2015年7月11日更新(2015年7月19日ページ移動。2018年1月6日写真削除)

──2015年7月第2週のニュース──

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7月11日(土) ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ――盛岡で、冷麺を初めて食べました――

 センセイらの今週末は、地方で開かれる保護者会への出席。現在は盛岡での会を終え、次の開催地である仙台へ移動したところです。でも昨日はセンセイのみ、別命が。
 同窓会への参加です。

 学校の主役は、児童、生徒、学生。つまり子供たち。でも彼ら彼女らの保護者も大切です。特に私立学校の場合は高い学納金の負担者も兼ねていることが多いのです。
 各学校は、在籍する学生の様子を直接伝えるために、学校で、あるいは地方に赴いて面談する機会を持ちます。

 現在在籍する学生だけではなく卒業生も、学校の関係者(ステークホルダー)です。そこで金沢工大は可能な限り、保護者会に合わせて同窓会を開いています。
 盛岡と金沢は750km離れているにもかかわらず、昨日は15名もの方が参加されました。

 多くはセンセイと同じくらいか、少し年輩の方。でも、昨春卒業したばかりの方もいらっしゃいました。会は和(なご)やかに、そしてとても良い雰囲気で進みました。
 岩手の同窓会は、団結力が素晴らしい。

 ふと気がつけば、3時間以上が経過。ひとまずお開きになったのですが、センセイのために二次会を開いてくださりました。「食道園」という焼肉屋さんなのですが、盛岡ではとてもよく知られたお店だそうです。
 焼肉を少し食べていると、冷麺が届きました。

 実はセンセイ、冷麺を初めていただきます。ふだん焼肉を食べないので、冷麺を食べる機会もないのです。
 最初に感じたのは、麺の強いコシ。びっくりしました。

 スープは甘辛い酸味なのですが、地元の方は相当辛そうなものを食べていました。
 「別辛」と言って、唐辛子を別の入れ物で提供し、各自の好みに合わせることも普通のようでした。

 日付が替わろうとするころにホテルに戻ったのですが、朝、カーテンを開くと目の前に岩手山が。

 石川啄木の「ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」が浮かびます。
 この風景(+金沢工大)が、あの方々を育てたんだろうなぁ。

 今日は現役生の保護者との懇談会を、相当良い雰囲気の中で会を進めることができたのですが、そのかなりの部分は、卒業生のおかげだと思っています。



7月10日(金) もうすぐ夏本番。「線路を越えないと行けない海の家」の準備が進んでいます

 えちごトキめき鉄道上越妙高駅で意気消沈してしまったセンセイ、同社の旧信越本線区間(現在は「妙高はねうまライン」)ではどうもテンションが上がらない。
 電車は新潟市近郊で使っていたE-127系だし、席はロングシートだし。

 でも各駅停車に乗り換えた直江津駅から先は、いつも利用している区間なので、少しずつ調子を取り戻します。
 写真は、柏崎近くの海岸にあるの家(新潟では「浜茶屋」と呼びます)。

 こちらの写真の反対側(奥)にあたるのですが、線路(信越本線)より海側にあります。つまり線路を越える必要があるのですが、この付近に道路はありません。
 その代わり、跨線橋──写真奥に辛うじて写っている──を歩いて渡ります。

 人間はまあ良しとして、食料や飲料、あるいは熱源などの日々の物資、あるいは重い建設資材はどうやって運ぶんだろう......。
 波の荒い冬場、建物は完全に解体されるのです。

 近くの笠島駅鯨波駅の海岸でも、先月中旬から海の家の建設工事が始まり、現在は営業開始に向けた最終準備中。
 日本海側は比較的涼しい日が続いているのですが、もう2週間もすれば夏本番。

 柏崎では24日(金)から「ぎおん柏崎まつり」が始まり、26日(日)の「海の大花火大会」でクライマックスを迎えます。



7月9日(木) 北陸新幹線を上越妙高駅で降りるとなぜか、気持ちが萎えてしまうような...

 西村センセイ、この週末は団体での出張。

 ただし初日の明日のみ別行動ということもあり、午後の仕事を終えてからひとまず自宅へ戻りました。経路変更による支出はもちろん自己負担です。
 移動手段として利用するのは、久しぶりの北陸新幹線。

 正確には、新潟の自宅との移動手段としての北陸新幹線、です。この間、東京出張に何度か利用していますが、北陸新幹線は東京との移動にはとても便利。
 こちらは何の問題もありません。

 センセイを乗せた「はくたか」は金沢を定時に発車。しかし加速したかと思うとすぐに原則を繰り返すので、何だか落ち着きません。「はくたか」は、長野まで各駅停車なのです。乗車率は40%くらい。
 大半がビジネス客でした。

 乗り換えに便利な車両を指定したので、到着した上越妙高駅の新幹線ホームから在来線乗り換え口へ一番乗りで移動。しかし、センセイの後がなかなか続かない。
 もちろんお客さんがいないわけではないのですが、老夫婦がパラパラ、という感じ。

 気を取り直して、乗り換え先の「えちごトキめき鉄道」改札口へ向かいます。お伝えしたように、両改札口間は公共の場。
 スカスカの、そしてどことなく虚しさを感じさせる空間を進みます。

 改札口に到着しても相変わらず、センセイの周囲には誰もいません。写真はずいぶん待ってから撮影したものです。(実話)
 もう一つ気づいたことが。

 このえちごトキめき鉄道上越妙高駅で乗降するたびに、何となく暗い気分に陥っていたのです。
 被写体を待つ間、改札口周辺を観察していて、その理由が少しわかったように思います。

 物理的に、そして心理的に暗いのです。写真はかなり輝度を補正していますが、現場は相当暗いのです。
 しかも改札口周囲は木製で天井は間接照明。

 落ち着いた雰囲気を強調しようとしたのでしょうが、結果的に過度な演出となったようです。

 しかも夜になるとこの改札口は無人になります。この先、ホントに列車が待っているんだろうか──実際には、ちゃんとお客さんをお待ちしています──と不安になるほど。
 う〜ん、だいじょうぶかなぁ。



7月8日(水) 危ないところだった... ──「北陸新幹線はガラガラ」?! ──

 以前お伝えしましたが、北陸新幹線の利用率は、全体としては非常に好調です。採算ライン、そして開業前の想定乗車率はいずれも約40%だそうですが、実際の乗車率は平均で46%
 その内訳が興味深い。

 列車タイプ別では、停車駅が少ない速達タイプ「かがやき」が52%、停車駅が多く、センセイが自宅との移動で利用する「はくたか」が40%。
 センセイの体感値と一致します。

 クラス別では、開通前に話題になった最上級の「グランクラス」──センセイはまだ乗ったことがない──が68%で非常に高く、次いで他クラスの指定席の順。
 問題は自由席です。

 「かがやき」は全車指定なので自由席は「はくたか」の4両だけなのですが、ネット上で話題になっているように、こちらはガラガラなのです。
 こちらについても、同じ印象。

 そこで今後、自宅との移動で新幹線を利用する時は原則として自由席にすることにしました。実際には車ばかり使っているのですが。
 でも8月上旬だけは、出張との関係で新幹線を使うことに。

 念のため、発売1ヶ月前に座席の予約状況を確かめてみると、おぉ、予想外に予約済(白地に「×」)。他の車両も同じような混み具合。((c)JR東日本)
 乗車1ヶ月前でこの状況だと、当日は相当の混雑を覚悟する必要があります。

 考えてみると夏休み真っ盛りだし、長岡の花火など夏の行事も多い。座席が横並びで予約されているのは、家族で利用するお客さんが多いからでしょうか。

 自由席の混雑状況は当日になってみなければわかりませんし、帰宅時は始発の金沢駅から乗るので、駅に早めに到着すれば必ず座れるのです。でも金沢駅の狭い新幹線ホーム──ホントに狭い──で長時間待つのも......。
 というわけで、比較的良い条件の席をその場で予約しました。

 北陸新幹線はいつもガラガラ、というわけではありません。



7月7日(火) 果たして定着するだろうか... ──金沢駅に七夕飾りが設置されました──

 昨日の続き。つまり先週土曜日の夕方、金沢駅での出来事。

 駅舎を出た時に、「何だろう、ちょっと変だなぁー」と思ったのです。センセイの前を何か竹のようなものを持った男性がエスカレーターで地下に向かったので。
 追いかけるような格好で地下に降り、最初に気づいたのが手荷物一時預かり。

 トイレを挟んだその隣に、待合のためのスペースがあります。区切られていないので、「待合室」とは言えないと思う。
 写真のように椅子も設置されており、高校生などが電車やバスを待つのに利用しているようです。

 手荷物一時預かりの様子を確かめてからそちらへ向かうと、3人が竹を使って何かを組み立てていました。
 七夕飾りです。ここでやっと、奥の七夕に気づきました。

 後日、報道で、これがボランティアグループ「金沢もてなし隊」による七夕飾りであることを知りました。
 日中、もてなしドーム内に設置して、短冊に願いを書き込んでもらったようです。

 たぶんその後も数日設置したのでしょうが、夜間はこの場所に待避させた、ということのようです。
 観光客や駅利用者が楽しそうに願い事を書いている様子を想像できます。

 でも東北地方などと違って、この地域では七夕はあまり重要な行事ではありません。うまく定着するかなぁー。



7月6日(月) 良くも悪くも、金沢らしいと思う ──金沢駅で不足しているもの──

 写真は一昨日の土曜日に撮影したもの。

 どこだと思いますか......と言っても、タイトルから金沢駅だとわかりますね。正確には金沢駅前「もてなしドーム」の地下です。お伝えしたようにこの日は、金沢駅前で慰労会が開かれました。
 社会人にとって遅刻は御法度なので、余裕を見てバス停へ。

 するとすぐにバスが到着し、しかも途中の乗降客も少ない。金沢市中心部はバス路線が集中するため便数が多く、お客が1台に集中することは少ないのです。というわけで集合時刻の30分前に駅等着。
 さすがにまだ時間があります。

 土曜日だからでしょうか、たくさんの観光客がいらっしゃったので、駅ビルを覗いてみることにしました。土産物店などでは、レジ前にお客さんの長い列ができていました。
 その勢いに圧倒されそうだったので、まだ少し早いのですが慰労会会場へ移動することにしました。

 広い道路の反対側に出る必要があるのですが、ふと気づくと、目の前に地下へのエスカレーター(写真左奥)が。地下を通っても目的地へ行くことができるのです。

 エスカレーターで降りていると、左手、つまり写真の場所に白い布で囲まれた場所があることに気づきました。
 現場へ行ってみると、やはり手荷物一時預かり。

 金沢駅改築オープン後あちこちから指摘されていることがあります。コインロッカーの台数が激減したのです。
 現在は建物の中央部に1カ所あるだけ。いつも不足しています。

 新しい金沢駅はとてもおしゃれなのですが、どうも外見にばかり注意が向いているような印象を受けます。
 コインロッカーは建物と似合わないため、台数を減らしたようです。

 でもこのままでは、特に観光客が困ります。多少はロッカーを増設するようですが、それではまったく間に合わない。
 そこで、臨時の預かり場所を設けた、というわけです。

 センセイとしては、良くも悪くも金沢らしいできごとだと思っています。



7月5日(日) 「マキシマム ザ ラーメン 初代 極」、営業初日は売り切れ完売だったそうです

 昨日は午後まで働いて、ひとまず帰宅。

 夕方になってからバスに乗り、金沢駅前へ向かいました。日中の仕事の慰労会が開かれたのです。ふだんは口にしない白ワインを飲んだせいか、今朝はなかなか起きることができない。
 二日酔い、というわけではなかったのですが。

 朝イチの授業が始まる頃に大学へ行き、休日の研究室をお借りして、ふだんできない身辺整理をしました。
 でも気分転換も必要。その後どうなったのか、「現場」を訪れてみました。

 「マキシマム ザ ラーメン 初代 極(きわみ)」が昨日のお昼にオープンしたはずなのです。写真は午前中に撮影したもの。
 「池田屋」本店(左から2番目)や同業者、関係者からの花環が、建物の向こう、陰になっている場所まで並んでいます。

 お弁当を買うためにお昼前にこの場所を再び通ったのですが、前回と違って写真の場所で、20人以上の方が11時半の開店を待っていました。
 列の中を、店長の奥様が一人ひとり注文を聞いています。

 その時の様子も撮影してあるのですが、プライバシーの問題もあるので、写真は省略させていただきます。
 ぼかしのかかった写真なんて面白くないですからね。

 昨日は仕事で来ることができなかったのですが、ツイッターによる完売したとのこと(写真)。たくさんのお客さんがお越しになったんでしょうね。
 今日からは夜も営業するとのこと。

 近くを通ると実感するのですが、とにかくファンが熱い。彼ら彼女らの期待がひしひしと伝わってきます。

 個人的には入ることがないだろうけれど、その存在が気になるお店です。

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