2011年10月1日更新(2011年10月9日ページ移動。2015年2月11日写真削除)

──2011年9月第5週〜10月第1週のニュース──

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10月1日(土) 西村センセイ、放送大学関係の仕事で「煙突の秘密」を初めて確かめる

 2日続けて放送大学ネタとなってしまいましたが、悪しからず。

 それにそもそも、一概に放送大学と言っても、昨日お伝えした番組制作と今日の本学学生相手の仕事、そして一般人を対象とした講義は全く別物ですし。

 金沢工業大学は実は、生涯学習、あるいはCPD(継続教育/継続研鑽)の観点から何と、全学生に放送大学の科目受講を義務づけています。
 ある大学に入学したら、勉強のために他の大学を受講しろ、ということなんですよ。

 でも本学の科目を受講しながらの履修ですから、実際の仕組みはとても複雑。

 というわけで西村センセイ、土曜日の今日、これから履修が始まる全1年生約1,600名のために、それを3つのグループにわけてガイダンスを行いました。
 でも実際は、講義そのもの。

 それを連続して3回繰り返すのですから、さすがのセンセイもヘトヘトです。

 でも講義のたびに反応が違う──講義時間も35分〜45分とかなり差がある──ので、とても興味深かったのですが。
 ただし困ったことが一つあって、それは会場の暑さ。

 今日は良い天気だったし、500人以上の学生が会場にぎゅうぎゅう詰めなので、室温がかなり高くなってしまったのです。
 センセイも途中で背広を脱ぎ、腕まくりをしたほど。

 職員の方が気を利かせて冷房を入れようとしたのですが、ちょうど今は季節の変わり目で微妙な気温。
 設備の設定を切り替えているので冷風を入れるわけにはいきません。

 どうしようかと思っていたら、技術の方が会場の一角にあるドア──初めて見た──を解放してくださいました。風上に位置しているので、涼しい外気が入ってきます。
 これで事なきを得たのですが、センセイのことですから初物には興味津々
(しんしん)

 ガイダンスの間の休憩時間にドアの外へ出てみると、あぁ、こうなっていたんだぁ。そこはまさに非常階段の降り口。謎の「煙突」の先端部分だったんですね。
 円筒状の急な階段が続いていますが、途中には照明もあります。

 もちろんこの設備が、訓練以外では一度も使われることがないことを願っていますが。



9月30日(金) 放送大学BSデジタルハイビジョン放送開始。ということは......

 国内では去年から今年にかけて、いわゆる地デジ化を機会に、テレビやビデオ機器を買い替えた方をいわゆる方が多数いらっしゃると思います。
 我が家や実家もその中に含まれます。

 そのテレビなどの機器、現在は大半が地上デジタル波だけでなくBSデジタルも受信できるようになっています。だから初めてBSデジタル放送を見るようになった方も多いのではないでしょうか。
 番組表をよく見ているとけっこうシブイ番組を流していたりするこのBSデジタル放送、実は明日10月1日から大きく変わります。

 空いた周波数帯を使って新しいチャンネルが一気に増えるのです。各局とも、すでに試験信号を流しています。チャンネルをBSに切り替えると、新しいチャンネルの数に驚かされると思います。

 さてセンセイらの関心は、BS231chで始まる放送大学のテレビ放送。(ラジオも531chで放送されます)((c)放送大学)
 関東などではずっと前からアナログ/デジタル地上波で放送大学の番組を配信していました。

 都内へ出張し、酔っぱらってテレビのチャンネルを触っていると、さっきまで飲んでいた同僚が真面目な顔で喋っていたり......ということもしばしば。
 今後、これが全国で起きることになります。

 センセイらが出演した番組は、一昨年から放送されています。

 出演者には内容を収録したVHSテープが送られてきているのですが、当然、HD画面をVHSテープに収まるようにSDへ変換したもの。
 白状すると、個人的には恥ずかしくてその封筒を開封していないのですが。

 でもそれが来週金曜日からHD映像で配信されるとなると......やっぱり毎週の録画を設定してしまいました。

 見たいような、見たくないような......。



9月29日(木) 地域の懸念が現実のものになってしまった ──新潟の企業が二つ、その歴史を閉じました──

 夕方になって、センセイの自宅がある柏崎市に関係したニュースが届きました。

 株式会社帝国データバンクによると、シルバー精工株式会社は27日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日受理されたというのです。((c)株式会社帝国データバンク)
 同社は昨年末、不渡りを出してその後上場廃止になるなど、すでに危機的な状況に陥っていました。

 柏崎には「柏崎シルバー精工株式会社」という子会社があって、その工場には地域の人が多数勤務していました。
 景気低迷が続く柏崎市にとっては、研精舎という会社の倒産に続く大きな出来事です。

 すでに従業員は解雇され、会社の機能が停止しているらしく、会社のホームページへのリンクは切れています。

 地域経済はどうなるんだろうと思っていると今度は、書き入れ時である冬の休業を決定していた浦佐スキー場(浦佐スキー観光)の破産開始決定が報道されました。
 こちらもやはり、という感じ。

 このスキー場は上越新幹線浦佐駅のすぐ脇に位置しており、車中からよく見ることができます。

 先日、外国人夫婦と話した時にも教えてあげようかと思ったのですが、反対側の窓越しだったし、何よりこれからが気がかりだったので、話さなかったのです。
 マーケットが縮小している国内。

 高度成長期の発想──センセイらの世代にはDNAの中まで染み込んでいる──から抜けることができない組織は、とても厳しい状況の中にあります。



9月28日(水) アパートの近くに、手打さぬきうどんのお店がオープンしていた(らしい)

 今日は見たままのお話。

 昨日に続いて朝イチの講義があるので早めに出勤すると、途中、幹線道路を横切った場所に看板が立っていることに気づきました。そう言えば、今週に入ってからは写真のように紅白の幕が下げられていたのです。
 ここはもともと、写真の左側へ続く倉庫とその事務所で、ここ数年は業務用什器備品のリサイクルショップとなっていました。(ただし入ったことはありません)

 2、3ヶ月前に閉店した後は空き家になっていたのですが、ここ2週間くらい前から何か工事をしているような気配があったのです。でも目に見えて大きな変化があったわけではありません。
 帰りはスーパーで買い物をするためにここを通らないこともあって、あまり気にしていなかったのです。

 手作りと思われる看板を読むと「手打ち さぬきうどん 柔(やわら)」。讃岐うどんのお店です。
 窓越しに店内を覗いてみると、ブルーシートのあたりが製麺コーナー。暗くて良く分かりませんでしたが、奥に客席があるようです。

 改めて看板を読み直すと「9/24(土)オープン」。つまり先週末に開店したんですね。
 アルバイト、パートを募集しています。

 こざっぱりした感じではなく、白状すると「大丈夫かなぁ」というのが第一印象。でもやはり、入ってみたい気も。
 最大の問題は、通常、お昼にセンセイはアパート近辺に存在しないこと。

 出張からの帰りとか、所用で朝に新潟を出発する時などでないと、お昼にここを通過することはありません。

 飲食店の栄光盛衰が激しいこの近辺、センセイがこのお店に入る日は来るのでしょうか。



9月27日(火) 戦いすんで日が暮れて ──西村センセイ、新米のお弁当を食べて授業に臨む──

 予想通り、昨晩は酔っぱらってあまり仕事にならなかったので、今朝は昇るお日様と競争しながらのご出勤。幹線道路を横切っても、車は走っていません。
 到着後は仕事をいくつか片づけて、朝イチの大学院の講義へ。

 こちらはもう一人の先生と共同で担当するので、大きな問題もなく終了。

 でも朝から働きづめなので、かなり疲れてしまいました。お昼が迫っているのですが、どうも大学の食堂へ行く気分にはならず、結局、ほっかほっか亭で小盛りの弁当を買うことに。
 歩きながら「なぜほっかほっか亭なんだろう」と考えたのですが、至った結論は、ご飯の美味しさ。

 お弁当屋さんですから、ご存じのようにおかずは揚げ物が主。センセイはこの種のものがあまり得意ではないのです。学生食堂へ積極的に足が向かない理由もここにあります。
 でも食堂と決定的に違うのはご飯。

 (廃業したけど)農家の息子なので、お米の味にはうるさいのです。大学近辺では、チャンピオンカレーの美味しさも、ご飯に支えられているんだと思います。

 お弁当を買って研究室で蓋を取ると......何だかちょっと違う。ご飯が白く、つやつやと光っているのです。少し間をおいて、やっと理解しました。
 新米です!!

 ラッキーと思って食べてみると、何だかコシがなく、ビチャビチャした感じ。新米なので水の量をかなり減らす必要があるのですが、水加減がちょっと適切ではなかったんですね。
 でも食べながら、それだけではないように思えてきました。

 今の時期ですから、お米の品種はまず間違いなく早稲(わせ)

 さすがにその銘柄まではわかりませんが、晩生のコシヒカリなどと比べると、やはり食味が落ちます。
 新潟でコシヒカリから改良された早稲の「こしいぶき」という品種があるのですが、それにもかなわない感じ。

 それともそれはセンセイの偏見で、単に生まれ育った場所のお米を美味しいと感じているだけなのでしょうか。
 とにかく元気をだして午後の講義に臨みます。

 直前にいろいろトラブルが発生したのですが、受講生諸君に助けてもらって、講義は無事に終了
 やっぱり新米のパワーもあったのでしょうか。

 研究室に戻るともう夕方。写真では良くわかりませんが、窓の外の広葉樹が天辺から色づき始めています。

 バタバタしていて片づけが全然進まず、室内はご覧のような有り様。何でも片づけないと気が済まない家人が見たら、卒倒しそうな状況です。
 広い机の上、狭いスペースを使って仕事をしているのですが、少し落ち着いたら、さすがに何とかしなければ。



9月26日(月) 例によって、いきなりアクセル全開状態!! ──金沢工大の講義が再開されました──

 というわけで、今日から金沢工大の「後学期」──後期のこと──が始まりました。

 といっても今日は、オリエンテーション。授業はありません。朝早くから、学生諸君がニコニコして登校してきます。
 夏休みを間に挟んで、久しぶりにクラスメートと再会するからです。

 ただし学生諸君が気持ちよく学業のスタートを切るためには教職員は働かなければなりません。
 事前の準備も大変なのですが、今日は朝から夕方までオリエンテーションやガイダンスの連続。

 そのすべてで話をするわけではないのですが、やはり間違いがあっては行けない仕事。
 かなり気を使います。

 それを済ませてからは、別な、やはりこちらも気を使う仕事。「秋の夜は釣瓶(つるべ)落とし」というわけで、もう真っ暗。
 でも明日の朝イチから講義が始まるので、その準備も進めなくてはなりません。

 というわけで、(まだ仕事は続くのですが)今晩はこれくらいで。



9月25日(日) 自宅を留守にした1ヶ月の間に、街のあちこちで様子が変わっていました

 センセイは基本的に、毎週1回は新潟の自宅へ戻ります。週末に学会などの出張がある場合は、平日にお休みをもらいます。でもこの1ヶ月のように、あちこち出張が続くと話は別。
 出張の途中で家に立ち寄る──たいてい十数時間程度──だけのことも。

 ただし、仮にそのように家に存在していたとしても、年老いた両親や伯母の面倒や、家族サービスに追われるのが実態。このシルバーウィークも結局、そうやって終わってしまいました。
 メールの返事をお待ちの皆様、今週中には何とか......。

 センセイはすでに電車で金沢へ移動しているのですが、この1ヶ月はやはり長かったようで、車窓から見える風景も、金沢に到着してからも、あれ? と思わせられることがたくさんありました。
 約10年前にセンセイが金沢へ来た時から店の回りに水回りの廃品を山積みして、ちょっと見苦しかった左官屋さんが閉店していたり。

 自宅近辺も同様です。

 写真は以前お伝えした分譲地なのですが、いずれもまだ工事中ではあるものの、いつの間にか家が増えています。
 写真左後方は、この地域のシンボル、米山
(よねやま)

 写っているお宅はいずれも新築中なのですが、開発業者がモデルハウスとして建設しているのは4軒だけ。
 つまりここに写っていないものを含めると、数軒は施主さんが自分の家を建てていることになります。

 自分の時を思い出すと、いずれのご家族も自宅の新築と、その後のこの地での新生活を楽しみにしているんだろうなぁーと思えてきます。
 センセイら(古い)住民にしてみると、次の世代がこの地で育とうとしているんですね。

 さて、明日から講義再開。

 正確に言うと明日はオリエンテーションだけなのですが、でもやはり、新しい出会いのために、こちらも頑張らなければ。

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