昨秋閉店した「八助」跡、店内が煌々と照らし出されているのです。近寄ってみると「八助」の時のような大きな看板はなく、シンプルな暖簾が掛かり、右隣にお店の紹介があるだけ。
お店の名前は「とんかつ専門店 かつ坊」。(Facebook)帰宅してから調べると、何と昨年11月1日オープンとのこと。センセイは3ヶ月以上その存在を見落としていたことになります。
それはともかく、「石川県初、かごしま黒豚・茶美豚(チャーミートン)専門店。産地直産の豚肉の旨味・甘み・風味にとことんこだわります」とのことで、本格的なお店らしい。
ただし値段もそれ相応のようですが。傘を差しながらカメラを取り出し、バタバタしていると、金沢工大の方からやって来た男性が逡巡(しゅんじゅん)せずに店内へ。お店の方のコメントにもありますが、すでにしっかりと固定客を確保したようです。
センセイも、一度入ってみたいという気はある。ただし自分からは肉類を食べなくなっているので、金沢にご縁がある間に訪れてみることはあるんだろうか。