2013年9月21日更新(2013年9月29日ページ移動。2016年11月27日一部写真削除)

──2013年9月第3週のニュース──

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9月21日(土) 道路を走っていて初めて、城端線の列車と出くわしました

 今日は、車で金沢へ来ていたセンセイが、新潟の自宅へ戻る時に見たお話。

 何度かお伝えしたように、高速道路は好きじゃないし、しかも眠くなるので、特別な事情がなければセンセイは富山市付近のみ高速道路を利用し、他区間は一般道を運転します。
 可能な限り、田舎道をゆっくり走行。もちろん安全運転です。

 途中、富山県内でJR高山本線および城端線、そして「地鉄」こと富山地方鉄道線と交差します。ただし城端線以外は高速道路走行時なので、北陸道の上から、時々電車・列車を見かけますが、それを特に意識することはありません。
 でも城端線は別。

 砺波(となみ)市南部の東野尻駅(写真右奥)脇の踏切を渡ります。城端線に乗った時、逆の位置から踏切を確かめました。

 もちろんいつもちゃんと一時停止して左右を確認した後に走行するのですが、この道を10年以上走行していて、城端線の列車と出くわしたことは一度もありませんでした。
 要するに運行本数が少ないのです。

 ところがこの日は、たまたま列車が到着。

 駅舎はない──ただし小さな待合室は存在する──ので、彼らはホームから手前の道路に直接降りてきます。乗客は高校生と(病院帰りの?)老人だけ。
 城端線の現状を象徴するような光景です。

 気を取り直して2両編成の列車を確かめると、先頭車両(写真中央)はラッピング車両。
 有名な藤子不二雄A氏が氷見市の出身ということもあり、もともと城端線と氷見線には「忍者ハットリくん列車」が運行されていました。

 昨年秋からは沿線の高岡、氷見、砺波、南砺各4市などが組織する城端・氷見線活性化推進協議会が中心になって、それぞれのラッピング車両が運行されているのです。
 今回の車両は、高岡市の観光キャラクターを前面に出した「あみたん娘」列車。

 実は西村センセイ、毎週のように高岡駅構内で見かけています。ただし繰り返しになりますが、道路を走行していて出くわしたのは初めて。

 少なくともセンセイがふだん行動する範囲内でのいろいろな状況は渋いし、地味だし、正直なところあまり明るくはない。でもこのラッピング車両のように、それぞれの場所で頑張っている人々が確実に存在します。
 センセイ個人としては、彼ら彼女らのためには迷うことなしに働きたいと思ってしまうのです。



9月20日(金) 学会を何とか乗り切ったと思ったらもう、工大祭が目前に...

 一昨日の午後、その日2回目の会議をしていたら、窓の外で何かが起きていることに気づきました。

 それなりに大きな会議。センセイは立場上、他の多くの人たちと対面する形で、窓に向いて座っています。だから見えたのです。窓の外、木々の向こうでチラチラする赤いものが。
 でも窓の外を観察するために多くの人を集めて会議を開いているわけではないので、本来の仕事に戻ります。

 その時は結局、何が起きているのかわかりませんでした。しかし会議終了後、学内郵便局へ向かって歩いている時、それがおおよそ何だったのかを理解しました。
 学友会が第46回工大祭の準備──確認作業?──をしていたのです。

 赤色の物体の正体は工大祭の時に学友会の諸君が着用するジャンパーだったのです。(他のイベントでも使っているのかもしれないけど)

 センセイが近くを通った時、彼ら彼女らは打ち合わせを終了すべく円陣を組んでいました。
 颱風が通り過ぎた後だったので、空はまさに秋のそれ。高さが違います。

 学生を始めとする関係者、そして参加者に助けていただきながら学会を何とか乗り切ってから、約1週間が経過。
 センセイが学会を切り盛りするのはこれで3回目。(2回目の様子はこちら

 以前は割とすぐに日常に戻ることができたのですが、加齢に伴い体力(+知力?)が落ちています。
 だから終了後のセンセイは惨憺たるもの。

 片付すらままなりません。それでもおかげ様で、やっと平常状態に近づいてきたという状態。
 関係者の皆様、ご迷惑をおかけしてすみません。

 冷静に考えてみると、来週半ばからは後期の授業が始まります。その前後には立場上のものを含めて、いくつかの説明会を乗り切る必要があります。
 一段落した頃には、写真の彼ら彼女らが主催する工大祭が開かれます。

 歳を取るにつれて、時間が猛烈なスピードで通り過ぎていきます。



9月19日(木) お約束通り、“iOS 7”をインストールしてみました

 .....と言っても、誰かに約束したわけではないのです。でもMacユーザーには、必ず初物をインストールして、自ら犠牲になるという決まり(?)があるので。

 細かい情報を知らない状態で、とにかく見切り発車でOSをインストール。写真は再起動後にロックを外したところです。
 キャプチャ画面をGIF画像に変換しているので、実物よりも画質が少し落ちています。ご了承ください。

 印象はやはり、大きく変化しています。

 すでに伝えられていたように、各アイコンは平面的でスマートなものに替わっています。2枚目の写真は右上部を拡大したもの。
 正確にはドットバイドットなので「拡大」ではないのですが。

 左側の時計は純正アプリなので非常に平面的ですが、Google Mapsは従来のOSに合わせたデザインのままなので、立体的。右下隅のiBooksも同様です。
 その結果、これらのアイコンはちょっと暑苦しく感じます。

 ただしWindows 8のアイコンはさらに平面的──センセイはそう思う──なので、それよりはちょっと厚みを感じます。配色はちょっと派手目。
 各アイコンのどこかに最低1カ所、強い色を入れている印象。(例外あり)

 フォントも替わっていますよね。

 インストール直後は古い壁紙が残っていたのですが、新しいアイコン群には似合わないので、「ダイナミック」に変更しました。
 泡のようなものが立体的に動いて──加速度センサと連動──いて、その上にアイコンが浮いている感じ。

 機能は、基本的には今までのものを踏襲しているようですが、明らかに変化しているものもあります。センセイがまず気づいたのが、検索の文字入力画面。
 従来はこの状態から、左に存在する画面に移ったのですが、新OSでは指を下へ移動させます。

 センセイは使うことがないので、個人的には関係ないのですが。

 もう一つ気づいたのがロック画面。従来はホームボタンを2度押しすることで「ミュージック」の最低限の機能を使うことができました。
 でも、それは廃止。

 その代わりに、ロック状態で画面下部のツマミを持ち上げると、機内モードやWiFiの切り替えなど、かなりの機能を使うことができます。
 左下隅には懐中電灯のマークも。

 何だろうと思って押してみる──簡単な解説が表示される──と、背面のLEDライトが光りました。
 文字通り、懐中電灯代わりです。

 なお、ロックからの起動(?)は以前より遅くなっているという印象を持ちました。せっかちなセンセイとしてはちょっと不満です。

 新しいSafariを含めて、まだ使い方が良く分からないことが多いのですが、全体としてはまぁ、こんなものかなぁーというのがセンセイの印象です。
 そうそう、従来の「時計」はただのアイコンだったのですが、今回から実時刻を示しています。

 いちいち「時計」アプリを開かなくても良くなったので、個人的にはちょっと便利になったかな。



9月18日(水) 見慣れない超小型車だなぁと思ったら... ──トヨタ車体の電気自動車「コムス」──

 今日は見たままのお話を手短に。

 昼食をどうしようかと考えたら、それなりのうどんを食べたくなりました。そんなに本格的でなくてもいいのです。でもコンビニで売っている「すでに茹でてある麺」は避けたい。

 冷たいうどんなら松屋という選択肢もある──旗が立っていたので、まだ販売しているようです──のですが、今日は暖かい麺にしたい。というわけで少し歩いて「はなまるうどん」へ。
 かけうどんの中盛りなら210円だし。

 お店に到着すると、小型車、というより超小型車が止められていることに気づきました。初めて見る車。
 車体前面には“TOYOTA AUTO BODY”、後ろに回ると“COMS”と書かれています。

 フロントガラスと車体後部には落ち葉マークが張られていたので店内を見渡すと、それと思しき人物。
 センセイがかけうどんを食べ始めたところで、その老人はお店の外へ出ていきました。

 写真正面の垂れ幕が邪魔をしたため、彼が乗り込むとことは見えなかったのですが、少しすると無音で走行して車道へ出ていきました。
 どうやら電気自動車らしい。

 調べてみるとこの車、トヨタ車体が製造している「コムス」という自動車だということがわかりました。
 しかもすでに数年前から販売を開始しているとのこと。知りませんでした。

 地方では、軽自動車はしばしば「ゲタ代わり」と呼ばれます。自動車がないと生きていけないのです。

 (年老いた将来の)センセイの場合、どうなんだろう。ここよりずっと田舎だし、時々は荷物を運んだり、他人を乗せたり(コムスは1人乗り)、それなりの距離を走る必要があったり。
 ......やっぱりマニュアルの軽自動車かなぁ。

 電気自動車でもいいんだけど、田舎で使うにはもうちょっと大きさが欲しい。

 金沢の新興住宅地のような環境だったらこの車は確かに、老人にとって「杖代わり」になるかもしれないと思えてきました。



9月17日(火) 使用率99.9% ──今そこにある危機(2)──

 本当は一昨日お伝えするつもりだった話題。実は、まさに危機的な状況だったのです。

 このホームページを開設してから13年半。

 基本的は最初に契約したプロバイダのサーバーを使用しています。最初は割り当て容量は小さかったように思うのですが、それが徐々に拡張されて、現在は100MB。(写真最下段)
 ところが授業の記録は増える一方。

 そのため他のページに割り当てられる量が限界に近づいています、と言うか、実は時々上限に達していたのです。
 そこで古いニュースの写真を半年に1回程度の頻度で削除して容量を確保。

 前回は昨年末にお掃除したのですが、ご存じのようにこのところずっと忙しかったので、使用量が限度に近づいていても削除ができませんでした。
 あちこちを見比べながら、手動でファイルを一つずつ削除、修正するので、とても手間がかかるのです。

 そうこうするうちに先週前半、使用率はついに99.8%に到達。でもセンセイは学会準備の真っ最中。

 どうしようか悩んだのですが、使用ファイルのサイズを計算すると、何とか14日(土)までは持つだろうという結論に至りました。
 写真はその翌日に記録したもの。もう余裕はまったくありません。

 毎週日曜日は、先々週の記録を別なページに移しています。つまり新しいファイルが作成されます。容量の上限を超えるのは明らか。
 そこでまず過去の記録を整理してからサイトを更新しました。

 その後もあまり使わないファイルを削除したので、使用率は現在、94.0%まで低下しています。無料のストレージにデータを移したりすることもできるのでしょうが、ちょっとそこまでの気力はありません。
 そもそも、自分のもの──しかも他人の目に触れる──は自分できちんと管理したいという気持ちがあるし。

 ちょっと生真面目すぎるのかもしれませんが。



9月16日(月:祝日) 318iを運転中に、iPhone 5から地震発生時以外の警報音が!! ──今そこにある危機──

 新潟の自宅へ戻ったのもつかの間、明日は普通に仕事がある──重要な会議が入っている──ので、今日中に金沢へ移動する必要があります。でも想定外の事態が。
 もちろん颱風です。

 北陸地方は昨日まで大きな影響はなかったのです。でも今朝起床すると、雨が降り始めています。風も出てきました。そのうちに、JR信越本線も止まってしまいました。
 センセイの自宅は線路脇──ただし少し離れている──にあるので、列車の振動でわかるのです。

 お昼の時点で、特急は全面運休。信越本線の一部区間で、普通列車も運転を見合わせています。要するに鉄道は使えない。もともと今週は車を使うことにしていたので、センセイ個人としては直接の影響はありません。
 でも、この状況では道路すら通行止めになってしまう可能性があります。

 実際、正午前に新潟県西部の北陸自動車道が不通になりました。風雨はどんどん強くなってきます。このままでは新潟−富山県境が閉鎖されてしまうかもしれない。
 県境は連続雨量120mmで通行止めになってしまうのです

 本当は11時頃に自宅を出発するつもりだったのですが、お昼まで待って状況を確かめることにしました。最悪の場合は自宅にもう一泊し、明日の未明に高速道路で移動します。  
 幸いにも、雨雲レーダーやアメダスのデータから、あと3時間位で天候が回復すると予測されたので、正午に自宅を出発。

 それでもやはり風は強く、雨もひどい状態。道路に水が溜まっているので、時々、対向車線を走行する車から水しぶきをかけられます。前がまったく見えなくなって非常に危険な状態。
 おまけに国道8号線は海岸沿いなので、強い風に煽られた海水がもろに飛んできます(後で車体を洗わなければ)。

 それでも何とか上越市街地を無事に越えて少し安心していると、不意にiPhone 5から聞いたことのない警報音と震動が。センセイはマナーモードにしているので、一般の着信ではありません。
 最初は地震が発生したのかと思ったのです。音は違いましたが。

 画面を確かめようにも運転中なのでそれはできません。そこでラジオのスイッチを入れると、颱風の情報を伝えてはいますが、地震の話題は一切ありません。
 安全な場所に車を止めて画面を見ると、見たことのない文字ばかりの表示。

 読もうとして......読めない。視力が急激に落ちているので、老眼鏡なしには細かい文字を読むことができないのです。
 それでもかろうじて、「避難」は読み取れました。

 地震ではなく、この颱風による避難指示──後で確かめたところ、正確には「避難準備」──だったのです。
 該当する地域に存在するauの全ユーザーに情報を知らせているんでしょうね。運転を再開すると、再び警報。

 本当はその画面をお見せしたかったのですが、メール形式なのだろうと思ってiPhone 5のロックを外すと、情報が消えてしまいました。
 これでは情報の内容を確かめられません。どうなっているのでしょう。

 というわけで、無事に金沢に到着した夕方、上越市のホームページで確認したのが写真。((c)上越市)

 川上の隣接する市で堤防が決壊し、他の場所でも氾濫のおそれが出たためのようです。
 現場は大変だろうなぁー。

 富山県に入ると雨は止み、県の西部では晴れ間ものぞくようになりました。石川県に入ると、道路が乾いています。もっとも、強風で引きちぎられた木々の枝や葉が散乱しています。
 午前中は大変だったに違いないのですが。

 全国の被害については、報道でご存じの通り。幸いにもセンセイらの被害はなきに等しいのですが、今この瞬間も、困っている人がたくさんいらっしゃるんだろうなぁー。
 ちなみに、新潟−富山県境の降雨量は、センセイが通過した時点で100mmでした。もうちょっと降っていたら足止めを喰らうところだったわけです。



9月15日(日) 「昭和の雰囲気があるわね」 ──485系特急電車T-14編成は月内に廃車か──

 お伝えしたように学会の仕事は、後片づけを含めて午後に完了。西村センセイ、その日のうちに新潟の自宅へ帰ることも十分可能だったのですが、もう一晩金沢に留まりました。
 一つの理由は、昨日の晩に学生さんの苦労をねぎらう慰労会が予定されていたこと。

 もっともこの計画は、大学近辺にこれだけの人数を収容できる飲食店が見当たらず、お流れになりました。後日、改めて大学食堂──2階に小さな別室がある──で開催する予定。
 もう一つは、やはり疲れていたこと。

 大会前日、まったく平坦で障害物のないところを歩いていて、不意に躓きました。最初は新しい靴でまだはき慣れていないからだと思ったのです。ところがそれ以降、1日に何回か同じ現象が発生。
 もはや間違いありません。

 疲れ過ぎてしまって、普通に歩いているつもりなのに、足がちゃんと上がらなくなっているのです。歳なんですね。学会開催中は、絶対にこの種の事故だけは起こさないように、慎重に行動しました。
 というわけで、昨日の夜はほとんど何もせずに、ひたすら休息。

 今日は、新潟の自宅へ電車で戻ればよいのです。

 各駅停車を乗り継いで帰ろうか──それはそれで楽しい──と思ったのですが、やはりまだ疲れが残っています。それに颱風が近づいています。予報によると日本海側は、今日の午後から大荒れとのこと。
 そこでお昼の特急「北越」で帰ることにしました。

 金沢駅のホームに出ると、ちょうど車庫から「北越」が到着したところ。手荷物を網棚へ載せてからちょっと洗面所へ。
 使用停止中の札が張られています。

 しかもそれを止めているテープは相当古びています。この表示、ずっと以前からそのまま。
 要するに修理する気はないのです。

 そう言えばセンセイに続いて乗り込んだ4人家族のお母さん──40歳代?──が、客室内に入るなり「昭和の雰囲気があるわね」。
 たぶん新しい特急と比較しての印象なんだと思います。

 気になったので、ホームに降りて車両編成を確かめてみると、今日の列車はT-14編成。最も古い編成の一つです。
 情報によるとこの編成は今月中に「全般検査」(通称「全検」)──自動車の車検だと思ってください──の期限を迎えるとのこと。

 通常ならもちろん、秋田工場でその検査を行うのです。

 でもすでにお伝えしたように、これら485系の一部は、新型車両に置き換えられることが発表されています。
 要するに古い車両は不要。

 正直なところ、手間もお金もかかる検査には回さず、廃車になるのではないかと強く予想されます。
 改めて車内を見渡すと、やはり疲れています(センセイだけじゃなかったんですね)。

 センセイは柏崎の一つ前、柿崎駅で下車。隣のホームで待避している各駅停車に乗り換えます。
 特急料金が少し安くなるし、この各駅停車だと改札口の前に停車するので、特急と違って跨線橋を越える必要がないのです。

 乗り換える前にT-14編成を見送ります。たぶんこれが乗り納め。情報によるとT-11およびT-17編成の全般検査も迫っているとのこと。
 お伝えしたようにやはり、T編成およびK編成は順次E653系と置換され、廃車になるものと思われます。

 ところで「昭和の雰囲気...」のあのお母さんの感覚はかなり鋭いと思います。

 これまでたくさんの乗客を見てきましたが、女性は一般に、そんなことには無頓着なので。

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