2010年10月2日更新(2010年10月10日ページ移動。2014年5月25日写真削除)
■10月2日(土) 835+207=1,042。証拠にはなりませんが
お伝えしたように、今週は車で金沢まで往復しました。
途中ガス欠の警告が点灯。318iの場合、燃料タンクの容量は60Lで、その残量が8Lになった時点で警告されます。国産車のような、メーターのさらに左側の「余分」は、ありません。(キッパリ)
こういうところにも国民性の違いが出ていますね。沿線のガソリンスタンドの価格を見ていたら、格安のお店──レギュラー118円/L(!!)──があったので、西村センセイにしては珍しく、満タン給油。
普段はファミリカーとして使うセンセイ、満タンにする必要はないし、燃費を計算するために区切りのいい量を給油しているのです。給油直後は市街地の走行が続いたので、車載コンピューターの報告によると、燃費は良くなく、7.8Km/L。
でもまぁ、車体が重い──この辺も国産車と設計思想が異なる──こんなものでしょう。ところが自宅へ戻るために、国道8号線などの一般道を走り始めると、燃費がどんどん向上します。
写真はトリップメーターを撮影した今回の、ほぼベストショット。右上の「207.0」は実際の走行距離。下段の「835Km」はコンピューターが算出したこれからの走行可能距離。
単純に加算すると1,042Km!!この間、ずっとエアコンを使用していた──日本は亜熱帯気候なので、輸入車はエアコンの使用が必須──ので少し燃費が低下しています。
もしエアコンを使用しないのなら満タン60Lで約1,100Km前後の走行が可能ということになります。あくまで、コンピューターの計算なので証拠にはなりませんが、その一方において、実際に200Km以上をこの燃費で走ったことも、また事実。
新潟の自宅に戻ってからはストップ・アンド・ゴーの走行が続いているので、全体としては1,000Kmの走破は達成できないのではないかと思います。
少なくとも今日現在は「1,000Km」以上を保持しています。センセイの318i、マニュアル車ということもあるのでしょうか、ホントによく走る車です。はい。
■10月1日(金) あれ?! もしかしてそのスペル、間違っていません?
で、昨日、センセイがお弁当を買った売店でのこと。
売店にはオープン直後に一度来てみたのですが、経路の関係で、センセイの研究室からだと新厚生棟そのものが以前よりもちょっと遠くなってしまっています。
しかもこの売店「アクア」は一番遠い場所。ここまで来るのなら、キャンパス外のコンビニはもう目と鼻の先です。旧学食は狭く、それを補う必要があったため、以前の売店はかなりの量のお弁当を販売していました。お昼になると講義棟1階にも臨時の「出店」も開かれました。
しかもその弁当のほとんどは内製。午前中の学食はまるで弁当工場のようで、テーブルにたくさんの作りかけ弁当が並べられて、職員の方が作業していらっしゃいましたでも新厚生棟は食堂としての利用を主に考えているようで、弁当類は減っています。(それでも一部は内製でした。)
とにかくセンセイが食べられそうなものを一つ選び、会計を済ませようとして、あれ?
2台並んだレジに、“Convenience ACQUA”。
“ACQUA”「アクア」(「水」の意味)というのはこの売店の名称なのですが......もしかしてそのスペル、間違ってません?
新厚生棟内の各施設の名前はイタリア語。
食堂は“la terra”「ラ・テラ」(「大地」──奇しくも大学近くの塩ラーメン店と同じ──の意)、2階のイタメシ・コーナーは“il sole”「イル・ソーレ」(「太陽」)という具合。
以前ご説明したように、大雑把にいうとイタリア語はラテン語から分岐した言語なのですが、ラテン語でのスペルは“aqua”。
ペットボトル入りの飲料水にもありますよね。つまり“C”の字が余計なのでは?ラテン語を源流とするフランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語そしてルーマニア語などは「ロマンス語」と呼ばれる言語グループを形成しています。
語尾や定冠詞類、そして発音は変わっても、語の本体の綴りは概ね共通。だからロマンス語を一つマスターすると、他の言語でもだいたい意味を推測できるのです。心配になったので調べてみると、実は現代イタリア語──センセイはイタリア語を勉強したことがない──ではやはり、“acqua”と綴るとのこと。
つまりセンセイの早とちりです。知識の浅薄さがバレてしまいましたね。このページをご覧の関係者の皆様、ご心配をおかけしました。ゴメンなさい!!(ペコリ)
■9月30日(木) 「どこにしよう?」ではなく、「どうすればいいの?」
西村センセイは早朝からご出勤。
いくつかの仕事が溜まっているのと、今日の午後、二つの講義(学部と大学院)が始まるのです。短い休み時間を挟んで4コマ連続の講義となるので、ろの授業から準備開始。
k途中から4年生のSA(スチューデント・アシスタント)も作業に参加。今週の月曜日が締切だった(!!)提出物は、彼のおかげで明日提出できる見込みになりました。授業の準備を終えると、もうお昼。とにかく何かを食べなくては。外へ出ている時間はないので、新しい食堂へ入ります。カフェテリアコーナーは長い列。
時間がかかりそう。麺類だけは事前に食券を購入するのですが、こちらも自動券売機の前に行列。とても間に合いそうにないので、食堂奥の売店でお弁当を買い求めます。
研究室へ戻ろうとして、あることに気づきました。食堂の中央部分がカフェテリアの出口、つまり会計コーナーになっているのですが、支払を終えた学生諸君が何人も、そこで立ちつくしています。
お察しの通り、混んでいて空席を見つけられないのです。彼らの表情は、「どこに座る?」ではなく、「どこなら座ることができるのぉ?」。
写真奥の1年生──たぶん──は、さっきから固まったまま。助けを求めています。
奥まで往復したセンセイからすると、あそことあそこに空席が、ほら、という感じなのですが、彼らにそれを聴く余裕はありません。学生諸君も、食堂の職員も、カフェテリアのシステムも、そしてこの食堂までもが、まだ「慣れていない」のです。
徐々に落ち着くことになるだろうと思うのですが、それまでちょっと時間がかかるかな。
センセイが食堂を出る時には、カフェテリア入口からも、券売機の前からも、先ほどの列は消え失せていました。
あ、そうそう、2階のイタメシ・コーナーはいつも空いているようです。昼食時は穴場だと思いますよ。
■9月29日(水) この長い行列。この時間帯じゃぁ、ちょっとマズくないかぁ
今日から授業開始。
朝イチの講義は、学生諸君にとてもセンセイにとっても今学期最初。まだ夏休み疲れの方が数人いらっしゃいましたね(授業の様子はこちらから)。
コーヒーが切れたので、講義を終えてから近くのスーパーで買い求めてキャンパスへ戻ると、あれ?
学生の動きが、いつもと少し違います。流れの先にあるのは、ご覧の長い行列。
ここは図書館(ライブラリーセンター)入口。普段はポスター発表や稀覯(きこう)本などの展示に使われている場所です。
学生諸君が後学期の教科書を買い求めているんですね。なるほど。......と、ひとまずは納得したのですが、良く考えると、だいじょうぶかなぁー。
というのは、この写真を撮影したのは昼休み。学生諸君の授業は今朝から始まっているのです。
もちろん学生によっては午前中の講義がなかったというケースもあるのでしょうが。でも、午後の講義が迫っているこの時間帯にこの行列じゃぁ、ちょっとマズくないかぁー。
■9月28日(火) 西村センセイ、急な雨に濡れながら「家庭訪問」をする
午前8時を過ぎると学生諸君がパラパラと教室に入ってきました。今日から一年の後半「後学期」が始まったのです。もっとも今日は、オリエンテーションだけでしたが。
全員が、というわけではありませんが、「お早うございます」と挨拶してきます。人柄の良さを示しています。余裕を持って教室で準備していたので、開始までにかなり時間があります。
学生諸君の顔をぼんやりと見ていると......「オトナになったなぁー」。入学したばかりの時はもちろん、夏休みに入る前よりも逞しくなっています。育ち盛りなんですね。
でも久しぶりの再開なので、大切な説明に入ってもなかなかおしゃべりが止まらない。こういうところはまだまだ「お子様」。オトナと子供が共存しているんですね。
1人ずつ書類を渡したのですが、約70人中、数人がまだ来ていない。実質的な休学者を除いても2人が未着。
解散する頃になって携帯電話を手にした学生がやって来て、「○○君。寝坊したそうです。どうしましょう......」。
もちろん「研究室へ、来なさい」。約1時間遅れでご到着。ちょっと問題のある10人ほどと個別に面接しているともう、夕方。最後の1人はまだ来ていません。
本人の携帯電話には伝言を残してあるのですが、重要な手続きがあるので、やむを得ず実家へ電話。
電話口のお母様は、もちろんびっくり。いろいろ情報を交換したのですが、実家は遠いので、親御さんたちはすぐには対応できません。
やむを得ず、センセイが彼のアパートを「家庭訪問」することに。幸いにも在室していて、しかも割と元気な顔で出てきてくれた──引きこもりの場合は出てこない──ので、深刻な結果にならずに済みました。やれやれ。
アパートを出ると、急に雨が降ってきました。さっきまで晴れていたのに。雨に濡れながら研究室へ戻り、保護者に報告。お母さんが安心する様子が手に取るようにわかります。昔の大学生だったら、そしてかつての大学だったらここまでしないんだろうけど......。
まぁ、今日は特別。明日の朝イチから講義が始まります。頭を切り換え、気合を入れて授業に臨むことにしましょう。
■9月27日(月) 知らなかった......。平日の昼間にも高速道路のETC割引があるなんて
センセイは通常、日曜の午後に金沢へ移動するのですが、自宅で外せない用があったのと、まだ後学期が始まっていないので、今週だけは今日、すなわち月曜日の朝に出発。
荷物があるし、変則的な時間帯に移動するので、今回は車を使います。センセイは金沢に住民票を移してあります。つまり金沢市民。新潟の自宅と金沢間の行き来はまったくの自腹。もちろん承知の上ですが、やはりかなりの負担。
240Kmも離れているんですから、当然ですね。そこで節約のために、自動車の場合、日曜休日に移動して高速道路のいわゆる「1,000円割引」を利用したり、一般道と「通勤割引」を併用したりして、とにかく経費削減。
意外に思われるかもしれませんが、センセイは決して、高給取りではないのです。昨日、たまたま高速道路の料金政策に関するニュースを読んでいると、あれ?
いつの間にか、センセイの知らない割引制度ができています。
平日昼間割引というこの制度、平日の昼間については100Kmに限って3割引とのこと。
もちろん、ご存じの方は活用していらっしゃるんでしょうけど。というわけで今日は、自宅からしばらく一般道を走り、前半は「通勤割引」(半額)を利用し、糸魚川ICで下道へ。
新潟−富山県境はカーブや坂が続く国道8号線の「親不知・子不知」でブレーキを使わない運転を楽しみます。富山県内は主に高速を利用してから、石川との県境はやはり運転していて楽しい区間があるので下道へ。
結局、今回の高速道路の料金は、全区間を利用した場合のほぼ半額。センセイの318iは良く走る車なので、今日の燃費は高速道路16.5Km/L。
一般道に至っては19.3Km/L!!(信じてもらえないかも。)世の中、辛いことは多いけれど、青い空がとても高い日に、イメージ通りの運転──それに応える318iはすごいと思う──を楽しんだセンセイなのでした。
その代わり、というわけではないのですが、明日からは一生懸命働かなくては。
■9月26日(日) お忘れかもしれませんが...。 ──目の前に人参をぶら下げれば、仕事は捗る?!
──
2日続けてのAVネタになります。悪しからず。
いろいろあって、このところ仕事が大幅に遅れ気味。ある依頼原稿に至っては、締め切りをすっかり過ぎてしまい、執筆を断念せざるを得なかったほど。
もっともこの件に関しては他の理由もあったのですが。明後日から新学期が始まると「すみません、遅れています」などと言っていられなくなるので、ここは一つ踏ん張らねばなりません。といっても人間は「気合いだー!!」だけでは動かない。(少なくともセンセイは)
そこで、目の前に「人参」をぶら下げてみることに。今回のセンセイの場合、「頑張って原稿をいくつか書いたら、年末までにソニー製の最新BDレコーダー(写真の最上位機種“BDZ-AX-2000”ないしは次位の“BDZ-AX1000”)を......。」(写真はソニーのサイトより。一部加工(縮小)。((c)ソニー))
前者は既に販売が開始されており、価格.comのBBS「クチコミ」でもそれなりの評判。ご存じの方も多いと思いますが、センセイは初期BDレコーダーの名機“BDZ-V9”を自宅およびアパートで使っています。
完成度は高く、不満はほとんどまったくありません。その後の機種はソニーの不調を反映するかのような製品ばかりで、正直なところイマイチ。
今回のAXシリーズは、それなりに気合いが感じられます。でも、もう一つの理由が(むしろこちらの方がはるかに重要)。
以前お伝えしたことがありますが、来年(2011年)年初から製造されるBDレコーダー/プレーヤー類から、アナログ出力(D端子およびコンポーネント出力)の解像度がSDに制限されると報道されています。
液晶やプラズマテレビとBD機器をHDMIで接続している多くの方には関係ありません。でもセンセイのように、コンポーネント出力(これをまとめたのがD端子)を使っている人(こちらやこちら)は、来年以降製造される機器を使ってハイビジョン映像を観ることができないのです。
無茶苦茶だ!!センセイの場合、機器(モニタおよびBDレコーダー類)の寿命を考えると今年中に買い置きするしかない。
でも......果たしてこれは本当に、「人参」の役目を果たすんだろうか。