2013年8月3日更新(2013年8月11日ページ移動。2016年10月10日一部写真削除)

──2013年7月第5週〜8月第1週のニュース──

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8月2日(金) 神社を模した弥彦駅を、十数年ぶりに訪問しました

 結果から申しますと、センセイはほぼ予定通りに電車に乗って行動し、現在は無事に新潟の自宅に到着しています。

 お伝えしたようにセンセイは、明日は新潟市内で、そして明後日には富山市内で開かれる保護者会に参加することを命じられています。富山の保護者会は日曜日、つまり休日に出勤することになります。
 そこで今日、その代休──法律で定められている──を頂戴したのです。

 といってもちょっと事情が複雑。センセイは私用で新潟市内の別な場所へ行く必要があります。本当は明日の公務出張と一緒にできれば良かったのですが、ちょっと無理。
 それにそもそも公務と私用は別物だし。

 そこで今日の休日を利用して、私的な用事を済ませるように算段していたのです。5時前に目が覚めました。

 雨は降っていません。iPhoneで雨雲の様子を確かめると何とか曇り空が続く──結果的には一部で降られた──ようなので、昨日お伝えしたように電車を利用することにしました。
 身支度を整え、6時前にアパートを出発。

 ジョギングや犬の散歩をしている人に交じって西金沢駅まで歩き、始発の各駅停車に乗車。金沢駅で、こちらも新潟行き始発となる特急北越に乗り込みます。
 乗客はまばら。

 昨日の大雨の影響が残っているようで、7分ほど遅れて高架化の工事が進む新潟駅に到着。そのため予定していた越後線の列車には乗車できませんでした。
 ただし新潟市近郊の越後線は原則的に20分間隔で運行されているので、次の電車に乗り、遅れを詫びて用事を済ませます。

 さて、これからどうしようか。

 センセイは今日から2日間有効のフリー切符を持っており、新潟駅まで戻り、快速列車で自宅のある柏崎市へ向かうのが一番便利で早い。ただし問題が一つ。
 今日はその途中の長岡市で「長岡まつり」の大花火大会が開かれるのです。

 日本三大花火の一つに数えられる花火大会なので、信じられないほどの人が繰り出し、道路や鉄道は大混乱に陥ります。
 センセイも数年前に一度、酷い目に遇いました。

 いろいろ考えた末、不便ですが、海側を走る越後線を利用して帰宅することにしました。
 「不便」の意味は、途中、吉田駅で何時間も待たなければならないこと。

 そこで吉田駅到着後、しばらく──たぶん十数年──訪れていない弥彦線の終点、弥彦駅へ行ってみることにしました。
 駅舎は近くの弥彦神社を模しています。

 そもそも内野駅以南の越後線に乗車すること自体が久しぶり。そのすぐ脇の道路を月に2回くらい走っているのですが。
 吉田駅から2駅の弥彦駅、残念ながら写真のように工事中でした。

 越後線、弥彦線ともに、車窓からの風景の変化に驚かされ、時間の経過、つまりセンセイの老化を思い知らされたのでした。



8月1日(木) この赤色の下で現在進行していること ──北陸地方は本日、激しい雨に襲われました──

 仕事が溜まっているので、今朝は6時過ぎにご出勤。目覚めた時に気づいたことがあります。金沢は昨晩から雨が続いているのですが、まだかなり激しく降っているのです。
 明らかに天気予報より悪い。

 今週は車で来ている──自転車だったら大変だった──ので、今日、明日の問題はありません。

 でもセンセイは出張の関係で、明日は休暇を頂戴してひとまず新潟の自宅へ戻り、そこから出張先へ出向くことになっています。その際の移動手段は電車。
 こんなに予報が外れて天気は大丈夫なのだろうか。

 調べてみると非常に深刻な状態にあることがわかりました。写真は今朝4時半のレーダー画面。((c)気象庁)
 昨晩から雨が、同じような場所で降り続いています。

 しかも雨雲の強さを示す色は真っ赤。この赤色の下では大変なことが起きているはず......。
 でもどうやら、マスコミを含めて多くの人はピンと来ないらしい。

 正直なところ能力、特に、得たデータを分析してそれを敷衍する想像力の問題のように思われます。

 大雨による交通の途絶を伝える情報は断片的に入ってくるのですが、関係する地方自治体のホームページなどを見ても、避難に関する情報などは掲載されていません。
 現地でラジオを聞くことができれば状況は違ったのかもしれませんが。

 ふと思いついて、新潟県が運営する新潟県河川防災情報システムを観てみました。自動的に情報を集めています。(c)新潟県)
 ここではかつて氾濫したことがある三条市内の大きな川を見ています。

 図の上半分は時間ごとおよび積算の雨量。未明に激しい雨が降って積算雨量は180mm(!!)に迫ろうとしてます。
 それだけの雨が短時間に降ったのですから、川の水位(下半分)も急上昇。

 ピンク色の横線が氾濫危険水位なのですが、午前3時半頃にそこに迫っています。
 幸いにも5時頃には雨もあがり、その前後から水位は下がり始めたようですが。

 お昼頃になって現地の状況が伝えられ始めました。皆さんがニュースでご存じの通りです。

 西村センセイ、明日は車を金沢に残して電車で移動するつもりでした。すでに乗車券類は手配済。でもこの様子では、明日の朝どうなっているか、さっぱりわかりません。
 あちこちへの連絡や手続きが必要になりますが、予定を変更して車で移動するなどして、状況の変化に対応しようと思っています。 



7月31日(水) さし当たり、あと1日を乗り切れば... ──学生諸君の表情がどんどん明るくなっていきます──

 忙しい。とにかく忙しい。立場上の仕事、学会──今年は年次大会を金沢工大で開催する──の業務、さらには何故かお役所に提出する書類も作成するはめに。
 珍しく事務方から進捗状況を訊ねる電話が入るほど。

 でもセンセイの本来の仕事は「先生」。何よりもそれを優先する必要があります。というわけで今日は大学へ一番乗り。

 いくつかの仕事に区切りをつけ、朝イチの大学院の講義。それが終わると立場上の会議があって、講義があって、会議があって、その間に問題を抱えた学生への対応があって......。
 ふう。

 会議の合間に大学食堂へ行きました。時間の制約上、キャンパスの外へ出る余裕はありません。
 気づいたことがあります。学生の表情です。

 何かをやり遂げた、充実した顔をしています。学生諸君は基本的に、一昨日までに最終のテストを終えているのです。
 もちろん例外や、追加で提出を求められている課題類もあるでしょうが。

 テストやレポートを課すのは簡単ですが、それを採点するのは大変。いい加減に済ませるわけにはいきませんからね。
 しかしそちらも、ようやく先が見えてきました。

 というか学生に成績を通知する必要があるので、どこかでちゃんと区切りをつける必要があるのです。
 センセイの場合、明日の午前中に最後の講義があり、そこでひとまず評価を学生に知らせます。

 その後も微調整は残るのですが、週末には最後の保護者会が開かれるし、その後センセイはずっと出張します。だから、やはり明日で一区切り。

 今晩は早く休み、明日に備えなければ。 



7月30日(火) 何故かお客はセンセイ一人... ──ジャンカレー2号店に初めて入ってみました!! ──

 午後から講義があるし、仕事の催促電話も入っているので、早めに自宅を出発して、車で金沢を目指します。

 幹線国道へ出るためにはJR信越本線を越える必要があるのですが、踏切に差し掛かり、一時停止して左右を確認すると......柏崎駅に下り電車が止まったまま。
 本来ならば電車は存在しない時間だし、仮に遅れているとしても、あの位置なら踏切の警報は鳴るはず。おかしい......。

 ラジオニュースで状況を理解しました。

 ご存じの方も多いと思いますが、本日未明、新潟県中越地方は1時間に100mm以上という想像もつかない雨に襲われ、鉄道が完全に止まっていたのです。
 今回は車だから助かりました。電車なら午後の講義に間に合いませんでした。

 疲れが十分抜けていないし、睡眠不足気味なので、とにかく安全運転を心がけます。無事に、そして予定通りに金沢のアパートに到着し、荷物を詰め替えて大学へ。
 でも、どこかでお昼を食べる必要があります。授業の後に会議が続くのです。

 ふと、大学前のジャンカレー2号店に入ってみようかと思いつきました。大学近くに存在する存在したジャンカレーには1回ずつ(こちらこちら)入ったことがあります。
 でもこの春、大学前に新規開店した2号店はまだ前を通るだけ。

 ちょっと微妙な時間帯だったのですが、入ってみました。センサーが働いて、来客を伝えます。ところが店内には誰もいません。店員すら見えない。(実話)
 どこかに食券販売機があるんだろうと思って探してみると、入った右手に存在しました。

 でも今度は何が定番なのかわからない。お勧めはフライドチキンらしいのですが、センセイには油っぽすぎる。

 普通のカレーを見つけたのでボタンを押します。ここでやっと店員──ご主人?──の登場。かなり待ってから届いたのが写真のカレー。
 目玉焼きは頼んでいません。サービスのようです。

 肝心なお味はというと、まず、他のジャンカレーに共通した苦み──嫌味ではない──があります。
 違うのは、あまり油っぽくなくて、「枯れた」感じすら受けること。

 でもそれらに続いて、「これが特徴だよね」というようなポイントを感じ取ることができません。
 もう一度自分から行くかと訊ねられたら......微妙。ただしこれはセンセイのまったく個人的な感想ですので、念のため。

 カレーでエネルギーを補給し、講義とそれに続く2津の会議を乗り切り、夜中まで働いて最低限の仕事は済ませました。
 一息ついてから考えてみると、昨日は金沢──特に小松──も記録的な豪雨に襲われました。

 経路の面でも、選択した交通手段についても、結果的にセンセイは大雨の間隙を縫うような格好で行動していたことになります。

 センセイは意外と、晴れ男なのかも。



7月29日(月) 「ぐるっと切符」、こういう時は不便かもしれない ──JR西日本を訪問しました──

 センセイは現在、新潟の自宅に滞在しています。ただしちゃんと帰宅したというより、出張の途中に立ち寄った──手続き上は出張完了後に自宅へ移動したことになる──のですが。
 大学が受託した仕事の関係で今日、大阪のJR西日本を訪問したのです。

 ご存じの通りここ数日、東北や中国地方で大雨が続いており、あちこちで被害が出ています。予報によると今日は北陸地方が危ないとのこと。実際、昨日からひどい雨で、もう折り畳み傘は役に立ちません。
 長旅ですが大きな傘を差してアパートを出発。

 幸いにも富山発大阪行きの特急「サンダーバード」は時刻表通りに運行されました。でも途中、窓の外がまったく見えないほどひどい雨の場所もありました。
 どうなるかと思ったのですが、京都に近づいた頃にはほぼ雨はあがってしまいました。

 予定通りに天王寺駅に隣接した施設を訪問し、仕事は無事に1時間ほどで完了。

 諸般の事情で、センセイは今日中に新潟の自宅へ戻る必要があります。そのまま来た経路を戻るのが普通。でも訪問先での仕事が長引くと、電車で金沢まではたどり着けるものの、その先の電車がなくなってしまいます。
 そこで今回は先日ご紹介した(金沢→金沢)ような「金沢→柏崎」という乗車券と、それにあわせた特急券を用意しました。

 ところが、早く出張が終わったので切符を変更(「乗車変更」)しようとしたら、この種の切符では変更しにくいことがわかりました。
 ひとまず金沢に戻ろうかな、と考えたのですが、まずこれが問題。

 乗車券については、ここから先を乗車する権利を放棄するのは(センセイの)勝手。でもそこで「浮いた」差額は戻りません。
 ちなみに、経路を変更し不足分が出た場合はしっかり徴収されます。

 そこでこの経路のまま新幹線を早い時間の便に変更することにしました。

 ところが東海道新幹線は問題ないものの、上越新幹線については割引を適用していたため、他社であるJR西日本では取り扱いできないとのこと。
 そこで東京駅まで移動してから、変更してもらいました。

 よく考えてみると、当初からこのような変更可能性は予測できたわけですから、各種制限が発生する割引を使用しないなど、状況に応じて対応できる柔軟性を考慮すべきでした。
 それでも何とか自宅に到着。

 ゆっくりとお風呂に入ってから情報を確かめると、センセイが出発した後の北陸地方は予想以上の豪雨に見舞われたようです。もちろん列車のダイヤも乱れています。

 う〜ん、金額的にはちょっとお高くついたけど、結果的にはやはり、当初目的の遂行するための確実性を優先した今回のツアーはそんなに間違えていなかったのかもしれない。



7月28日(日) 素材に残っている塩分とのバランスがポイントです ──いかげそと大根の煮物を作りました──

 何度かお伝えしているように西村センセイ、料理は苦ではありません。

 もともと嫌いではなかったのですが、普通の方よりずっと長い学生生活(学部学生)を送っていたその後半、生活費を稼ぐ必要があって働いた中華料理店──新潟市の、今はなき東華楼──で料理を覚えました。
 だからベースにあるのは、やや大ざっぱな中華料理の感覚。

 でも自分専用に作るようになってからは、さっぱりした和食も作るようになりました。加齢で油っぽいものが苦手になっていることも関係しているのでしょう。しかも素材はほとんど野菜です。
 中華料理は豚肉をよく使うのですが、個人的にはほとんど買い求めません。

 ただしその野菜の中でも、ごくありふれているのに、まったく使わない食材が存在したのです。大根です。中華料理では出番が限られるし、和食でも調理が難しいというイメージあったので。
 そんな先日、いつものように閉店時刻が迫ったスーパーへ行くと、適当な食材が見当たりません。

 お目当ての長野産の白菜(1/8カット)はもう棚に並んでおらず、海産物のコーナーへ行っても、残っているのは能登産のいかげそ(198円)だけ。
 値引きされていません。

 店内をぐるっと一周しても何もなかったので、そのいかげそを買い物籠に入れ、初めての大根のコーナーへ。
 1/3カットで70円。

 いか(げそ)と大根の煮物を作るのは初めてです。大根の皮を剥き、適当な大きさに切ります。
 いかを洗っていると、まだちょっと塩分が残っている感じ。

 加熱中の鍋に和風調味料を入れ、醤油を控え目に入れます。使用する調味料はこれだけ。後は煮るだけです。
 言い忘れましたがセンセイはこのところ、素材の内部まで火が通る土鍋で煮物を作っています。

 煮立ってからアクを取り、弱火にしてしばらく煮込みます。そうしないと、いかが柔らかくならないからです。その間にシャワー──馴れていない人には危険な行為──を浴び、食事の準備を整えます。
 出来上がったのが写真。

 他の人に食べてもらう──学生時代は沢山の餓えた友人が、センセイの(中華)料理を食べに集まってきた──のならもう少し丁寧に作るのでしょうが、今はセンセイだけのもの。
 だから思いっきり手抜きで作ったのですが、意外に美味い。「おふくろの味」です。

 ただし懸念通り、素材にかなり塩分が残っていたので、それを踏まえて醤油を加減する必要があります。それ以外は拍子抜けするほど簡単でした。

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