2022年4月16日更新(2022年4月24日ページ移動)

──2022年4月第3週のニュース──

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4月16日(土) 自宅付近では、時期が半月異なるはずの満開の桜と田植え作業が同居していました

 センセイにとって土曜日は家族サービスの日。

 今年度になってからこのページを目にするようになった方には何のことかわからないと思いますが、センセイは毎週、高齢(92歳と86歳)の両親の面倒その他を看る必要があるのです。というわけで今週は、昨日のうちに帰宅。
 新学期、それも新年度が始まったばかりなので、まさに「疲労困憊」そのもの。

 それでも「サービスサービスぅっ!!」。

 ただし今日は別な用事も。約30km離れた隣の市にあるディーラーで、冬用タイヤを夏用に交換してもらうことになっているのです。ずっと昔は自分で交換していたのですが、BMWは重いので、業者にお願いしています。
 適切な締付けトルクも、素人だと確実ではないし。

 実家での用事と両立させるため、午前の遅い時間にタイヤを交換していただき、その帰路、途中に位置する実家を訪れることにしました。午前中は冷たい雨が降っていたのですが、自宅のある柏崎市内では何と、田植え作業が始まっていました。
 残念ながら運転中だったので、撮影し損ねました。

 田植えは早稲品種でも5月の連休、どんなに早くてもその直前に行います。たぶん新潟県が開発した「葉月みのり」という極早稲品種と思われます。冷たい雨が降る中、雨合羽を着ての作業。
 こんなに厳しい環境下での作業、本当にご苦労様です。

 市の境界となる曽地(そち)峠を越える頃には雨も上がり始めました。タイヤ交換も順調に進んだので、お昼を食べずに実家へ向かうことにします。予定よりも1時間近く早い。お伝えしたように北陸地方は先週前半、季節外れの高温状態となりました。
 そのためこの地域の桜は一気に満開。

 だから「帰宅しても、自宅付近はもう葉桜かなぁと覚悟していました。でも雪の深い場所や少し高い場所では予想外に、桜が満開。
 写真は境界付近の刈羽
(かりわ)村、実家の隣の集落となる油田(あぶらでん)地区で撮影したもの。拡大写真(1280×960、344kB))

 「油田」という地名はその名の通り、はるか昔、実家のある集落を含めて、この地域から貴重な石油が産出されたことに由来します。
 近代になってからは「西山油田」として栄えました。

 「油田農村公園」の桜の木々は、これから満開になろうかというところ。明日、明後日は天気が良いので、素晴らしい光景になるんだろうなぁ。
 ちなみに、ベルリン映画祭で俳優の寺島しのぶさんが最優秀女優賞を受賞した映画「キャタピラー」はこの地で撮影されています。

 当地では桜は4月初めの入学式の頃、どんなに早くても3月末から咲き始めるもの。つまり本来ならば半月も異なるはずの桜と田植えが同居していることになります。母親に伝えていたよりもずっと早く実家に到着。
 食料を調達し、母親が育てた新鮮でホントに美味しい野菜を頂きます。

 今日はいろいろなことが順調に進んだので、この勢いで帰宅後も予定外の行動を含めてちょっと気になっていたことを一気に進めることにします。

 ところが...。(たぶん、続く)



4月15日(金) 解体されたアパート跡で、住宅新築のための地鎮式が行われたようです

 写真は先日、最寄りスーパーを経由して帰宅する際に気づいて撮影したもの。

 右奥のお宅の照明でわかりますが、実際には黄昏時の撮影。すでにかなり暗くなっていいます。ただし今回はカメラが自動で補正した結果をそのままご覧いただきます。その方がわかりやすいので。
 お気づきかと思いますが、ここはアパートを解体した現場

 正確に言うとアパートは左半分、土地が少し高くなっている場所に建っていました。右側は空き地だったのですが、どうやら同じ方の所有だったようです。
 完全解体後は更地のまましばらく放置されていたのですが、やっとこの日、動きが。

 実はその前から時々、工事関係者と思われる車両が路上に駐車されるようになったのです。でも今日は、ご覧のようにテントが張られています。
 どうやら日中、地鎮式が行われたようです。まさに言祝
(ことほ)ぐべきこと。

 写真は縮小しているのでわかりませんが、お宅の形に白いビニールロープが張られています。新築されるであろうお宅は、相当な規模。
 でも敷地はもっと広いので、周囲には余裕があります。

 あまりの広さに店舗の可能性も考えたのですが、幹線道路から1本入ったところなのでその可能性は低いと思います。どんなお宅になるんだろう。
 さっそく翌日には基礎関係の作業が始まり...と思ったのですが現在のところ、なぜか動きがありません。

 計画をさらに練り込んでいらっしゃるということなんでしょうか。



4月14日(木) 親は無くとも子は育つ ──ニュートンのりんごの木の蕾が膨らんでいます──

 今日はお昼を挟んで学部の講義が二つ。もちろんいずれも初回です。

 準備はほぼ終えているのですが、その他の事務作業もあり、今日も早めにご出勤。バタバタしているうちに最初の講義開始時間が迫ってきました。チラリと空を見上げながら、講義棟へ移動。
 今日はお昼頃から雨になるとの予報なのです。

 午前午後とも気合が入りすぎた面があったのですが、それでもいずれのクラスとも致命的な問題はなく講義終了。この頃になると降り方がはっきりしてきました。
 雨に濡れないよう、「コ」の字状に長い渡り廊下を使って研究室のある建物へ移動。

 ところが建物1階の広い廊下は学生諸君で一杯。「ごった返す」という表現が一番近い。授業の合間で学生が入れ替わる時間帯。おーい「三密」回避はどうなった?
 良く考えてみると、こんな雨の日こそ、その様子をお伝えすべきでした。トホホ。

 というわけで、写真は昨日の続き。

 学生諸君がくつろぐ様子を撮影し終えて研究室のある建物に入ろうとした時、ふと正面に植えられている「ニュートンのりんごの木」が気になりました。
 葉が育ち始めていることは知っていたのです。

 近づいてみるとご覧のように、隣に植えられた地元のりんごの木ほどではありませんでしたが、複数の蕾が膨らみ始めていました。全体が鮮やかな新緑色。生命力を感じます。
 2週間以内には花が咲くんじゃないかと思います。

 この木は異国の地でしっかりと根を降ろしています。センセイ自身はそう遠くない将来、この地を去りますが、その後もずっと残り、学園関係者や地域の方に見守られる存在になります。

 まさに「親はなくとも子は育つ」ですし、親以上にずっと活躍することになるでしょう。



4月13日(水) 季節外れの暖かさも、どうやら今日まで。今年は桜吹雪と花筏を...

 今日は水曜日。

 本来ならば午後に大学院の初回講義があるのですが、進行の関係で今日は特別に休講。ずいぶん前から受講する可能性がある大学院生に告知しているのですが、もしかすると見落としてしまう学生がいるかも。
 というわけで念のため、授業が始まる少し前に教室を訪れてみました。

 学生は皆無。今年は休講の掲示を出してもらえませんでしたが、まぁ、大学院生のことですから大丈夫でしょう。帰りにちょっと遠回りして撮影したのが写真。
 中庭でくつろぐ学生諸君です。大半が新入生と思われます。

 先週末から今日までの北陸地方は季節外れの暖かさ。身体がまだ慣れていないので、暖かいというより「暑い」の方がしっくりするほど。
 お昼を買いに出た際、半袖シャツ姿のサラリーマンを見かけました。

 予想通り、この高温で少なくとも大学近辺の桜は一気に満開となり、しかもあれよあれよという間に散ってしまいました。現在、残っている花弁(はなびら)は僅か。
 桜吹雪のピークはたぶん、昨日。

 高橋川沿いを少しだけ歩いてみたのですが、今日はもう花弁がひらひら舞う程度で、とても桜吹雪という感じではありませんでした。水量が多いので、花筏(はないかだ)もなし。
 う〜ん、残念。

 でも、まぁ、先生の本分は研究と教育。現在は初回授業の準備と新入生の個別面談に忙殺されているので、仕方ありません。

 お互いマスクをしているものの、ちゃんと対面で講義できることを言祝(ことほ)ぐべきでしょう。



4月12日(火) 実話です ──西村センセイ、フィッシングメールに騙されそうになる──

 お伝えしたように、センセイの講義は今日が初日。

 毎年、そして毎学期のことですが、授業の勢いのようなものは初回で決します。これはセンセイ一人の感想ではなく、高名な村上先生──学問的には叔父さんくらいの関係──も新聞紙上で述べていらっしゃったこと。
 でもセンセイの場合、なかなかその準備ができない。

 火曜日は午前と午後の最初に講義があります。前者が1年生、後者が3年生。それなりに準備していたはずなのですが、来客やファイル作成のトラブルなどで消耗してしまい、今朝は早朝にご出勤。
 つまりそうしないと間に合わなかったのです。

 午前の講義を負えるとすぐに3年生の科目の準備に取りかかります。ここでも想定外のミスが発生し、講義の30分くらい前にやっと準備を終えました。お詫びの印に...というわけではないのですが、気合いを入れて講義しました。
 何しろ時間がなかったので午後の講義の前に、数週間ぶりの大学食堂でお昼を頂きました。

 研究室と講義棟、そして大学食堂を行き来しただけで今日1日が終わってしまいました。桜吹雪や桜吹雪や花筏(はないかだ)はどうなったのでしょう。
 トホホ。

 というわけで今日は、つい先日。センセイが利用するJR東日本のクレジットカード「ビューカード」から届いたメールでの失敗談を。
 写真はその時のキャプチャ画面。

 左上には画像があるはずなのですが、フィッシングメール対策のため、ある操作をしないとダウンロードできない設定にしています。
 タイトルは「【重要】Web明細への切替手続きについて(ご利用代金明細書の有料化について)」。

 郵送での明細書発行を有料化するというものですが、以前、同内容のメールを読んだような記憶が...。ただしWebのみに切り替え手続きを行ったかどうか、定かな記憶がありません。
 フィッシングメールを疑いましたが、日本語に乱れはない。

 「読んだけど、その時、手続きしなかったのかなぁ...」と思って画面中央のリンクをクリック。ブラウザが起動したのですが、次の瞬間、ブラウザが「偽のサイトにアクセスしようとしています」と警告。
 フィッシングメールだったのです。

 良く読むと、画面中央下部に不要な「・」が打たれています。また宛先にセンセイの名前はありません。決定的だったのが送信元のメールアドレス。ドメイン名が“.jp”ではなく“.cn”。つまり中国からの送信と推測されます。
 疲れていたらしく、見落としてしまいました。

 ちなみに、本物のJR東日本「ビューカード」の案内はこちら。Web版ですが、メールで届いた文章とまったく同一です。要するに受信者に疑われないよう、コピーして使用しているのです。

 今回はたぶん、仮に次の画面に進んだとしてもクレジットカードの情報再入力を求められるはずなので、そこで気づいただろうと思います。でもサイトへアクセスした瞬間にウイルスをインストールされる可能性もあります。
 十分注意しているつもりで、フィッシングメールに騙されないと思っていたのですが...。

 やはりちょっと疲れていて、脇が甘くなっていたようです。反省。



4月11日(月) 田圃に波紋...。水が張られ、田植えの前の代かき作業が始まろうとしています

 写真は今朝、出勤途中に撮影したもの。

 金沢工大では今日から講義が始まります。センセイ個人は月曜日に授業が入っていないのですが、新入生との個別面談もあり、相当疲労困憊した状況。朝はともかく、ここ数日の夜の血圧は正常位範囲内ではあるものの、少し高め。
 センセイにしては珍しく、昨晩はいつもよりビールが少かった...。

 でも、まぁ、講義そのものは楽しいし、やり甲斐があるので今朝は登校する小中学生とすれ違いながら、少し早めにご出勤。あれっ?!
 あるお宅の陰、道路脇に波紋...。

 最初は何が起きているのかまったく理解できませんでした。ここは耕起を終えたばかりの田圃。つまり耕されたゴロゴロの土が露出しているのです。
 だから波紋が見えるわけはない。

 やはりかなり疲れていたようで、田圃に水が張られていることを理解するまで少し時間がかかりました。田植えの準備が始まったのです。
 現在はまだ、単に水を引き込んだだけ。

 土が凸凹しており、そのままでは苗を植えることができません。続いて「代(しろ)かき」と呼ばれる、土を平らにならす作業に入ります。
 月末の連休の、それも早い時期に田植えをするんじゃないかしら。

 そしてもう一つ。波紋──それもかなりはっきりしている──が発生しているということは、その原因が存在するということです。田圃の前に出ると、鴨が2羽、のんびりと餌を啄(ついば)んでいました。
 センセイが鞄の中からカメラを取り出すと、ご覧のように逃げていってしまいました。

 奥に見えるのは何度かお伝えしたお宅です。

 今日も暑かったので、キャンパス内のものに続き、高橋川沿いの桜も散り始めています。明日、明後日も気温が上昇しそうなので、もしかすると桜吹雪や花筏(はないかだ)を見ることができるかも。



4月10日(日) 桜の工場 ──日本国内で真空管を製造している会社の工場が富山県内に──

 工場で桜を製造しているわけではありません。

 きっかけはオーディオビジュアルに関するWeb上の記事。日本の会社がオーディオ用新型真空管を開発し、夏に発売するというのです。西村センセイ、これにはびっくり。国内ではもう真空管を製造していないと思っていたのです。
 後から調べてみたら、9社が製造中。こちらも驚きました。

 真空管なんて、若い方はまったく聞いたことがないかもしれません。主に、トランジスタ(現在のLSIの先祖)が実用化されるまで用いられていた電子部品で、増幅その他いろいろな役割を果たしていました。
 実は現在でも、一部のものは広く使われています。

 オーディオ用途には向いており、しかも音質が良い。センセイのオーディオシステムでは2セットの「イヤースピーカー」で真空管を使用しています。コンデンサ型の機器とは相性が良いのです。
 どちらも1回ずつメーカーでメンテナンスしていただいたのですが、真空管は外国製ばかり。

 記事を読み進めていくと、もう一度びっくり。製造したのは「高槻電器工業」という会社。西村センセイ、この会社名に見覚えがあるのです。
 だって、毎週の移動の途中、その看板を見るので。

 場所は富山県魚津(うおづ)市小川寺。たまたま名前が同じだけで、まったく別な会社だろうと思ったのですが念のため、調べてみました。
 何を作っているのかわからなかったというのも理由。

 で、同社のサイトを開いてみるとドッカーン!!

 正真正銘、記事の「高槻電器工業」の工場だったのです。ただし、この工場で真空管を製造しているかどうかは不明です。沿革を読むとわかりますが、ここはFA(Factory Automation)事業の拠点とのこと。
 真空管は別な工場の担当ではないかと思います。

 これはもう、行くしかない。というわけで、移動経路を少し外れたところにある工場を訪れてみました。写真は今日、少し離れた場所から撮影したもの。敷地内の桜がもうすぐ見頃です。
 それにしても、知らなかった。

 移動経路に戻り、金沢を目指します。富山市内に入る頃から気温がどんどん上昇し、車外気温計は最高27.5度に達しました(アメダスの最高気温は28.4℃)。この時季としては猛烈な暑さです。
 身体がまだ暑さに慣れていないので、正直、きつい。

 もう数日この状態が続きそうなので、北陸地方の桜は一気に満開になるものと思われます。

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