2016年7月9日更新(2016年7月17日ページ移動。2018年5月27日一部写真削除)

──2016年7月第2週のニュース──

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7月9日(土) 見えない飛行機がいる空港 ──西村センセイ、「のと里山空港」を初めて訪れる──

 4日連続で乗り物ネタとなりますが、悪しからず。ただし今日は、北海道ではなく、石川県の話題。

 センセイらは例年、この時期に手分けをして全国各地で保護者会(たとえばこちら)を行っています。いつもなら2回、計4会場を受け持つのが普通。土日を使って2会場で保護者会を開くのです。
 ただし西村センセイ、何故か今年は1回1会場だけ。それが今日。

 今回訪れたのは能登半島中央部に位置する穴水町。

 保護者会は午後からなのですが、会場準備などもあるので午前中に出発。「のと里山海道」(旧「能登有料道路」)を利用して目的地近くに到着したのは11時過ぎ。
 会場付近には飲食店が全く存在しないとのこと。

 同行させていただいた先生のお薦めで、能登空港へ行くことにしました。空港ビル3階にレストランがあるそうな。

 能登空港(愛称「のと里山空港」)は、センセイが金沢工大に移籍した翌年の2003年7月7日に開港。
 移籍したばかりだったので、その前後のフィーバーぶりは良く覚えています。

 でも金沢から中途半端な距離にあるためか、これまで利用したり行ってみたりすることはありませんでした。
 行き交う車の少ない道を進むと、おぉ突然、空港が。

 駐車場に車を止めて空港ビルに近づくと、4階建ての建物の半分以上は、地元行政機関の庁舎を兼ねています。
 中には教育事務所なども。

 ショーウィンドウないのサンプルを見て、最初は地元名物能登牛のカレーライスを、と思ったのです。でも量が、相当なもの。
 というわけで、隣接する富山湾で獲れる白えびかき揚げうどんをお願いしました。

 食券を渡してから、改めて店内を見渡すと、お客さんはセンセイらを含めて4名。そもそもビル内に存在する人はまばら。ビルの外では誰の姿も見かけませんでした。
 ビルを出てから、駐車中の車を一人でチェックする警官を見かけましたが。

 というかそもそも、飛行機がいない。能登空港は羽田からの午前、午後の2便しか運行されていないのです。離島の空港などもこんな感じなのかもしれませんが。
 ただし、よぉーく周囲を観察すると、隣接する日本航空高等学校石川および併設校の日本航空大学校の敷地に、初の国産ジェットプロペラ(ターボプロップ)機“YS-11”が2機。

 だから「見えなかった」、「見損ねた」あるいは「そもそも現実を見ようとしなかった」とするのが、より正確かも。



7月8日(金) 西村センセイ、列車に乗車しなくても鉄分補給!? ──JR東日本の車両がなぜか、北海道に──

 もう1日だけ北海道の、しかも列車の話題を。ただし正確には北海道入りする前の話なのですが。

 北海道科学大学を訪問することになり、道産子のT先生と話していると、同大学の近くにJR北海道の札幌運転所があると教えていただきました。
 大学生が通学で利用する手稲駅と、隣(北西)の稲穂駅の間にあります。

 函館方面から函館本線経由──実際には長万部(おしゃまんべ)で乗り換え──で札幌入りする時や、小樽─小樽間を往復する時は必ずここを通ります。センセイも何回かその様子を見ています。
 去年の春までは夜行寝台特急「北斗星」、「カシオペア」そして「トワイライトエクスプレス」が日中、ここでお昼寝していました。

 北海道新幹線の開業に伴い、それら夜行列車は廃止され、一部はすでに廃車になっています。
 でももしかすると、Googleマップなら残っているかもしれないと思って見たのが、写真。
(いずれも(c)Google)

 影の位置から正午前に撮影されたと思われます。だから寝台列車が写っていてもおかしくないのですが、「不在」。
 残念ながら、この1年以内に最近更新されたようです......あれっ?!

 写真中央、青色の屋根の車庫の南西に、見慣れない3両編成の列車が。他の車両とは違う、特別な車両のように見えます。
 その部分を拡大したのが次の写真。

 センセイはMac、Windows環境ともに、可能な限りブラウザには“Safari”を使用しています。
 ただしもう古いバージョンなので、マップを見る時はIE 11。

 こちらは3Dも可能なので位置や角度を変えてみると......やっぱり。

 写っていたのはJR東日本のキヤE193系、通称“East i-D”電気・軌道総合試験車(検測車)。
 レールや架線の状況を確認するための、事業用の特殊車両です。

 電車のE491系“Easti-E”とともに何度か間近で見たことがありますが、これが本当に格好いい。

 で、この試験車、特殊で高価な車両です。言い換えると中小の鉄道事業者はとても購入することができません。
 そこでJR東日本各路線点検の合間に時々、他社の路線を点検しているのです。

 JR北海道もその一つ。具体的には初夏に北海道内を検測しています。だからこれらの写真は基本的に、昨年の初夏に撮影されたものと推測されます。
 今年は北海道入りが少し遅かったのです。

 ちなみにIEで新大阪駅の南側にある宮原総合運転所(現在は網干総合車両所宮原支所)を見ると、廃止されたトワイライトエクスプレスの客車2編成の姿をほぼそのままの状態で見ることができます。
 現在はほぼすべて、廃車されているのですが。

 なお今回、IEとSafariでデータが全く違うことを知りました。理由は不明です。他のブラウザは試していません。



7月7日(木) センセイはホントに、いつでもどこでも鉄分補給 ──小樽の旧手宮線跡を訪れました──

 お伝えしたように、今回の出張では往路復路ともに航空機を利用しました。センセイとしては鉄分が不足気味。

 2日目は午後まで飛行機がなく、それまでは全くの自由行動。そこでこの機会を利用して、少しでも道内の鉄路に乗ってみようと思いました。
 ただし与えられた時間が中途半端。

 公費での出張なので、定められた時刻までに新千歳空港に到着している必要があります。北の方へ行くか、逆に、先に空港のある南側に出て、日高本線に乗りたい。
 後者は去年、土砂災害を受け、一部不通が続いているのです。

 残念ながら日高本線の廃線は必至。全線を乗車していますが、できればその前に......。
 でも、北海道はとにかく広い。

 これは北海道を訪れたことがない人や、あっても飛行機を利用する人には実感してもらえないんじゃないかと思います。
 それに、現実の問題として、今回は前夜の飲み過ぎで早朝には起きられなかったし。

 というわけで今回は、電車で小樽へ行ってみました。旧手宮線跡を再確認したかったのです。
 南小樽駅付近で撮影したのが写真。

 少なくともこの付近では線路は残されたまま。奥にビル群が見えますが、線路はそこまで続いています。
 かつては市の中心部を抜け、その先にある港まで続いていたそうです。

 う〜ん、でも今回は、車内から旧線を見ただけなので、鉄分補給としては不十分だったかも。

 西村センセイ、ちゃんとお休みを取って、北海道のあちこちを丁寧に訪れてみたいと思っているのです。



7月6日(水) 上空から見ていると、胸が、締め付けられる... ──初めて仙台空港を利用しました──

 今回の北海道出張の件を少しだけ。センセイは北海道が大好きなので。

 皆様ご存じのように、もう一つ大好きなものがあって、それは鉄道旅行。行き先が北海道といったら、そりゃもう、トワイライトエクスプレス北斗星。しかしどちらも、すでに歴史上の列車。
 個人的には在来線と北海道新幹線を乗り継ぎたいところですが、今回は公務出張かつ団体行動。

 そこで今回は航空機で移動した──当たり前か──のですが、こちらにも少々問題が。金沢(小松)─新千歳間の運行は現在、1日1往復。小松基準だと、正午に出発し、夕方に戻ります。
 要するに、あまり便利ではない。

 だから訪問日程が決まった時に、前日の日曜日に北海道へ入り、2泊するものと思っていたら、所用当日の早朝に出発するとのこと。
 何と、仙台空港で乗り換えるというのです。

 西村センセイ、仙台空港を訪れるのは初めて。というわけで、上空から空港を(写真奥)を撮影しました。
 以前と違って、電波さえ発信しなければ撮影できるので。

 厚い雲が突然切れて、太平洋岸が見えました。程なく空港近くの平野部に至るのですが、胸が締め付けられる思い。
 あの日、このあたり一帯は津波に襲われたのです。

 実際に訪れてみると、空港は海岸沿いにあります。しかも標高は僅か。これじゃ津波に......。
 でも、もしかするとそれは間違い、あるいは不正確。

 地域の河川の流量からして、河川だけでは平野を形成できるかどうかは微妙なところ。

 何を言いたいのかというと、この平野、もしかすると約1,000年ごとに繰り返された大津波がを造形したのかもしれない。
 飛行機は太平洋側から進入して、無事着陸。

 ちなみにこの仙台空港、今月1日から民営化されたばかり。その手の掲示は見かけましたが、それさえなければ、どこにでもある空港。
 古いヒースローのような、一度利用したら絶対に忘れない空港とは違います。

 少しだけ待って、新千歳行の便に乗り換えます。こちらも松島湾上空を飛ぶので再び、じーん。
 でも、仕事は仕事。

 気持ちを割り切ろうとするのですが、到着した新千歳空港に居合わせた人々の表情と東北は、相当遠い。
 もしかすると、ほぼ無限遠方かもしれない。

 その落差に、センセイは再々度......。



7月5日(火) 西村センセイ、サッポロで飲み過ぎる ──北海道科学大学を訪問しました──

 昨日はこのページを更新できず、申し訳ありませんでした。札幌でサッポロビールを飲み過ぎたのです。

 実は昨日、センセイを含めた金沢工大の4人で昨日、札幌市内にある北海道科学大学(旧北海道工業大学)を訪れたのです。
 写真はその正門。なかなかおしゃれなキャンパスです。

 大学には正午過ぎに到着したので、まず大学食堂で学生諸君と一緒に昼食を取りました。
 少なくない学生が、すれ違う際に挨拶してくれるのが印象的。

 関係者にご挨拶をしてから、苫米地(とまべち)学長らを表敬訪問。フランクに話される学長先生でした。
 会場を移して本題に入りますが、そちらについては省略。

 用務を済ませると広いキャンパスを案内していただきました。現在3学部12学科とZ大を有するので、学部学科によって雰囲気が相当異なります。
 実はこの後、大学食堂で懇親会を開いていただいたのです。

 「簡単な懇親会」とのことだったのでお引き受けしたのですが、実際には学会のパーティーのような豪華なもの。まったく恐縮してしまいました。オマケにサッポロビール。
 アルコール入りだったので、ついつい話しすぎてしまったかもしれない。内外関係者の皆様、ゴメンなさい。

 札幌駅前のホテルに戻ってからは、当然のごとく、4人で夜の街へ。西村センセイ、札幌は何度も来ていますが、歓楽街すすきのは初めてです。
 ......こういう場所なんだぁ。

 というわけで、昨日は飲み過ぎてしまいました。昨日以降受信したメールについては、明日から順次お返事をさし上げます。関係者の皆様、もう少々お待ちを。



7月3日(日) 西村センセイ、2日続けてお昼の判断を誤る ──柏崎駅裏に新しいラーメン店が開店しました──

 西村センセイ、新潟の自宅にいる時は外でお昼を食べます。

 ご存じの方も多いと思いますが、センセイは料理が得意。8年間の学部学生の後半はそれで生計を立てていたほど。でもお昼は通常、大学にいるので学生の頃から外食。
 いくら料理が得意だといっても、毎朝お弁当を作って持参するほど、まめではないのです。

 今日は電車で金沢へ移動します。北陸新幹線に乗る気にはなれないので、今回も在来線。乗り継ぎの関係で、柏崎駅を正午前に発つ列車に乗る必要があります。
 さて、お昼をどうする。

 車中でお弁当を食べるのは楽しい──今日も老夫婦が直江津駅で販売しているお弁当を美味しそうに食べていらっしゃった──のですが、センセイの場合はコンビニ弁当に限られます。
 電車に乗る前に、駅近辺で食べることにしました。

 いろいろ考えて、今日は駅裏の「一龍」というお店へ行くことにしました。北陸地方での「8番ラーメン」のような存在。ふだんはほとんど行かないのですが、娘と時々行きます。
 今日は未明から午前中にかけて激しい雨だったのですが、予報通り、雨はお昼前に止みました。

 傘を差すことなく駅裏を歩いていると......あれ?!

 いつもと全然違う、華やかな雰囲気の場所に出くわしました。しかも「らーめん」。「まろみ」という名前らしい。
 様子からしてオープンしたばかり(1週間以内?)なのでは。

 持っていた二つの鞄を地面の濡れていない場所に置き、カメラを取り出し全体を撮影します。
 お店はすでに営業中。

 今回は全く想定外だったので全く準備しておらず、撮影に少々時間がかかりました。その間、写真の若い男性はずっと入店すべきか否か逡巡したまま。
 ......迷ったら入るけどな。センセイなら。

 で、センセイ。一瞬、どうしようかなと思ったのですが、電車の時刻が迫っているので、後ろ髪を引かれつつも、予定通りに行動。
 ただし、結果的にはこれが大外れ。

 何故かお客が集中したため、時計の進み具合を睨みながらの食事となりました。しかもやはり塩っぽい。それでも何とか電車には間に合ったのですが。
 実は昼食では昨日も失敗したのです。

 「鯖石屋」のその後を確かめるということは、お昼をその近くで食べることになります。あるお店に行ったのですが、センセイとしては、深く反省。
 でも、ま、一昨日に盛来軒の中華そばを食べることができたから、良しとすべきか。

 ちなみに、新しいラーメン店が進出するものの、新潟では名の通ったお店を含めてどれも長続きしない場所は、写真の左の建物です。微妙な位置関係。
 これで「まろみ」が上手くいったら建物の要因は残るものの、ほぼ立地の問題ではない、ということになります。

 さて、どうなる。(そして、センセイはいつ入るのか/果たして、その日が来るのか...)

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