2016年6月11日更新(2016年6月19日ページ移動。2018年5月27日一部写真削除)

──2016年6月第2週のニュース──

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6月11日(土) 西村センセイ、つい先日来たばかりの場所を再訪する ――立命館大学での学会に参加しています――

 というわけでセンセイは学会に参加するため昨晩、JR茨木駅に降り立ちました。

 ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、先週末訪れた場所。そして実は、学会の会場も同じ立命館大学。白状すると2週間後にも、茨木に来ることになっています。
 さすがに、別な学会でですが。

 ホテルは駅の最寄り。そしてスーパーで惣菜とごはん(とビール)を購入し、部屋で静かに前の晩を過ごす、というのが最近の定番。体力温存のためです。
 情報交換会で更新できなかった授業のページにコメントし、日付が変わるころに就寝。

 それでも会場の近くなので、十分休むことができました。勝手を知っているのでゆっくり起床し、発表の30分前に会場到着。機器の準備のため会場担当の学生と話します。
 学年を尋ねると、即座に「3回生です」。

 ここは、関西だ。

 彼の発音は関西のそれではなかったのですが、彼を教えるんだったら楽だし、面白いだろうなぁ。それはともかく、準備を開始。
 セッションの主催者を含めて関係者が集まり、10時に発表開始。

 センセイは2番手だったのですが、気づくと学会会長が会場にお越しになっていました。正午にその会は終了。
 午後は大ホールに会場を移して、全体会合が開かれました。写真はその一場面。

 午後6時前日中の会合を終えると、館内のの別なホールへ移動し情報交換会。セッション関係者にお礼を伝えます。
 学会長や、ICU時代の元上司にご挨拶。

 今日の発表を突き詰めて表現すると、「持つべきものは師」ということ。

 参加者に恵まれた――センセイも本当に勉強になりました――けど、このメッセージをちゃんと伝えることができたかなぁ。



6月10日(金) 在来線から見上げた新幹線ホームに、在来線の電車が!?

 新幹線のホームに在来線車両がいた、というわけですが、ホントです。

 その前に、昨晩から今日にかけてのお話を。昨晩の会合はとても面白かったし、料理もおいしかったのでずいぶん飲んでしまいました。センセイは仕事の続きと今日の予定があったので二次会には不参加。
 でも帰宅してから、サイトを最低限更新しながら飲み直したので、同じようなものか。

 そんなセンセイですが今朝はしっかりと起床。早くから出勤します。明日、明後日と学会が開かれ、自分の発表と頼まれた報告が一つずつあるのですが、実はいずれも準備できていません。
 さすがに今日は気合いを入れて作業します。

 学会は明日ですが、出張は今日の午後から。大学を離れる時刻は2時前。意外にもお昼ころにはほとんど準備を終えてしまいました。ついでに、配布資料も印刷してしまいました。
 やれば、できるじゃん。

 ひとまずアパートへ戻って荷物をまとめ、路線バスに乗って金沢駅へ移動。特急サンダーバードに乗車します。今回も例の683系0番台
 棚は未改修でした。

 やはり疲れていたようで少しうとうと。気がつくとサンダーバードは芦原(あわら)温泉駅を出発し、福井駅に到着しようというところ。
 今回は左側の良い席を予約していたので、カメラを用意します。

 左手から線路が寄ってきて、しかもそれが登り始めます。線路が、ですよ。駅構内、まだ走行しているサンダーバードから撮影したのが写真。
 写っているのは紛れもなく、北陸新幹線用のホーム(上の構造物)。

 でも、もちろん電車は新幹線ではありません。JRの車両でもありません。これは地元えちぜん鉄道の車両。
 新幹線用の高架を借りて、同社の福井駅をここに仮設しているのです。

 詳細については報道(日経地方版地元紙)をお読みいただきたいのですが、福井駅付近の連続立体高架化に伴う一時的な措置。近くでは本来の高架の建設工事も進んでいました。
 この話題、関係者の間では(そしてたぶん福井県内では)割と良く知られた話。

 センセイも何度か目撃していたのですが、今回初めて写真撮影に成功しました。えちぜん鉄道の車両、気分だけは新幹線、ということころでしょうか。



6月9日(木) 片町バス停で下車した機会に、気になっている場所の前を通ってみました

 西村センセイ、今日も早朝からご出勤。

 アパートを出る時に雨は降っていませんでしたが、徒歩で、です。研究室に到着するとすぐに授業の準備。午前中に連続2コマ、3時間の講義があるのです。合間に大学食堂で朝食兼、昼食を取ります。
 雨が降り始め、お昼休みにに外へ出られないことがはっきりしたからです。

 講義を終えると、関係者と打合せ、SA(スチューデント・アシスタント)に手伝ってもらって、課題の整理。
 今学期は担当しているクラスが多いので、SAもセンセイも大変です。

 仕事を終えてSAは退室。センセイは別棟に移動。今日は、外部からお客様をお招きして、研究会が開かれるのです。
 たいへん勉強になりました。

 会の終了後は金沢市中心部、片町へ移動して情報交換会へ。移動のためにセンセイは路線バスを使います。
 タクシーよりも安いし、この機会に行ってみたい場所が。

 「片町きらら」前の片町バス停で下車します。ここはかつて「片町ラブロ」が存在し、その後解体新築工事が行われていた場所。
 扉の上には、“Arc en Ciel”。

 これはフランス語。普通の表記なら定冠詞をつけて“L'arc en ciel”。ロックバンド“L'Arc〜en〜Ciel”の名称そのものです。直訳すれば、空の/空中の弧/弦。
 もうお気づきでしょうが、虹のことです。

 路線バスに乗車していて、そんな名称を関する会社/組織って何だろうと気になったのです。調べてみると“Arc en Ciel”は全国展開を進める結婚式場。
 「片町きらら」の最上階に式場を構えているんですね。初めて知りました。

 単なるファッションビルだと思っていたので、ちょっと予想外、です。



6月8日(水) どうなっているの?! 高槻駅ホームの転落防止用ロープって...

 関西在住の方には当たり前の光景かもしれません。でも東男(あずまおとこ)のセンセイはびっくりしたのです。

 先週末参加した研究会は、お伝えしたように茨木駅近くの立命館大学いばらきキャンパスで開かれました。この茨木駅、便利な新快速──中央線の中央特快のような存在──は停車しません。
 東からだと通常、京都駅で新幹線や特急から下車して新快速に乗り換え、高槻駅から普通列車等で2つ先の茨木駅へ向かいます。

 今回、往路は適当な列車がなかったので、京都から各駅停車に乗り換えました。それが一番早く到着する列車だったのです。
 帰路は乗り換えるつもりだったので、高槻駅に注意していると......あれっ?!

 ホーム上、線路よりの場所に見慣れないものがあるのです。明らかに転落防止用のロープ。
 ネットと表現すべきか。

 1mちょっとの高さと、地面すれすれの所に赤く太いロープが張られており、中間には黄色のロープが。
 もちろんこのままでは乗降することができません。

 でも列車到着のたびにロープを収納するようにはなっていないようだし、ホームより低い場所に下げるようにも、逆に高い場所に持ち上げるような構造にもなっていないように見えます。
 どうなっているの?!

 残念ながら、その時は乗車していた各駅停車がすぐに発車したので、乗客が乗降する場面を見ることはできませんでした。
 しかし帰路は、まさに高槻駅で乗り換えます。興味津々。

 ホームで新快速を待っていると、おぉ、ロープが持ち上がりました。何と、白いボックスの中からタワーのようなものが伸びていきます。
 さすがにこれは想定外。

 しかもよく見ると、5本のロープの間隔が相当狭くなっています。なるほどねぇ。

 首都圏でもホーム上に転落防止用のドアを設置するケースが増えています。ただしその際に問題になるのがホームの構造。
 線路近くまで土盛りされていれば、それを掘削し、装置を設置できるのです。

 ただし高槻駅のホーム(上の写真)もそうですが、場所によっては大きく重い構造物を設置できないことも。
 そのための工夫なんですね。

 (再び)なるほど。



6月7日(火) 683系0番台にはやはり、共通の不具合が... ──日本のモノ作り、ホントに大丈夫?(続)──

 どうやら西村センセイ、同じネタを続ける傾向があるようなので、今日も鉄道ネタを。

 先週末の入試関係の出張は大阪府内で開かれました。もちろん移動は683系特急「サンダーバード」。センセイのことですから、1ヶ月前に座席を予約。
 しかも2号車のサハ車両、それも揺れが少ない席です。

 往路は最新の4000番台で何の問題もなかったのですが、帰路、京都駅から乗車した列車は0番台。
 初期に製造され、先日の乗車で飾り棚その他に不具合を見つけたシリーズです。

 席に座って問題の場所を仰ぎ見ると......おぉ。

 先日乗車したのとは別な車両なのですが、やはり全く同じ不具合が起きたようで、問題の部分を後付のアルミ製部材で補強し、繋ぎ直しています。
 2個の穴が見えますが、これは棚と部材を固定するネジ穴。

 同じK重工製で、製造年も同じでした。たぶんこの最初期シリーズには設計ミスがあったんだと思います。
 車内のすべての繋ぎ目が補強されていました。

 このように対応しているので、ひとまず問題を解決することができたとは言えるのでしょうが......。
 大丈夫かなぁ。



6月6日(月) イベント列車兼用型のトキ鉄“ET122”型に乗って、富山へ移動しました

 正確に言うと、トキ鉄“ET122”型ディーゼルカーに乗車したのは、同社の直江津駅とあいの風とやま鉄道泊(とまり)駅間だけですが。

 今日は月曜日。通常ならば日曜日のうちに、しかも最近のパターンとしては朝のうちに新潟の自宅から金沢へ移動します。でも西村センセイ、昨日は新潟の自宅に留まっていました。
 今日、富山市内で開かれる、高校の先生方を対象とした本学主催の入試説明会に出席するためです。

 もちろん昨日のうちに車で移動しても良かったのですが、今週末は別な出張。電車を乗り継いで深夜に自宅へ戻ることにしています。その関係で、今日電車で移動し、用務先へ直接赴くことにさせていただきました。
 個人的な都合なので、費用はすべて私費ですので、念のため。

 新潟との移動に関する限り、北陸新幹線を好きになれそうにないので、先日同様、在来線だけを利用することにしました。たまたま接続の良い列車があったのです。

 直江津駅に到着すると何と、隣のホームに「雪月花(せつげっか)」が停車していました。試験運転をするようです。
 間近で見るのは初めてですが、車体が真っ赤で窓ガラスが大きいので、相当なインパクトがあります。

 目的のホームに移動してから写真を、と思ったら、それをわざと遮(さえぎ)るかのように長編成のET127型が入線。
 撮影を諦めて先を急ぐと、おぉ、今日の列車──ただし列ではなく、1両──はイベント列車兼用型。

 北陸新幹線の開業に伴って、JR東西から新潟県内の在来線並行区間の運営を引き継いだのは、えちごトキめき鉄道。
 旧北陸本線は交流区間と直流区間があるので、キハ122の仕様を変更したET122型が数両導入されました。先日乗車したのは通常型。

 西村センセイ、この他にイベント列車兼用型を2両導入し、通常型とともに運行していることは知っていました。
 実際何度か見ていますが、乗るのは初めて。

 上の写真は乗り換えの泊駅2番線で撮影したもの。この番線の奥が、「終着駅 トワイライトエクスプレスの恋」の撮影に使用されました。
 その場所に、あいの風とやま鉄道の521系2両編成が見えます。

 少々歩く必要がありますが、それでも同じホームで接続することにより、利便性向上を図っているのです。
 さてET122型、まずご覧のように車体全面にペイントされています。

 実はこれら、すべて海洋生物。車体前面に描かれているのはズワイガニ。能生(のう)地域の特産品です。
 ちなみに描かれているのは食べられるものばかり。

 この車両は、海の幸に恵まれた日本海を走る旧北陸本線を強調していますが、もう1両は黄色をベースに、車体一杯に花が描かれています。
 車内はというと、これは予想外。

 お伝えしたように通常型は車内は1+2列(海側)の転換クロスシートなのですが、こちらは固定式のボックスシート。シートはかなりおしゃれ。
 座席間にかなり余裕があります。

 通常はこれで何の問題もないのですが、混雑時の乗降や車内の移動には少し時間がかかります。
 通勤通学客が多い時間帯は使えないか、増結する必要があると思います。

 ちなみに一番上の写真で、列車は直江津方向を向いているのですが、車体前面に転結用のがありません。逆(富山側)には設置されています。
 これは増結を意識しているんですね。

 この車体がイベント列車兼用型だということは、手摺の下の写真の部材でもわかります。2枚目の写真にも写っています。
 これは4人掛けの座席の間に、簡易型のテーブルを設置、固定させるためのもの。

 初めて乗ったイベント列車兼用型、決して印象は悪くありません。正直なところ、ここまでなら十分納得できるかな、というところ。
 通常は地元客対象に運行し、時々団体観光客にも利用してもらう。

 でもセンセイがわからないのは、1両数億円するイベント専用列車「雪月花」を製造したこと。第三セクターの経営はとても厳しいのに、長い目で見た場合、採算は取れないんじゃないだろうか。
 う〜ん。

 ちなみに1枚目の写真、ET122型が泊駅に到着してから15分くらいしてあいの風とやま鉄道の列車が到着しました。写真をよく見るとわかりますが、トキ鉄の乗務員は到着した列車の乗務員に挨拶に行っています。
 独立した別会社なので、本当はその必要はないのです。

 トキ鉄の運転席では、年輩の運転士が、脇で見ている非常に若く、運転資格をまだ持たないと思われる運転士に運転そのものや路線特有のポイントを説明していました。
 前者はたぶん元JR西日本──この路線は西日本区間なので──の運転士か、現役の出向組。

 到着したとやま鉄道も同様。要するに指導者は皆、同僚なんですね。

 しかしそれも、あと数年(おそらく2年弱)のこと。見習いの運転士たちがマスコンを握り、現在はJR西日本が金沢で指示を出している列車指令も各社に引き継がれます。
 安全面を含めて、本当の勝負はそれからだろうと思います。



6月5日(日) 西村センセイ、書斎机の引き出しから消しゴムを持ち出す ──ワイパー不具合は延長戦へ──

 予定を変更して、昨日の続きを。

 昨日、ひとまず帰宅してからディーラーへ向かい、応急対策を施してから帰宅したのは夜。本当はもう少し早めに移動し、実家と伯母宅を訪れるつもりだったのです。
 でも夕食準備の時間帯に入ったので、そちらは断念。

 今日の日中に両方の所用を済ませて自宅に戻ります。本当はその勢いで洗車したかったのですが、「車体が熱いうちは洗ってはいけない」とのことで諦めます。
 でも雨天の走行も同じようなものだと思うんだけど、どうなんだろう。

 で、人間の方も一休みしてから洗車にかかります。1週間前の移動は、富山県内で雨になったので車体がかなり汚れてしまったのです。昨日の繰り返しになりますが、まずできるだけ多くの水を掛けます。
 気をつけながらワイパーを立てると......あれっ?!

 車体右側(運転手側)とボンネットとの位置関係および距離がほとんど元に戻っています。このままでは強く接触してしまうのは確実。
 書斎に戻り、机の引き出しから一番薄い消しゴムを持ち出します。

 今やコンピュータ上での仕事がほとんどになっているので、消しゴムの出番は激減。

 この消しゴムは......高校3年生の模擬試験受験か、共通一次試験(大学入試センター試験の前身)受験の際に購入したもの。
 ざっと35〜40年前のことです。

 消しゴムを挟んで洗車作業開始。実際にやってみるとわかりますが、これがないと擦っていたことは確実です。
 今回、ディーラーの対応に不満はありません。

 本件は、彼らにとっても想定外の事態。与えられた条件の中でほぼベストの対応だったと思っています。
 トラブルはこのロット個別か、あるいはかなり共通か。

 不具合の発生はディーラーに伝えたので、通常ならばその情報が日本代理店、そしてメーカーに伝えられるはず。個別のディーラーはそれを受けて対応することになります。
 消しゴムの件は、追加情報としてディーラーに伝えておこうと思います。

 前の318i(E46)は良くできた車でした。

 末期の種々の不具合は仕方ないこと。唯一不満があるとしたら、時計が1日当たり約1秒遅れることだけ。当時は電車での移動がメイン。数週間経ってから318iに乗ると少し時刻が遅れているのです。
 でも、ま、それもご愛嬌
(あいきょう)

 誰でも少し欠点がないと、なかなか親しみを持つことができません。

 今回のワイパーの件、意外とBMWの深謀遠慮(しんぼうえんりょ)だったりして。

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