2019年6月8日更新(2019年6月16日ページ移動)
■6月8日(土) 西村センセイ、いきなり大ボケをかます ──金沢での学会に参加しています──
週末ですが、センセイは金沢に留まっています。
関係する学会の大会に参加するためですが、何と、今回は金沢での開催。しかも主催する金沢大学側の要請に応じて、運営スタッフとしての参加です。だから今朝は、早い時間帯の路線バスに乗車しました。
金沢大学関係者は現地8時集合。センセイは半分お客様なので、9時で良いことになっています。でもまず、申し訳ない。それにそもそもお客様にとって、スタッフの所属が金沢大学か金沢工大かはまったく無関係。学生スタッフを含めて、初めてお目にかかる方も多いはず。
今朝はそれなりの雨。折り畳み傘は小さいし、少し風も吹いていたため7時50分、かなり濡れた状態で会場の金沢歌劇座に到着しました。関係者はまだ誰も到着していません。
予想外ですが、一番乗り。開場は8時からのようなのですが、守衛さんに申し出ると入館が許可されました。会場へ案内していただいたのですが、玄関ホールで待たせていただきます。
...でも、来ない。ホントに誰も来ない。それでも8時過ぎに、金沢大学の女子職員と思われる方が到着しました。続いてポツポツ、その後はドンドンと。されど、なぜか30歳〜40歳台の女性ばかり。
彼女らは、マイペースで会場を設営し始めました。ナシテ?!さすがに、センセイも自らの誤りを認めざるを得ません。学会は今日と明日開かれるのですが、初日の会場はここではないらしい。
腰が悪いのでパソコンは持参していなかったのですが、守衛さんの助けを借りて、今日の会場が金沢商工会議所会館であることを知りました。お礼を言って歌劇座を後にします。9時ちょうどに会場到着。
すでに参加者が受け付け手続きを始めています。西村センセイ、最初からいきなりボケをかましてしまいました。しかし、ここからは名誉挽回。
金沢大学の関係者は学会の運営に慣れていないようで、残念ながら、あちこちに不備がありました。写真は午後のプログラムの一場面なのですが、かなり大きな会場を、センセイと金沢大学の学生1名だけで切り盛り。
後で彼女に尋ねたら、「どうなることかと思った」とのこと。場数を踏んでいるし、そもそもこの種──要するに、オツムより身体を使う仕事──のイベントが大好きなセンセイなので、関係するセッションは問題なく終了。ただし学会大会で最も大切なのは議論の中身。
こちらについても立場上、発表者と質問者のすぐそばで、その内容を聴かせていただきました。何てったって広い会場を、(腰と足が悪い)センセイと彼女が、質問のマイクを持ち運んだのですから。
■6月7日(金) 「梅雨入りしたから」じゃないんだろうけど... ──住宅の新築工事は、まず消毒から──
予定を急遽変更して、昨日の続きを少しだけ。
北陸地方は今日、予想通りに梅雨入りしました。今回各地に降った大雨は、直接には低気圧に伴う温暖および閉塞、寒冷前線の通過によるもの。
今後居座ることになる停滞前線の位置とも関係しており、もしかすると宣言しないかもと思っていました。
昨晩の時点で、当地の予報は午後から雨とのことだったのですが、実際には早朝、弱い前線が通過。それなりの雨が降ったし、その後も降ったり止んだりが続きました。
というわけで、今日の梅雨入り宣言となったようです。写真は今朝撮影したもの。出勤するためにアパートを出ると、田圃1枚を挟んだその向こうに、ご紹介した2軒の新築住宅。予想外だったのは、その工事内容。
マスクをし、濃い色の手袋をした2人の方が、左手にタンクを、右手にパイプを持って何かしています。写真の方の膝付近が床の高さ、銀色のパイプの先から出る液体を床下(?)に撒いています。たぶん消毒作業。
家を腐らせてしまうシロアリ対策などのために消毒しているのでしょうか。それとも雨が降ったため、特別に作業しているのでしょうか。
後者はちょっと考えにくいのですが、いずれにせよ、建設工事が消毒作業から始まるなんて、全く知りませんでした。
■6月6日(木) こちらはかろうじて、梅雨入りまでに間に合いました ──大学近辺は新築ラッシュ──
梅雨入り直前ネタも最終回。見たままのお話です。
写真は昨晩、アパートに戻った時に撮影したもの。実際はかなり暗い状況下で撮影しています。そもそも昨日は、早朝からいつもと様子が違ったのです。
まず、6時過ぎにアパート前の道路を重機が通過。でも遠くに去るのではなく、ディーゼルエンジンこそ停止させたものの、割と近くに留まっています。徐々に作業員が集まってきました。まだ小学生の登校時刻には早く、周囲は静か。
彼らの朗(ほが)らかな笑い声が、そこに響き渡ります。窓は開けていませんでしたが、「工事」が始まることを確信しました。すぐ近くで、住宅の新築工事が本格化するのです。この冬までは駐車場だった場所。
春になってアスファルトが剥がされて整地され、1ヶ月くらい前に2棟の基礎工事が完了しました。昨日までに、包装された建設資材を搬入。「数日かかるんだろうなぁ」と漠然と考えていたのですが、アパートに戻って自転車から降りると、おぉ、柱を立てる工事は1日で完了しています。まるで、梅雨入りまでに終わらせたかったかのよう。
ただし、屋根の工事はこれから。今晩も確認しましたが、簡易シートがかけられているだけでした。北陸地方は明日梅雨入りする、というのがセンセイの予想。
アパートや大学近辺ではあちこちで、戸建て住宅の新築工事が行われています。やはり雨の季節になると、特に、基礎工事や高所での作業は大変なんだろうなぁ...。
■6月5日(水) ツツジは指折り数えながら、雨の季節の始まりを待っています
今日は見たままのお話。
梅雨入り前ということもあって北陸地方は雨が降らず、先月下旬ほどではないものの、気温の高い状態が続いています。最高気温は30℃に届きそう。
西村センセイ、研究室と、帰宅直後のアパートではエアコンを使用しています。年度初めは寒かったこともあり、衣類の入れ替えがうまく進みません。センセイの場合、春用をほとんど着ないまま、冬用の衣類から夏用に一気にジャンプさせた感じ。
暑いし、陽射しがきついので、外に出るのも億劫(おっくう)に。そもそも今日は会議と講義が連続する水曜日なので、日中、センセイが建物のおよびキャンパスの外へ出たのは、「ほっともっと」でお弁当を買った時と午後の講義のために移動した時だけ。
写真はその時に撮影したもの。ツツジです。先月中旬から咲き始めたのですが、最初はポツポツという感じだったので、センセイを含めた皆が開花に注目しました。でも現在はまるで、キャンパスそのものがツツジに包囲されているかのよう。
でもツツジが当たり前になると、注目度は低下気味。「存在して当然」という感じ。で、そのツツジをよぉーく見ると、元気がない。もちろん雨が降らない上に気温が高いため、水分が不足しているのです。場所によっては園丁(えんてい)の方が散水器でツツジに水遣りをしているほど。
ツツジの立場になればまるで、指折り数えながら、雨の季節の始まりを待っているかのよう。もちろん、ツツジに指なんてありませんので、念のため。
■6月4日(火) 梅雨入りが迫っているようなので、「特カツ丼」を頂きました
結果的に、2日続けて食べ物ネタになりましたが、悪しからず。
自分から積極的にお肉を食べることはないセンセイですが、今日のお昼、カツ丼店「かつや久安店」を訪れました。「ソースかつ丼(梅)」を頂いてからわずか2週間弱。理由は「梅雨入りが近いから」。
昨晩の天気予報では、北陸地方は今週木曜日頃から雨になるとのことだったのです。予報ははっきりとは伝えていませんでしたが、要するに梅雨入りです。太平洋側ではすでに、雨が降り出している地域もあります。
西村センセイ、お昼は大学食堂でアジフライ定食を頂くか、近くのお店でお弁当を買います。これらは雨が降ってもあまり影響はないのです。でも「かつや」を含めて、外食するとなると大学からちょっと遠い。
つまり雨の季節は足が遠ざかる。そこで梅雨入りする前に「かつや」へ行くことにしたのです。大学食堂のアジフライ定食は隔週の提供で、今週はお休みだったこともあります。それに昨晩は、食事はしたものの惣菜が多かったのでご飯を頂いていません。
しかも今日は朝から何も食べていない。午後の体力を使う講義に備える意味もあり、お昼をしっかり食べる必要があります。まだ早い時間帯だったので、「かつや」の先客はわずか。
当初は、ごく普通の、一番小さな卵とじカツ丼「カツ丼(梅)」(税別490円)にするつもりだったのです。でもメニューを開くと、新登場の「特カツ丼」(税別650円)が目に飛び込んできました。キャッチは「贅沢玉子の特別なカツ丼」。思わず注文。
お腹が空いていたということもあるのでしょう。程なく届いたのが、写真の「特カツ丼」。中央にあるのは温泉玉子。トンカツの量は通常と同じですが、玉子を囲むため、切り方が違います。メニューを読み直して知ったのですが、ご飯は大盛り。
メニューで感じたボリューム感は、ご飯のせいだったんですね。で、肝心のお味はというと、いつものカツ丼。というか、まず、とにかくカツを頂かないとご飯にたどり着くことができません。そして今度こそ、温泉玉子。
当たり前ですが、箸を入れると黄身が溶け出します。それが残ったカツと融合して...といきたいところですが、ご飯にかかるだけ。う〜ん、これじゃ玉子かけご飯。期待値が大きかった分、空振り気味という感じ。ちなみに温泉玉子はメニューに載っており、税別60円。
ご飯を大盛りにしたらいくらになるのかわかりませんが、たいした金額ではないはず。で、通常のカツ丼との差は税別160円。う〜ん。今回は、サラダを頂かなかったこともあり、ちょっと固形物が多すぎました。高齢者は意識してタンパク質を摂る必要がありますが、今度来る時はキャベツなども入った定食にしようかと思っています。
ちなみに、天気予報は今日になってから変わり、北陸地方の雨は少し先送りになりました。
■6月3日(月) 富山は、海と里と山が出逢う場所 ──新湊港で水揚げされた「朝どり 本かます」を頂きました──
昨日は、伯母宅から戻る際に北陸自動車道を利用しました。
ただしセンセイはやはり、高速道路を好きになれそうにありません。まず何よりも、運転していて楽しくない。それに単調で眠くなるので、とても危険。でも、ひとたび一般道に入ると、BMWの印象が一変します。
走る、曲がる、止まる、が楽しい。...と言うか、それしかできない。新潟の自宅と金沢を毎週往復できる理由です。でも、一般道には別な魅力も。
各駅停車での旅に似て、それぞれの場所で地に足を降ろして生きている普通の人々の生活が伝わってくるのです。田畑の様子だったり、沿道の建物だったり、運転マナーだったり。そして、食べ物も。
飲食店探検も楽しいのですが、スーパーの散策はもっと楽しい。センセイが訪れるのは主に、「スーパーセンターシマヤ」(砺波店)か、「オレンジマート」(宮野店)。この日は後者(写真)を訪れました。
野菜とお魚、そして簡単なお昼を買い求めるつもりだったのですが、野菜は適当な物がない。今回実家には立ち寄っておらず、母親が育てた野菜はないのですが、伯母から頂いた空豆があるので、今回はパス。
鮮魚コーナーを訪れると、おぉ、「新湊港産 朝どり[獲り] 本かます(あかかます)」(表示のママ)。「産」というのは、最寄り新湊港で水揚げされた、という意味です。
いかにも美味しそう。そして今まで目にした「カマス」より二まわりも大きく、ほとんど太ったサンマ。びっくりしました。しかも新鮮なカマスが5尾で298円。金沢の1/3くらいの値段じゃないだろうか。
実は、一目見た時から心配だったのです。センセイが使うかなり大きなフライパンに収まるかどうか。実際にやってみると、アルミホイルを大きく使い、カマスを曲げると何とか収まりました。シャワーを浴びてから頂いたのですが、本当に美味しい。
淡泊で、上品な味わい。富山は、海と里と山が出逢う場所。
「スーパーセンターシマヤ」は株式会社PLANT(刈羽店)に似て、どちらかというとお店の規模と品揃えの種類で勝負。ただし野菜に関しては地元産もしっかり取り扱っています。他方、「オレンジマート」は規模ではなく、お客さんとの距離感を大切にしています。
実は、並んでいる海産物の種類はそんなに多くありません。意外に思われるかもしれませんが、旬の食材は種類が限られるのです。「オレンジマート」は地元で収穫された新鮮な食材を厳選して、低価格で提供しています。その反面、種類は少ない。他の商品は、どこか遠くの見知らぬ場所から仕入れるしかない。
お客さんの表情から、お店の方針が良く理解されていることがわかります。何度でも繰り返しますが、富山は本当に美味しい。学ぶべきことがたくさんあります。
■6月2日(日) トランク一杯に初夏の野菜を... ──関係者の皆様、季節のご挨拶です──
今日は朝食を済ませると、自動車で一般道を北上。
新潟市(旧潟東村)に住む、家人の叔母宅を訪れるためです。目的は彼女が育てた季節の野菜を頂くこと。そして隠れた目的は、息子と2人暮らしの叔母の様子の確認。御歳83だそうな。お元気そうで何より。
彼女は野菜を育てるのがホントに上手。茶の間で1時間ほど世間話をした後に、BMWの大きなトランク一杯の野菜を頂戴しました。
手前、三つの大きな袋の中は玉葱。でも今回の主役は奥や脇に置かれた七つの袋。その中に収められているのは、この時期だけ味わうことができる「空豆」。貴重な一品です。
されど西村センセイ、実は、空豆にはあまりご縁がない。センセイが育った新潟県中部の柏崎刈羽(かりわ)地区では、空豆を食べるという習慣が(あまり)ないのです。少なくともセンセイは、結婚するまで食べたことがなかった。
たぶん土壌の問題だと思います。しかし家人の出身地である新潟市西部(旧潟東村)では空豆の栽培が盛んで、小ぶりのキュウリのようなサイズの空豆をたくさん育てています。
初めて見た時は、「豆」とは思えないその大きさにびっくりしました。センセイにとっての「豆」は、もう1、2ヶ月後に旬となる「枝豆」。こちらは畑だけでなく、田圃の畦(あぜ)でも育てるので、子供の頃から塩茹でをよく頂きました。でも確かに、空豆も美味しい。
加えて、理由は良くわかりませんが、ナトリウム(Na)がほとんど含まれないのに、カリウム(K)は桁違いの含有量。つまり、高血圧状態の改善にも効く。
というわけで今晩は空豆をツマミに、このページを更新しています。収穫後の空豆は品質が急激に劣化することもあり、我が家で消費できない分は、お世話になった方々に宅急便による配送を手配しました。
関係者の皆様には、明日午前中にお届けすることになっています。ただし、さすがに北海道まで運ぶと日持ちしないことが判明したので今回、お世話になっている札幌のTさん(旧姓)にはお送りしておりません。他意はありませんので、ご容赦の程を。