2017年1月21日更新(2017年1月29日ページ移動。2019年1月9日写真削除)
■1月21日(土) 今年に入ってから初めての休日じゃないかしら... ──西村センセイ、雪の舞う中で洗車する──
昨晩、新潟の自宅へ戻ってから実家へ電話をかけました。
年老いた両親だけで、10kmくらい離れた場所に住んでいるのですが、過疎化による人口減少で、近所に3軒あった万(よろず)屋(=食料品店兼雑貨屋)はすべて廃業。
数km離れた場所にはスーパーがあるのです。でも父親は高齢者の交通事故を懸念して、数年前に運転免許を返納。母親曰く「買い物難民」。
通院やお稽古事──母親は80歳になっても十三弦箏(琴)を習い続けている!! ──には路線バスや、市が運営する福祉バスを利用しているのです。でも食料品を中心とした買い物は重いので、老人では無理。
誰かが週に1回程度お店まで連れて行く必要があるのです。今週末帰宅することは伝えてあったのですが、母親によると別な場所に住んでいる弟が買い出しに行ってくれるとのこと。つまりセンセイはお役ご免。
疲れが溜まっていたようなので、昨晩は早めに就寝。センセイはといえば、年が替わってからずっと気を使う仕事に従事。よく考えてみると、ちゃんと休んだのは今年に入って初めてじゃないだろうか。今朝はいつも通りに起床。
実家以外の仕事を片付けます。でも身体を動かさないわけにもいかない。暴風雨との予報が、意外にも落ち着いた天気。気温も5℃とさほど寒くない。
そこで午後、ざっとですが洗車することにしました。冬の日本海側は自動車、特に車体の下部にとっては過酷な環境。路面凍結防止のため、塩分がこれでもかというほど散布されます。
鉄製の車体に「錆びろ」と言っているようなもの。でも雨か雪が続くので、なかなか洗車できない。過去には1シーズンまったく洗車しなかったこともあります。
でも泥に汚れた車体は痛々しい。最初はきれいな水を掛けるだけにしようかと思ったのです。右側の後部ドアのみにホースリールで水を掛けたのが写真。
実写だと違いは一目瞭然ですが、この写真だと、う〜ん、無理かも。しかもたぶん1ヶ月半ほど洗車していなかったので、一部にこびり付いた汚れもあります。そこで水を十分に掛けながら、ざっと洗うことに。途中から雪が舞い始めました。いくらきれいにしても、明日から汚れてしまうのです。
それは承知の上。でもそれを言い出したら、掃除や洗濯など、目立たないけれど健康や安全を支えている家事に意味がないと言っているようなもの。最近の潮流なら、金銭に換算した上で......でしょうか。
ふだんはあまり注目を浴びないかもしれないけれど、お母さん(あるいは奥さん/主夫)の仕事は、とても大切なのです。
■1月20日(金) 高橋川対岸の元アパートで、解体作業が始まりました
先週末は北陸地方の大雪──ただし金沢は例外──で新潟への帰宅を断念した西村センセイ、今日こそは「帰るぞぉー!!」
雪が積もっていた時は大学裏の駐車場に車を止めていたのですが、金沢では雪がほとんど消えています。そこで今日は、以前ご紹介した少し離れた駐車場へ車を運びます。
どこが違うのかって?大学裏の駐車場は砂利敷きですが、ここはアスファルト舗装。雪が降らない地方の方には、これでも全然分かりませんよね。革靴と長靴の違い......これでも無理か。
夏用タイヤと冬用では、道路と接触する面の構造がまったく異なるのです。夏用ノーマルタイヤは革靴に似て、接地面は硬めで平ら。もちろん排水用の溝が掘られていますが。対照的に冬用のスタッドレスタイヤは、ゴム長靴と同じように柔らかく、水を吸い込むように深い溝が幾重にも刻まれています。
でも無雪状態だと、この溝の中に砂利が入り込んでしまうので、今日は舗装された駐車場を選択した、というわけです。車を止めて大学へ向かうと......あれっ?!
いくつかの仕事を済ませてから、他の所用のついでに現場を訪れてみると、やはり、元アパート(?)の解体工事が始まっていました。(写真は敷地外から撮影)
センセイは自転車、徒歩、あるいは自動車で出勤するのですが、いずれの場合もここを通りません。だから変化に気づくのが遅くなったのです。
高橋川を挟んではいますが、大学脇のそれなりに便利な、しかもまとまった面積の土地。更地にしたまま放っておくとは考えにくいのですが.....。為すべきことは為したので、大学を離れます。アパートに立ち寄り、いつもより多い荷物をまとめて車に詰め込みます。
明日の金沢は大荒れとの予報。一つ気づいたことがあって、大学近辺では今朝凍結した路面の氷がまだ融けていませんでした。
車外気温計も-1℃と表示しています。いつもなら出発直後を除いて作動するBMW 320i M Sportのオートアイドリングストップが機能しません。エンジンオイルの油温が上昇しても作動しないので、故障したんじゃないかと疑ったほど。
低温が理由らしい。例によって安全運転に努めます。居眠り運転が怖かったので、全行程で一般道を走行。富山市付近までアイドリングストップが効かなかったので、その分、燃費は劣化したはず。
で、結果はというと、21.4km/L。実質的に記録更新のようなもの。これを良く解釈すれば、BMW 320i M Sportの搭載コンピュータは、アイドリングストップのタイミングを極めて適切に判断していることになります。
でもそれをひっくり返すとオートアイドリングストップって実は、燃費にはあまり関係ないのかも......。
■1月19日(木) やっぱり自分から勉強する学生が増えていると思う ──期末試験が終わりました──
といっても正確には、センセイが今学期担当する授業のテストが、です。学生諸君は期末試験の真っ最中。
センセイは昨日の疲れが抜けなかったので、いつもより遅くに自転車でご出勤。部屋に入るとすぐに事務方からの連絡。
いろいろ打ち合わせて、午前中はヘビーな会議2つに臨みます。正午前に会議を終えると弁当屋へ立ち寄ってから研究室へ戻ります。学生部長が来室され、再び打合せ。
午後の講義、つまり期末試験が行われる教室へ急ぎます。別棟の事務局へ行く用もあって、結果的に学内をうろちょろすることになったのですが、やはり実感として感じることが。
自分から勉強する学生が増えて(こちらやこちら、こちらなど)います。勉強といっても目の前の試験勉強だったり課題だったりするのでしょうが、正直なところ、センセイ自身の学生時代よりずっと勉強していると思う。
もちろん皆が皆ではありませんが。彼ら彼女らの表情を見ていると、まんざら捨てたもんじゃないなと思えてきます。センセイの緊張感がちょっとだけ緩む瞬間です。
■1月18日(水) 「赤富士」ならぬ、赤LC... ──西村センセイ、よく働く──
今日は水曜日。センセイにとって一番忙しい日です。しかも今日は特別。
朝イチに取材の仕事が入っている──センセイは取材対象──ので、早めに起床してご出勤。やはり疲れが完全には抜けていないようで、少し明るくなっていましたが。
今日の予報は、夕方から雨。前線が通過するのです。だから普通なら車で出勤するところ。でも今日は徒歩で出発します。夜、食事会が予定されているのです。
外へ出ると、見事なまでに晴れ上がっています。起きる前から「バリバリ」という氷を割る音で知っていたのですが、路面は完全に凍結しています。
冬靴ですら滑ってしまいそう。老人のセンセイは足元に気をつけます。校舎に入ろうとして、ふと、図書館棟(通称“LC”)が赤く、その存在をアピールしていることに気づきました。
まるで燃えているかのよう。いつもより遅い時間なので、LCにだけ昇ったばかりの太陽光が当たっているのです。まだ暗く、しかも青っぽい周囲と対照的。
そのLCに向かって、雪の中を男子学生が歩いていきます。研究室に入ってまずメールを確かめ、二つの講義の準備を確認します。複数の来客を出迎える手はずを確認し、1時間半ほど取材対応。その間にあちこちから電話。
残念ながらその中には、ありがたくないものも含まれていましたが。客人を別室へ誘導して数カ所と調整した後、大きな会議。センセイも発言します。終了予定時刻を10分ほどオーバーして会議終了。ひとまず大学食堂へ。
一番空いていたのでうどんを食べて、午後の講義に臨みます。今回の講義は特殊だったのですが、とにかくそれを二つ乗り越え、別室で研究会。センセイも30分ほどお話ししたのですが、この辺まで来ると感覚の一部が鈍麻(どんま)してしまって、「疲れた」という感覚がなくなっています。
要するに、ハイ──ただしオツムは冷静──な状態。終了後は金沢市内に移動して、食事会兼情報交換会。いゃぁー、勉強になりました。でも、ふと気づいたら、研究会の様子を撮影していない......。
本当はその様子をお伝えするつもりだったのです。というわけで、赤富士ならぬ赤LCのご紹介でお許しを。
■1月17日(火) アパートのMac miniでは当面、BootCampを使わないつもりです
ご存じのように西村センセイ、週末は原則として新潟の自宅へ戻ります。
問題は平日に挟まれた祝日。土日との関係にもよりますが、週の真ん中に祝日がある日は金沢に留まることが多い。実際には年に数日もないのですが。
今回は昨日から今日にかけて休暇を頂戴するつもりだったのですが、お伝えしたように雪と疲労で断念しました。今日はホント久しぶりにゆっくりと起床。
途中、大学の研究室を少しお借りするため、ご「出勤」。朝のミーティングでセンセイが代休を取っていることを確認しているはずの秘書役の女性が、不思議そうな表情を浮かべます。もちろん事情を説明しましたが。
明日の準備を終えてから帰宅。今日は操作ミスでWindowsボリュームから起動できなくなったアパートのMac miniの使い方を考えます。先日、BootCampのインストールに失敗しているのです。
結論からお伝えすると、BootCampは使用しないことにして、Windowsボリュームはすべて消去しました。高価なソフトはすべて昇天。西村センセイ、研究室ではMac mini(SDD)をほぼ完全にWindowsマシンとしてのみ使用しています。
非常に軽快で使い勝手も良い(Windows 10にしなければ良かったと悔いていますが)。研究室ではBootCampを使用しているのですが、ローカルネットワークとインターネットの両方に接続できます。
とても便利です。ただし実は、アパートや自宅はローカルネットワークがメイン。それだけならで“Fusion”というソフトで対応できるのです。
ただしインターネットと同時には接続できず、ローカル/インターネットのどちらかを選択して起動する必要がありますが。使い勝手はやや低下しますが、アパートと自宅については“Fusion”を使用することにしてWindowsボリュームを消去したのが写真。
作業中なので、デスクトップに各種ファイルが散らばっています。問題は右上の“MS-DOS”というリムーバルディスクがある場所。ここにはかつてWindows 10ボリュームが存在していました。ちょっと残念。
しかし気力体力が低下しつつあるセンセイですから、使用するソフトは減らす方が賢明なんじゃないかと思うのです。
■1月16日(月) 西村センセイ、降雪と路面の凍結で新潟の自宅への帰宅を断念する
今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題。
週末の業務に従事中、休憩時間に窓の外を見ながら、どうしようかなぁー。控室には情報収集のためにテレビが設置されているのですが、京都での女子駅伝は横殴りの雪の中。
金沢はそれほど酷くないのですが。業務を終えて帰宅し、気象庁のアメダスを確かめてみると、自宅付近の積雪はピークで40cm以上。
現在は30cmくらいにまで低下しています。まだ地表の温度がそれなりに高いのです。本当は今日の仕事を終えてから、新潟の自宅へ戻るつもりだったのです。家族の用もあるし。
でも雪がないのは金沢だけ。富山も新潟もかなりの雪です。それに温度が微妙。意外に思われるかもしれませんが、冷え込んだ時と0℃前後では雪質がまったく異なり、歩いていても、車を運転していてもスリップの仕方が全然違います。
今日は路面が0℃くらいで、嫌な滑り方をしそう。どうしようか迷っている時、最後に背中を押したのが、疲れ方。酷く消耗しています。
以前も指揮した週末の仕事ですが、15年ぶりくらいの立場だったので、昨日自覚していた以上に疲れています。というわけで、今日は帰宅を断念しました。明日は代休を頂戴しており、それが無駄になるのですが、事故など取り返しのつかない事態に陥るよりはずっとマシですからね。
センセイはもうすぐ干支が1周します。これからは特に、身体とのつき合い方を考えながら仕事をする必要があるようです。
■1月15日(日) 覚悟していた今朝は... ──視野角が狭い液晶モニタはつくづく、色の調整が難しい──
お伝えしたように、昨晩帰宅するころの金沢は非常に冷えていました。
このままだと翌日は非常に厳しい状況が予想されます。個人的にもそうですし、仕事に関係する多くの方々、特に若い生徒が異常気象に振り回される可能性があります。
そのためか、夜は何回か目が覚めました。外は無音。静穏か、無風の中を雪がしんしんと降り積もっているか、そのどちらかです。窓を開けると僅かに雪は積もっているものの、穏やかな天気。晴れ間から大きな月が見えます。
気温も、覚悟したほどには低下していません。大丈夫そうだなと思って、再び就寝。少なくとも金沢に限れば、その後も大きな変化はありませんでした。行事については無事終了。それ以外、何もコメントできません。
で、センセイが何をしているかというと、MacBook Proの色調整。何度かお伝えしたことがあります(たとえばこちらやこちら)が、センセイは使用するコンピュータの画面をグレー一色にしています。
できるだけ正確な色にするためです。ただしWindowsは色調整が難しく、特にここ数年のマシンはバックライトがLED化されているため、とても青っぽい。
本当に困っていたのですが、コントロールパネル→色の管理→詳細設定(タブ)→ディスプレイの調整で、ある程度調整できることがわかりました。ネイティブのWindows 7上で調整した後、「メモ帳」を開いて全画面にしたのが上の写真。
要するに白一色の画面を目指しています。写真は最も輝度が高い場所に合わせているため、周辺部が異常に暗くなっていますが、実際には皆さんが使用する状況とほぼ同じ。(かなりシビアな評価状況です)
さて皆さんはこれを、どう評価するでしょう。ご覧になる環境にも依存する微妙な状況なので、彩度(≒色の濃さ)のみを上げたのが右の写真。
要するに上の画面を極端にしたもの、とお考えください。白を描いたはずが、赤地の中に青い富士山のようなものが......。実はこれ、「視野角」というこのディスプレイの特性を示しています。
人間は平面のすべてを垂直に見ることができません。目の前にパソコンの画面があるとして、上部は相対的に見上げることになりますし、下部は反対に見下ろします。
ディスプレイの種類によっては、この間で色が変化してしまうのです。特に液晶は弱い。でも大学の研究室とアパート、そして自宅では机や椅子の高さが微妙に違うために画面への角度も異なります。
だからあそこなら綺麗なんだけど、ここでは赤っぽい、ということに。でもまぁ、半分が赤、半分は青という状況ですから、客観的にはとてもうまく調整していると言えるはず。
ここはまぁ、我慢してお付き合いするしかないかなぁ...という感じです。