2005年11月5日更新(2005年11月14日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2005年10月第6週〜11月第2週のニュース──

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11月5日(土) えーい、この際、身辺整理だ!! 

 西村センセイのオーディオ・AVシステム、あるいはMacのシステムも世代交代の時期にあるようです。そこで車で金沢へ行ったついでに、いろいろ気になっていたものを整理しました。

 一つは去年の秋に実家用に買ったHD&VHS付DVDレコーダー。心配していた通り、年老いた父では使いこなすことができず、2ヶ月で安いVHSテープデッキに交替してしまいました。
 その後は金沢のアパートで使っていたのですが、DVD-RAMが使えること、番組表が自動で得られること、そしてHDでちょっとした録画ができるのはよいのですが、何しろ滞在時間が短いので本来の活躍ができません。
 そこでハードオフで買い取ってもらうことにしました。

 外箱を含めて付属品はすべて揃っている状態で、買い取り価格は2万円。確か10万円くらいで買ったように記憶しているのですが、まぁ、仕方ないか。
 去年後半の製品なので、早めに引き取ってもらえば、もっと高かったようです。

 ついでに、出番が少なかったソニーのポータブルDAT“TCD-D100”を1万5千円で買い取ってもらいました。もちろん付属品完備です。
 修理から戻った据え置き型のDATが好調で、そちらを用いてデータをHDへ移すつもりなので、もう出番はないかな、という感じなのです。

 両方とも、ネット上のオークションでうまく売り出せばもっと高い値段がつくのでしょうが、トラブルになるのも嫌なので、ハードオフにしました。

 これで勢いのついた西村センセイ、自宅に戻って、故障したCDプレーヤとBS付のS-VHSデッキ、使わなくなったWOWOWのデコーダをゴミに出しました。
 明日がセンセイの住む区域の粗大ゴミの日なのです。

 CDプレーヤはティアックの“VRDS-10”という有名な(そして高かった)マシンで、何度か修理したのですが、そろそろ寿命のようです。
 このCDプレーヤはバブル期の高級品なので、何故か右の写真の特製CD立てが2個ついてきました。アルミ削り出しの、凝った造りです。(こちらは捨てない。)

 S-VHSは三菱製で、二カ国語放送時に、BSの音声をデジタルのまま左/右音声を選択して出力できるので便利だったのですが、え〜い、この際だから捨ててしまおう!!

 このマシンは、BSのデジタル音声をオリジナル通り、エンファシスがかかった状態で出力するので、オリジナルデータをそのまま得られる反面、加工にはかなり知識が必要で、ちょっと不便です。
 例えばCDを焼く時に、エンファシスの情報を入れる必要があるのですが、最近は対応していないソフトが多いのです。

 今使っているパイオニアのDVDレコーダは、内蔵デジタルフィルタでエンファシスを解除してから出力するので、(二カ国語放送を除き)多くの場合、こちらの方が便利です。

 WOWOWは放送開始直後に加入したのですが、渋い映画が少ないので、2年くらいで脱退してしまいました。その後もさして不便はありません。

 というわけで、アニメ「あたしンち」のお父さんのように捨て魔になった西村センセイ、今回はPCMテープも、DATテープもHDへコピーしたら捨ててしまおう(!!)という、珍しく不退転の覚悟なのでした。




11月4日(金) CDの無限コピーも可能です。その気になれば、ですが

 金沢へはしばらく電車で移動して、車は使わないつもりなので、今回は慌ただしかったですけど、冬物の衣類などに混じって、2台の機器を運びました。

 その一つが写真上部の銀色の物体。

 前面部がプラスチックなので安っぽく見えますが、これはティアック製のデジタル・アナログ・コンバータ(DACあるいはDAコンバータ)です。

 ティアックはもともとテープデッキや測定機器の会社として知られていましたが、現在は主にパソコン用のドライブなどや業務用の音響機器を製造しています。
 普及価格帯の民生用オーディオからはかなり手を引いたようですが、「エソテリック」などの高級オーディオブランドはまだ製造販売を続けています。

 さて、CDやMD、あるいはMP3などで用いられているデジタル信号は、そのままでは人間には聞こえません。
 ただの0か1の信号がものすごいスピードで行き交っているだけです。

 どこかの段階で普通のアナログ電圧に直して、それにもとづいてスピーカーとかヘッドホンを駆動して空気の波を作り出し、それを感じて初めて、人間は「音だ」と理解します。

 で、音質を最も左右するのがこのDAコンバータなのです。実際、センセイのオーディオ・AVシステムの中核のマシンです。

 初期のCDプレーヤなどのデジタル音響機器は、まだメーカーが慣れていないために、物理的な特性は優れているものの、音質、特に音楽性は散々なものがたくさんありました。可哀想なので、メーカー名と製品は控えます(自分で買ったので、センセイ自身が悲しい)。

 ところがその中で、国産のCDプレーヤが16bit(音の細かさの単位)再生を豪語しつつも、実際には情けない音しか出していないのに、わずか14bit──数字の上では1/4の性能(!!)──の再生能力で、生身の人間が唱うような、とても音楽的なCDプレーヤがありました。
 それが「マランツ」ブランド、実際にはオランダを中心とする多国籍企業フィリップス製のプレーヤでした。

 音質の良さの背後にはフィリップスの音楽への造詣(ぞうけい)の深さがあるのですが、さし当たり物理的には、使っている“TDA1541A-S1”という部品の良さがありました。(末尾の“S1”は「選別品」〔最も良い性能のものを選別する〕の意味)
 数字の上では国産が優れているものの、国産品は、実際には数字ほどちゃんと機能していなかったのです。

 このTDA1541A-S1と日本のNPC(セイコー〔諏訪精工舎〕の関連会社)が作った当時最高性能のデジタルフィルター、そしてティアックの「ディザ」という技術を組みあわせたのがこのマシンなのです。

 上位機種──50万円位したと思う──は確かに凄い音がしたのですが、高くて買えませんでした。
 そのために、定価12万円のこのマシンを買ったのですが、周辺の部品のコストを抑えているので、そのままではショボい音しかしません。初めて聴いた時は情けなくて泣きそうになりました(当時は12万円でもすごい出費だった)。

 で、西村センセイ、そのキーとなる部品(ASC社製のコンデンサー。1個数千円のものを20個近く必要とした)を東京四谷の、一応株式会社を名乗るものの、いかにも怪しそうななマンションの一室で手に入れ、半信半疑で差し替え......す、すごい!!

 一番近いのは「絶句」という感じでしょうか。

 数字上の性能なんかもうどうでもよく、ホントに正確で、かつ音楽的な音がします。ステージ上の楽器の順番や、ホールのノイズに消えていくエコーの広がり......(デジタル機器はこれが苦手なのです)。

 というわけで、買って改造してから20年くらいになるのですが、いまだにセンセイのシステムの中核に座っています。これを越えるマシンは、今でも50〜100万円くらい出さないと手に入らないと思います。
 実はこのマシン、基準となるクロックの生成が簡略化されています。西村センセイ、この問題を解決し、性能をさらに向上させる部品を確保してあるのですが......もう、そのまま20年経ってしまいました。

 生きているうちにもう一度改造することはないだろうなぁー。

 ところで、このマシンにはもう一つ秘密があって、デジタル信号の中のコピー禁止符号を解除するように改造されているのです。

 これにはちょっと補足説明が必要でしょう。

 CDを再生した場合など、デジタル信号には「コピーを禁止する」とか「1回だけ許す」という信号が記録されています。もちろん著作者の権利を守るためです。(センセイもこれを破る意図はありません。)

 でも自分が正当に所有する音源や、著作権のないものを自分で録音した場合も、コピーする段階で「コピー禁止」の信号が記録されてしまいます。これは音声を編集する場合にすぐに問題になります。
 で、西村センセイ、このマシンについては自己所有の音源しか再生しないので、常に「コピー許可」の出力を出すように改造しているのです。

 写真は、DATからの「コピー禁止」の音源をこのマシンで「コピー許可」に変更し、Macへデジタル信号を送るために、最下段のMDレコーダへ信号を送っている時のものです。
 写真ではお分かりにならないと思いますが、MDレコーダはちゃんと信号を受け入れて再生しています。「コピー許可」の証拠です。(センセイのDATではコピー禁止符号の状態をもっと正確に知ることができます。)

 これで必要なマシンは全部揃えた......あ"っMac miniがまだだった......ので、本来の仕事とともに、DATとβデッキ上のPCM音源の保存を急ごうと思っています。

 このマシン、センセイが改造した傑作の一つです。



11月3日(木:休日) 無念!! 故障したG4 Cube、復活ならず!!

 「晴れの特異日」で知られる今日、文化の日。残念ながら新潟や金沢は雨でした。
 皆さんの所はいかがだったのでしょう。(ここ数日忙しくて、テレビをまったく見ていない──あ、PCM画像はちょっと見ました──ので、全国の天気がわからないのです。)

 仕事もあるし、普通なら金沢にとどまるのでしょうが、ちょっと私的な用事があって今日は新潟にいました。夕方には金沢に戻るという強行軍です。

 で、その新潟で、本来の目的の他に何をしていたかというと、故障したG4 Cubeの修理。原稿をお待ちの皆様、申し訳ありません。

 昨日お伝えしたように、センセイのMacシステムを再編成しようと思っているのですが、その関係でG4 Cubeが直るかどうかを確かめ、そしてもし直ったら金沢へ運ぶ必要があるのです。
 今日から週末までは金沢へ車で移動しますが、その後しばらく車を使わない予定なのです。

 というわけで、いよいよ腑分け作業開始。

 以前、ハードディスクを交換した時やAirMacカードを装着した時に、G4 Cubeが寄せ木細工のような構造になっていることを確かめていました。

 普通のパソコンなら基準となる框体(きょうたい)があって、そこへパーツを載せていくのですが、G4 Cubeの場合、そのような基準はほとんどないに等しく、プラモデルよろしく、あちこちのパーツを組み立てていくと最終的に四角い框体になるのです。
 四隅の、本来ならば力がかかるはずの支柱は、一方はネジ止めされているものの、反対側はただ差し込んだだけ(信じられない!!)だったりします。

 解体には自信のある西村センセイですが、さすがに今回はインターネットからアップルの正式な解体マニュアル(右上のCRT画面にちょっと映っている)をダウンロードして作業しました。

 作業はかなり困難で、今まで解体したMacの中で一番難しかったです。

 で、老眼鏡を金沢に忘れたため、よく見えない状態で作業していたら......「パチッ!!」

 え"......と思ったら、部品を2カ所、破損させてしまいました。
 初めての経験です。

 気を取り直して作業を進め、いよいよメインボードを交換して、今度は組み立て開始。

 で、各種配線をつないで、起動ボタンに触ると......何も起きない!!

 全然起動しません。

 変だなと思って点検を始めると、右の写真のように、接続し忘れた(!!)配線が残っていました。情けない。
 さらに、さっき破損させた部品が接触不良を起こしていました。

 再度接続し直し、問題の部品の導通をテスターで確かめて再起動......しない(涙)。

 焦って作業したせいか、今日は散々な結果です。G4 Cubeを修理に出すかどうか、今後メインのままとするかどうか、いろいろ考え直す必要があるようです。

 というわけで、今日のところMac miniはまだオーダーしていません。もしかすると、これもMac(G4 Cube)のやきもち(こちらこちら)だったりして......。



11月2日(水) Macな物欲、目覚める ──Mac miniを買おうかな──

 音声やビデオの編集や、CD-R、DVDを焼いていると、CPUパワーとハードディスクを酷使していることに驚かされることがあります。
 音声の編集だと主にHD、映像だとCPUとHDの両方という感じです。

 何回かお伝えしている(たとえばこちらこちら)ように、DAT(デジタル・オーディオ・テープデッキ)のデータをできるだけ早くハードディスクに移す必要が出てきたのですが、センセイの現在のシステムでは適当な受け皿となるマシンがないことに気づきました。

 当初は手持ちのPowerBookやG4 Cubeで...と安易に考えていたのですが、これらのマシンでは学者本来の仕事もしていて、なかなかCPUパワーを取られる作業と兼務というわけには行かないのです。

 そうするとセンセイの中にブツブツとMacな物欲(!!)が目覚めてきます。(実はホントはこちらが先で、口実を探しているのだろうけど)。

 CD-R、できればDVD-R内蔵型で、お金はかけない(というか、ない)、スペースを取らない、あまり使っていないナナオのカラーモニタとMac付属のキーボードがあって......となると、お察しの通り、Mac mini。

 iBookやPowerBookも検討したのですが、iBookにスーパードライブ内蔵型はないし、いずれにせよちょっと高い。

 持ち運べるのはメリットなのですが......まぁ、Mac miniも本体はたったの1.7Kg!!
 ダンベルだと思って我慢することにしよう。

 新型iMacはCPUもHDも強力だけど、でかいし、ファンの音も気になる。
 音楽やビデオの作業はたいてい、非常に静かな環境で作業しているのです。同じ理由でPowerMacも却下(というか、いずれにせよお金がない)。

 というわけで現在、Mac miniの購入を真剣に検討中です。
 たまたま、各マシンの比較が発売されたばかりのMac Fan誌(自宅に置いてきた)に載っているので、それを参考にして最終的に決めようと思っています。

 これは同時に、自宅と大学、そしてアパートでの作業の案配も考えてということになります。

 今週中に、故障したG4 Cubeのボードを、購入したままになっているボードに交換するつもりで、うまく復活すれば金沢に持ってこようと思っています。

 ワープロでの編集やサイトの更新作業などはG4 Cubeで十分で、PowerBook G4などの強力なマシンは音声やビデオの作業に廻したいのです。
 それにこの組み合わせだと、スペースをそんなに必要としませんし。

 で、実はここまでが前フリ。(長くてすみません。)

 このページをご覧の学校関係者の皆さん、ご存じだとは思いますが、学生、教職員を問わず、アカデミック・ディスカウントでパソコンをちょっとだけお安く手に入れることができます。
 センセイのように私費での購入も可能です。

 Appleの場合、アップルストアのサイトの左下からディスカウントのページへ進むことができます(写真はMac miniのページ)。(c)アップルコンピュータ

 マシンによって割引率が異なることもあるようですが、基本は7%引きのようです。他メーカーのソフトなんかだと滅茶苦茶な値引きをしていることもありますね。

 サイトを見ていると、あ"、最後のワンクリックを......。

※実際は、電源アダプターも運ぶ必要がある



11月1日(火) 山間(やまあい)に大工場出現!! ──新潟県と富山県の違い──

 富山県の山間(やまあい)を走っていると、時々とても大きな工場に出くわします。

 写真は魚津市の松下電器の工場なのですが、スーパー農道のトンネルを抜けると、突如その姿を現します。(高速道路や国道8号線からは見えません。)

 写真からお気づきになるかもしれませんが、写真の部分はまだ工事中で、工場は稼働していません。
 写真の左側に今までの工場があって、急ピッチで増設しているのです。

 松下電器は一時の不振から、業績をV字形に復活させ、現在は積極的に設備投資を進めています。
 ここは松下の拠点となる工場なのです。

 ここに限らず、富山県にはたくさんの大きな工場があります。YKKなどのアルミ製品工場だったり、「不二越」や「生産技術」という生産ロボット工場だったりします。

 最初の頃は「豊かな県なんだなぁー」と漠然と考えていたのですが、実はそう簡単ではない(/少なくともそうではなかった)ようです。

 以前、高校訪問である県をまわっていた時に、「お宅は教育県で有名ですから...」と切り出したところ、即座に否定されてしまいました。
 話を聞かせてもらうと、その県は豊かではなく、子供がたくさんいたら全員を地元で養うことができないので、教育して東京などに送り出すしかないというのです。
 まぁ、結果的には教育県になるのですが。

 逆に新潟県のことを訊かれていろいろ考えてしまいました。新潟県は農業生産も高いし、土地も広く、そんなにあくせく働く必要はありません。所得は低いけれど、土地などのいわば「隠れ資産」で何とか食っていけるのです。

 こういう県では競争に打ち勝って生きていくようなタイプの子供、特に男の子はなかなか育ちません。「新潟では杉の木と男の子は育たない」と言われる理由の一つだと思っています。
 欲望をエネルギーにするようなタイプの男の子が育ったとしても、新潟には居にくいので、他県へ出てしまいます。善し悪しは別として、田中角榮元総理大臣(こちらこちら)はこのタイプでしょう。

 新潟県とは逆に、耕作面積が狭かったりする県は、農業に頼るわけにはいかないので、富山県のように熱心に工場を誘致して労働する場を開拓したり、教育に力を入れたりすることになります。

 富山県のたくさんの工場群は、県を挙げてのこれまでの努力の成果で、センセイは「やはり、のんびりした新潟とは違うなぁー」と考えてしまいます。

 けれど工業への注力は必ずしも良いことばかりでなく、イタイイタイ病の解決を遅らせる遠因になったりします。やはり難しいものですね。



10月31日(月) 知っているようで、知らないこと(知らないのはセンセイだけかもしれないけれど)

 センセイのアパートの近くの国道沿いに割と大きな工場があったのですが、2、3ヶ月ほど前から撤去工事が始まっていました。ダイハツの大きな販売店を新築するのだそうです。

 こういう建設現場では、一部の内装工事などを除き、夜は工事をしません。周囲の環境への影響を避けるためでしょう。

 日曜日に新潟から金沢へ移動する時は、夜の11時前くらいにここを徒歩で通過するのですが、とても静かなものです。それでいて、いつの間にか工事は進んでいて、もうすぐ開店!! という感じです。

 これが当たり前、と思っていたら、必ずしもそうではないことを今日思い知らされました。

 今晩はセンセイに近い大学関係者が金沢にお越しになり、この機会に卒業生らでパーティーを開きました。

 とても有意義な席だったのですが、その帰り道、アパートまで乗せてもらった車が......渋滞で動かない。もう夜も遅いというのに。

 火事や事故による緊急自動車の出動もあったのですが、何よりも、真夜中なのに、あちこちで道路工事をしているのです。
 それで車線規制をしていて、車が渋滞してしまうのですね。

 へぇー、こんな所でと思いながらアパートに近づくと、何と、そのダイハツの建設現場でも車線が規制されています。
 センセイが通る時は全然工事をしていないのに。

 工事は一車線を規制するかなり大きなものでした。
 ダイハツの建設にあわせて、狭かった歩道を拡張するようで、本格的な掘削工事が行われています。
 写真ではわかりませんが、たくさんの作業員が出ています。

 日曜日の夜に通る時はこんなことないのに......と思って、やっと気がつきました。

 そう、今日は平日の夜なのです。たぶん日曜の夜だけはさすがに工事をしないんですね。作業員の休養のためでしょう。

 いつも日曜夜に通って工事をしていないからといって、毎晩工事をしていないとは限らない。当たり前のことなのですが、西村センセイ、ちょっと思い込みが先行してしまったようです。

 それにしても、こんな時間の重労働。ホントに大変だと思います。頭が下がります。



10月30日(日) 柏崎市内の電気店間競争、激化

 FAXの紙が切れそうなのと、娘が新しいゲームを捜したいというので、二人でちょっと柏崎市内の電気店へ出かけました。

 10年以上使っていたFAXが壊れて、わざと感熱紙タイプに買い換えたのですが、世の大勢は急速に普通紙タイプが主流になったので、大きい電気店でないと、センセイの家のFAXにあう感熱紙が手に入らないのです。
 普通紙タイプ(レーザーを除く)は、見た目こそ良いものの要するにインクジェット機なので、メーカーのねらい通りにインク代がとても高いのですが......。

 さて、センセイが住む柏崎は、長岡と上越に挟まれた人口約10万人の商圏です。
 日常生活用品はここで完結できますが、ちょっと気の利いた商品など、ここにないものは車を走らせて長岡や新潟へ買いに行く、そんな地域です。

 これまで柏崎には、地元の小売店を除くと、新潟県では有名な「真電」というお店と、駅近く(駅裏)にあるものの店舗が狭いジョーシンの二店しかありませんでした。

 ところが数年前にケーズデンキが出店し、限られたパイを奪い合う熾烈な戦いが始まりました。
 ケーズデンキは店舗面積が広いために充実した品揃えができ比較的堅調ですが、迎え撃つ二店はかなり厳しく、真電は販売不振で東京のラオックスとの共同店舗になってしまいました。

 ところで、センセイの家の近くに、潰れたパチンコ屋──この業界も競争が激しい──が二店あって、最近、国道沿いに広い敷地を持つとても良い立地条件の店が壊されて、整地され始めました。
 何になるんだろうと思っていたら、何と、あのコジマが出店するというのです!!

 ケーズデンキはともかく、古い電気店二店は大変だろうなぁーと思っていたら、迎え撃つジョーシン(右の写真)は旧店舗近くの国道沿いに、新店舗を新築中であることがわかりました。

 いつから始まっていたのか、工事も相当進行していて、2週間後にはオープンとのこと。
 知らなかった。

 よく見ると、看板の色が今までの青色から赤色に変わっています。イメージカラーを変えるのでしょうか。

 旧店舗はすでに営業をやめており、建物はリサイクルのお店になるようで、その商品の受け入れと展示を始めていました。

 一方、コジマの出店予定地はというと、こちらはいつまで経っても工事が始まりません。

 もしかするとジョーシンの反撃で、採算の見込みが......などと素人はつい考えてしまうのですが、このご時世、出店計画は簡単に決めるようなものではないはずです。
 本当のところはどうなんだろう。

 ただしいずれにせよ、基本的には閉じた商圏でのゼロ・サム・ゲームなので、真電やそして何よりも地元小売店には厳しい話であることには違いありません。

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