2013年9月7日更新(2013年9月15日ページ移動。2016年11月27日写真削除)

──2013年9月第1週のニュース──

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9月7日(土) 新潟の普通電車もようやく世代交代へ ──県内で長野色の115系電車が走り始めました──

 普通なら「週末なので新潟の自宅へ...」となるはずなのですがセンセイは現在、金沢市内に存在しています。

 今日は大学の休業日なので昨日、仕事を終えてから自宅に戻りました。ここまでは予定通りで、そのまま明日まで自宅にいるつもりだったのです。でも天気予報によると明日、特に午前中は大雨になる可能性が。
 センセイらが主催する学会が来週後半に迫っています。残念ながら準備は遅れ気味。

 センセイは夕食を済ませ、自宅の広いお風呂に入ってのんびりとしていたのですが、急遽予定を変更して再び金沢へ移動することにしました。幸いにも最終列車には間に合いそう。
 少し汗ばみながら柏崎駅のホームに到着すると、別な場所からのライトに気づきました。電車が到着したのです。

 その時は何とも思わなかったのですが、乗るべき列車のホームから再確認すると......あ"っ。

 列車の到着までちょっとだけ時間があったので、跨線橋を駈けのぼって撮影したのが右の写真。
 いずれも国鉄時代の115系電車。

 でも色の塗り分けが違います。左は新潟所属。右は長野所属。後者が一時的に移籍してきたのですね。

 長野県内では、国鉄時代末期に導入された211系電車への置き換えが進行しているのです。
 その関係で、お古を一時的にもらったのでしょう。

 新潟と長野では車両の向きが違うのですが、中央線の塩尻駅を使ったのでしょうか、向きが揃えられています。
 ちなみに、撮影後に気づいたのですが、窓の形状も違いますね。

 単なる鉄道ネタかと思われるかもしれません──実際、その通り──が、この背後には新潟県内の車両を一新するという問題があります。

 新潟地区はこれまでずっと、70系や115系など首都圏からのお下がりを使っていたのです。でもJR東日本の発表(関連報道)によると、来年度から新製のE129系を導入する予定になっています。
 僅かな塗色の違いかもしれませんが、実は新潟県民にとって、来年以降あまり意識せずに乗り込む通勤通学電車が、大きく世代交代をすることを意味しているのです。

 ......う〜ん、でも、意識していないのだから、そもそも、その違いに気づくことすらないかも。



9月6日(金) 魔法瓶がある日、ただのステンレス製ペットボトル(?)と化してしまった

 ......あれ?

 変化に気づいたのはこの夏。氷が融けてしまっているのです。ステンレス製の魔法瓶の中で。これじゃ何だかわかりませんね。

 センセイの研究室がある建物は大学開学当初からの年季が入った建物。それは構わないのですが、水道の配管が錆びていて、赤茶けた水しか出てきません。
 そのためセンセイはほぼ毎日、アパートから金沢市の水道水を持参しています。

 最初はペットボトルを使っていたのですが、2005年以降は写真の魔法瓶で冷たい水を持ち運ぶようになりました。容量は800ml。

 最初は大きすぎるかなと思ったのですが、1日に1、R回ーヒーを、入れたり、お弁当を食べる時にお茶を飲んだり、時々カップ麺を作ったりすると、ちょうどの量です。
 やがて自宅を行き来する時も、全国を行脚する時も持ち運ぶようになりました。

 春や秋は暑くもなく寒くもないので、飲料水の使用量が減ります。

 そんな時は残った水と氷をそのまま研究室に残してきます。今までだとその氷が2日くらいは持ったのです。
 ところが最近は、翌朝になるとすべて融けています。

 ステンレス製の魔法瓶が壊れることなんて、あるんだろうか。

 若い方はご存じないと思いますが、昔の魔法瓶は内部がメッキされたガラス製でした。そのため遠足に行こうとしてバスに乗り込む時、誰かが可愛い魔法瓶を落とすと......「ガッシャーン!!」
 居合わせた皆が、「あ、割れたな」と悟ります。

 製造メーカーのホームページで確認すると、現在は「真空ろう付け方式」という方法で内部を真空にした二重のステンレス構造を形成しているとのこと。
 壊れる感じはしないんだけど。

 でもいろいろ調べてみると、やはり衝撃を重ねたりすることで接合部分が少し壊れてしまい、その僅かな隙間から空気が入って真空が保てなくなることがあるようです。

 残念ながらもはや、これは魔法瓶ではなく、ステンレス製の水筒と化してしまったわけです。もともと持ち運びにはちょっと大きすぎたので、近日中に小型の、しかし冷蔵庫で作った氷が入るものを購入しようと思っています。
 で、このボトル。

 廃棄しようと思ったのですが、今後小型のものを購入する──つまり運ぶ水の量が減る──ことを考えると、時々不足分を運ぶために使用しようかなと思っています。
 かなり頑丈な造りなので。



9月5日(木) 「できるだけ早めにコップ3〜4杯以上の水」に合う食事 ──地域限定「冷やし山形だしうどん」──

 今日のセンセイ、最大の関心事は、お昼をどうするか。

 もちろんまったく情けない内容ですが、これには訳があります。今日の午前中、センセイはバリウムを飲んで、X線写真撮影による胃ガン検診を受けることになっているのです。
 だから昨晩10時から今日の受検まで、飲食不可。

 検診は8:30から始まるので、早めに行って検査を済ませれば、遅い朝ご飯を食べることができます。でもこれまでの経験上、皆が同じことを考えるので、朝イチの検診はずいぶん待たされます。
 そこで逆に、10:30の終了間際に会場を訪れることにしました。予想よりは待たされましたが、無事に写真撮影終了。問題はここから。

 どこで何を食べるか。

 昼食にはちょっと早いのですが、朝ご飯を抜いています。しかもバリウムを飲んでいるため、「できるだけ早めにコップ3〜4肺以上の水かお茶」を飲んで便秘を避けよ、との指示を受けています。
 水を飲むのはかまわないのですが、次の食事との関係が難しい。

 いろいろ考えていて、学内診療所近くにある松屋の脇を通った時に、「冷やしうどん」の旗を見たことを思い出しました。うどん屋でではありません。松屋で、です。
 「ホントかな」と思ったため、強く印象に残っているのです。

 そこで詳細を確認しないまま松屋に行ってみると、しっかり「冷やしうどん」の旗。やれやれ。

 店内に入り、風除け室にある食券販売機に向かって初めて、「冷やし山形だしうどん」(390円)と「冷やしとろろうどん(半熟玉子付き)」(350円)があることを知りました。
 「山形だし」という文字列に惹かれます。

 食券を確認する店員さんは一瞬、戸惑った表情。どうなるんだろうと見ていると彼女は、奥の冷凍庫のドアを開きました。冷凍麺を取り出したのでしょう。
 その後はよく見えなかったのですが、やがて麺を冷水にさらす音が聞こえてきて、程なく到着。麺は讃岐風。

 刻み海苔の下に、細かく立方体状に刻まれた緑色の物体、そしてその下に、大根おろし。
 思わず、越前おろしそばを思い出しました。

 緑色のものが何か良く分からなかった──お伝えしているようにセンセイは視力が低下している──ので、まずそれを確認することに。
 後で、この判断は誤りだったと反省することになるのですが。

 それはともかく、緑色のものは胡瓜でした。ふ〜ん。

 続いて出汁を一口。舌の上に残る胡瓜の味に振り回されて、「山形だし」がよくわかりません。
 ただしかなり塩っぽいのは確実。

 これが山形かなぁー。

 麺は標準的な冷凍讃岐うどんで、コシもしっかりしています。その点は評価できます。でも正直なところ、全体のバランスが、どうもうまく取れていない感じ。
 店員さんの、あの表情に繋がるものがあります。

 後で調べてみるとこの「冷やしうどん」、松屋のレギュラーメニューではなく「地域限定メニュー」とのこと。それなりに美味しかったし、何よりもそのチャレンジ精神には敬意を表します。
 でも他ならぬ、松屋での冷やしうどん......。

 申し訳ないのですが、最初で最後になりそうです。



9月4日(水) 「そういうこと」だったのね ──アパートで発生していた謎が、やっと解けました──

 皆さんのところもそうだったと思いますが、金沢も今日は大雨。特に午後から大降りになりました。

 今週は徒歩か自転車のセンセイ、雨がひどくなりそうだったので、仕事を放り出して夕方に帰宅。もっとも予想は外れて、途中から本降りになってしまいました。
 悔しいことに、アパートに着く頃には雨は小休止。まるで人生そのものだ。

 それはともかく、すでにあちこちで大雨の被害が発生しているし、今後も気がかりだったので、テレビニュースを見ようとブルーレイレコーダーのリモコンを手を伸ばしました。
 センセイは純粋なテレビを持っておらず、レコーダーの映像をモニタで観ているからなのですが、どこか変。

 何故だろうと思ってあちこち調べてみると、リモコンの脚が一つ、欠損していることに気づきました。
 ......「そういうこと」だったのね。

 実は2週間くらい前、部屋の変な場所に小さな物体が転がっていることに気づきました。大きさは米粒を二つ並べたほど。
 黒く固いプラスチック製、つまり人工物であることは確かなのですが何だかさっぱりわからない。ひとまずデスクトレイに収納しておきました。

 センセイは視力が急激に低下しているので、薄暗い中では正体を確認できなかったのですが、リモコンの脚が取れて部屋の隅に落ちてしまっていたのですね。
 強い老眼鏡をかけて、改めてよく観察します。

 使用するプラスチックの量を少しでも減らすためでしょうか、脚の内部まで中空になっています。
 そのため、角になる部分にプラスチックがうまく流れなかったか、流れていても力がかかった時に折れてしまったようです。

 いずれにせよ、設計ミスです。

 篤く長いソニーファンを自認するセンセイですが、同社製品の中でこんな部分が壊れたのは初めて。やはり、かつてのソニー製品(+現行の放送・業務機器)とは別物だ、ということなのでしょうか。
 ちなみにセンセイのことですから、もちろんこのリモコンは修理します。

 金沢には工具が揃っていないので自宅に持ち帰るか、当地で接着剤を購入して、ということになります。



9月3日(火) 金沢市の自転車専用道路、冬場はどうなってしまうんだろう...

 今日は見たままの話題。コーヒーのフィルターが切れそうになったので、近くのスーパーへ。帰りにはお弁当を買うつもり。

 もちろん雨の晴れ間を見てのお出かけです。今日の金沢は、お昼まではけっこう晴れ間ものぞいたのです。もっとも、午後は大雨になり、市内では被害も発生したのですが。
 弁当屋に向かって歩いていると、写真の自転車専用道路に気づきました。

 自動車がごく普通に走行しています。でも以前はこの場所を、2台の車が並行して走っていたのです。
 金沢独特の風習のようです。

 ご覧のように、自動車が走行する部分と自転車専用道路の間には、白線が引かれているだけ。
 ブロックとポールで保護された三鷹市などとは大きく異なります。

 車線が実質的に減少した分、渋滞がひどくなったことを除けば、現在はまだ大きな問題はありません。
 でも冬になり、雪が積もったら路面は見えなくなります。

 幅の広い道路では、自動車が並行して走っても良いという習慣に慣れている人が多い金沢。
 高速で走る車の流れを見ていて、ちょっと心配になってきたのでした。

 この自転車専用道路を導入してから、初めて迎える冬なので。



9月2日(月) 天使のための情報 ──西村センセイ、2日続けて予想を外す──

 8時半に事務の業務が始まるのを待って、別棟へ。

 ある仕事を忘れたまま新潟に出張してしまい、提出の催促を受けたのです。「午前中でOK」とのことだったのですが、やはりここは誠意を示す必要があります。
 お詫びをして書類を提出し、建物を降りてから向かいのパン屋さんでサンドウィッチを購入。

 交差点で問診票を持ったまま信号待ちをしているS先生に、そして向かいの校舎前(写真奥)で胃ガン検診のバスに気づきました。写真中央の門から入構すると、もう一台バスが停車しています。
 車体側面には、“NISHINIHON JR BUS”。

 どこかのゼミが合宿(?)にいくんだろうな、と思いながら研究室のある3階まで登っていると......あ"っ
 バスの屋根の上に、側面とおなじ空色で何か大きな文字が書かれています。

 もしや、と思って建物の最上部から撮影したのが写真。う〜ん、屋根の上の文字の様子がおわかりになりますでしょうか。
 側面と同じ、“NISHINIHON JR BUS”。
(拡大部分はソフトで傾きを補正しています)

 西村センセイ、もしかするとこれらの文字に続いて「金沢1」などと書かれているのかな、と思ったのです。
 パトカーの屋根に「三鷹2」などと書かれているのに気づいた方も多いはず。

 凶悪犯罪や大規模災害などが発生すると、地上が混乱に陥ることがあります。そういう時こそ、ヘリコプターなど航空機の出番。
 でも逆に、空からだと上からしか見ることができません。

 そこでパトカーや現金輸送車などは、上空から容易に識別できるように、必要な情報が記されているのです。

 若い方はご存じないと思いますが、残念ながら九州の高速バスでも、若者による乗っ取り殺人事件が発生しています。だから西日本JRバスは万一に備えて、と思ったのです。
 残念ながら今回も、ちょっと思い込みが強すぎたようですね。

 でも、じゃあ、誰のための表記なんだろう。 



9月1日(日) 今日のセンセイの予想は大外れ ──おわら風の盆が始まりました──

 今日の午後、直江津駅で信越本線から北陸本線の各駅停車に乗り換えようとして、ふだんと様子が違うことに気づきました。

 まず乗客が多い。いつもならガラガラの列車なのに。ある程度は予想していたことなのです。各駅停車を利用できる「青春18きっぷ」の有効期間なので。
 でも、そうとは思えない夫婦連れや老齢のグループもいます。ナシテ?!

 そのうちに「何時間乗るの?」「2時間(で富山)」という会話や、「おわら」とか「風の盆」という言葉が耳に入ってきました。富山市八尾地域(旧八尾町)で今日から開かれている(報道)「おわら風の盆」へ行くんですね。

 ......富山駅は、凄いことになっているんだろうなぁ。

 旧婦中町は富山市の南に位置する人口約2万人の小さな町です。そこに3日間の祭り期間中、約30万人(!!)もの観光客が押し寄せます。当然、交通は大きな影響を受けます。
 町の中心部は交通が規制されるため、観光客の多くは富山駅からの臨時列車──多数が運行される──を利用します。

 富山駅はもの凄い混雑となり、観光客はいったん建物の外へ出て、専用の通路から臨時列車に乗り込みます。センセイも何度か目撃したことがあります。
 でも富山駅は現在、北陸新幹線の全通に備えて新駅舎を建設中。どうするんだろう......。

 いよいよ富山駅に到着すると......あれ!?

 高山本線は仮設1番線から発着するのですが、ホームには10人くらいのお客しかいません。もうすぐ折り返し列車が入線してくるというのに。
 右側の女性の外に数名立っているのですが、こちらは一般の地域住民。

 「おわら風の盆観光客」というプラカードを持った係員──初めて見ました──の左側が観光客。
 結局よくわからない状態のまま、センセイを乗せた電車は発車してしまいました。

 出発直後に高山本線の列車とすれ違ったのですが、いつもは短い編成なのに、今日は4両。
 しかも溢れんばかりの乗客でした。

 う〜ん、今日は雨がちで少し肌寒かったので、途中で帰ってきたのだろうか。それとも祭りそのものが雨で中止になったのだろうか。


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