2006年6月17日更新(2006年6月25日ページ移動。2011年5月3日写真削除)

──2006年6月第3週のニュース──

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6月17日(土) “Parallels Desktop for Mac”正式版リリース!!

 報道(こちらこちら)によると、米Parallels社は米国時間6月15日、“Parallels Desktop for Mac”の正式販売をを予定通りに開始しました。(写真は(c)毎日コミュニケーションズ)
 価格は$79.99ですが、30日間のキャンペーン期間中は$49.99で販売されます。

 Parallels Desktopは、いわば“Virtual PC”のインテルCPU版。MacOS X上で、Windows XP(その他にも対応)を走らせるソフトです。

 Virtual PCはまったく構造の異なる“PowerPC”CPU上でインテルマシンを再現するものでした。

 ハードウェアをすべてソフトウェアによる仮想マシンで処理する必要があったので、特に画像などの処理に時間がかかって反応がやや鈍い。
 そのため、どうしてもピンチヒッター的な使い方が主になり、毎日酷使するわけにはいきませんでした。

 けれどもインテルマックでは、肝心要(かんじんかなめ)のCPUがインテル製になっているので、その部分は実際のマシンを使い、必要な部分だけエミュレートすれば良いことになります。
 『Mac Fan』誌6月号pp.88-90で、兄弟ソフトの“Parallels Workstation 2.1 for Win&Lin”が紹介されていますが、ベンチマークテストの結果はとても良い記録です。

 アップルも“Boot Camp”を発表して、インテルマック上でのWindows XPの利用を可能にしていますが、こちらはMacOS Xと同時に使用することはできません。

 このParallels Desktop、とても面白そうなので、たぶん買うんじゃないかなと思います。

 ところで、生粋のWindowsユーザーにしてみると、「そんなんだったら、初めからWindows買えばいいじゃん。俺たち全然困ってないし...。まったく、Macユーザーの行動は理解できない!!」という声が聞こえてきそうですが......。



6月16日(金) うどん屋「こう泉」は、白山市(鶴来町)に移転したそうです!!

 すみません。今日はローカルな話題です。

 金沢工大「科学技術者倫理」受講生の一部で盛り上がっている、うどん屋「こう泉」の最新情報が入ってきました。

 「こう泉」はやはり閉店したのではなく、白山市内(旧鶴来町)へ移転したのだそうです。正確には2月末まで金沢工大近くで営業した後、4月からは白山市(明島町西177-1)で営業しているそうです。

 場所は北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の近くで、同大学の学生が運営していると思われる“JAIST(北陸先端科学技術大学院大学)Wiki”の“JAIST近郊のごはん”(左メニューより入る)にも、すでにしっかり載っています。

 また、「こう泉」はもともと寺井町で「徳重」という名前で営業していたことと、そして何と、店主はニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手のいとこでいらっしゃる(!!)ということが判明しました
 松井選手は石川県では郷土の英雄で、NHKニュースの中に専門コーナーがあるほどです。

 店内にはサインとか、その種のものはなかったけどなぁー。

 「夢考房」の近くにあったので、工大生にはよく知られていた「こう泉」。
 実際に利用した人は少ないと思うのですが、鶴来なら、車で割と簡単に行くことができますので、ぜひ本場仕込みの讃岐うどんの味をご賞味ください。

 それにしても、センセイはこう泉に何度も行ったけど、店主と松井選手、そんなに似ているかなぁー。

※これら二つの情報は、“石川県近郊のB級グルメ店”によります。
※情報を提供してくださったN君、ありがとうございました。



6月15日(木) フォルクスワーゲンの新「ジェッタ」を、初めて間近で見ました

 事務室に断ってから、お医者さんへ行ってきました。耳鼻科の診療は患者も少なくて、すぐに終了。

 で、その帰途、いつもとちょっと違う道を、自転車で走っていたら、あれっ? まぁ。

 フォルクスワーゲンの新セダン「ジェッタ」が駐車されています。

 写真では見たことがあるけれど、間近でちゃんと見るのは初めてです。

 以前お伝えしたように、前身の「ボーラ」は一昨年の自家用車購入の際の第一候補
 最終的にはBMWの318iに落ち着いたのですが、後で考えてみると、少なくとも先代は「やっぱり、ご縁がなかったのかなぁー」という感じです。

 よそ様の新「ジェッタ」。しばらくの間、色々な角度から拝見させていただきました。

 確かにあちこちのデザインに「新しさ」があります。

 センセイの318i(E46)に慣れた後に、後継の320i(E90)を見た時のような驚きです。
 新しさを経験すると、BMWもワーゲンも、やはり「前身は古いなぁー」という印象を受けます。

 でも、その「古さ」の程度が違う──BMW旧3シリーズ(E46)には、やはり独特の良さがある──のと、新「ジェッタ」、何だか落ち着かない。

 難点だった後部座席の狭さも解消されているのだけど、「高いお金を出して、自腹で買うか」と訊ねられたら、何だかその気が失(う)せてしまう。

 なぜなんだろう......。

 何だか、新「ジェッタ」を買うのは、今まで「ボーラ」に乗っていた人ばかりなような気がします。どこか「乗りたい」という気が起きないのです。

 アメリカで新「ジェッタ」が販売不振に陥ったのも、自分が買う立場になるとわかるような気がします。

 説明しろ、と迫られても困るのですが、少なくとも、BMWとワーゲンでは、「問い」の立て方に決定的な違いがあるように思えるのです。

 問いの時点では小さな差に過ぎませんが、それが最後には大きな結果となって表れているように思えるのですが......。



6月14日(水) お目目ウルウル、鼻水タラタラ...。何故だろう。

 昨日大学に出勤してから、何故かアレルギー症状が激しく出るようになってしまいました。血液検査をしても原因物質はわからなかったのですが、センセイはアレルギー体質なのです。

 涙が止まらなくて、赤い目でウルウルしたままだし、何よりも鼻水が止まらない。これだけの量の水分が、体の中のいったいどこに入っていたんだろうと思うほど、透き通った水が溢れてくる。(食事中の方がいらしたらゴメンナサイ。)
 咳も止まらない。

 箱ティッシュの中身がみるみる減っていって、箱が一つ空になってしまいました。まぁ、もともと少なかったんだけど。

 鼻水を押さえ、涙を拭く──というほどではないのだけど──ので、鼻の頭が真っ赤になってしまいました。2、3日すると皮膚が荒れるんだろうなぁー。

 今日は会議があったのですが、大量のティッシュを折り畳んで持参。ホントは箱のまま持ち込もうかと思ったのですが。
 テッシュは軽いので、荷物を持って歩いていたら気づかないうちに飛ばされてしまい、たまたま通りがかった女子学生に落としたことを教えてもらうというオマケつき。(ありがとうございました。)

 いろいろ考えたのですが、毎年、この時期にこれだけアレルギーが出たことはない......。

 う〜ん。

 皆様お察しの通り、これってどう考えても、センセイが昨日から経験している、館内のアスベスト除去工事の影響だと思われます。

 実際は足場の建設などによって粉塵が舞い上がり......ということなんでしょうが、まさかその中にアスベスト入り、なんてことはないんでしょうねぇー。

 そう考えると、センセイの体は涙と鼻水で、センセイを健気(けなげ)に守ってくれているのかもしれない。



6月13日(火) な、何だぁ?! 1号館内に仮設足場出現!!

 週末は出張だったので、昨日はお休みをもらいました。もうあまり若くないので、連続して働き続けると無理が来るからです。(でも実際は病床の義理の伯母を見舞ったりの家族サービスだったけど。)
 金沢へは夕方、移動しました。

 今朝、ちょっと久しぶり、という感じで大学の建物に入ると、な、何なんだ?!

 センセイの研究室が入っている1号館の、高い吹き抜けになっている場所に鉄パイプの足場が組まれています。
 中2階から4階までなので、ものすごい高さです。

 一瞬間があってから、やっと思い出しました。
 そう言えば全学会議の際に、施設部長がアスベスト除去工事の話をしていらしたっけ。

 たぶん、センセイが休んだ昨日から工事が始まったのでしょう。(ですよね?)

 センセイが大学教員として初めて勤務した国際基督教大学(ICU)でも一部教室(N館階段教室)にアスベストが使われていました。

 そこで、アスベスト除去工事が行われたのですが、何しろ毒性が強いので、教室を完全に密封し、工事の人も宇宙服のようなものを着て──ホント──中に入っていきました。
 20年以上も前のことです。

 で、今回の工事。

 それに比べると、防塵しているわけでもなく、作業員もまったく普通の作業服姿です。

 どうやらこれは、ICUの場合と違って、アスベスト成分を少し含み、比較的安定している建材を対象とした工事のようです。
 たぶん剥がす──アスベストが飛び散る──のではなく、接着剤のようなもので固定させて、より安定な状態にするのではないかと思われます。

 現在はさらにシートが張られて、中の様子は良くわからなくなっているのですが、いずれにせよ、早く終わらないかなぁー。



6月12日(月) 西村センセイ、赤く、大きな月が気になる。

 今回の出張は、土曜日を除くとずっと雨に祟られました。太平洋側は雨の日が続いているのです。

 たいていは屋内か車内だったので、たいした問題はなかったのですが、会場と駅の間ではかなり雨にやられてしまいました。

 自宅のある柏崎に戻ったのは9時頃。新潟は雲は少し残るものの、晴れていました。

 駅から自宅まで歩いて帰ったのですが、南の空、低い場所に、赤く大きな月が出ていました。ほぼ満月。見事なものです。

 冬の月は、高く、青白く、小さくて、孤高。けれど夏の月は、低く、赤く、大きくて暑苦しい。(理屈を知りたい人はご連絡ください。)

 センセイが歩くと、月も、追いかけてきます。

 どうしても気になるのは、以前お伝えしたことのある、満月・新月と地震との関係......。このところ太平洋側で気になる情報が続いています。

 高度が低いと、地球への影響も小さいのかな、と、月と語りながら考えたのですが、どう考えてもそうでは、ない。大潮の時はやはり影響が大きくなるはずです。

 この現象は地球と月のような公転の時だけ起きるわけではありません。
 例えば惑星がブラックホールにブラックホールに飲み込まれるような時でも、万有引力の影響で惑星は引き伸ばされ、バラバラにされてしまうはずです。

 物理学って、計算できるんですね。驚くべきことに、ちゃんと。

 まぁ、満月は大きいけれど今回は何もなかったのかな、と思って帰宅したのですが、翌朝目覚めるとご存じの通りに、九州地方での地震。
 正確には、今日が満月でした。

 先日、同僚から教えていただいたのですが、5月27日のジャワ島大地震の時は、新月だったのですね。

 もちろんセンセイも、確かめてみました。



6月11日(日) 朝、ホテルのカーテンを開けたら...。

 昨日は写真が欠けてしまい、申し訳ありませんでした。

 実は今回の出張では、いつものWindowsノートに加えて、PowerBook G4 12'も持ち出しました。2台の重さを合わせると3kgにもなるのですが、今日のプレゼンと画像処理に使おうと思ったのです。

 ところが2台の連携がうまくいかず──お互いにやきもちを焼いた?──結果として、Windowsから画像だけがアップロードできなかったのです。

 出先では公衆電話からアップするしかなく、アップロード時の表示は正常だったのでそのままホテルに戻り、そこでアップできていないことを知ったのですが、再度の外出は諦めました。

 だって、今日のプレゼン資料を作らなければならなかったのです。

 何という自転車操業......。

 最終的にプレゼンではWindowsを使ったのですが、やきもちがピークに達して「フン、私の方が勝ったのよ」状態だったらしく、本番では「深刻なエラー」に陥ってしまいました。(実話)

 ところで、一昨日の夜にホテルについて、昨日の朝、外の様子を見ようとカーテンを開けたら......あ"。

 目の前に富士山が広がっています。秦野(はだの)市からだとこういう風に見えるんですね。

 写真では(テクニックがないこともあって)たいした印象を受けませんが、実際には眼前に大きく広がる感じです。

 6年ほど都内西部に住んでいたので、小さな富士山はよく見ていたのですが、近くでちゃんと見たのはホントに久しぶりです。

 よく考えてみると西村センセイ、神奈川県西部にはあまりご縁がなかったんですね。

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