2018年10月6日更新(2018年10月14日ページ移動)
■10月6日(土) 西村センセイ、とても張り詰めた空気の中を、自転車で出勤する
張り詰めていたのは、事実。
ただしそれは例えば、今日は金沢工大の学部入学試験が実施される(公開されている事実)ため、キャンパス内の雰囲気が...などというものではなく、文字通り空気が、空が緊張していたのです。
今日は少なくとも夕方まで雨が降らないとの予報だったので、自転車でご出勤。写真はその途中で撮影したもの。左奥に図書館棟が見えます。
センセイは扇が丘キャンパスの北側、約1.5kmのところにアパートを借りています。つまり出勤する時はほぼ真南に向かいます。朝なので、東、つまり左側から朝日が差しています。
順光となる西の空は青く澄んだ秋の空。平和な雰囲気に満ちています。でも目の前、つまり南側の空は少し緑がかり、浮かぶ雲は異常にハイテンション。「これから何か起きるぞぉー」という雰囲気に満ち溢れています。
なぜそう感じるのか、と問われると、正直なところ良く分からない。もちろんセンセイは、これから大型の颱風が接近すること、それに伴って日中はフェーン現象が発生し、異常な高温になること(金沢は32.2℃、新潟の自宅近くでは35.7℃を記録)することを知っています。
でも、それだけではない「何か」があります。望まない、そして予想外の「何か」に備えながら一人で留守番していた今日は、何だかとても疲れてしまいました。夜に測定した血圧もかなり高め。
トホホ。学部の入学試験はまだ始まったばかりだというのに...。
■10月5日(金) しばらく前に閉店したローソン金沢高尾台店舗跡の解体工事が進んでいた...
ある意味、昨日の続き。ただしパン屋さんの場合は臨時の休業ですが、こちらは事情が違います。
写真は先日、晴れた空に誘われてお昼に外出した時に撮影したもの。ふだんはあまり行かない場所なのですが、交差点を過ぎようとして工事の騒音に気づきました。
「それ」が見える場所に来ると、かつてそこに存在したローソン金沢高尾台店の解体工事が進んでいました。お店の裏に当たる場所から見ているので正直なところ、何が何だかわからない...。
センセイは時々通るだけなのですが、それなりにお客は入っていました。でも数ヶ月前、突然閉店。しばらくそのままの状態が続きました。
コンビニ業界が生き残りを掛けた厳しい状況にあることは周知の事実。既存店舗もお金をかけて改装。調べてみるとこの店舗。地元の建設会社が建設に関係していたようで、店舗開発事例として紹介(ただし地図は別店舗のもの)されています。
2010年のオープンなので、8年しか持たなかったことになります。コンビニの新規出店費用は、一般的なケースで数千万円とのこと。それだけのお金を掛けて建設し、しかも費用をかけて解体する。その費用は結局、誰が負担したんだろうか......。
もちろんこれらの過程で生業(なりわい)を立てている人たちがいらっしゃることは承知しています。でもこれって、社会全体で考えたら生産的なことなんだろうか...。
■10月4日(木) 明日は、我が身 ──大学向かいのパン屋さんが、妙な格好で臨時閉店していた──
今日は予定を変更してお伝えします。
今学期の西村センセイ、共同で担当する科目の関係で時間割に変更があり、水曜日の過度に忙しい状態が少し解消されました。会議は相変わらずなのですが。その分の授業が今日、木曜日へ移動しました。
お昼前に学部の講義があり、午後イチには昨日お伝えした大学院の大きな講義。先週は何と、その間のお昼休み全体を使って研究所長会議が開かれるという、信じられない日程。
今日はそこまでではなかったのですが、午前の講義を終えると、授業セットの入った鞄を両手にぶら下げたまま、とにかく大学食堂へ。学生の列の最後に並びます。
何か食べないと、さすがに午後が持たない。アジフライ定食がなかったので、代わりにサンマフライ定食。個人的にはやはりイマイチだけど、そんなことは言っていられません。部屋へ戻ろうとして、ふと、昨日同僚に教えてもらったことを思い出しました。
研究室とは反対方向の出口へ向かいます。その先、道路の向こうにあるのは、パン屋さん「ブロス」。おぉ、やっぱり...。
お店は臨時休業中。入口付近は大きなベニヤ板で覆われています。小さな張り紙にはしばらく臨時休業するとのこと。理由は書かれていませんでした。
でも同僚によると、高齢者の運転する車がお店に突っ込んだとのこと。例によって、AT車のブレーキを踏もうとして間違えてアクセルに足を乗せ、加速に驚いてさらに踏み込んでしまうという最悪のパターンだったようです。
個人的には、明日は我が身。センセイがマニュアルトランスミッション(MT)車にこだわる理由の一つです。
■10月3日(水) これも颱風のせい?! ──学期はじめに、Excelの関数が使えなくなってしまった...──
金沢工大は新学期、といってもそれは2週間前のはず。
でも実はセンセイにとって、一部科目が不完全な状態で始まっていたのです。それは大学院の講義。必修科目で、しかも今学期は大学院進学を予定している学部4年生も受講するので、大教室に160名以上が集まりました。
実に、ヘビーなクラス。で、その4年生については、受講生の担任──センセイではない──が、学期はじめに一人ひとりの研究や学習の進行状況を見て受講の可否を判断します。つまり受講生が確定するまでに時間がかかる。
それでも去年までは1週間でリストが出来上がったのです。でも今回はなぜか、それが講義2週目の最終日、つまり一昨日に変更されました。だから先々週と先週は、面子が固まっていない中での講義。名簿を用いたグループ編成ができないし、出席確認も大変な手間なので、本当に苦労しました。
センセイが確定した受講生データをダウンロードしたのは昨朝。システムの都合上、“.csv”という形式のファイルです。不要なデータも入っていますし、このままでは使い勝手が悪い。そこでMac mini(SSD)にインストールしたWindows 10上のExcelを起動して加工します。
その一つが、クラスと番号の整理。元ファイルはクラス(大学院は「専攻」)とその中の順番が、“1Z1”と“99”のように独立しています。これは「Z専攻科(架空の専攻)1年の99番」という意味。
現場ではセンセイも学生も“1Z1-99”などと表現します。そこでExcelの“CONCATENATE”という関数を用いて、情報を結合します。二つ左の“1Z1”というデータと左隣の“99”を連結し、かつ、その間に“-”という文字(列)を挿入するとします。
この場合、“=CONCATENATE(RC[-2],"-",RC[-1])”と関数を入力。(設定によって表記は異なる)リターンキーを押すと、めでたく求めるデータが得られるはず......が、出ない。ナシテ?!
何度もやり直したり、再起動したりしたのですが駄目。ここで初めてExcelの不具合を疑いました。直前にOSがリソースを勝手に書き換えたようなのです。そこでOfficeのシステムディスクを取り出します。
センセイが愛用しているのは、Office 2000。実に、20年くらい前のバージョンです。95以降の歴代バージョンも持っています──いずれも純正品──が、Excelに関しては一番使い勝手が良い。しばらく前まで提供されていた二つのアップデータを適用すれば、非常に安定して動作。
しかも、最新バージョンとの共存も可。Wordは不可能ですが。その時も写真を撮ったのですが、再起動時に失われてしまったので、MacBook Pro上のWindows 7でチェックを兼ねて再インストール(修復)したのが写真。結論から申しますと、やはりWindows 10上のExcelはリソースが損傷していました。
もちろん無事に修復完了。MacBook Pro上のWindows 7の方は、全く問題ありませんでした。Windows 10上のExcel 2000、不具合の理由が颱風だなんて......あるわけないか。
■10月2日(火) 帰宅しようとして校舎の外へ出たら、NHKの車が駐車していた。しかも...
今日は予定を変更してお伝えします。それがこの写真。
ただの自動車ではなく、背中に衛星通信用のパラボラアンテナを載せた、テレビ中継車です。アンテナはすでに、衛星と通信しているらしい。
車体側面のLEDライトで周囲およびアンテナを照らし出しています。状況を確認しやすくするためでしょう。照明のない車体前面や、背景が緑がかっているのはナトリウムランプのせい。エンジンは動いており、運転席には男性が2名。「待つことに慣れている」という感じ。
車体の後部には、小さく“NHK”。昨晩の段階では、今朝は晴れとの予報だったのですが、起床して出発しようとしたその時に「ザーッ」。「腐ってもタイ」の名残でしょうか、天気は不安定。
自宅から運んできた空気入れで、タイヤに空気を詰めておいたのですが残念、自転車での出勤を諦めます。守衛室で鍵を返して、駐車場へ向かうべく校舎を出た場所がここ。一応構内の道路ではあるのですが、本来の駐車場ではないので、中継車の存在がとても目立ちます。
う〜ん、今日は何かの発表の日だったっけなぁ...。
■10月1日(月) 「颱風一過」か「腐ってもタイ」か... ──西村センセイ、颱風24号の後始末に追われる──
というわけで、今朝のセンセイの気分は「敗軍の将」。
ただし語らないわけにもいかないので、今日は短めに。このところどうも眠りが浅く、夜中に何回も目が覚めました。ただし颱風については、少なくとも金沢でセンセイが起きている間はたいしたことはありませんでした。
出勤してから事務の女性に話を聞くと、一時相当強い風が吹いたそうです。ただしその時間帯、センセイは酔っぱらって熟睡中。覚えていないものは存在しないに等しい?!
お伝えしたように昨日から今日にかけての出張を断念したので、まず、その後始末をする必要があります。立場上、昨日の入試中止と関係しているため、出先の事務では判断できずに、本部の人事課へ赴くことに。
もちろん決着はついたのですが。帰路、ドラッグストアに立ち寄り、厚生棟(右側の建物)に入ろうとして気づいたのが、青空。空が高い。秋の空ではあるのですが、先日のものと比較すると、不安定。
颱風の余韻を残しています。この時点で颱風は北海道沖へ抜けていたのですが、なかなか「颱風一過」とはならない。そもそも颱風は大きな低気圧で、しかも今回は強力。
このような時に用いられるのが、「腐ってもタイ」。颱風崩れの低気圧を甘く見るな、という教訓です。晴れもあるんだけど雲もあり、夕方には大雨になってしまいました。さすがに夜になると落ち着いてきたのですが......。
どうやら今日は、「颱風一過か腐ってもタイか」ではなく、その両方だったようです。気持ちを切り替えて、諸事にあたることにします。
■9月30日(日) 何だか、今年はトラブル続き... ──西村センセイ、颱風の接近で大阪大学への出張を断念する──
今日はタイトル通りの話題。
お伝えしたように金沢工大では昨日、今日と入学試験を実施する予定でした。ただし2日目、つまり今日の試験は颱風の接近を考慮して中止。試験そのものは実施可能だとしても、帰宅する受験生や保護者の安全を最優先する必要があったからです。
で、西村センセイ、今日の試験を終えてから関西へ出張することにしていたのです。今日は移動のみ。明日の午前中から大阪大学で割と大きな研究会が開かれることになっているのです。でも、中止になった入試同様、問題は颱風。しかも関西直撃コース。
昨日の段階で、大阪へ向かう特急列車については午前から運休になることが告知されていました。センセイが特急券を確保していた列車も当然、運休。((c)JR西日本)
幸か不幸か、今日予定されていた入学試験は実施されません。早い列車に変更すれば大阪入りできる。ところが肝心要の、研究会を開催するかがはっきりしない。連絡によると、今日(30日)正午の交通状況を見て判断するとのこと。近くの参加者はそれで良いかもしれません。
でもセンセイのように、遠方からの参加者は前日入りするはず...。正直なところ、頑張って大阪にお昼前後に到着しても、乗換がどうなっているかわかりません。また翌日の帰路についても同様。止むを得ず宿泊はキャンセルし、乗車券類は駅で払い戻してもらいました。
自己都合ではなく自然災害によるものなので、いずれも手数料は無料。で、今日のお昼過ぎ、主催者から連絡がありました。講演者の移動の都合でプログラムを一部変更するものの、シンポジウムそのものは概ね予定通りに開催するとのこと。
明日になれば颱風は東北から北海道へ抜けているはず。だから、開催そのものについては、分からないではない。でもそれだったら、もっと早く連絡を...というのがこちらの希望。
明日、始発の特急に乗れば参加することができるのですが、JR西日本によると大阪行きの特急「サンダーバード」については、11時頃まで運転しないとのこと。路線や設備の安全点検のためと思われます。実際、今回の颱風により、大分県内では豊肥本線の路床が大雨で一部流出。
つまりシンポジウムに参加するため移動するための方途は、潰(つい)えてしまいました。