2009年11月7日更新(2009年11月15日ページ移動。2013年9月17日写真削除)
■11月7日(土) 立山連峰の雪がわかりますでしょうか? ――西村センセイ、富山に出現――
週末ですがセンセイは新潟の自宅には戻りません。今月はほぼ毎週末、どこかへ出かけています。
今日は大学の仕事で富山市に滞在。
利用して貸し切りバスに乗って高速道路で移動したのですが、途中、呉羽P.A.で休憩しました。
以前ご紹介したことがありますが、ここから呉羽山越しに立山連峰を一望することができます。
説明図の前で撮影したのが右の写真。左手の杉林の左手奥に低い呉羽山があって、その向こうにうっすらと画面全体に立山連峰が広がっているのですが......ちょっと無理かなぁ。(中央奥の白い建物は富山大学〔旧富山医科薬科大学〕)
剣岳など高い山は8合目くらいまで雪化粧しています。本格的な冬が迫っているんですね。
富山市市街地にはめったに来ることがない――たぶん3度目――ので、これからちょっと市内を歩いてみようと思います。
明日は本来の仕事を済ませた後、ひとまず金沢へ戻ります。
■11月6日(金) 西村センセイは器用貧乏 ──何十年ぶりにボタンを縫ってつけました──
今日は見たままのお話。
守衛さんに鍵を返して建物の外へ出ると、背後で聞き慣れない「パチン」という音。何だろうと思ったのですが、すぐにジャケットのボタンが地面に落下した音だとわかりました。
外が寒かったのでボタンをかけた時、ちょっと緩んでいるなぁーと感じていたのです。......もしかすると、お腹回りが大きくなって、耐えきれなくなっていたのかも。
暗がりだったのですが、すぐにボタンは見つかりました。でもこれからが問題。金沢には裁縫道具を持ってきていないのです。
いつもはワイシャツのボタンが取れる程度なので、そのまま自宅へ運んで家人に縫ってもらっています。でも、暖かい日もまだあるので、この薄手のジャケットももう少し着ていたい。というわけで、総菜と一緒に裁縫キットをスーパーで購入しました。
でも、たかがボタンとはいえ、自分で針と糸を使って縫い物をするのは何十年ぶり。玉結びや玉止めができるかちょっと心配したのですが、やってみれば案外簡単。体で覚えているんですね。
ジャケットの布地は厚みがあるので、それを考えながらボタンをつけます。もともと裏地に糸は出ていなかった(布を貫通していなかった)ので、その通りにしました。
もう1個のボタンもちょっと緩んでいたので、ついでにつけ直します。西村センセイ、家庭科の成績はずっと「5」だったのです。我ながら器用というか、器用すぎて大成しないところが問題なのです。
■11月5日(木) “Outlook 2003”でアカウントを表示できるようになりました
軽くて便利だったWindows XP付属の“Outlook Express 6”(上の写真)が壊れてしまい、やむを得ず“Outlook 2003”(下)を使い始めた西村センセイ。
その最初の印象は......重くて、使いづらい。センセイのMacBook White(Windows)はそこそこの性能なのですが、それでも重い。2003が出始めた頃のマシンで使った人は、相当イライラさせられたのではないでしょうか。
いろんな処理が可能な仕組みの存在が、動作が遅い理由の一つだと思います。自動でいろいろ仕分けをしたり、フラグの色を変えたり......。
単なるメールソフトとして使うには余りに重装備。子供のケンカに親が戦車でやってきた、というような感じです。お伝えしたように、センセイとしてはもう一つ、「アカウント」──公人(大学)と私人(私用)の区別──が表示されないのが辛い。
もっとも、送受信する内容はほとんど同じなのですけどね。いろいろいじくったのですが、やはり基本的にはOutlook 2003ではアカウントを表示されないようです。
マイクロソフトの奴隷になったつもりでこのまま使おうかと思ったのですが、やっぱり悔しいし、それより何より不便。(ホントに)いろいろ調べてみると「重い」仕組みを活用して、到着したメールを自動で「仕分け」させ、それに「大学」「私用」という「ラベル」を貼り、その「分類項目」として表示することが可能らしい......。
というわけで頑張った結果、ほぼ“Outlook Express 6”に近い状態(下の写真)を再現することができました。
これでもかなりカスタマイズしています。「悪戦苦闘」と言うほどではありませんでしたが、例によってWindowsは論理構造が無茶苦茶なので、「もう一度やってね」と頼まれたら、正直なところ再現できる自信はありません。
デフォルトのままの“Outlook 2003”は、ほぼ同じ項目を左右に提示していたりして、一体何を考えているんだろう──というか、何も考えていないのね──という感じ。
でもまぁ、センセイの場合、とにかく溜まった仕事をこなすのが先なので、しばらくはこの状態にしておこうかと思っています。ところで、ぼかしの入ったメールのタイトルがずいぶん黒っぽいのは要するに、こちらの作業効率が落ちているところに大量のメールがやってきて、ほとんどを開封できていないからです。
お返事をお待ちの皆様。あるいは期限の過ぎた原稿をお待ちの皆様、申し訳ありません。もう少々、お待ちを。
■11月4日(水) 午前8時のラジオ体操 ──工事現場はやっぱり、大変だぁ(ホントに)──
夏になってから気づいたことがあります。研究室にいると朝、窓の外からラジオ体操の音楽が聞こえてくるのです。
もしかすると春から聞こえていたのかもしれませんが、暖かくなって窓を開けるようになったからだと思います。(あまり暑いと窓を閉めて冷房を入れますが。)
そのうちに、体操は午前8時きっかりに始まること、第一ではなく第二体操をすることもあること、そして体操の後に朝礼のようなことをやっていて、日によっては拍手が聞こえることもわかりました。
近くの、新厚生棟の工事現場で朝礼(?)を開いているんですね。建設工事の場合、作業の進行に伴って、基礎から鉄筋、打設.....という具合に、どんどん担当者がが替わるはず。だから拍手は、新規業者の紹介(あるいは送別)なんじゃないでしょうか。
もしかすると外れているかもしれませんが。そこで今朝、現場の隣のビル(8号館)からその様子を拝見させていただきました。
ほぼ2ヶ月ぶりのご紹介ということになります。今までは割と高い階から見ていたのですが、今回はビルの2階から撮影しました。
目の前の構造物──地下1階部分──が、ものすごい迫力で迫ってきます。右側には同じくらいの高さの鉄骨の構造物がありますが、どうもこちらは仮設のようで、先日、この上で2台のコンクリートミキサー車がコンクリを供給している場面を道路から目撃しました。
仮設とはいえ、重い鉄骨でずいぶん丈夫に作られているようです。注目していただきたいのは、左手のクレーン車の奥。
写真では良くわからないかもしれません──すみません──が、たくさんの工事関係者が集まり、現場監督(?)に従って、そのラジオ体操第一をしています。
工事現場はフェンスで囲まれているので、外からはほとんど何もわからないのですが、こうやって現場を別な角度から見てみると、本当にたくさんの人が連携しながら働いています。
そしてとても大きく、重たいものを造っていることがひしひしと伝わってきます。やっぱり大変な仕事なんですね。机の前に座っているだけではなかなか実感できない感覚です。
この大変な工事が順調に、そして何よりも無事に進んで欲しいものだと思います。
■11月3日(火:祝日) G4 CubeのSSDに深刻な障害が発生か?! ──メールソフトの受難、相次ぐ──
今日は「文化の日」。
「晴れの特異日」として知られますが、北陸地方は一昨日から大荒れ。さすがに今年は......と思ったら、午後からすっかり晴れてしまいました。やっぱり特異日だ。
西村センセイは金沢に留まっています。仕事も溜まっているので朝から晩まで研究室でお仕事。つまり平日と同じです。
MacBook Proに時間のかかる作業(エンコード)をさせていたので、各パソコンを立ち上げたままちょっと部屋を離れました。研究室へ戻ると、G4 Cubeの電源が落ちています。
「よく覚えてないけど、離れる前に電源を切ったのかな」と、不確かな記憶をたどりながら起動しようとして、立ち上がらない!!何度やってもウンともスンとも言いません。ヤバイッ!!
もしかすると電源部ないしはロジックボードに深刻な障害が発生したのかもしれません。年老いたりと言えども、G4 Cubeは公私ともに、センセイの主力機なのです。
いろいろ確かめると、本体に電力が供給されていないようです。もしかすると、と思って外付けの電源部を確かめると、おぉ、やっぱりACコードが外れていました。
G4 Cubeのものは外れやすく、少しずつ緩んでいたものが、センセイが離れた間に電源が落ちてしまったようです。再起動しても特に不具合の報告はなかったので、メールを確認するために“OutLook Express 5”を立ち上げようとすると、え"!?
写真のエラーが出て起動しません。「読み書きエラー」というのは初めて見ました。このG4 Cubeは内蔵HDDを外して、SSD(Solid State Drive/Disk)化(外付)してあるのですが、このマシンだけちょっと本調子ではないところがあります。“Excel 98”の起動にやたら時間がかかったりとか。
旧Mac OSならではの手抜きインストール──G4 Cube内のファイルを全部、単純コピーした──のせいかと思っていました。でももしかすると、心配していたSSDの寿命がやってきたのかもしれません。大学に置いているこのG4 Cubeがもっとも長時間働いているのです。
迷惑メールの削除や、サーバー上からのメールの削除はすべてこのG4 Cube上のOutLook Expressで行っているので、これが動かないと大変なことになります。そこでOutLook Expressのフォルダから、これまでのメールのデータおよび初期設定ファイルを削除してから再起動すると、おぉ、何事もなかったかのように立ち上がります!!
もっともアカウントやこれまでのメールはすべて吹っ飛んでしまいましたが。アカウント等を再設定して送受信できることを確かめてから、メンテナンスソフトでSSDの異常の有無を確かめます。いくつかのソフトで念入りに確かめたのですが、今のところ正常に動作しているようです。
割安なSSDを使っているからかもしれませんが、SSDにはどこかやっぱり不安な部分が残ります。実際にはHDDだっていつ吹っ飛ぶかわからないのですけどね。今回はWindowsおよびMacでOutLook Expressの深刻なトラブルが相次ぎました。バックアップシステムは生きているのですが、さすがに今回はメールおよび添付ファイルの一部に欠落があるかもしれません。
明後日に大学院の講義があって、宿題のファイルが山のように送られてきているのですが、う〜ん、もしかすると行方不明が出るかもしれない。
■11月2日(月) 智慧という名前の石を、どれだけ遠くへ投げることができるか
寒い。とにかく寒い。受講生が素直に感想を述べているように、今日の北陸地方は雨がひどくて、ホントに寒い。
風も強く──富山県内では電車の運行も乱れているようです──広葉樹の葉がどんどん落ちているので、晴れ間にセンセイの研究室の窓から目の前の気を撮影したものが右の写真。
ちょうど2年前にご紹介したことがある木ですが、上部は紅葉が進んでいるものの、下部はまだかなり緑が残っています。西村センセイ、幸いにも今週は車で来ているのですが、帰宅時に車を走らせようとすると気温計は4.5℃。
もうちょっとで路面凍結の警告音が作動する温度(3℃)です。アパートにたどり着いてやれやれ......のはずが、こちらも寒い!!
室温は11℃だったので、今年初めてストーブを使いました。センセイのアパートは安普請で、暑さ、寒さに弱いのです。さて今日は1限の、「授業のページ」ではご紹介していない講義で、NHKが先日放送したNHKスペシャル「自動車革命 第1回 トヨタ 新時代への苦闘」を視聴してもらいました※。
センセイが担当している電気電子系の1年次学生諸君に、例えば自動車というもののあり方が劇的に変化──要するに地殻変動のようなものです──しようととしていること、またそれによって程度の差こそあれ、将来の自分自身の問題であることを考えてもらうためです。
だって、現在進行しているのは地殻変動なんですから。講義時間内で完成させる簡単なレポートを作成してもらったのですが......う〜ん。
番組は映像面でも面白いのですが、その奥で取り扱っている問題をほぼ正確に把握して「こりゃ、大変だ...」と、知的なエンジンのスイッチを自分で入れる学生もいれば、「自分とは関係ありません」と稚拙な字で回答する子も存在します。
学生諸君の多くは18・19歳なのですが、同一学年とは思えないくらいの差です。センセイが思わず腕組みをしてしまう理由が分かるでしょ?もっとも、同年齢のセンセイはまず間違いなく後者のグループに属していましたから、まぁ、ここは焦らずに参りましょう。
何か未知のものを経験した時、それをぽーんと遠くに投げて、そこから現在地とその有り様を考えてみる。
大学での勉強って、そういう面──要するに「オトナになれよ」ってことなんですけど──があるのですが、そのためにはやはり知的な体力が必要です。
未熟な時に無理したって、長い目で見たらあんまりうまく行きませんからね。かつてセンセイがそうであったように。
※このような教育目的での番組使用の場合、著作権法上その他の問題は発生しません。念のため。
■11月1日(日) 「おまかせ設定」は役立たず?! ──Windowsの無線LANは難しい──
自宅に戻ったばかりの西村センセイ、もう金沢へ移動しなければなりません。明日も朝イチから授業があるのです。
都合で今回は移動に車を使うのですが、今日はぐるっと大きく迂回します。
午前中に自宅を発つと、ひとまず東北方向へ向かい、実家を経由して新潟市での所用を済ませてから、自宅脇を通過して金沢へ移動します。本日の走行距離は約400km。久しぶりの長距離走行です。年老いた両親が暮らす実家へ行く理由は、いつもなら「○○を買って欲しい」とか「○○を運んで欲しい」などの要望に応えるため。でも今日の目的はずいぶん若返って、パソコンとインターネットの設定。
実はこの春、甥が実家近くの大学に入学し、県内の自宅を離れて、センセイの実家から、つまり甥にすると祖父母の家から大学に通学し始めました。
通っているのは工業系の大学ですし、何より今どきの若者ですからパソコンは必須。実家は田舎にあるのですが、たまたまこの春、付近にNTTの光回線が敷設されたため、実家にも光回線を導入して電話を切り替えてもらいました。
そしてパソコンを購入した甥にもプロバイダに入会してもらい、今日、インターネットに接続することにしたのです。これまではセンセイがモバイルで使っているPHSすら通じず、本当に不便だったのですが。センセイは今月出張が続いて週末はほとんど不在となるので、チャンスは今日しかありません。どれくらい時間が必要になるのかわからなかったので、早めに自宅を出発。
甥はパソコンその他を準備して待ってくれていました。父親(センセイの弟)に似ず(?)、とても真面目な若者です、田舎の家は広いので、家の中にLANケーブルを張り巡らすわけにはいきません。こういう時は無線LANが便利です。そこで春の光回線申込の際に、通常の端末に加えて無線LANカードを申し込んでおきました。
まずは有線LANの設定から作業開始。センセイのMacBook(White)を取り出します。いきなり手動で設定してもいいのですが、付属の「おまませ設定」ソフトがあったので、それを起動します。
最初は順調だったのですが、こちらに許諾を求めずに次々と訳の分からないソフトをインストールし始めたので、途中で作業をキャンセルしました。
それでも有線LANは簡単ですから、さほど問題なく作業終了。甥のパソコンのブラウザを起動すると、さすがは光。速い、速い。勝手にインストールされたソフトは片っ端から削除します。
問題は無線LAN。
無線は、無事に繋がっている時はとても便利なのですが、繋がらない時はどうやってもだめなのです。どうしようか考えたのですが、ひとまず「おまかせ設定」を起動します。
ところがソフトもいろいろ迷っているようで、かなり時間をかけた挙げ句に、「(無線の)ネットワークが見つかりません」とのこと。センセイのMacBookでも甥のパソコンでもダメです。仕方ないので手動で設定することにして、センセイのMacBook(Windows)で無線ネットワークを探すのですが......「見つかりません」。
暗号化などで接続できないことはあっても、「ネットワークが見えない」というのは異常です。
カードその他を点検しますが、問題はなさそうです。機器も本体とカードはNEC製の標準的なものなので、「相性」の問題もなさそう......。
残念そうな表情がにじむ甥の前で何時間(!!)か格闘したのですが、埒があきません。
新潟へ移動する時刻が迫ってきたので諦めようとしたその時、ふと、あることに気づきました。
......わざと見えなくしているんじゃないだろうか。手動設定に切り替えてMacBookから端末にアクセスします。
案の定、必要な情報(MACアドレス)を登録した機器以外には、この端末が見えないような設定になっていました。
もちろん不正なアクセスを避けるための措置です。右上の写真はMacBook(White)の有線LANのMACアドレスの部分です。パソコンやLANカード1台1台に固有の番号が振られています。
有線だとこの方法で確実にMACアドレスがわかるのですが、無線の場合、この方法では「接続しないと」アドレスがわからないようになっています。
でもそういうアクセスは拒絶するように設定されているわけですから要するに、永遠に接続できない!!右の写真はMacintosh(Mac OS X)の場合ですが、独特の用語(“AirMac ID”)の用い方の問題はあっても、必要は情報はすぐに分かるようになっています。
正直なところ、センセイのようなMacユーザーにとって、Windowsの無線ネットワーク設定は謎だらけ、という感じです。最終的には初期設定を変更して、どのマシンからもこの端末が見えるように設定しました。
ただし暗号化してあるので、必要な情報を入力しない限り、「見えてもアクセスできない」状態になっています。次に実家に来るのは12月になってしまうと思いますが、その時にはMACアドレスの制限もかけて、セキュリティをより強化したいと考えています。
それにしても、メーカー純正の機器とソフト「おまかせ設定」で設定できないわけですから、一体、どうなっているのでしょう。