2015年7月25日更新(2015年8月2日ページ移動。2018年1月6日一部写真削除)

──2015年7月第4週のニュース──

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7月25日(土) 西村センセイ、2階建て豪華観光バスに乗って、旧北陸本線探訪の旅に出る(1)

 いえ、これでもちゃんとした公務出張なのです。

 今日と明日、岐阜県岐阜市と滋賀県長浜市で保護者会が開かれます。2週間前の盛岡仙台ツアーと同じ行事です。ただし幸いなことに今回は、責任者ではなく、ただの一員。要するにヒラ。
 プレッシャーは全然違います。

 地理的な事情からでしょう、金沢工大は岐阜・滋賀を含む中京地区から多くの受験生と在学生を迎えています。保護者会では丁寧に個別面談を行うので、説明する側もかなりの人数。
 今回のように出席者が多く、かつ、比較的近距離の会場で保護者会が開かれる場合は、バスをチャーターします。

 しかも今日は快晴。鉄道ファンなら納得していただけると思いますが、これはもう、バスの右側席に乗るしかない。(キッパリ)

 これから走るのは歴史街道なら北陸道、近現代の鉄道なら北陸本線、高速道路なら北陸自動車道。この三者の関係はかなり複雑です。米原以北の北陸本線開通までには、多くの問題を抱えていました。
 福井県はしばしば「嶺北」「嶺南」に区分されるように、敦賀─今庄
(いまじょう)間に険しい山が存在しています。

 鉄道にとってはきわめて難しい条件なので、北陸本線旧線はその山々の襞(ひだ)を縫うように敷設されました。現在は特急列車はもちろん、各駅停車ですら長大な北陸トンネルでこの区間を一気に抜けます。
 旧線のサミット(頂上)付近にあったのが杉津
(すいづ)駅。

 「杉津の眺めは良かった」というのは有名な話。

 実際の眺望に加えて、長いトンネル内で蒸気機関車の煙に耐えていた乗客が、列車が地上に出て、ようやく煙から開放されたためにそう感じたのではないかと思います。

 杉津付近から敦賀までの旧線区間はその後、ほぼそのまま北陸自動車道上り線(北側)および下り線(南側)に転用。
 旧杉津駅跡は杉津PA(上り線)、旧刀根
(とね)駅跡は刀根PA(下り線)として利用されています。

 センセイは過去に、予備知識が不足してい状態で一度だけこの場所を通過しましたが、あまりの美しさに圧倒されてしまいました。
 やはりこれはもう、バスの右側席に乗るしかない。(再)

 写真は杉津PAを過ぎた直後に西方の敦賀湾を見ています。湾の向こうに半島があって、手前には漁村と思われる集落があって......絶景です。

 ちなみに北陸自動車道について言えば、この区間は通常と異なり、対向車線が左側を走っています。下り線は上り線より南側の高い場所を走行しているのです。
 そのため、見晴らしは下り線の杉津PAの方が良いです。



7月24日(金) 「Windows 10を入手する」アイコンを表示させない方法

 先日お伝えしたWindows 7/8.1からWindows 10へアップグレードする件、センセイらには別の大きな問題があります。

 ネットワーク担当者から「まだアップグレードを待て」との指示が届いているのです。大学のネットワークシステムとの対応確認が取れていないのですね。一般の企業などでも同様だと思います。
 だから日々の業務で使用するWindowsマシンにインストールするわけにはいきません。だからこそ仮想マシンへ導入してみたかったのですが......。

 でもお伝えしたように、そして皆さんのマシンでもそうであるように、Windowsのタスクバーには「Windows 10を入手する」が勝手に表示されます。正直なところ、目障り。
 プロパティから設定を変更しても元に戻ってしまいます。

 ところが今日、報道Windows 10へのアップグレードを抑止する方法を知りました。詳細は記事をお読みいただきたいのですが、新たな更新プログラムをインストールし、少し難しそうな作業をします。
 「レジストリ」という一種のデータベースを操作する方法もあるのですが、これは難易度が高い。

 どうしようかと迷っていた時、記事中の図の説明文に目が止まりました。ある更新プログラムをインストールすることによって、アップグレード予約機能が追加されるというのです。
 それならば、その更新プログラム「KB3035583」をアンインストールすれば良いはず。

 というわけで実際にやってみました。コントロールパネルから「プログラムと機能」と進み、その左側から「インストールされた更新プログラムを表示」を選択します。
 ファイルの一覧が表示されるので、更新日(センセイの場合は7月11日から15日)と名前で当該ファイルを特定。

 右クリックでアンインストールして、システムを再起動し、再度コントロールパネルを開きます。
 “Windows Update”から更新プログラムを確認。

 アンインストールしたファイルが表示される──当たり前ですね──ので、右クリックして「更新プログラムを非表示」にします。
 これでうるさいメッセージは表示されなくなります。

 将来、大学のシステムが対応するなど準備ができたら、「非表示の更新プログラムの再表示」からインストールに進めばいいのです。
 ただし、もしかするとこの更新プログラムはそれ以外の機能を併せ持っているのかもしれません。

 その点は確認できないので、どうするかは自己責任でお願いします。



7月23日(木) 北陸地方の「梅雨明け宣言」、新潟地方気象台のフライングだと言われても仕方ないかも

 写真は今朝撮影した学生諸君の登校の様子。多くは傘を差しています。

 お伝えしたように新潟地方気象台は一昨日、北陸地方にいわゆる「梅雨明け宣言」をしたのですが......この雨。
 時々かなり激しく降りました。気温も上がりません。

 正直なところセンセイとしては、梅雨明け宣言は明日24日に発表されると予想していました。
 一昨日の時点で、昨日と今日の降雨が予報されていたので。

 実際、予報通り、あるいはそれ以上に雨が降ったため、一般庶民の感覚としては「あの梅雨明け宣言は、いったい何だったの?」という感じ。
 ただしこの件、よく考えると難しい。

 まず、「梅雨明けとは何か」。

 夏の太平洋高気圧の勢力が強くなって安定した状態を保ち、梅雨前線(停滞前線の一種)が北に押し上げられた状態と理解すれば確かに、一昨日の段階で梅雨は明けているのです。
 昨日、今日の雨は、梅雨明け後の夏の雨。屁理屈と感じられるかもしれませんが。

 それにそもそも、気象庁は「梅雨明け宣言」などしていないのです。

 正確には「平成27年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」(後で確定値を公表)であり、それを公表する場合も「梅雨明けしたとみられる」と表現します。
 決して「宣言」ではないんですね。

 大本営発表を待っているのはむしろ、国民の側。

 ただし、春の終わりの降雨あるいは曇り空の終焉(しゅうえん)を梅雨明けとする庶民の感覚からすると、やっぱり今回の「宣言」はフライング気味。
 正直なところ、後で「実は、梅雨明けは××日に...」と数日修正されるんじゃないかと思います。

 ところで、「金沢にも気象台があるのに、なぜ新潟?」と不思議に思う方もいらっしゃると思います。実は、新潟地方気象台は、新潟県および北陸3県の予報を統括しているのです。
 地方裁判所と高等裁判所の関係──正確にはこれとは異なる──を思い出していただくと、イメージしやすいかもしれません。



7月22日(水) HDMI入力端子を装備した業務用ブルーレイレコーダがJVCから発表されました

 JVCケンウッドは本日、業務用ブルーレイ・HDDレコーダ「SR-HD2700」を今月下旬に発売すると発表しました。センセイは報道で知りました。

 シリーズの新フラグシップモデルですが、最大の特徴は、新たにHDMI入力端子を装備したこと。

 従来の最上位機種は、HD信号入力用にUSB端子、HDV/DV対応のiLINK端子、そして完全業務用のSDI端子(こちらの3枚目の写真)を装備していました。
 これらに加えて、民生用でも広く使われているHDMIを採用したのでから要するに、何でも繋げることができます。

 ただしテレビ放送の録画や市販のBDディスクなど、著作権が保護された映像を入力することはできません。
 密かに妄想を逞しくしてしまった人がいたら、残念でした。

 個人的には、作成・編集する動画は最高でHDVフォーマット(1440×1080ピクセル)なので、ここまではいらないかな、という感じ。
 しかも想定価格は約40万円。さすがに高い。

 センセイの場合はやはり、一つ下の「SR-HD1700」がちょうど良いようです。

 いずれにせよ、ソニーが高級ブルーレイレコーダを諦めようなので、今後はJVCの業務機に期待するしかないようです。



7月21日(火) 颱風が来たわけでもないのに... ──生き長らえることは、やはり難しい──

 新潟地方気象台は今日、北陸地方の梅雨が明けたと発表しました。

 明日の午後から明後日の朝にかけて降雨が予想されており、梅雨明けはそれ以降だと思っていたのですが。そてはともかく、暑さに誘われて(?)お昼に校舎の外へ。
 もちろん、本当はお弁当を買うためなのですが、ふと、ニュートンのりんごが気になりました。

 前回から3週間が経過しているので、大きくなり形も丸くなって、いかにもりんごらしくなって......ない。いえ、形はりんごらしくなっているのです。でも、数が減っています。
 例えば前回の写真中、右奥の2個が見当たらなくなっています。鳥類に食べられてしまった?

 でも今までの経験からすると、鳥は、実が健康的な赤色に色づくまで食べようとはしません。りんごはそれ以外の理由で存在しなくなったことになります。

 木の周囲をよく見ると、地面にりんごが転がっています。黄緑のままのものや、赤く変色したものなど、計8個。
 ただし落ちているものはいずれも、何だか元気がなさそうな色。落下してから時間が経過したからかもしれませんが。

 木の下に潜り込んでよく調べるとご覧のように、中心に近い部分にはまだかなりのりんごが残っていました。
 葉の陰ですが、写真右上隅にも1個見えます。いずれも元気そう。

 でも写真上部のものは、一部が不健康そうな赤色に変色し始めていました。たぶんもうダメでしょう。

 木の外側で実が落ちているようだったので、強い風にやられたのかなぁ、と思ったのです。
 でも颱風は当地を逸れたし、特別に強い風が吹いたという記憶もない。

 一つの可能性は小雨。

 実は北陸地方の今年の梅雨は降水量が少なかったのです。野菜を育てるのが上手な母親も、雨の少なさを嘆いていました。いずれにせよ、残ったりんごは無事に育ってほしい。
 木の下から外へ出ると、眩しい陽射しが強いコントラストを作っていました。

 命の夏が、本番です。



7月20日(月:祝日) 西村センセイ、連休中の新津行きを諦める ──酷暑の中、金沢へ移動しました──

 世の中はまだ連休ですが、センセイは今日の午前中に車で金沢へ移動しました。公私ともに仕事が溜まってしまっているのです。

 昨日お伝えしたように、北陸地方はまだ梅雨が明けておらず、天気は不安定。自宅付近は昨夜から未明にかけて雨が降り、起床して外の様子を確かめた時は地面が濡れていました。
 でも身支度を整えて出発する頃には晴れ渡り、気温もどんどん上昇。

 富山県西部から石川県にかけて、318iの車外気温計は何度か35.0℃を記録。その暑さに誘われるかのように新潟県から富山県東部にかけての海水浴場は、長野、群馬ナンバーで混雑し始めていました。
 新潟はまだですが、他県では子供たちが夏休みに入ったんでしょうね。

 ところで今日の午前中に移動したということは、新津鉄道資料館で保存されることになった485系国鉄色特急電車およびDD14型ディーゼル機関車の特別公開には行かなかった、ということです。
 体力との兼ね合いです。

 その代わりというわけではないのですが、昨日付の『新潟日報』紙に当別公開の記事が掲載されていたので、転載させていただきます。((c)新潟日報社)
 現時点では記事はまだWeb版に掲載されていませんが、「新潟日報動画ニュース」(Webサイトの右下)では関連動画が紹介されています。

 クハ481-1508(写真右側)は車内が公開されているのですが、写真をよく見ると運転席への出入口も開かれています。
 動画を見ると、少なくとも今回の公開では後部左側ドアから乗車し、運転席ドアから下車するようです。

 動画でもう一つ気づいたことがあって、客席の座席は写真の右側を向いています。つまり先頭車両の状態。
 当たり前、と思われるかもしれません。

 センセイは金沢からの帰りに、この車両をこの向きで利用したので「いつもの席」がいつもの状態で保存されることになりました。個人的には大変ありがたいことです。



7月19日(日) 柏崎市のシルバーふれあいサロン「やまゆり」、調べてみたら結構、奥が深かった

 気象庁は今日、関東甲信地方の梅雨明けを宣言しました。言い換えると、北陸地方はまだ。

 それでも自宅のある新潟県柏崎市では朝晩こそ曇ったものの、日中はかなり晴れ間ものぞきました。その途端、急に暑くなり、318iの車外気温計は最高で30.0℃。
 湿度が比較的低いので、あまりじめじめした感じはしませんが。

 新潟県中越沖地震から、この16日でちょうど8年。

 所用で被害が大きかった旧商店街を歩いていると、写真の「ふれあいサロン『やまゆり』」に出くわしました。いつもは車で通過するので、お店が目に入らなかったのです。
 店頭では野菜を販売しています。

 籠の中をのぞくと新鮮な野菜とともに、2種類の値札が。色が違うのです。何故だろうと思って確かめると、一方は柏崎市内産で、他方は隣接する刈羽(かりわ)村産とのこと。
 地産地消、地場ものだけを扱っているんですね。

 ひとまず理解したつもりで店内を見ると、壁には手芸品が。ナシテ?!

 帰宅してから確かめるとこのお店、公益社団法人柏崎市シルバー人材センターが、人間や物品など地域のリソースを結びつけるために運営しているんですね。
 店名に「シルバー」とついているのはそのためでしょう。

 Facebookも開設しているので、読んでみると、「買い物支援バスツアー」という言葉が。何だろう......。
 『シルバー便り』最新号を読んでいて、概要をひとまず理解しました。

 センターの業務の一つとして、いわゆる「買い物難民」のために「買い物支援事業」を行っているんですね。

 地方では──でも実は、都市部でも密かに──いわゆる駅前商店街や旧市街地の店舗の運営が難しくなっています。
 それと同時に、そのようなお店に頼ってきた高齢者の買い物が難しくなっているのです。

 「シルバー人材センター」ですから構成員そのものが若くはないのですが、幸いにも健康に恵まれ、あまり他の人の世話にならずに暮らすことができる、より高齢の方々のために働いているんですね。
 センセイも今日は伯母を見舞ってから、買い物の手段を持たない高齢の両親のために、運転手役を務めました。

 だからセンターの方々には、頭が下がるばかりなのです。

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