2016年6月4日更新(2016年6月12日ページ移動。2018年5月27日一部写真削除)

──2016年5月第5週〜6月第1週のニュース──

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6月4日(土) あのドイツ人も、ミスをするんだ... ──初めての平成29年度入学試験を終えました──

 タイトルの後半、ちょっとびっくりした方がいらっしゃるかもしれません。

 まだ6月が始まったばかりなのだから入学試験はおかしいし、そもそも今年は平成28年度だし。ただし、いずれもセンセイが間違えたわけではありません。
 まずは試験の年度から。

 入学試験は、入学する年度を基準に表現します。今日から実施した入学試験は、来年度つまり平成29年度入学希望者を対象とした試験なので、「平成29年度」入学試験。
 この点については、大学の先生でも間違えている人がいます。次は入学試験の実施時期。

 推薦入試は11月以降で、一般入試は2月以降。ただし後者についてはフライングで1月中に実施している大学があり......まで知っているのは業界関係者。「AO入学はもっと前でしょ」と突っこむ人は、かなりの通。
 でもそれらは皆、学部の話。

 金沢工大を例に取ると、大学院があります。今日実施されたのはその試験の一つ。その他に専攻科という組織があり、入学者には留学生や編入生、社会人入学生などが含まれます。
 というわけでセンセイは、今日から年末までずっと入学試験の実施を責任者として見守ることになるのです。

 以上は公開されている情報なので、ここでお伝えしても何の問題もありません。

 ただしそれ以上は守秘義務に抵触する可能性があるので、今日の話題は入試を終えて自宅に戻ってからの出来事を。
 事の起こりは1週間前にBMW 320i M Sports(F30、MT)を点検してもらった後。

 その日は車体底部のの損傷が心配で、帰宅すると最低限の所用を済ませてディーラーに駆けつけたのです。
 自宅に戻ってから汚れた車体を洗うことにしました。

 まず、ある特定の操作をしてワイパーを縦位置に固定し、窓ガラスを洗うために引き起こします。(写真)
 最初は、できるだけ大量の水を掛けます。

 時々、水を掛けながら最初から車体を洗う方を見かけますが、それは車体に紙ヤスリを掛けているようなもの。
 付着した汚れの主成分は砂などの鉱物なのですから......あれ?!

 上の写真の、運転手側(=車体右側)ワイパーの付け根部分を、運転席側からクローズアップ撮影したのが写真。
 左側は窓ガラス、中央に直立したワイパー、右側の白いものはボンネット。

 実は写真を撮影する時、ワイパーを窓側に少し引き寄せています。だってそうしないとワイパーとボンネットが接触してしまうからです。
 実際、ボンネットにはワイパーの黒い塗装が付着(右上)し、ワイパーには逆に、白い塗装が......。

 つまりワイパーを引き起こしただけでボンネットと接触し、擦れていたのです。ここから腐食が始まります。
 ドイツ人がこんなミスを犯すだろうか。ちょっとイメージしにくい。

 というわけで今日再び、ディーラーへ。同じモデルのAT試乗車でワイパーを立ててみると、おぉ、センセイとほぼ同じ状況に。
 こちらは販売前の商品なので、擦ってみるようなことはしませんでしたが。

 担当者も「初めてです」とのこと。技術担当からワイパーのオフセット位置を変更するという提案があり、それを了承しました。ボンネット側の傷は簡易塗装するとのこと。
 ワイパー側はどうするんだろうと思ったら、塗装が深く傷ついているので、先ほどの試乗車のものを移設(!!)。

 30分弱ですべての作業を終えました。説明通りの結果になっており、無理に力を加えたり、雑に扱ったりしなければワイパーとボンネットが接触することはありません。
 もちろん費用は無料。

 この部分の組み立てはドイツ本国──というか、日本国内ではほぼ何もしていないとのこと──ですが、基本的にはマージンを読み誤った設計ミス。
 ドイツ人でも、そしてBMWも、ミスをするんだ。

 びっくりすると同時に、ふと人間らしさを感じたりします。



6月3日(金) 立命館大学いばらきキャンパスで西村センセイ、今どきの大学の問題について考える

 今回訪れた立命館大学いばらきキャンパス、個人的にはかなり気になっていたのです。

 関西方面出張の際、JR東海道本線茨木駅を通過するのですが、数年前から駅のすぐ近く──実際に歩くと15分ほどかかった──の広い敷地に、大きな建物がいくつも建設され始めたのです。
 何の建物だろう、そしてこの場所って、何だったっけ。

 やがて工事現場に「立命館大学」の看板が掲げられました。関係者としては関心を持たないわけにはいかない。
 「それにしても、資金があるんだろうなぁー」というのが最初の印象。

 写真は今朝、キャンパスの南東側から撮影したもの。東海道本線は建物の裏側にあります。
 研究会は左手の建物内で開催されました。

 写真の建物はすべて立命館大学のもの。ただし、手前の「芝生の公園」──手入れが悪く芝生は育っていない──は茨木市の所有地。
 左手の建物も、写真から外れているさらに左には、市の商工会議所が入っています。

 要するにここは、茨木市およびその関係団体と立命館大学が共存する一種の複合施設なのです。
 次長によると、この場所にはJTの工場があったそうな。

 つまり、まとまった広さの、しかも駅に近いJT跡地が売りに出された際、茨木市はそれをすべて確保することが難しかった。そして新キャンパスを探していた大学と利害が一致した。
 次長によるとそういうことではないか、とのこと。

 確かに通学には恵まれたキャンパスです。でも周囲はまったくの、しかも割と古い住宅地。その中に工場があったので、環境が激変した現在、大学と施設に出入りする多くの人々をもてなす態勢は十分ではありません。
 要するに、福利厚生施設が足りない。

 研究会に戻ります。

 発表を聞いていて、つくづく15〜22年くらい前のセンセイの認識と予測がほぼ適切であったことを確認しました。一種の「後出しじゃんけん」なので、眉につばを付けてもらって構わないません。
 極めて優秀だった当時の部下や、理解があり、支えていただいた元同僚のおかげです。

 ただし想定外のことや、想定内の事柄でも、速さの面で予想できなかったことがあるのも事実。今回の立命館大学訪問は、いろんな意味で一種の「時差ボケ」を思い知らされました。
 冗談抜きで他の業務へ注いでいるエネルギーを、大学入試に回す必要がありそうです。

 というわけで、(そのとばっちりを受けることになる)関係者の皆様、よろしく。



6月2日(木) 西村センセイ、明るいうちから飲んだくれる(ただし勤務を終えてからですが)

 というわけでセンセイは、今日と明日はご出張。

 ただし午前中2コマ連続の講義を終えて、正午過ぎに大学近くの私鉄駅から4本の電車をごく僅かな乗り換え時間で乗り継いで、という微妙ななスケジュール。
 鯖江駅付近で先行する各駅停車が「動物」と衝突したため、安全確認のために少々遅れて到着。

 目的地は立命館大学大阪いばらきキャンパス。大学入学試験研究に関する研究会(学会)が開かれたのです。
 この分野では国内唯一とのこと。

 センセイは前任校でずっと入試を担当しており、大学を替わって約15年ぶりにこの仕事に戻りました。
 でもこんな研究会、知らない。

 実は今回の大会で11回目とのこと。つまりセンセイが入試業務を離れてから組織された会なのです。
 もっともその前身(国公立大学のみ)は前から存在しており、そちらはセンセイも承知しております。

 お昼過ぎに金沢を離れたので、今日は最後の1時間くらいしか参加できなかったのですが、15年の歳月を超えて昔の感覚が戻ってきます。
 それだけ苦労した、ということなのでしょう。

 会の終了後、司会を務めていた関係者に挨拶して、同行者と会場を後にします。センセイはそのままホテルに戻るつもりだったのです。でも同行者は、飲みに行こうとのこと。
 ......まだ、明るいんですけど。

 センセイは入試部長兼入試センター長。相手は次長なので、名目上はセンセイの方が上。でも年齢はセンセイが3歳下だし、実際の立場もセンセイの方が部下のようなもの。
 というわけで、センセイに拒否する権利はありません。

 それはともかく、大学近くの小さな小料理店で、しみじみとお話しさせていただきました。なるほど、そうだったんですかぁ。

 ちなみに、研究会は勤務時間を過ぎてから終了しています。つまり「明るい」と言っても、勤務終了後の私的な時間に飲食しているので、職務上は何の問題もありません。
 念のため。



6月1日(水) MacBook Pro上のWindowsボリュームを、Mac側から修復しました

 何度もお伝えしているように、センセイにとってのメインPCはMacBook Pro(13")。

 出先では単体で使用し、大学、金沢のアパート、研究室ではネットワークを組んで、他のMac(+Windows 1台〔研究室〕)からMacBook Pro内のデータにアクセスすることで、常に最新のデータを得ることができます。
 しかし購入からすでに約6年が経過。

 少しずつ疲れが目立ってきたので、約1年前にHDDを1TBのSSDに換装しました。その後は順調だったのですが、最近、Windowsがシャットダウンしない頻度が高くなっています。
 まぁ、強制終了させれば電源は落とせるのですが。

 Windows側からCHKDSKコマンドで修復させようとするのですが、問題なしとのこと。そこで以前ご紹介した、Mac側の標準のユーティリティソフト「ディスクユーティリティ」でWindowsボリュームの修復を試みました。
 点検は何度かしたことがあるのですが、修復させたのは初めて。

 写真はその時の様子ですが、前回同様、Macボリュームに問題があるかもしれないので、Mac miniを起動してMacBook ProをFireWireで外部ディスクとして接続。
 Macボリュームを点検してからWindowsボリュームを修復しています。

 その結果、ズラッと修復項目を列挙した後、「(Windows)ボリュームの修復が完了しました」とのこと。
 その上でWindows側から起動し、CHKDSKコマンドで点検。

 今のところ、問題なく稼働しています。ただし今回はともかく、いつまでこのシームレスで便利なシステムを使い続けることができるかは別問題。
 まずWindows 10へのアップグレード問題が切実な問題となっています。

 大学のシステムはこの春からWindows 10に対応済。ただしセンセイの場合は、ハードウェアとしてMacを使用しているので、Windows 10を使うなら数台を更新する必要があります。
 現在のところはWindows 7で何の問題もないので、継続使用も可能。

 しかし今日の報道によると、次期MacBook Proは大きく変化するらしい(未確認情報)。好き嫌いはあるでしょうが、見かけの変化はさほど問題ではないのです。
 問題はインターフェースの変更。

 キーボードのインターフェースがが、新MacBookのようにUSBから変更されると、Mac/Windowキーボードの差異を吸収するソフトを使用でなくなるのです。
 電源の接続方法も大きく変わる可能性が高い。

 センセイの環境を考えると正直なところ、現行のMacBook Pro(13")をMac最後のノート機として購入すべきではないかと思うようになりました。それも、Windows 10のインストールを考えると2ヶ月以内に。
 AppleStoreの学校教職員割引で13"モデルを選択し、CPUを上位のものに、SSDを1TBにすると、約27万円。

 う〜ん。



5月31日(火) 塩分摂取制限の効果が、さっそく?! ──「8番らーめん」は店舗によって味が相当違うと思う──

 時間的には、昨日の続き。

 お伝えしたように昨日は車で金沢まで移動しました。大学到着は正午過ぎ。どこかでお昼を食べることにします。でも今回、「うなづき 五叉路」はパス。開店時刻前に通過したし、そもそも月曜日は定休日。(例外あり)
 でも、もう一つ理由が。

 「うなづき 五叉路」は美味しいのですが、かなり味が濃いのです。つまり塩分も多いはず。西村センセイ、2週間くらい前から意識して塩分摂取量を減らしているのです。
 例えば弁当は意外にも焼肉弁当が一番塩分が少ないことが判明したのでそれにしたり、お醤油の使い方に気をつけたり。

 血圧計を持っていないので、その変化はわかりませんが、2週間ほどで味覚の変化を感じるようになりました。素材の味がよくわかるようになったし、何気なく口にしていたものをしょっぱく感じたり。
 う〜ん、味覚がずいぶん麻痺あるいは鈍麻
(どんま)していたようです。反省。

 昨日は久しぶりにラーメンを食べてみようと思ったのですが、お店選びも重要な要素。
 考えた末、北陸では有名な「8番らーめん」に挑戦することにしました。

 以下はまったく個人的な感想なので、ご注意いただきたいのですが、センセイがふだん行動する範囲内に「8番らーめん」が3店舗あります。
 ただし個人的には、いずれのお店も美味しいとは思えない。

 特に某大学近くのお店は数年に一度くらいしか入りません。それもお願いするのは「ざるそば」(麺はラーメンです)。
 そこで今回は初めて訪れた写真のお店に入ってみることにしました。

 開店時刻を過ぎたばかりだというのに、かなりお客さんが入っています。それも若者は2名だけで、他は高齢者のグループ。
 ラーメン店ですよ。いかに地元の方に愛されているかがわかります。

 程なく、お願いしていたシンプルなラーメンが届きました。スープの味を一口確かめ、麺を頂きます。モチモチした食感があり、スープとうまくからんでいます。
 特に美味しいというわけではないのですが、値段に見合った、あるいはそれ以上の味。

 そしてやはり、お店によって味が違う。

 客観的事実として店舗によって味がかなり異なるのか、たまたま塩分を摂らないようにしているため味覚が敏感になったからなのか、それはよくわかりません。
 麺を食べ終えた後のスープはすべて残します。

 ちなみに写真手前のBMWはノーマルの318i(E46)。センセイの車ではありません。お客の、つまり高齢者グループのどなたかが乗ってきたものです。



5月30日(月) ○○を脇に見ながら、車で金沢へ移動しました

 先週末の保護者会からの流れで、予定より半日遅れて今日、自動車で金沢へ移動しました。

 センセイはつくづく高速道路が好きではないらしい。今朝もどうしようかと考えたのですが、結局、一般道で出発。
 通勤時間帯と重なったのですが、比較的順調に移動することができました。

 写真は新潟県上越市内の国道8号線を走行中、信号で停止した時に撮影したもの。

 道路脇に青色の建物があるのですが、いつも四輪車が止まっているので、自動車屋さんだろうと思っていたのです。
 輸入車と思われる白く大きな車が、少なくとも半年くらい前から建物の前に置かれています。

 同じ走り方をするので、いつもこの場所の信号機で停止することになるのですが、ある時、左前輪の空気が抜けていることに気づきました。
 「NAL.TEC」というこの会社、オートバイ専門店らしい。

 するとこの車は、その運搬用というイメージが浮かぶのですが、これでは走行できません。何だかとても気になってしまいます。

 センセイって、もしかするとバンクした車フェチかも。



5月29日(日) 金属製の車止めと接触したBMW 320i M Sportsを、ディーラーで点検していただきました

 という訳でセンセイは昨晩も金沢に留まり、今朝、新潟の自宅へ移動しました。

 日曜日あるいは休日に自宅へ戻る時は通常、早朝にアパートを出発します。交通量が少なくて走りやすい。それにそもそも、年寄りは早起きだし。
 今日も暗いうちに目覚めたのです。

 でも、この頃どうも疲れが抜けないので、意識して休みます。朝7時ちょうどに出発。約3週間で夏至という時期なので、すでに太陽は高く昇っています。
 新潟に入るまで逆光なので、運転には特に注意します。

 富山市内(富山西I.C.)で高速道路へ。本当はこのまま新潟─富山県境付近まで乗り続けるつもりだったのです。でも、どうも高速道路は好きになれない。
 と言うか、ここまで一般道をBMWで走行して、何だか元気になってきたのです。

 318i(E46)でつくづく思い知らされたのですが、少なくともセンセイが乗ったBMWは、運転し始めるといつまでも乗りたくなります。また、乗り続けることが可能だと思えてきます。
 もちろん現実には不可能なのですが、そう感じたのも事実。

 今回購入した320i M Sports(F30、MT)とは、まだそこまでの深い関係(?)に落ちていないのかもしれません。
 でも間違いなく、同族。

 走る、曲がる、止まる。それがBMWのすべて。

 というわけであっさりといつもの一般道に降ります。季節のせいか、サイクリング中の方々を何度も気をつけながら追い越します。
 ずっとエアコンを動かしていたのに、ベストの燃費は21.6km/Lを記録。

 予定通り自宅に到着した後、いくつかの用を済ませてから、隣の市にあるディーラーへ。
 もちろん鉄製の車止めと接触した件を確認してもらうためです。

 たまたま洗車場に担当の方がいらっしゃったので、事情を説明し、その場でジャッキアップしていただきました。許可を得て車体の下に入ります。
 320i M Spを下から見るのは初めて。つくづく、太い後輪だ。

 結論から言うと、損傷や衝突の痕跡は一つも見つかりませんでした。担当者にお礼を言い、やれやれと思いながら帰宅。2週間金沢に置いていたので、その苦労を慰めるべく車体を丁寧に洗っていると、あれっ?
 あの律儀なドイツ人が、しかもBMWがこんなミスを犯すだろうか......。

 続きはあるかもしれません。ないかもしれません。悪しからず。

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