2018年2月24日更新(2018年3月4日ページ移動。2019年12月29日写真削除)
■2月24日(土) JR奈良線「稲荷」駅はかつて、東海道本線の駅だった!! ──センセイはどこでも鉄分補給──
週末なのでセンセイは新潟の自宅へ戻りました。ただし話題は昨日の続き。
京都駅で関係者2人とともにサンダーバードを下車し、あまり乗る機会のない奈良線へ。ご存じの方も多いと思いますが、奈良線は京都を出発すると大きく右にカーブします。
新幹線や東海道本線が割とストレートに走っているので、まるで都落ちするかのような印象。もっとも、よく考えると京都と奈良というかつての首都を結んでいるのですから、本当は格が高い路線。「都落ち」は不適切ですね。それはともかく103系4両編成の列車は小さなーブを繰り返して二つ隣の「稲荷」駅到着。
初めての駅で勝手が良くわかりません。とにかく外へ出て会場の「京都市立京都工学院高等学校」方向へ歩き始めます。駅舎の隣に写真の説明板があり、そこには「旧東海道本線」。
ナシテ?!少し急いでいたので、ざっと読んで会場へ向かいます。昨日は廃線跡を探訪していたのではなく、公務出張だったので。
帰りに改めて説明を読み、写真を撮影します。基本的にはお読みいただいた通りなのですが、旧東海道本線(開通時は「東海道線」)は現在よりずっと南側を通っていたんですね。
だから現在の東海道本線は「割とストレート」なんだ。自宅に戻ってから衛星写真を確認すると確かに、ざっくりと現在の名神高速道路沿いに旧線跡を認識することができます。
鉄道は、きつくも緩くもない独特のカーブが特徴なのです。明治時代に鉄道を建設する際、京都─山科─大津間についてはやや高い山があるため、私鉄を含めてルート選定に苦労したこと、そして一部路線については後で路線変更が行われたことは知っていました。
でも東海道本線がここを通っていたとは知りませんでした。説明文の最後にある「ランプ小屋」というのは、右隣に存在する煉瓦造りの小さな建物です。すみません。写真を取り損ねてしまいました。
現在は「近代化産業遺産」に指定されているようです。改めて稲荷駅へ。情けないことに、この時初めて駅正面に伏見稲荷大社があることを知りました。朝は慌ただしくて完全に見落としていたのです。
情けない。ホームで20分弱京都行きの電車を待っていたのですが、駅構内も、駅近くの踏切も観光客で一杯。特にアジア圏からのお客さんが目立ちます。
中には、俄仕立ての和服姿も。見ているようで、実はちゃんと見ていないんだなぁーと反省した昨日のセンセイなのです。
ちなみに、上の写真の説明文には明らかな誤字があります。お気づきになりましたでしょうか。
■2月23日(金) 西村センセイ、京都市内の高校で開かれたシンポジウムに日帰りで参加する
例によって、今日も見たままのお話。
期限のある仕事──「期限を越えつつある」の方が正確──を抱えて身動きできなくなりつつあるにもかかわらず、センセイは大学には向かわず、逆方向のバス停へ。
京都市内で開かれるシンポジウムに参加するためです。あまりバスを利用する機会がない朝の通勤通学時間帯。渋滞でバスの到着が遅れてハラハラしたのですが、発車時刻数分前に何とか乗車。
もちろんセンセイは指定席。老人なので。席に座ろうとコートを脱いでいる時から、そして着席してからも視線“perspectiva”を感じます。ナシテ?!
改めて周囲を確認すると、斜めには工学部の先生、そして前の席には別部局の先生。みんな同じ列車だったのね。もちろん目的地は一緒。京都駅でサンダーバードを下車し、奈良線の各駅停車にゾロゾロと乗り換えます。二つ目の「稲荷」が目的地。
そこから皆で歩きます。指示された経路は線路沿い。それがどんどん狭くなります。先行する女性を追いかけるような格好に。彼女の手にも、地図。
どちらともなく「京都工学院高校ですよね」。正式名称は「京都市立京都工学院高等学校」ですが。
同校は、高校ラグビーで有名な伏見工業と洛陽工業を合併させる形で2年前に開校した工業高校。だから2年生が最上級生。
旧高校最後の生徒も同居しています。改組合併に至るまでにはそれなりの事情がありました。簡単に問題解決というわけにはいかないし、新組織を立ち上げるのも一苦労。
結果的に、金沢工大その他がその手助けをすることになります。というわけで今日は高校と大学が共催して、PBL(プロジェクト/プロブレム・ベースト・ラーニング)のシンポジウムが開催されました。
手前は高校関係者。奥は大学。写真中央の女性が、センセイもよく知る教育学者。参加者も多かったですし、写真右奥のように地元テレビ局も取材に来たほど。やはり時代を反映したトピックなのです。
で、西村センセイ、最初は全くのお客さんだったのですが、いつの間にか提示用のパソコンを操作する立場へ。(別な意味で)ナシテ?!
■2月22日(木) 本当に久しぶりに「タテマチ」を歩いていた西村センセイ、“DK
art cafe”に出くわす
今日は見たままの話題......と言っても、う〜ん、この写真じゃ、何が何だかわからない。
日によって多少異なりますが、このページは通常、夜10時頃に更新されます。講義の記録を残す日はコメント書きに時間がかかるため、11時前後。でも一昨日は、日付が替わってからのアップロード。
実は大学の仕事を終えてから、学会の仕事の打合せと慰労会を兼ねて、金沢市中心部で飲み会が開かれたのです。車を置くためアパートに戻り、身支度を整えてからバス停に向かうと、まさに目的のバスがセンセイを追い越すところ。ガラガラだったこともあってか、高齢の運転手さんはセンセイが追いつくまで少し待ってくださります。
おかげで、無事に乗車。その分、目的地のバス停「片町」にはかなり早めに到着しました。
会場までは少し歩く必要があります。時間があるので、ホントに久しぶり──たぶん十数年ぶり──に、「タテマチ」こと竪町を歩くことにしました。
沿道には若い女性向きのファッション店が並びます。センセイにはご縁が薄い場所。以前は入ったばかりの左手に不思議な存在感のスーパーがあったのですが、見事なまでにその痕跡すら消去されていました。正確な場所も思い出せない。
ますますご縁がなくなるなぁー、と思いながら歩いていると、あれっ?!以前、大学の「とり野菜みそ入り辛くない十五穀米カレー」をご紹介した際に言及した“DK art cafe”。金沢工大の、学部学科を超えた学生と先生方が運営(?)しているお店です。
こんな場所にあったんだぁ。お店は写真右奥(のはず)。そこに通じるドアの前後に置かれているのは建築系の学生が製作したオブジェ。たぶんその奥には、ディープな金沢工大があるはず。
......でも今日はパス。センセイは小心者なので。
■2月21日(水) 訃報を受け取った日 ──大雪が積もっても、国際交流施設の建設工事は粛々と進む──
写真は昨日の朝、出勤途中で撮影したもの。
何度かお伝えした建設中の国際交流施設ですが、1カ月前に始まった鉄骨組立て工事は完了したようで、もう大きなクレーン車は見当たりません。今後は外壁の形成、つまりコンクリート注入などが行われると思われます。
今月上旬までは建物の鉄骨構造全体を望むことができたのですが、写真左側の川沿いから順に、建物の外側を工事用のシートで覆い始めました。今日、帰宅時に確認したら、写真中央部もほとんどシートで覆われており、内部の様子が良くわからなくなっています。前振りが長くなりました。
ここからが本題。こちらも繰り返しお伝えしているようにこの間、北陸地方、特に金沢と福井は大雪に襲われました。新潟の「三八(サンパチ)豪雪」、北陸の「五六(ごうろく)豪雪」に次ぐ、近年稀に見る大雪。
もちろんこの工事現場にも雪は降り積もったはず。この間、時々様子を見ていた──残念ながら撮影はしていない──のですが、まるで何ごともなかったかのように工事は継続されたのです。
どうやったら、ここまでのタフさを維持できるんだろう。さすがに、雪がドカンと降った日はそれどころではなかったのでしょう。センセイは自分のことで精一杯だったので、その現場を見てませんが。
工事関係者はセンセイも利用する駐車場に車を止めます。出勤時刻はセンセイと同じか、ちょっと遅いくらい。金沢工大の職員より1時間ほど早く出てきて、駐車場の奥の方に車を止めます。工事事務所が通勤経路途中にあるので、駐車場や事務所の様子を見ていたのですが見事なまでに、いつも通り。
信じられない。カメラを構えていたら向こうから、仮設の足場を満載した大型トラックがやってきて、現場に入っていきました。1ヶ月前と今日の写真は、同じような時刻に撮影しています。もちろん天気など細かい条件は違いますが。
両者を比べると、背景の空の明るさが変化していることに気づきます。季節も、人生も、そして登場人物も少しずつ、しかし確実に替わっているんですね。
■2月20日(火) まるで、雪山の中から掘り出されたかのようなこの群は...
オートバイおよび原動機付自転車です。今日、お昼に撮影しました。
今日は朝から立場上の大きな、そして非常に気を使う会議。もちろん無事に終了したのですが、ずっと入学試験関係の仕事が続いていることもあり、ひどく疲れています。別な、急ぎの仕事に取りかかったのですが、全然進まない......。
やはり疲れている。アパートに戻ってお昼寝すれば疲れも取れるのでしょうが、そうもいかないので、ひとまず早めの昼食を取ることに。
今日は外へ出ます。新「夢考房41」の手前にやって来た時、ギョッとしました。ゴチャゴチャした何かの塊が目に飛び込んできたのです。
よく見ると、バイクの群。その大半が雪の中で将棋倒し状態。まるで雪の山の中に埋もれてしまい、それがここ数日の雪解けで姿を現したかのようですが、実はそうではありません。
大雪の時にこの場所を数回歩いていますが、これらのバイクは存在していませんでした。付近の道路の雪が少なくなり、バイクでやって来たもののオートバイ用の駐車場はまだ除雪されていないため、ここ入口付近に駐車。
それが何らかの理由により玉突き状態で倒れたものと推測されます。さて、どうしよう......。
疲れを取るためにも、ひとまず昼食を優先します。約15分後にこの場所を訪れると意外なことに、これらのバイクはすべて正常な姿勢に戻されていました。
誰がやったんだろう。
■2月19日(月) それでも「雪原」は残る... ──大学脇、高橋川沿いの道路が除雪されていました──
お伝えしたように金沢工大では昨日、学部の入学試験を実施しました。
例によってそちらへのコメントはありませんが、問題は、雪。午前中を中心にかなり雪が降ったのです。これは予想外。また大雪になるんじゃないかとか、公共交通機関の運行が乱れるのではないかと一同ハラハラ。
幸いにもお昼過ぎに雪は止みました。夜遅く、駐車場に止めた車にたどりつくと雪はほとんど融けていました。暦だけでなく、実際に春が近づいているんですね。
というわけでセンセイは、金沢へ移動した先週土曜日から自動車で通勤。ただし入試部長のセンセイが遅刻したりするとシャレにならないので異なる経路を使い、ちょっと違う駐車場に車を止めていました。でも今日からはいつもの場所へ。
当然、走行する道路が変わります。そして沿道の風景も。車を止めてから少し戻って撮影したのが写真。昨夏建設され、金沢工大の学生専用駐車場(?)と化した感があるコイン式駐車場です。
予想通り、まったく除雪されないまま、放置状態。
沿道では人力による除雪が進んでいます。捨てた雪の高さは最高2mくらい。除雪機によって積み上げたところでは4m近い高さの場所も。
緊張感と疲労感、そして微(かす)かな怨嗟(えんさ)が漂う空間の中にぽっかりと、手つかずの「雪原」。昨日は夜遅く帰宅したので、今朝はかなり遅い──それでも普通の職員より早い──ご出勤。東の空にはすでに、太陽がかなりの高さまで昇っています。雪の表面が少し赤みを帯びているのはそのせいです。
少し遠回りして、大学脇を流れる高橋川沿いにある入口から大学構内へ。大学脇の道路はさすがに、道路脇に雪の山を残しつつも除雪されていました。
季節に合わせて、人間の意識や活動も変わりつつあるようです。
■2月18日(日) 故障したCANONのデジカメは、修理依頼先に補修部品の在庫がなく、別製品との交換へ
週末に自宅に戻ると、1通の封書が届いていました。
送り主は、大分にあるキヤノンの修理センター。同社製のデジタルカメラ“S110”のストロボが故障してたため修理を依頼した部署です。表面にはゴム印が押印してあり、そこには「見積書在中」。
変だなぁ。家電品などを修理する場合、普通は、ひとまず修理品を修理先に持ち込み、症状と原因を確認後、見積もりを依頼者に知らせて判断を仰ぎます。
でも今回は、修理申込時の電話でおおよその状況を確認し、見積もりなしで修理にはいることになったはず。「1週間〜10日で返却する」とのことだったので、代引きのお金を用意して待っていたのに、全然届かない。
そこに見積書が送られてくるとは、予想外......。でも開封して手紙を読んでみると、ひとまず状況を理解することができました。修理に必要な部品がなく、今後の入荷も期待できないというのです。
なるほどねぇ。で、CANONとしては「別製品への交換で」で対応させて欲しいとのこと。封筒の中には候補が2つ紹介されていました。
“PowerShot SX720 HS”を修理費用以下の11,500円、あるいは“PowerShot G9 X Mark II”を39,500円でのいずれか。修理をお願いする段階で知ったのですが、前者は破格の安さではあるものの、入門機種。後者は、センセイが実際に購入しそうになった製品です。
価格設定は実に魅力的。後者はキヤノンオンラインショップで60,500円(+6,050ポイント)、ジョーシンなら約50,000円(以上、いずれも税別)しますから、それより格段に安い。
今回仮に費用を支払って修理できたとしても、数年後には買い替えざるを得ませんから、それを考えると迷う理由はありません。申込は電話かFAXでとのことだったのですが、よく読むとWebでも対応可能とのこと。で、そのページを開いたのが写真......なのですが、代替品として“PowerShot G9 X Mark II”しか表示されません。
あらかじめ、これを選択するように仕組まれているのね.....。そう言えば今回、「製造完了後、基本性能を維持するための部品を○年保持しています」という文章を目にした覚えがない。これもキヤノンの商法か......。
ま、今のところ、製品が良いからいいのですが。
【補記】
後日CANONのサイトから「持込修理対象機に関する修理サービス規約」を確認したところ、“S110”などコンパクトデジタルカメラの修理対応期間が製造打ち切り後5年であること、また当該機種に関しては2019年5月に修理対応を打ち切ると記されていました。
CANONの修理対応については、Web上に沢山の経験や意見が記されています。