2016年5月28日更新(2016年6月5日ページ移動。2018年5月27日一部写真削除)
■5月28日(土) 西村センセイ、金沢に留まる ──2年ぶりに保護者会の総会に参加しました──
週末なので、センセイは通常ならば新潟の自宅に戻ります。
ただし今日は当初予定を変更して金沢に留まっています。今日は大学の保護者会の総会が開かれたのですが、会と、それに続く個人面談が夕方まで長引いたのです。
去年は病欠だったので、センセイとしては2年ぶりの参加。安全確保のためにも、視力が落ちる夜間の運転は避けたい。このところの激務で、疲れが溜まっているし。自宅には明日戻ることにします。
写真は開始時刻の15分前に撮影したもの。今年から立場が変わったので、写真右奥の関係者席に、10分前に座るよう指示されました。
この時点ではまだ空席がありますが、開始時刻には満席に。保護者会会長、新学長の挨拶に続いて、議事が進みます。2時間の会の中で一番受けていたのは、やはり学生のプレゼンテーションでした。
大学院の1年生なので、よく知っている学生です。会の終了後は、保護者との個人面談。何度もお伝えしているように、センセイは困っている学生の担当なので、丁寧に、そして誠実に面談します。
面談が終わり、遠方からお越しになった保護者を見送ったらもう夕方。保護者と初めて直接お話し──電話では何回か相談した──して、見落としていた原因の一つを理解できました。その意味でも、有益な会となりました。
ただし、やはりかなり疲れたので、今晩はこれくらいで。
■5月27日(金) う〜ん、脇が甘いかも ――西村センセイ、大学広報の研究会に参加する――
西村センセイ、今日は上京して、明治大学で開かれた研究会に参加しました。
現在は金沢へ戻る途中の北陸新幹線の車中。たぶん長野駅停車中にこのサイトを更新できると思います。
お伝えしたように、北陸新幹線の場合は、まったく同じ編成で運用しているのに、停車駅が多い「はくたか」に乗ってい時は不満な点に次々と出てきます。
今晩もそうですが、速達型の「かがやき」に乗車している時は気づかないのに。それはともかく、新年度に入って学内の立場が変わったこともあり、今日は日帰りで大学広報の研究会に参加しました。
前の大学でセンセイがやっていた仕事。でも「あれ」から15年くらい経過しており、当時の常識は通用しない部分があります。だから時差ボケを修正すべく、参加したのです。
結果はというと、う〜ん。報告は割合大きな私立からのものと国立大学からのものだったのですが、前者は比較的有益。応援したくなる内容です。
ただし詰めは甘い。でも冷静に考えてみると、センセイが今回の報告者の年齢だった時に、あれだけ周囲の状況を読んでいただろうか。答は、否。
だからますます応援したくなります。続いて名の通った国立大学からの報告。う〜ん。
副学長クラスのその方がおっしゃることの、その一つひとつは概ね適切。普通の大学教員は見逃していることばかり。だけど彼――男性だとバレてしまいましたね――は、脇が甘い。
自分が置かれている立場、つまり問いの立て方そのものを問い直すという発想はない。繰り返しますが、名の通った国立大学の幹部が、です。日本の高等教育が直面する問題が、いかに深刻なものであるかを思い知らされます。
■5月26日(木) 職員の方がサボっている、というわけではなく... ──教職員用駐車場は何故か、ガラガラ──
ある意味では、昨日の続き。
午後から雨になるとのことだったので、2日続けて車で出勤しました。写真中央の白い車がそれ。
センセイらの研究室がある建物の前の駐車場です。センセイらは裁量労働制という働き方なので、出退勤の時刻は自由に決められます。でも職員は一般の勤務形態。
写真は始業時刻前に撮影したので職員にはまだ出勤の義務はないのです。でも明らかにガラガラ。いつもならこの時間帯は、教職員の車で半分くらい埋まっているのです。
今日は結局、この駐車場が最後まで満車になることはありませんでした。要するに職員が出てきていないからなのですが、彼ら彼女らは決してサボっているわけではありません。
この時期、手分けをして全国の高校を訪問しているのです。ずっと経験していましたからわかりますが、これがホントに大変な仕事。先々週、大きなホールに担当者100人ほどを集めてその説明会が開かれました。
もちろんセンセイも責任者の一人として出席。昨日の繰り返しになりますが、いろいろな方のおかげで、業務を円滑に進めることができるのです。
■5月25日(水) 用意されたお弁当を食べ損ねてしまった... ──西村センセイ、大切な用事をサボる──
何度もお伝えしているように西村センセイ、水曜日は特にヘビー。
今日は雨との予報だったので、車で未明にご出勤。午後の授業の準備を済ませてから、会議と講義と講義と会議。最初の気を使う会議は正午に修了。いつもなら売店か弁当店へ行くのですが、今日は午後の講義の教室へ。
パソコンから配付物までセットを完了します。その後、売店へ。お昼休みの最初は、学生諸君が食堂や売店に集中するのです。
12時半近くになっていたので、予想通りお客さんは少なくなっています。しかしお弁当類は残り少ないし、それも男子学生向けのものばかり。
おにぎりを買います。ひとまず研究室へ戻から、教室へ向かったのですが、今日は少し遠回り。大きな多目的ホールと、写真の記念館の様子を確認します。
高校の先生を全国からお招きして、入試説明会が開かれるのです。もちろん本来ならば壇上でご挨拶すべき立場。しかしセンセイはその前に先生なので授業を優先します。
用件は他の方に代わっていただきました。センセイの姿を確認した係の人が、「お弁当をこちらに...」。
出席できないことは伝えてあるし、だからこそ他の人が説明に立ったのですが、センセイの分も用意してくれていたんですね。
再び、申し訳ない。大事な行事に参加できなかった分、気合を入れて午後の講義に臨みます。つくづく、いろんな人に支えてもらっているんだなぁーと実感します。
■5月24日(火) ランフラットタイヤは、ボルスタレス台車に似ている ──旧「はくたか」車両に乗車しました──
授業の記録にある通り、今日の金沢はとにかく暑い。
もともとここ数日平年より暖かい日が続いているのですが、特に今日は気温が上昇。気象庁のアメダスによると、金沢は今日、午後3時過ぎに31.1℃の最高気温を記録したそうです。
でも今日はその話題ではなく、先週、名古屋へ行った──雨が降り、とても寒かった──時のお話。日帰りの出張だったのですが、金沢から名古屋までJRを利用。米原で新幹線に乗り換えることもできたのですが、敢えて在来線で移動しました。
センセイのことですから。利用したのは特急「しらさぎ」。かつては新造683系が使用されていたのですが、北陸新幹線の開業で廃止された旧「はくたか」車両が転用されています。
その意味ではサービスは低下しているかも。慣れ親しんだ485系──もはやセンセイのDNAの一部と化しているかもしれない──ほどではありませんが、良く乗った特急です。
センセイにとっては1年3ヶ月ぶりの乗車。写真は帰路、名古屋駅で撮影したもの。気づいた限りでは改造改装などはされておらず、先日の683系とは対照的に何の不具合もありません。
席に座ると、旧「はくたか」そのもの。ただし681系ですから乗り心地はやはり485系と違います。ボルスタレス台車独特の感覚。でも、ま、いっかーと思いながら揺られていて、この感覚があるものと似ていることに気づきました。
320i M Spのランフラットタイヤです。485系などのボルスタ付台車と、E46までのサスペンション+ノーマルタイヤは、それぞれの部品の役目がはっきりしていました。だから乗り心地もしっかりしています。
でもボルスタレス台車とランフラットタイヤは、省エネなどの目的を達成するため、役割を変更しています。その結果、どうもはっきりしないブカブカした乗り心地になっています。でも、まぁ、センセイには選択の余地が与えられていないので、それに従うしかないのです。
ただし、良いものを知らずに育っていく新しい世代は、かわいそうとしか言いようがありません。
■5月23日(月) 北陸新幹線開業後初めて、在来線だけを使って新潟から金沢へ移動しました
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
お伝えしたようにセンセイは昨晩遅く新潟の自宅へ戻りました。今日は休暇を頂戴しており、できれば今日中に金沢へ移動したい。ただし車を金沢に残しています。
要するに特急と北陸新幹線に乗ればいいのです。でも不思議なもので、金沢から上京する時は何のためらいもなく北陸新幹線を利用するのに、新潟─金沢間の移動ではなかなかその気になれない。それに片道8,000円くらいかかるし。
さて、どうしよう。調べてみると、夕方に柏崎を出発する快速列車に乗ると、一部だけ普通列車を使うものの、富山・石川県内で再び快速列車(平日のみ運行)に乗ることができます。
乗り換えも便利なので、かつての特急「北越」並の乗車時間に収まっています。まるでセンセイのために用意してくださったような列車なのですが、センセイはもう歳なので日中の方がうれしい。景色も良く見えるし。というわけで、お昼前の各駅停車でまず直江津駅へ向かいます。
駅手前の施設はほぼすべてえちごトキめき鉄道に移管。車庫内に、同社が新造した「雪月花(せつげっか)」の真っ赤な車体を確認することができました。間もなく直江津駅到着。駅舎も現在は「トキ鉄」の管理下。長大なホームにはほとんど誰もおらず、かつての喧騒がまるで嘘のよう。
ここで40分ほど待って、折り返し運転のディーゼルカーET122(キハ122相当)に乗車。すぐに出発します。ET122は一昨年の納車以降、何度も目にしていますが、実際に乗車するのは初めて。
20m標準サイズのディーゼルカーで、車内は1+2列の転換クロスシート。基本的にはごく普通の気動車です。ただし、一つ気づいたことが。
緊急時以外は客席の窓を開けることができないのです。調べてみると、運転制御から車内車外の表示、そして空調までコンピュータシステム(DICS/TICS)で一括管理しているんですね。
ベテランの運転手だったこともあって、確かにとても滑らかな運転でした。営業最高速度は100km/hだし、加速も良いので、エンジンの振動さえなければまるで電車に乗っているかのようでした。
1年2ヶ月ぶりの旧北陸本線。何軒か新しい家やビルが建っていたりしたのですが、大きな変化はありませんでした。当然といえば当然。
ただし予想外だったのは、わが家に戻ったような安堵感があったわけでもないこと。
どこか「すでに終わったこと」なのです。乗客は最多で15人くらい。県境ではセンセイを含めて5人しか乗っていませんでした。乗り換えの泊駅では折り返し用の2番線ホームへとてもゆっくりと進入します。
「終着駅 トワイライトエクスプレスの恋」の撮影に使用されたホームです。なぜ非常に低速で入るのかというと、同じホームの先で、富山県内の在来線を運行する「あいの風とやま鉄道」の521系電車が待っているからです。無事に乗り換えて金沢に到着。運賃は合計4,000円ちょっと。
ただし私鉄を乗り継ぐので、列車に乗るたびに切符を購入する必要があります。正直なところとても不便。残念ながらやはり、当面は車での移動が続くと思われます。
■5月22日(日) 夕闇が迫った駐車場の奥に、重機が2台 ──夢考房41の建替工事が始まりました──
日曜日。いつもなら新潟の自宅から金沢へ移動しています。
でも今日は逆に、夜、金沢を新幹線で離れて深夜に自宅へ戻りました。今日の午後と夕方に、オランダからの客人を招いて研究会が開かれたのです。
今晩は自宅に留まり、明日、金沢へ移動します。というわけで、原則として仕事の話はしない──ただし例外のない規則はない──つもりなので、先日の夕方、自転車で帰宅する際に気づいた話題を。
そもそもの発端は半年くらい前。お昼休み、外での食事から戻る途中だったと思うのですが、写真の課外活動支援施設の一つ夢考房41脇(右側)の道路を通った時に、建物の建設計画の公示が掲出されていることに気づきました。
偶然、サングラスを掛けた先輩のH教授が通りかかり、二人で内容を確認したのではっきりと覚えています。26号館、41号館と二つ存在する夢考房を統合して、新しい夢考房を建設するというのです。
その後、具体的な建設計画が公表されたのですが、いろいろ忙しくて、すっかり忘れていました。でも、スーパーの総菜が値引きになる時刻──写真が赤みがっかっているのはそのため。実際は非常に暗い──に通りかかると、重機が2台。
すでに手前の駐車場のアスファルトがほとんど剥がされています。この駐車場、人力飛行機の組み立て試験を行うなど、実はかなり広い面積。ここに新しい夢考房が建設されます。
現在の建物は、家電量販店が撤退した跡を買い取った/借りているものと聞いています。
何度か入ったことがありますが、確かに1階はそれなりの広さ。でも、もともとの用途を転用しているので、使いづらいだろうなぁと思う場面にも何回か出くわしました。新夢考房は今年度末には完成して供用が開始されるとのこと。
金沢工大の看板の一つなので、いろいろな意味で楽しみです。