2018年5月26日更新(2018年6月3日ページ移動)

──2018年5月第4週のニュース──

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5月26日(土) バスを下車したセンセイを追いかけるように、「西村先生ーっ!!」 ──西村センセイ、まず、保護者会で働く──

 今日は見たままのお話。

 お伝えしたようにセンセイは昨夕、創価大学の研修会に参加しました。終了は夜。正直なところ、当日中に金沢へ帰着することは、ほぼ不可能。
 というわけで、昨日は都内に一泊しました。

 今朝はホテルの食堂がまだ開いていない時間に出発。10時前には金沢駅に到着しました。在来線その他を乗り継いで、10時40分頃に大学到着。
 急いでいるのには理由があります。

 今日は、大学全体の保護者会が開かれており、続いて、センセイらが受け持っている学生の保護者との個別面談があるのです。写真は全体会の様子。
 何度かお伝えしているように、センセイは困っている学生の担当。通常は1人あたり10分程度で説明を終えることになっているのですが、センセイの場合、その数倍かけてのご相談。

 個人的にはいろいろ考えさせられるものがあったのですが、とにかくそれを終えます。

 今日は市内で先生が関係する学会の行事が催されているので、大学前のバス停からから路線バスに乗車します。金沢市中心部のバス停で下車すると、背後から不意に「西村先生!!」。
 ...知り合いはいないはずなのに。

 ナシテ?!



5月25日(金) 西村センセイ、セミナーに参加するため訪れた創価大学で、元同僚に再会する

 というわけでセンセイは今日の午後、八王子市郊外にある創価大学を訪れました。同大学で開かれるFD(ファカルティ・デベロップメント)セミナーに参加するためです。創価大学を訪れるのは2回目
 今回は写真の正門付近にあるバス停で下車。

 丘全体をを利用して造られた広いキャンパスの坂道を登り、目的の校舎を目指します。沿道には荘厳な建物がたくさん並んでいます。
 金沢工大の比ではないなぁ。

 会場がある校舎の前には職員の方が立っていらっしゃいます。会釈して入館し、会場の4階へエスカレーターで上ります。会場はたぶん、前回と同じ場所。
 2回目なので、何となく様子がわかります。

 手前から4室並んだ大教室――つまり校舎はそれほど大きい――の、一番奥がセミナー会場のようです。受付の机を準備していたのです。
 とにかく手続きをしようと思って歩き始めた時、あれっ?!

 一番手前の教室の講義が終了し、学生諸君が退室しているところなのですが、後片付けをしている女性教員の姿に懐かしさを感じたのです。
 ......もしかして。

 その時は下を向いて作業していらっしゃったので、ひとまずセミナーの受付を済ませて、再度教室へ。今度は男子学生の質問に答えていらっしゃいます。すぐに終わるかと思ったのですが、なかなかそうはならない。
 でもこの時点でセンセイは、彼女が前任校の元同僚であることを確認していました。だって、全然変わっていないもん。

 I先生と最初に会ったのはたぶん29年前。場所は新設予定だった前任校の開学準備室。参加者はみんな緊張していました。次に会ったのは何と、当時センセイが助手(現在の助教)として勤務していた国際基督教大学(ICU)
 彼女も当時、非常勤の立場で勤務していたのです。

 彼女は約13年前に前任校を辞して創価大学へ。そのことは知っていたのですが、まさかこんな形で再開するとは思っていませんでした。手を振って挨拶すると、唖然とした様子。もちろんセンセイだということを理解したからです。
 その後は駅までのバスの中などで、「ふ〜ん、そうだったんだぁ」。

 あ"、もちろんちゃんと働きましたので、念のため。



5月24日(木) このことだったのね... ──「LCの前の池に子供の水鳥がいて可愛かったです」──

 今日は予定を変更してお伝えします。というかそもそも、今日の予定自体が変更されたのです(ややこしくてゴメンナサイ)。

 何回かお伝えしたように、センセイは明日から約1ヶ月、週末を中心に学会参加などのため出張が続きます。でもセンセイは週に1回程度は自宅に戻らなくてはならない。しかも今回は列車で移動するので、自動車の運用についても考える必要があります。
 要するに、車をどこに置いて移動するか、です。

 というわけで今日は、用務を終えてから車の移動を兼ねて、自宅へ戻ることにしていました。それに合わせて、列車の乗車券類も手配済。そこに公的機関からメールが。センセイらに頼み事があって、挨拶とインタビューをしたいというのです。
 先方もこちらも、お互い忙しい身なので、何とか調整した日程が今日の午後。

 センセイを含めた関係者が午前中の講義を終えてから少し間を置いてお客様をお迎えすることになりました。

 というわけあちこち手配し、午前中の講義へ。ただしセンセイの不手際──今学期は担当クラスが多いために少し混乱した──こともあって、予定時刻よりも数分遅れて講義終了。
 しかも後片づけに手間取ります。

 昼食を諦めてひとまず研究室へ戻り、講義の記録を残すための準備。受講生からのカードをざっと読んで分類していると......あれっ?!
 「LC[図書館棟]の前の池に子供の水鳥がいて可愛かったです」って、何?

 時間がないので、とにかくお迎えの準備。程なくお客様が到着され、時間ほどで用務は終了しました。もちろん問題はありません。おまけに、新しいセンセイ(ら)に気づくというおまけ付。
 だから、「(誰かのために)働くこと」を止められない。

 お客様は職員の案内で学内見学へ。センセイはご挨拶をして研究室へ戻り、自宅へ移動します。荷物はすでに、駐車場に止めた車の中にあるので......あれっ?!
 場所は図書館棟の前。

 池の両側に学生が集まって、スマートフォンで何かを撮影していますが、そのレンズの先には何も、それらしい対象が見当たり.....カルガモの親子だったのね。

 その表情が、彼ら彼女らの素性の良さを示しています。



5月23日(水) その水曜日、センセイは2羽の白鷺に見送られながらご出勤

 今朝はいつもより早く目覚めました。今日がセンセイの一番長い日、つまり水曜日だからでしょうか。

 でもセンセイらの仕事、特に講義は気力と体力を使います。ぼんやりとそこに存在すれば良い──そんな仕事、あるだろうか──という種類のものではないのです。だから何度か寝直して、守衛さんが玄関に移動する時刻に合わせて起床。
 まず、外の様子を確かめます。

 今日は、午後から雨との予報なので......あれっ?!

 窓の外は田圃になっているのですが、そこに白鷺(しらさぎ)が。それも2羽。朝食中のようです。急いで別室から望遠カメラを持ち込んで撮影したのが写真。
 2羽とも、こちらをあまり警戒していないようでした。

 白鷺に見送られるかのような格好で、予定通りの時刻にご出勤。意外にも、雨が当たり始めました。アメダスの公式記録では0mmですが。
 まず講義の最終準備。そして午前中の、連続する会議への備え。

 お昼は食べられないかも、と密かに覚悟していたのですが、意外にも連続した会議は早めに終了。雨粒がポツポツ当たる中を大学食堂へ移動して、とにかくアジフライ定食を頂きます。
 その足で別棟のホールへ。

 実は今日、高校などの先生方をお招きして、大きな行事が開かれたのです。本来ならば当然、センセイも出席してご挨拶する立場。
 でも金沢工大では教育、つまり講義が最優先なので、状況を確認し、関係者に会釈して研究室へ戻ります。

 そのまま連続講義に突入。もちろん問題なく終了したのですが、続いて問題を抱えた学生2名との面談。こちらは想定外。心も体も準備ができていなかったので、かなり激しく消耗します。
 午後7時前にようやく終了し。

 う〜ん、できれば私用で西金沢駅へ行きたい。どしゃ降りの雨の中、しかも帰宅ラッシュの道路を慎重に走って駅にたどり着いたのですが、ここも激しい雨。必要な書類が濡れてしまいます。ヘロヘロになりながら窓口にたどり着くと、希望の列車は満席。
 これはまったく予想外。

 でも、ま、これも人生(セ・ラ・ヴィ)。少なくとも白鷺のせいではない。



5月22日(火) ダイハツって、こんなトラックを製造していたっけ... ──西村センセイ、思い込みを反省する──

 今日は火曜日。

 つまり明日は、センセイが一番忙しい水曜日。しかもイレギュラーな会議と行事が入っているので、とてもゆっくりお昼を食べる時間はありません。オマケに明日は、荒天だった今日と一変して、雨との予報。とても外へ出られそうにありません。
 というわけで今日のお昼は外へ出ることに。明日に備えて食い溜めできるわけではないのですが......。

 ついでに、写真左奥にあるスーパーへ立ち寄ることにします。ビスケットの購入が目的。半年くらい前に大学近くのドラッグ・ストアで、古典的なビスケットを見つけたのです。しかも、製造しているのは地元金沢市内の北陸製菓。大学およびアパートの近くに本社と工場があります。
 センセイもよくその前を通ります。

 でも一番肝心なのは商品。つまり中身。「ハードビスケット」という名のそのビスケット、画に描いたようなシンプルな製品です。これがホントに美味しい。
 説明によると、増量剤を使用せず、丁寧に焼き上げているそうです。

 ところが、2ヶ月くらい前からそのドラッグ・ストアからビスケットが消えてしまいました。大袋入りで便利だったのですが。いろいろ探していると、帰宅時にお世話になっているスーパーで取り扱っていることがわかりました。
 ただしこちらは小袋のみ。だから補給の頻度が高くなります。

 で、スーパー向かって歩いていると、“DAIHATSU”の大きな文字が飛び込んできました。“DAIHATSU”って、軽自動車メーカーのダイハツ(ダイハツ工業(株))のことか?!
 写真の車両は塵芥
(じんかい)回収車。要するにゴミ回収車です。

 しかしダイハツって、軽自動車メーカー。それにエンブレムは“D”を模したデザインのはず...。調べてみるとダイハツは比較的最近まで、このクラスのトラックを製造していたんですね。
 ただし写真のモデルから、トヨタ(トヨエース)よりのOEM供給に変更とのこと。

 ご存じの方も多いと思いますが、現在のダイハツはトヨタ自動車の完全子会社。小型車その他も製造しており、トヨタ他から生産委託を受託しています。
 良く知られているところでは、トヨタの「パッソ」はダイハツの「ブーン」の双子車。

 グループ全体で生産体制をかようにうまく振り分けているわけです。だからダイハツは軽自動車メーカーというイメージは、常に正しいわけではない。

 “DAIHATSU”の見慣れない大きな文字に、思い込みの危険性を思い知らされた今日のセンセイなのでした。



5月21日(月) もしかしたら今夏、自分の目で確かめられるかも... ──JR北海道苗穂工場の特殊車両たち──

 予定を変更して、ある意味、昨日の続きを。鉄道ネタです。

 自宅に留まっている時、でネット上でJR北海道苗穂工場のニュースを目にしました。札幌駅の東隣にある車両工場で、南側を走る函館本線の車内からよく見えます。
 Googleマップで見たのが写真。
(いずれも(c)Google)

 3D画面で一番大きな工場(写真右上)付近を見ていると、銀色に輝く3両編成の特急型車両が留置されていることに気づきました。
 写真左側、おわかりになりますでしょうか。

 鉄道ファンなら良くご存じだと思いますが、この列車、北海道新幹線開業に合わせて、函館と札幌をより短時間で結ぶために開発されたキハ285系の試作車両です。
 「ハイブリッド車体傾斜システム」と「鉄道車両用モーターアシスト式ハイブリッドシステム」を装備した最新鋭のモデル。

 ただし開発が完了する頃、JR北海道では不祥事や大事故が続き、安全輸送を最優先させるために開発中止の憂き目に遭うという悲運の列車。完成していた高価な試作車は解体されてしまいました。
 その姿がなぜGoogleマップ上に残っているかというと要するに、列車がこの場所にある時にデータが取得され、その後更新されていないためです。札幌運転所のキヤE193系“East i-D”と同様です。

 なお、この位置かどうかはわかりませんが、センセイも列車内からチラッと285系の姿を見ています。

 その時のことを思い出しながらマップを見ていると、今度は北西側に見慣れない車両(?)あるいは構造物があることに気づきました。それが右の写真。
 中央に車両のようなものが見えます。

 角度を変えていただくとわかるのですが、その前後(南北)でレールの幅が違うのです。北東側は狭軌で南西側(写真右手前)は標準軌。つまり新幹線用。
 しかもこれらのレールは、工場内の線路と繋がっていません。独立しているのです。

 たぶんこれは、JR北海道が開発している──「開発していた」という表現が適切かも──「トレイン・オン・トレイン」の実験設備と推測されます。
 鉄道ファン以外の方はご存じないと思いますので、少々解説を。

 北海道新幹線が開業しましたが、その持てる能力は十分発揮されていません。特に、青函トンネル内の輸送能力がネックになっており、新幹線はトンネル内を140km/hという制限された速度で走行しています。
 多数運行されている貨物列車と、トンネル内で安全にすれ違うためです。

 これまでにいくつかの解決策が提案されたのですが、その一つがこの「トレイン・オン・トレイン」。要するに新幹線サイズの列車(手前)に、在来線の貨物列車をそのまま載せようというもの。
 そのための実験設備と考えられるのです。

 センセイはこの夏、学会の仕事で札幌に、それも苗穂工場の近くに数泊することにしています。調べてみるとすぐ近くに北海道鉄道技術館があります。ぜひ訪れてみたいし、そこからだと設備を見ることができそうです。その時まで残っているかどうかはわかりませんが。
 さらに、すぐ近くにはサッポロビール博物館

 夏が、急に楽しみになってきました。



5月20日(日) JR西金沢駅の保守用側線に、見慣れない列車が... ──センセイは今週末から春のツアーへ──

 西村センセイ、今日は移動日。

 昨日のうちにいろいろな用を済ませておいたので、今朝は洗車だけして出発。「それも昨日済ませておけば...」と思われるかもしれませんが、要するに昨日は天気が悪かったのです。それにかなり冷え込んだし。
 北陸地方は暑かった一昨日と比べると15℃以上(!!)も差があったのです。

 道中で目立ったのはスポーツイベント、あるいは運動会。そもそも洗車している時に、スポーツウェア姿の小学生数人とその保護者(?)の姿。そういえば今日は、地区の運動会が小学校で開かれるとのこと。
 柏崎市街地を抜けると突然、パトカーが目に飛び込んできました。国道8号線の車線も規制されています。

 事故か何かと思ったら、ランナーの姿が。「柏崎潮風マラソン」です。富山、石川両県でも小学校の運動会をいくつか見かけました。お昼過ぎに無事金沢のアパート到着。
 少し休んでから「出勤」したのですが途中、西金沢駅へ。

 センセイは今週末から約1ヶ月間、学会その他で出張します。要するに「春のツアー」。その、JR西日本関係の乗車券類を受け取るためです......あれっ!?
 保守用の側線(写真左から2本目の線路)に、写真の見慣れない車両が。

 長さが相当異なる2両編成で、長い方の側面には「7700 レール探傷車」と書かれています。上を走る新幹線高架橋の支柱が邪魔だったので、駅構内から撮影したのが写真。
 後から調べてみると、この車両は40km/hの高速で走行しながら、レール破断の原因となる傷を超音波で調査するというJR西日本の事業用車両だそうです。初めて見ました。

 実際にはJRが開発、製造したのではなく、東京計器グループである東京計器レールテクノ製の「超音波レール探傷車 URIC」のようです。
 また、同社のホームページで知ったのですが、昨年末に柏崎駅で見かけた歩行式の機器も、同社製の画像式超音波レール探傷器「レールテスタ」だったようです。

 鉄道はかように、奥が深い......。

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