2022年5月21日更新(2022年5月29日ページ移動)

──2022年5月第3週のニュース──

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5月21日(土) 「かたがり松」の碑はどこ? ──柏崎市内の白山神社を訪れました──

 今日は土曜日。つまりセンセイにとっては家族サービスの日。

 採点作業に加えて、センセイの私的な用などが重なっているので朝からあれこれ大変。う〜ん、これじゃぁ、土曜日も平日のようなものだ。

 それでも仕事に一区切りをつけ、塩分1.5g以下のお昼を頂いてから約13km離れた実家へ。主たる用務は1週間分の食料の購入の手助けですが、今日はいつもと経路が違います。告示されている新潟県県知事選挙の期日前投票をしたいというのです。
 ヨボヨボと歩く二人を乗せて期日前投票会場へ。

 帰宅後もあれこれ片付けたのですが、夕方になってきたので晩酌の刺身を求めて徒歩でスーパーへ向かいました。途中、ふと気づいたことが。スーパーのちょっと先に「かたがり松」の碑があるはず。
 「まちしるべ事業」に「(かたがり松は)1976年静かに姿を消しましたが、碑が白山神社に残っています」とあったのです。

 ...よし、挑戦してみよう。

 ただしここで問題が。事前に神社の位置を調べてあるわけではありません。そもそも新潟県民にとって一般的に「白山神社」とは、新潟市旧市街中心部にある白山神社を指します。
 でもここから約100km離れていますから、そんなはずはない。

 市内の地図で白山神社という文字を見たような気がしたので、それと思(おぼ)しき場所を行き当たりばったりで調べてみることにしました。柏崎市は旧市街地を除くと湿地帯。
 昔から残っているのなら、その中の少し小高い場所にあると推測されます。

 また当然、神社は高い木立に囲まれているはず。スーパーに到着後、周囲を見渡すとそれらしき場所が複数見つかりました。念のために少し先の候補を確認してから、ちょっと戻る格好で写真の白山神社へ至りました。
 最初に「ここじゃないかなぁ」と思った場所です。

 ...でも、ご覧のように何もかもがピカピカ。

 写真中央左側にある説明を読んでその理由がわかりました。白山神社は2007年7月に発生した新潟県中越沖地震で全壊。周囲の住宅も壊滅的な被害を受け、多くの住民が3年間もの避難生活を余儀なくされたとのこと。
 なるほど、皆さん苦労されたんですねぇ。

 白山神社の歴史は建武元年(1334年)に建てられた石祠に始まるとのこと。この近辺の歴史を伝える『吾妻鏡(/東鏡)』(1180年〜1266年)より若いんですね。これはちょっと予想外でした。
 それはともかく、周囲を一巡してから境内へ。

 地震後、昔からの神社の環境を造り変えたことがわかります。碑を探したのですが...探し方が悪いのか、残念ながら見つけることができませんでした。帰宅時間が迫ってきた──我が家では家人が時間管理を仕切っている──ので、帰路に就きます。
 決して柏崎青年会議所の説明を疑ってるわけではないのです。

 もっと簡単に見つかるだろうと思っていたセンセイの目論見(もくろみ)が外れただけ。再度挑戦するかどうかは未定です。

 というか今日がそうであるように、その日の気分次第かな。



5月20日(金) 幼虫とサナギ、そして蝶 ──こちらは眩しいばかりの若さです──

 読み手によってはちょっと誤解させてしまったかも...と思ったので、昨日の補足を。

 写真は先週、いつもより遅い時間に退勤する際に撮影したもの。この日は野菜以外の食材が切れていたので、写真左奥にあるスーパーで何か買ってから帰ることにしました。経路の脇にあるのが大学のテニスコート。
 人工照明の下で、学生諸君がテニスを楽しんでいます。

 部活動だと思うのですが皆、溌剌(はつらつ)とテニスを楽しんでいます。実に生き生きとしており、若さを堪能しています。でもこれくらいの年齢の学生諸君が皆、このように青春を謳歌(おうか)しているかというと、ちょっと違う。
 むしろ失敗したり、悩んだりしている学生の方が多いと思う。

 この時期の学生は、幼虫からサナギ、そして蝶へと変態するようなもの。受け持ちの学生には面接の際に伝えるのですが、概ね高校生までは「親の子供」。一般的には、3年生の後半から4年生くらいになると、いろいろ問題を抱えながらも、精神的に独り立ちをする学生が多くなります。
 まさに蝶への「変態」
(Metamorphose)

 特に男子学生に顕著。当然、初期はそれに失敗するものも多い。昨日お伝えした2名の学生も、まず間違いなくこのタイプ。

 不思議なもので、そのような「困っている学生」も、否定したり突き放したりするのではなく、話をちゃんと聞いてあげ良い点を認めてあげると、あるタイミングで流れが変わることが多い。
 残念ながら皆が皆、というわけではないのですが。

 流行の言葉で言えば「レジリエンス」(resilience)。いわば自己回復力のようなもので、この目で何度も目撃しました。人間を含めた生物が持つ本質的な能力の一つなんだと思います。
 これをもうちょっときちんと書いたのが、数年前に出版した

 一昨日の大学院の講義で来週締め切りの課題を課したのですが、その際、「間違いや失敗はまったく気にしないように」と何度も念を押しました。なぜだと思います?
 それは、間違えたのは新しいことを考えたから。そして失敗したのは、未経験のことに挑戦したから。

 つまり「人間は間違える葦」。今は失敗したり苦しかったとしても、センセイは彼ら彼女らが内包する可能性を信じたいと思います。

 指導をそのモードに切り替えよう、というわけです。



5月19日(木) 「あっついっ!!」 ──日向の学生、木陰の学生、そして「見えない学生」──

 このところ、北陸地方は良い天気が続いています。

 日によっては曇っていたり風が強かったりするのですが、まとまった雨は1週間ほど降っていません。この時季の北陸は、数日単位で天気が変わることが多いのです。今日は特に気温がどんどん上昇。
 校舎から戸外に出た男子学生は開口一番、「あっついっ!!」。

 写真は昨日のお昼休みの後半、午後の授業が始まる15分くらい前に、大学の中庭を撮影したもの。約1カ月前とほぼ同じ場所を反対方向から見ています。
 一部の学生はお弁当を食べていますが、大半は既に食事を終えて、友人と楽しそうに歓談しています。

 連休明けはテストが集中したようでもっと厳しい表情だったのです。それを何とかそれを乗り切ったようで、今はすっかりくつろいでいます。
 お気づきと思いますが、日向で休む学生もいれば、木陰を好む学生も。

 問題は「見えない学生」。写真に写っていない学生という意味ではありません。

 今は新入生の一部がリズムを崩しやすい時期なのです。先週のクラスでこのことに注意したら、さっそく、ある学生が相談に訪れました。
 自ら不調を訴えてくる学生はまだ良いのです。

 中には欠席が続き、メールをしても反応がなく、本人に電話しても留守番電話状態という学生も。

 う〜ん、そろそろ本格的に対応せざるをえないか...。



5月18日(水) 屋根瓦をガシャガシャと投げ捨て。それって、この立派なお宅を解体するということ?!

 写真は月曜のお昼前に撮影したもの。

 お伝えしたように、この日は10時過ぎに健康診断を受けました。その関係で朝から何も口にしていないので、珍しくお腹が空いています。学生さんには想像もできないでしょうが、センセイくらいの年齢になると「お腹と背中が・・・」という空腹感とは無縁になります。
 食べ物を求めてキャンパスの外へ。

 ふと気づくと、遠くから「ガシャン、ガシャン!!」という音が聞こえてきました。いつもの通勤経路かららしいので、ちょっと寄り道を。立派なお宅の2階の屋根瓦が剥がされ、右隅のトラックの荷台に投げ捨てられています。
 屋根に登った人物の先に、飛行中(?)の屋根瓦が見えます。

 最初に感じたのは、このお宅を解体するのか、ということ。

 確かに数日前から建物の周囲に工事用の足場が組まれていたのです。でも垂れ幕には「リフォーム専門」と書かれていたので、外壁を交換するんだろうと思っていました。
 これは割と良くあることなのです。

 でも屋根瓦となると話は別。拙宅でも書斎上部の瓦が割れたことはありますが、その1枚だけ交換すれば済むこと。まだ健全そうな屋根瓦の撤去を目にするのは初めてです。
 となると...と考えたわけです。

 されど、よぉーく見ると解体撤去の時と足場の種類が違います。それに解体する場合は、まず内部をきれいに取り除き、最後に屋根を撤去します。
 そうしないと、工事期間中に内部に雨水が入ってしまうからです。

 となると考えられるのは屋根瓦の葺き替え。でも、かなり費用がかかるはず。そのメリットはあるだろうか...。

 ずっと見ているわけにも行かないので、その時はそのまま立ち去りました。帰宅時に現場を確認したところ、瓦はすべて撤去され、その下の板が丸見えになっていました。板の交換等はしていません。
 昨日の出勤時も、その状態を維持したまま。

 昨日は忙しかったので、日中は大学近くの現場を訪れていません。一昨日に引き続き昨日は食材を確保してあった──切れて時は経路を変更してスーパーに立ち寄る──ため現地を再訪することに。
 結果はというと、ほぼ同じように見える黒い瓦が葺かれていました。

 軽量瓦やスレートへの交換ではないようです。う〜ん、それじゃぁ、いったい何のための交換だったんだろう...。

 なお、施主さんのご判断を批判したりしているわけではありませんので、誤解なきよう。



5月17日(火) 鬼門 ──そりゃぁ、確かに昨日はちょっと高かったけど...──

 写真は今日の午前中に撮影したもの。

 北西角にある通用口からキャンパスに入り、センセイらの研究室がある建物へ向かう通路です。何のことはなく、センセイの毎日の通勤経路。ただし帰路、スーパーに立ち寄る時は別な通用門から出ます。
 高い木立に囲まれた、まるで鎮守の杜のような雰囲気。

 中央奥にバスが停車しています。お察しの通り普通のバスではなく、健康診断のための胸部X線検査のための車両。連休明けから教職員の健康診断が始まったのです。講義時間の関係で、センセイは昨日の午前中に受診。
 健康診断の日は、普段ゆっくり出勤する教職員も猛烈に早くキャンパスに入ります。

 早く健診を受けて仕事に取りかかろうという方々が多いのです。ただしその結果として、午前中の最初は待ち時間が非常に長くなります。
 そこでセンセイは混雑が終わったと思われる10時過ぎに会場入りしました。

 予想通り、まったく待つことなく受診。そもそも、受付番号からして男性最終日の昨日受診しようとした方は少なかったようです。
 つまり大半の方が健康診断を受け終わったということ。いかにも金沢工大。

 それは良いのですが、センセイにとっての鬼門(きもん)血圧測定とその結果。このところちょっと高めなのです。それでも昨日の朝は116mmHg。
 寡黙な担当の方は測定に専念され、測定結果を口にすることはありませんでした。

 次は医師の診断なので移動の間に数字を見ると、いわゆる「最高」(「収縮期血圧」)は158mmHg。自宅での測定値より約40mmHgも高くなっています。
 当然、医師の問診では当然血圧に話が集中。

 あちらの方から毎日測定しているかとか、両親は降圧剤を服用しているかなどの質問が。もちろん正直にお答えし、食事改善と運動で血圧を劇的に下げたことをお話しします。
 どうなるかなぁ...と思ったのですが、判決(?)は、「それならしばらく様子を見ましょう」。

 執行猶予付の有罪というわけです。

 実はこのところ割と忙しい。管理職ではなくなったので授業が中心なのですが、関係する業務が夕方に集中しがち。「帰る前にもうちょっと頑張って...」という日の晩は、正常値の上限である130mmHgをクリアできるかどうか。
 昨晩はやっとで133mmHg。

 残念ながら基準を少し超えてしまいました。それにしても158mmHgとは大きな差があります。

 本人としては「白衣高血圧」──知らない人は調べてね──と考えたいところですが、もしかしたら日中働いている時はこれくらいの値なのかも。

 早く退職しろ、と身体が訴えているのでしょうか...。



5月16日(月) 郷ひろみさんかゴジラ松井氏、あるいは金沢カレー?! ──乗用車3台の共通点──

 2日続けて自動車の話題を。ただし今日は平和な内容ですので、ご安心を。

 写真は昨日の移動時、いつもの経路で富山市を抜けて砺波市に入り、交差点で一時停止した際に撮影したもの。交差点に面して菓子店があり、センセイは入院中だった伯母を見舞う際、お土産を求めて1回入ったことがあります。
 その後も決して、ご縁が切れたわけではないのです。

 でもそもそもセンセイは甘いものを食べないので、結果的にずっとご無沙汰しています。この交差点、道路幅はセンセイの側が広く、交通量も多いのですが、どうやら交差する細い道路の方が優先らしい。
 そちらは砺波市中心部と市の南部を繋いでいる道路なのです。

 そのため、まず間違いなくこの交差点で赤信号になります。そいういう交差点って、ありますよね。

 まお店の前には、お店の名前が入った営業用軽トラックが露天駐車。お店兼住宅(たぶん)の脇には、写真の立派な屋根付きの駐車場があり、3台の乗用車。
 軽トラックを含めて、これがいつもの光景です。
(一部加工)

 ある時、赤信号で停止している際、あることに気づきました。3台の車に共通事項があるのです。何だと思いますか?

 それは車のナンバー。数字の少ない方から「5」、「5・55」、「55・55」と、見事なまでに「5」尽くしなのです。これにはびっくり。明らかに意図的です。
 なぜ「5」ばかりなのでしょう。

 お店の方が歌手の郷ひろみさんのファンだとか、松井秀喜元選手の背番号にちなんだとか、あるいは彼の活躍に影響を受けた金沢カレー「ゴーゴーカレー」が大好きだとか、いろいろ考えられなくはない。
 でもこれらの理由では1桁の「5」を説明しにくい。

 それとも単純に「5」が好きだとか...。この経路を利用するうちにお店に入り、理由を教えていただくかもしれません。

 それにしても、不思議だ...。



5月15日(日) 白い車とごく普通に擦れ違ったその次の瞬間、右後方から鈍い衝撃音が!!

 今日は予定を変更してお伝えします。

 センセイにとって日曜日は移動と、大学での仕事の日。いつもより早めに自宅を出発しました。

 今日は大型トラックが多かったのですが、上越市までの走行そのものは非常に順調。交差点に差しかかると魔法じゃないかと思えるほど信号が青色に。柏崎市を出たばかりのところから上越市まで35kmほど連続走行しました。
 まったく止まらずにです。

 もちろん途中からそれなりに一時停止するようになったのですが、総じて今日は順調に走ることができました。こうなると怖いのが注意不足による事故。自宅ではぐっすり眠れない──家人には内緒──ので、ホントに注意して運転しました。
 富山市に入ると、やはり車が多めになります(それでもいつもより空いていた)。

 写真は富山市城村、以前ご紹介した「富山県のヘソ」の近くの県道68号線を走行中に記録したドライブレコーダーの映像の一部を切り出したもの。(一部加工)
 お気づきでしょうか...。

 小型車2台と擦れ違った後、単独走行のような格好の白い車と行き違ったことは覚えていたのです。その直後、車体後部から大きな衝撃音が。
 「ガチャンッ!!」というような破裂音ではなく、「グシャッ!!」という潰れるような音。

 最初はセンセイの車に何か重大なトラブルが起きたと思ったのです。でも思い当たる節はないし、良く考えると音に釣り合う衝撃を感じていません。
 音源が外部であることに気づいてルームミラーを見ると、(その瞬間は)何ごとも起きていませんでした。

 でも右側のサイドミラーを見ると、右後方で砂煙が舞っています。その奥には、左側前後のタイヤを路肩の縁石に乗せた後、道路側に落ちる白い車。
 残念ながら、センセイの車が搭載しているドライブレコーダーは前方しか記録しないのでその映像は残っていません。

 倖い、大きな事故には到らず救護する必要はないようだったので、センセイを含めて富山市方向への車はそのまま走行しました。後から記録を確認すると、縁石に乗り上げてしまったのはおぉ、大型のベンツ。
 擦れ違った時は特に違和感を感じなかったのです。

 でも記録を確かめると、写真の時点でベンツは道路の左側に寄っています。というか実は、この少し前からタイヤを縁石に接触させており、写真の時にはすでに、縁石に半分乗り上げているのです。
 車体左側が少し持ち上がっています。

 縁石はひとまずここで切れているため、車体はひとまず元に戻ったのですが、次の縁石は初めから完全に乗り上げたようです。縁石を完全に乗り越えて歩道側に飛び込まなかったのは僥倖(ぎょうこう)

 何らかの理由で意識が途切れるなどした上に、しかもその状態がある程度継続したようです。居眠り運転なども考えられますが、怖いのは病気。現場を離れた現在、どうだったのかもはや知る由もありませんが。
 というわけで、先週末に引き続き交通トラブルに遭遇した西村センセイ。

 「明日は我が身」と、より一層気を引き締めただけでなく、途中で確実に休憩して無事金沢に到着したのでした。

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