2018年9月22日更新(2018年9月30日ページ移動)
■9月22日(土) こんな場所だったんだぁ... ――西村センセイ、栃木県の帝京大学を初めて訪れる――
というわけでセンセイは現在、栃木県内に滞在しています。
宇都宮市郊外にある帝京大学を訪れたのです。目的はここで開かれる研究会。センセイの研究計画が採択された科学研究費補助金の関係です。実は帝京大学、大学関係者の間では有名な存在。
まぁ、金沢工大も似たようなものですが。都内板橋と八王子その他にキャンパスがあるのですが、ここ宇都宮にも1984年に理工学部が開設されたのです。センセイの知人――姉弟子のような方――が勤務していることもあって、その存在がずっと気になっていました。
ただしこれまで訪れる機会はなく、しかもこの間に、宇都宮キャンパスの学部学科構成は大きく変化。で、センセイは昨日のうちに新潟の自宅へ移動。今朝は電車で移動しようとしたのですが、日本海側は猛烈な横殴りの雨。タクシー会社に電話すると、「生憎(あいにく)と、皆出払っていて...」。
もちろん、強い雨の中を駅まで歩きました。移動の間にいつもとは違う雰囲気を感じたのですが、それはセンセイの勉強不足。世の中は今日から3連休なんですねぇ。新幹線はいずれもほぼ満席。
自由席は相当な混雑だったようです。でも上越新幹線で新潟―群馬の県境を越えると、予想外に晴天。高崎に接近し、高度が下がると曇り空になりましたが......。新幹線を乗り継いで、こちらも初めて、宇都宮駅に降り立ちました。
宇都宮といえば、餃子。ただし高齢のセンセイは脂っぽいものが苦手だし、何しろ有名店と思われる駅前のお店には長い行列。そう言えば、世の中は連休なんだぁ。路線バスに乗り込み、かなりの距離を走ります。
辿り着いた山の上が、帝京大学。写真は帰り際に撮影したもの。到着した時は曇っていたので。
研究会はというと、あの帝京大学の理事長兼学長が臨席、挨拶するというもの。研究発表全体はちょっと期待はずれだった部分があるのですが、まとめに相当する京大のセンセイの発表は、視点が違う。帝京大学へ来た甲斐がありました。
う〜ん、というか、どうやらここにいるメンバーの大半は、彼に強く影響されているらしい。なるほどねぇ、と思いながら懇親会(私費)には参加せず、センセイは再び路線バス乗り場へ。交通の便が良くない場所ですが、頑張れば日付が替わらないうちに金沢ないしは自宅に到着することができます。
実際、申請した書類の上ではその扱い。でも滅多に来ない北関東なので、今日はこの「近く」に宿泊することにします。宇都宮市内でない理由は簡単で、ホテルが満席だったから。「近く」とはどこか、とか、センセイの目的――ほとんどバレバレですが――は何なのかとか...。
続きはたぶん、明日。センセイが寝坊しなかったら、という条件付きですが。
■9月21日(金) 珍しくサラサラ、と... ──センセイらが執筆した本が出版されました──
今日はタイトル通り、そして見たままの話題。
センセイらが執筆し、初年次教育学会が編集した『進化する初年次教育』が世界思想社から出版されました。学会関係としては2006年および2013年に続く3冊目となります。執筆者および学会会員には9月3日から発送を開始。
正式な発行日は昨20日なので、書店の店頭に並んでいるかも。前作が好評で版を重ねたため一昨年、今回の企画が出版社から持ち込まれました。関係者で協議した結果、分担執筆して出版することになりました。その際、話題に上ったのが、心身に何らかの問題を抱えている学生の存在。
まさにセンセイが金沢工大で担当していることなので、早稲田大学の先生と一緒に一章を執筆することに。センセイ自身の問題意識は明確だったのですが、学術書なので最近の研究動向にも注意を払う必要があります。そこで高価──数万円!! ──な専門書なども購入する羽目に。
著作って実は、まったく採算が合わないのです。でもその過程で、最近の精神医学の変化──その背後にあるのはグローバル化──を知ることができたり、昔々読んだ本に再会したり。知的には得るものが多い作業でした。
で、センセイにしては珍しく、サラサラと書き上げました。ホントに。査読も高評価でパスしたのですが、センセイ自身はどこか引っかかるものが。問題意識が明確な分、珍しくストレートな書き方をしているのです。へなちょこボールしか投げられなかったセンセイが突然、何故か剛速球。
しかもストレートの直球。気になって再検討したところ、何とボツ、あるいは全面書き直しということに。さすがにこれは予想外。出版は校正が始まろうかというところまで進んでいます。ボツなら、穴をあけることに。
また相方の先生にも迷惑が及びます。でも、ご安心を。こんなことでへこたれるセンセイではありません(少なくとも現在は)。それならばというわけで、主旨はそのまま残して、全文を書き改めました。
しかも再び、サラサラと。編集者の指摘がごく僅かに入りましたが、今回はほぼセンセイが書いた通り。お読みいただく時もたぶん、比較的すらすらと読んでいただけると思います。所要時間は5分くらいじゃないかしら。
ただし1カ所だけ、他の部分とリズムが僅かに異なる場所があります。後で話したら、優秀な編集者も見逃したそうですが、その部分こそ今回の核心。金沢工大で特別クラスを担当していて最も心に残る出来事を踏まえて書いています。「それ」があったからこそ、「サラサラ」と書くことができたのです。
一番大切なものを識ることさえできれば、他は何とでもなります。もし書店その他で目にする機会に恵まれたら、手に取っていただければ幸甚に存じます。
なお、お世話になっている方々には来週以降、出版社よりお届けしますので、もう少々お待ちを。
■9月20日(木) 本当は「こう」じゃなかったのだけど... ──後学期の講義が始まりました──
西村センセイ、今朝は早朝からご出勤。
今日から講義が始まるからなのですが、授業をする側には、もうちょっと特別な事情があります。履修登録の問題です。
かつての大学はのんびりしていて、学期始めの数週はお試し期間のようなもの。気に入ったら教員にその科目を履修するという届を出し、事務がそれを取り纏めた段階で登録完了。年度始めの前期(「前学期」)は、何と、5月の連休明けから授業が本格化するという具合。
今の学生諸君には理解してもらえないんじゃないかと思います。現在は基本的に、学期始めの僅かな期間で履修登録を完了させます。要するに「ちゃんと勉強しろ」ということです。それが学生諸君の自主的、自律的な知的学びに繋がっているかどうかは別ですが。で、金沢工大はもっと凄い。
金沢工大の学生はたぶん、意識していないと思いますが...。何てったって、前の学期(春は前の年度)の最後に、履修予定の科目を登録するのですから。
でもこれは「予約」というイメージ。合格すると思っていたのが不合格になったり、履修する科目を変更しなければならない場合も発生します。そこで学生は、学期始め──今学期の場合は昨日──に修正変更をすることができます。でも、その中には登録ミスその他も。
だから申請を受け取った事務(教務課)は昨晩、ほぼ徹夜に近い状態で修正したはず。で、授業を実施するセンセイらの側からすれば、今朝にならないと、学生および事務の修正作業を終えた受講者リスト(確定版)を受け取ることができない。
しかもセンセイの場合は、講義が始まる今日の午前と午後に大きな講義があります。特に午前の学部の授業は、あらかじめ学習グループを編成しておく必要が。配布資料の類は昨日までに印刷しておいたのですが、これだけは今朝、講義が始まるまでに作業するしかない。
履修者のデータを受け取り、それを加工してグループの表や座席配置を決定。そしてそれを人数分印刷しました。途中、予想外のトラブルに見舞われたりしたのですが、それでも何とか準備完了。午前の講義に漕ぎ着けました。
講義がうまくいくかどうかは、初回で決まります。何ごとも最初が肝心なのです。でも、教える側も学ぶ側も休み明けでリズムを掴み切れていない......。
で、どうなったかというと、その様子はこちらから。午前も、午後の大学院も受講生に助けられて何とかなったかな、と思っています。う〜ん、持つべきものは学生だ。
センセイは一昨日、昨日と、自転車で出勤しました。朝晩の気温はかなり低下しています。本当は今日も、と思っていたのですが、残念ながら午後から雨との予報。そして実際、その通りになりました。
お伝えしたように忙しかったこともあり、今日は写真を撮影していません。というわけで写真は一昨日、お昼を食べるために校舎の外へ出た時、ふと気づいて撮影した。金沢工大生なら誰でもすぐにわかる場所です。お気づきだと思いますが、空は高く、雲は秋のそれ。
「季節」はやはり、確実に替わっています。今日という日の空が実際にこうであったら、新学期を迎える学生諸君の励ましになったのでしょうが...。
■9月19日(水) 季節に、試される ──金沢工大がゆっくりと、しかし確実に替わっていきます──
今日はタイトル通りのお話。新学期が始まったのです。
早朝からキャンパスには久しぶりに会う友人を楽しみにしている学生諸君が。「楽しみ」の相手がセンセイらではないのは少々残念ですが、致し方ない。センセイらは空気のようなもので、消耗され忘れられるべき存在なのですから、それでいいのです。
でも実は、彼ら彼女らの体内の一部と化しているのですが。で、当初はそんな学生の姿を紹介するつもりだったのです。でも再発した痛風で余裕はないし、何しろセンセイはあまりにも忙しい。問題を抱えているクラスのオリエンテーションを優先──代わりの人がいないので──して、立場上の会議を部分的に欠席せざるを得ないほど。
その後も引き続いて、ヘビーな会議がいくつか。ふぅ。夕方には保護者からの電話。もちろん真摯に対応します。「近日中に直接お目にかかり、お礼を...」とのこと。それはありがたい。
で、今日は写真を1枚も撮影していない。というわけで先日、大学周辺を歩いてチェックした際に撮影した際の、最後の1枚。写真中央部が大学の正門。
つまりセンセイが大学へ戻るところ。最初に目に入ったのは、奥の看板。約1か月後に迫った「工大祭」を告知する看板です。51回目のとなる工大祭のテーマは“GEAR”。学生なりにいろいろ意味を考えたようです。
季節は、秋だ...。ふと、見慣れないものが迫ってきました。もちろん手前の集団。革張りのソファーを男女3人で手前に向かって運んでいます。その姿自体を理解できないわけではない。
でも実は、彼ら彼女らは欧米系およびアジア系の留学生。金沢工大では珍しい場面です。察するに、個人所有(?)のソファーセットを、供用が開始された国際交流施設に運び入れる......違うかな。で、本質的には、ことの当否はたいした問題ではない。
本質は、季節が替わっている、ということなのです。眼前(がんぜん)にあり、だからこそ自分の目で見なければいけない微妙な変化と、心を研ぎ澄ませて観(み)なければならない枠組みの変化。もちろんこちらも、自分で観るしかないのですが。
季節の変化は、それを観る人の実力を問います。
■9月18日(火) 西村センセイ、大学周辺を歩いてチェックする
今日は豪華写真(?)2枚組。お察しの通り、お伝えし損ねた話題です。
金沢に滞在する平日としては久しぶりに晴れたので、今朝は自転車でご出勤。駐輪場はガラガラですが、それは今日までのこと。明日から年度後半(「後学期」)が始まるのです。明日はオリエンテーションその他だけで、授業は明後日から。
午前中は前学期の後始末と新学期の準備。仕事をしていると、偉い方から電話が。いろいろ打合せをしたりしたので、気がつくとお昼の時間を過ぎていました。センセイは割と早めに昼食を頂くのです。
特に食べたいものはなかったので、1時過ぎにひとまずキャンパスの外へ。この機会に、大学周辺の変化を確かめたかったということもあります。その一つが写真のコイン式駐車場。大学周辺で営業を開始した駐車場(こちらやこちら)に続くものです。
空き地を整地していると思ったら、程なくこの状態に。手慣れた感じです。写真そのものは先日撮影したのですが、実際に利用する方がいらっしゃいました。
意識して歩みを進めます。以前ご紹介した「お肉が安いだけの店 八助(やすけ)」に大きな変化があったのです。それが先日たまたま出くわした際に撮影した2枚目の写真。
何と改装工事中。と言うかこの日は、ただ壊している、という感じ。この地で手堅く商売しているという印象が強い「一鶴(いっかく)」グループの一員なので、閉店は全く予想外でした。やはり学生相手の小商(こあきない)は難しいということなんでしょうか。
今日、現地を改めて確認したのですが、新しいお店が入るような状態ではなく、古い看板(写真右)のみが残された状態。ビルをぐるっとまわり、半年ぶり──下手をすると1年以上──に一鶴に入ろうかと思ったのですが、何だかその気になれない。お客さんは1人だったにもかかわらず。
キンエン生活継続中ということもあるのですが...。「ほっかほっか亭」で海苔弁当を買って帰ろうかと思いつつ、センセイの足はそちらへ向かわず、気がつくと「チャンカレ」の前。改装工事の際にもお伝えしましたが、1年以上入っていない。これも運命か。
未紹介の新メニューが気になっていたのです。ところがお店に入ると、食券販売機の前でセンセイの右手が押したのは、いつもの「Lカツカレー」。ただしミニサイズですが。小盛りの新メニューは明らかに女性客がターゲットだったのです。
ところが続いて入った若者(男性)は、まさにそれをオーダー。チャンカレ関係者のためにも、センセイの判断の誤りを素直に認める必要があります。チャンカレの味そのものは極めて安定しています、ブレた感じは全く存在しない。
これこそ商売の基本。ちなみにチャンカレの改装工事は、少なくとも利用客に関する部分については最低限に留まっていました。新メニューのチェックは次回──あまり遠くない将来だと思う──に先送りして本店を出ると、隣は、つい先日ご報告した改装工事中のファミリーマート。
今日も工事車両で溢れていましたが、工事は最終段階。関係者に迷惑をかけないように店舗に接近すると、「19日オープン」。つまり明日。そしてお伝えしたように、それは学生が登校する日。細かいことに拘っているようで申し訳ないのですが、それほどまでに若者を扱うセンセイらの仕事は、社会への影響が大きいということ。
記したような目に見えることだけでなく、そうでないことを含めて。言い換えると彼ら彼女らの将来について、センセイらオトナが極めて重要な責務を負っているということ、なのです。
■9月17日(月:祝日) これも一つの現実 ──駅前公園の多機能テーブルは、何者かによって放火されたようです──
学舎(まなびや)に戻ってくる学生諸君に、夏休み期間中の大学近辺の変化をお伝えしようという企画は、突如再発した痛風で吹っ飛んでしまいました。
昨日はかなり悲惨な状況で、車を約250km運転するためにはどうしても、痛む左足でクラッチを踏まなければなりません。最初はそんなに苦ではなかったのですが、新潟県に入るころになるとこれが、本当に痛くて痛くてたまらない。
冗談抜きで、やっとで帰宅しました。お伝えしたように、最近は決して暴飲暴食したわけではなく、風邪をひいた関係で水分摂取ができず、そこにストレスが加わったというのが原因らしい。そこで昨日はとにかく水を飲み、難溶性の尿酸を体外へ排出することに心掛けました。
だからトイレへ行くたびに症状が和らぐような感じ。実際にはそれほど簡単ではありませんが。写真は先日、柏崎駅へ行く途中で撮影したもの。約1ヶ月前に目撃した柏崎駅前公園での現場検証の対象物、非常時用の多機能テーブルの上部です。
通常は樹脂製の天板で覆われていいるのですが、中央部分に燃えた跡。周囲には液体を掛けたような痕跡が残ります。この場所に可燃物を置き、火を着けて煮炊きの類をしたという可能性もありますが、一番ありそうなのは、残念ながら放火。どこにも心ない人はいます。
これも一つの現実。先々週、センセイは札幌で大きな地震に遭遇しました。その際、停電していても営業を続けたコンビニに助けられたのですが、そこでも認めたくない事実が。
アルバイトと思われる店員が店舗前に車で乗り付け、当時貴重だった飲み水などを箱ごとバックヤードから持ち出したのです。誤解なきように申し添えると、ちゃんと代金を支払っているので、窃盗ではありません。でも、皆が困っている状況の中で、長い時間待っている人々が納得できないような行為をすることの妥当性が問われます。
残念ながらこれも現在、この国で起きている一つの現実。似たような話は、偉いとされている人達を中心に、枚挙に遑(いとま)がありません。
台風に襲われた関西国際空港もそうだったようですが、今回の北海道の地震では、情報弱者である外国人旅行客は基本的に、救済の対象外でした。もちろん日本人あるいは日本に長く滞在する外国人であっても、社会的弱者は大変だったと思います。
個人的には可能な限り、状況を説明しました。ただしセンセイ自身が旅先での被災者だったので、限度があります。そのような弱者の視点を持ちえない、貧しいこの社会を世界に自慢できるのかどうか。さすがに、“Japan as No.1”などとは言わないでしょうが。
...でも、ひょっとすると井の中の蛙(かわず)は、そう言うかもしれない。
■9月16日(日) 西村センセイ、自宅へ到着する直前に、近くのスーパーで北海道産の白ワインを購入する
昨日、西村センセイがアパートに戻ると、ふだんとは違うことが二つ。不幸と、違和感。
翌日(=つまり今日)帰宅するのですが、安否確認を兼ねて実家へ電話すると、朝、電話をかけたが不在だったとのこと。後で確認したら、確かに着信していましたた。電話をもらうのは珍しいので用件を訊ねると、大阪在住の身内に不幸があったとのこと。
センセイにとっては従兄弟。良く知っていますし、お世話にもなりました。両親は高齢なので、明日の葬儀への参列を辞退したのですが、センセイは金沢に滞在中。無理をすれば電車か車で駆けつけることも可能。明るくなってから喪主に電話すると、家族葬として執り行うとのことだったので弔意だけ述べて帰宅することにします。
ところがこちらが大変。左足、親指の付け根付近が痛い。もちろん痛風が再発したのです。正確に言うと、まだ完治しないものの緩解(かんかい)状態になったと判断したため、発症後10日ほどでサッポロビールの摂取を再開したのです。
決して暴飲はせずに、どのくらいが限度なのか試していました。今週もずっと同じ量を摂取していたのですが、どうやらお腹と関節の風邪によるダメージに加えて、昨日のストレスが大きな影響を与えたらしい。
痛風は、尿酸値濃度だけで起きるものではないのです。昨日はこれまでにない違和感を認識していたのですが、今日はもう、「痛い」。歩き方もおかしくなっています。ただし8月と違って靴を履けないわけではない。
というわけで、頑張って帰宅。今回も一般道のみを走行しました。ただし左足はやはり痛い。今晩は絶対にビールを飲めません。自宅にはサッポロビールしか置いてないこともあり、いろいろ考えた末、自宅近くのスーパーで白ワインを購入することにしました。
ところが困ったことに、センセイはワインの銘柄に詳しくありません。要するに、飲まないので。それでもこれまでの経験から国産の甘口なら何とかなりそう......あれっ?!
見覚えのあるラベルが目に入りました。たぶん、札幌発大阪行き夜行寝台特急「トワイライトエクスプレス」の最上級個室「ロイヤル」(SA1)でウェルカムドリンクとして提供されていたもの(ただし小瓶)。
他よりちょっと高かったけど今回は、昨日良く働いたご褒美ということでご購入。学会の急ぎの仕事を片付けてから栓を抜きます。まさにあの時のワイン。車窓の風景が、手を伸ばせば届くように再現されます。かなり甘く、サッパリした感じではありません。恐らく、通は、もっと淡泊で奥の深いものを好むだろうなぁという印象。
でも、まぁ、今宵も北海道の一つの面を堪能できたわけですから、良しとしましょう。