2011年10月8日更新(2011年10月16日ページ移動。2015年2月11日写真削除)

──2011年10月第2週のニュース──

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10月8日(土) お醤油は生き物だ!! ──大野紫の初物を頂戴しました──

 自宅へ戻るため金沢駅の改札口を通り抜けようとして、「忘れ物」があることにに気づきました。バスに乗っている時は頭の中に入っていたのですが。
 訝る係員を背にして通路反対側の金沢百番街の「ふれあい館」へ。

 ガラス製のドアを抜けたところにあるお店に、それは整然と並べられていました。待ちに待った金澤醤油「大野紫」です。10月から販売のことだったのですが、先週1日に来た時はまだ入荷していなかったのです。
 今回は自宅用と金沢のアパート用に、2本購入。

 金沢へ移動する時は通常、隣の西金沢駅で下車して歩くので、金沢駅を利用するのは自宅に戻る時だけなのです。

 さっそく今晩のお刺身のために使うことにしたのですが、開封する瞬間はとても緊張します。
 炭酸飲料などではありませんから、特別な音がするわけではありません。

 でもプラスチック製の封を切ったその瞬間、閉じこめられていた芳醇な香りが中から溢れ出してきます。
 命の力そのもの、という感じ。

 今回は初物だったので、まだ初々しい感じがします。もうちょっと熟成が必要なのかもしれません。
 お醤油も生きているだということを実感させられます。

 スーパーで購入した地元産のお魚を頂戴したのですが、もうホントに、旨い、としか言いようがありません。
 お刺身の旨みを、気づかれないように引き立てています。

 お醤油の中には、その甘さで最初の印象を糊塗(こと)するものもありますが、大野紫は無縁。まさに「旨口」。一度経験すると、逃れられない味です。
 でもさすがの大野紫も、年を越して暖かくなるころになると、徐々に気が抜けてきます。

 新米のコシヒカリ同様、これからが旬です。



10月7日(金) 大学の近くに開店した自転車屋さんは、イオングループ直営店だった!!

 大学の近く、その昔は学生相手のホビーのお店、そしてその後は人材派遣会社が使っていた店舗が、再び何かになりそうだということは知っていたのです。
 ちょっと前にその裏を通った時、外装工事をしていたので。

 ただし看板その他は真っ白──下地塗りをしていたのだと思う──で、何のお店になるのかはわかりませんでした。

 ところが先日の夕方、勤務を終えてから所用でその前を通ると、おぉ、オープンしているではないですか。最初に目に入ってきたのは「自転車 修理・点検」の文字。
 ホントかなぁ。

 こんな、お客の少ない場所でやっていけるのかなぁ。かなり広い店舗なのです。不思議に思ってよく見ると“BIKE”の前に“AEON”......え? イオン?!
 確かにその下には、イオングループのロゴが描かれています。

 どうなっているんだろうと確かめてみるとこのお店は、イオングループ(イオンリテール株式会社)が経営する「イオンバイク 金沢工大前店」。
 ホームページによると先月23日にオープンしたばかりとのこと。

 西村センセイ、先ほど「お客の少ない場所」と書きましたが、工大生の多くは自転車を利用しています。
 センセイだってそうです。

 ところがこの近辺には、自転車を販売したり修理してくれるお店は意外と少なく、あってもかなり離れていたりします。

 センセイはあるお店で購入したのですが、アフターサービスが悪くて、いざという時にとても困りました。
 ちゃんと面倒を見てくれれば、次の機会には必ずそのお店で買うのに......。

 そう考え直してみると、このお店、この地域の住人にとってとても便利な存在かもしれない。

 そしてもう一つ。

 経営が長続きせず、何度も何度もお店が変わる場所ってあると思うのですが、さすがに今回ばかりは「例外のない規則はない」......かもしれない。



10月6日(木) 一雨ごとに、秋の空が高くなっていく

 先週末から北陸地方は雨がちの天気が続いています。電車で来ているので、雨が降りそうな時は気象庁のレーダーで雨雲を見ながら、晴れ間を探して移動。
 先日、帰宅しようとして駐輪場へ向かったのですが、あちこち探しても愛車がない。(実話)

 もしかして盗難......などと考えて、やっと気づきました。

 朝、それなりに雨が降っていたし、風が強かったので、徒歩で出勤していたのでした。
 忙しくてそれを忘れてしまっていたんですね。

 それでも雨が上がると、いかにも秋の空という感じの澄み切った空が広がります。
 半月くらい前から感じていたのですが、一雨ごとに空が高くなっていきます。

 ご存じのように昨日(現地時間)、アップル会長のスティーブ・ジョブズ会長が死去しました。

 意外に思われるかもしれませんが、センセイはジョブズに強い思い入れがあるわけではありません。
 でも、彼のカリスマ性がアップル社の存続に大きく寄与していたことは良く分かります。

 そんな彼が今日、還っていったかのような青空の深さなのです。

 氏の冥福をお祈りします。



10月5日(水) 何事もまぁ、終わりよければ... ──Microsoft Word 2000と2007の共存(?)に成功しました──

 今日も早朝に出勤して、まず朝イチの大学院の講義を乗り切ります。

 続く会議が急にキャンセルになったので、この機会に急ぎの仕事を乗り切ることに。ただし「急ぎ」といっても、締切をすでに2週間も過ぎています。さすがに「仏の顔も...」。
 とにかく急いで片づけなければ。

 でもその前に、午後の1年生の講義の準備。提示、配付資料を用意します。一区切りついたし、何より講義が迫ってきたので配付物をプリンターから出力すると......あれ?
 指定通りに印刷されていません。余白(天地)が正しくないのです。何度設定、出力直しても同じです。

 内容的には問題なかったので、人数分を印刷して講義を乗り切りました。もう一つの会議を終えてから原因を探求したのですが、よくわからない。
 お伝えしたように西村センセイ、Windows版Wordは古い2000に“.docx”用のコンバータをインストールして使い続けています。それがおかしくなっているのかもしれません。

 そこでこの際、覚悟を決めてWordについても2007へアップグレードすることにしました。“.docx”ファイルが増えているからです。
 でもやはり、純粋な2000も残したい。

 そこでWindows XPモードを使って両者の共存──というより棲み分け──を目指すことにしました。
 MacBook ProのWindows XPモードにはまだプリンタをインストールしていません。

 そこでドライバソフトをインストールした後に、本体(Windows 7)側からプリンタを切り離します。
 写真中の下線部、「USB Printer リリース」がそれです。

 これでXP側からプリンタが認識できるようになったので出力したのですが......不具合は変わらない。
 ナシテ?

 気を取り直してWindows 7側に2007をインストールします。

 2枚目の写真は、同じ内容のファイルをWindows 7上の2007(左側の背景)とXP上の2000で開いているところ。
 こちらもお伝えしたように、二つのOS(モドキ)の間ではファイルの共有ができないのです。

 でもまぁ、プリンタを切り替えながらではありますが、Wordの2000と2007を使い分けることができるようになりました。

 それにしても、どうして正常にプリントできないんだろうと原因を探ると、理由は別な場所にありました。
 用紙が外国の紙のものに変わっていたのです。印刷設定の際に、不用意に触ってしまったようです。

 ま、終わりよければ......と行きたいところなのですが、Word 2007のインストールによって、Excel 2000やPowerPoint 2000の外観が2007っぽくなってしまいました。
 リソースが買い替えられてしまったのです(ファイルのアイコンは再インストールで元に戻ります)。 ちょっと気持ち悪いけど、まぁ、しかたないか。

 2000純正の、古風で端正な外観を拝みたかったら、XPモードを起動すれば良いのですから。



10月4日(火) 「くずもの入れ 国鉄」 ──古いゴミ箱に見る、北陸地方の鉄道の将来──

 今日も、一昨日乗車した鉄道のお話。

 直江津駅でJR東日本の快速電車から西日本の各駅停車に乗り換え、定刻通りに出発。車窓から美しい日本海を見ることができるので、とても楽しい。
 ただしこの区間は長いトンネルも多く、さすがにトンネルの壁を見続けるわけにはいきません。

 ゴミを捨てに洗面所へ行ったのですが、おぉ、アルミ製のゴミ箱には「くずもの入 国鉄」!!
 よく見ると「入れ」の「れ」の字が消えているんですね。

 それにしても懐かしい「国鉄」の文字。

 今でもローカル線の古いディーゼルカーなどでは、扇風機の中央に“JNR”と書いてあったりしますが、それ以外ではめったに見なくなりました。
 実は金沢ー直江津間の北陸本線の普通電車に関しては、ことほど左様に古い電車が走り続けているのです。

 同じ北陸本線でも金沢以西は別で、新造521系の導入など、まるで別の路線という印象を受けます。
 この差は実は、2014年度に予想される北陸新幹線の開業と深く関係しているものと思われます。

 金沢以東の大部分はJR西日本の経営から切り離され、第三セクター化されてしまうのです。そんな路線にJRが新製車両を投入するわけはありません。
 さすがに419系はこの春引退しましたが、今回乗車した475系など、他社なら廃車になっている車両ばかりです。

 要するに、新幹線が開業するまで持てばよい、ということなのでしょう。

 もっとも金沢以西については、新車の導入に際して地元が費用をかなり負担しています。しばらく新幹線の御利益に与(あずか)れない分、地元利用客の利便の向上を図っているのでしょう。
 しばらくはこのままとしても、新幹線が開業すると、富山を中心とした地元の鉄道利用客は急に負担が増えることになるのですが......。

 少なくとも金沢では、この話はあまり聞こえてこないのです。



10月3日(月) 記念日に、初利用です ──新築されたJR西金沢駅の供用が開始されました──

 この週末は自宅に21時間──つまり1日に満たない──だけ在宅して、昨日のうちに再び金沢へ移動。新学期が始まりバタバタしているので、なかなか落ち着いて仕事ができないし、ゆっくりと休息もできません。
 メールのお返事をお待ちの皆様、もう少々お許しを。

 ところで今回の移動でも「あれっ」と思うことがいくつかありました。その一つがずっと新築工事が続いていた西金沢駅。センセイは通常、アパートの最寄のこの駅で下車するのです。

 いつものように昨日も金沢駅で各駅停車に乗り換えると、女性車掌が「なお本日から西金沢駅は新駅舎での営業を開始し...」とのアナウンス。
 そう言えば、今日だった。

 センセイにとっては、先週の日曜日が旧駅舎を利用した最後の日となってしまいました。

 新駅は橋上駅で、改札口の外(写真手前)は駅の東西を結ぶ自由通路になっています。
 改札脇には開業を祝う花束も飾られていました。

 暗くて周囲の状況が良く分からない部分もあったのですが、すでに旧駅舎の解体準備に入っている模様でした。
 夜行寝台特急券──特に、入手が難しい個室──の購入などでお世話になった旧駅舎。

 来週ここを通る時には、もう跡形もなくなっているんだろうなぁ。



10月2日(日) 美味しい讃岐うどんのお店「こう泉」が金沢に戻ってきた!!

 昨日、3時間のお話を終えて帰宅すべく、ひとまずアパートへ向かっていると......あれ?!

 横断歩道を渡り終えてから先日ご紹介した新しいうどん店を見ると、それなりに繁盛しています。しかも看板の上に看板が重ねてあって、そこには「こう泉」!!
 これだけでは何だか分かりませんね。

 センセイが金沢工大に赴任した時からすでに、アパートと大学の中間くらいの場所に讃岐うどん店「こう泉」がありました。

 大リーグの松井選手の従兄弟でもあるご主人が、香川の有名なお店で修行後に開いたお店とのこと。
 ところがある日、そこは更地になってしまいました

 当時の受講生からの情報によると、白山市(旧鶴来町)へ引っ越したんだそうです。
 残念ながら金沢ではふだん車を利用しない西村センセイ、ずっとご縁が切れたままだったのです。

 無関係の人が同じ店名を使うとは思えません。

 やっぱり金沢へ戻ってきたのかな、と思って調べてみると、やはりこの地に再移転したようです。
 情報にあるように、一時期店名を変えるつもりだったものの、元の名前に戻したのでしょうか。

 いずれにせよこれはもう、機会を見つけて行くしかない!!

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