2016年12月17日更新(2016年12月25日ページ移動。2018年11月24日一部写真削除)

──2016年12月第3週のニュース──

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12月17日(土) 通称「糸魚川快速」は、予想通り廃止に ──来春のJRダイヤ改正が発表されました──

 JR各社は昨16日、来年3月4日(土)にダイヤ改正を行うと発表しました。

 センセイに関係するものとしては、新潟支社が新潟─糸魚川間で1日1往復していた快速列車、通称「糸魚川快速」を廃止すると公表しました。(報道
 写真はセンセイが最後に乗車した、その485系(3000番台)R-28編成快速列車です。

 この快速列車は昨春の北陸新幹線開業による特急「北越」の廃止を受けて設定されたもの。
 公表された廃止理由は「乗客が非常に少ない」とのことですが、実態は少々異なります。

 確かに朝の下り列車(新潟行)は微妙な時間帯に運行されるため、乗客はあまり多くありません。
 でも夜の上り列車は別。

 通勤通学に都合の良い時間に運行されるので、それなりの利用客がいます。問題は利用者数ではなく車両。
 特急「北越」や快速「くびき野」に使用していた485系(R-26およびR-28編成)は老朽化が進んでいるのです。

 もともと旧北陸本線の第三セクター化後について、JR東日本は運営に積極的に関与するつもりはありません。

 糸魚川市の要望に応えて、無理をして老朽車両を走らせていたというのが実態。それはこの列車に付された列車番号に如実に表れています。
 糸魚川市側もそれは十分承知していたはず。

 報道によると、「糸魚川市長は『市民の利便性低下につながり、非常に残念』とコメントした」そうですが、それはオトナの会話。

 いずれにせよこれで、原型を留めた485系特急電車は新潟支社管内ではすべて引退、廃車となります(原型はすでに引退済)。485系を改造した「きらきら うえつ」だけが残りますが、これはもはや別物。

 2年前から予想されていたことですが、いよいよ一つの時代が終わることになります。



12月16日(金) これが冬の北陸の標準装備 ──雪が降り積もる中を、自動車で帰宅しました──

 明らかに北陸地方の上空には強い寒気が入っています。

 天気予報によると、昨晩から今日の午前中がピークとのこと。実はセンセイ、今日の午後に新潟の自宅へ戻るつもり。
 入学試験や学会参加のため、実は約2カ月ほどノーマルな状態では帰宅していないのです。

 何よりも安全運転が第一。そして安全運転のためにはまず十分な睡眠が必要。しかしこのところ、明らかに疲れ過ぎています。
 そこで昨晩は、意識して早めに就寝しました。

 そのためか、4時過ぎに目覚めたのです。さすがに早過ぎるので、ぼんやりとした状態で6時まで待ちます。
 外がいつもより明るい。そして音がしない。

 間違いありません。無風状態で雪が積もっているのです。北陸の冬は、暴風雪や雷の音も怖いけど、「音がしない」のはもっと怖い。
 身支度を整えて部屋を施錠し、乗車前に撮影したのが写真。

 この時点での積雪は10cm弱。大学の駐車場に車を置いている間にもそれくらいの雪が積もりました。もちろん対策はそれなりに用意済。

 写真は昨晩、雪が本格的に降る前に、スーパーの駐車場で撮影したもの。ちょっとわかりにくいと思いますが、中央の黒い物体は鞄。
 上から被さっているのはシャベル。雪に閉じこめられた時に、車体を掘り出します。

 アルミ製の方が軽いのですが、硬い氷には弱い。そこで鉄製のものを使っています。何度助けられたことか。
 鞄の手前には傘が2本。

 雨や雪の日に使う大きなものと、車内に常備しておくビニール製の傘。その手前にあるのが除雪器具。
 フロントガラスや車体の雪を取り除く際に使用します。

 今日の金沢の雪は本格的。太平洋側から来た1年生はびっくりした──あるいは、とても喜んだ──んじゃないかと思います。
 彼ら彼女らの様子を見ながら大学キャンパスを後にして、帰路へ。

 金沢の雪はそれほどでもなかったのですが、この地域にしては珍しく冷え込み、気温は0℃前後。富山県の西部はもう少し冷えていました。実はこれが、スリップの発生しやすい温度。
 意外に思われるかもしれませんが。

 特に橋の上は危険で、一瞥すると路面は真っ黒で乾燥しているように見えるのに、実は凍結していてツルツル。実際、地元紙報道によると、富山県ではスリップ事故が多発したそうです。
 BMWだと、この路面の微妙な違いがかなりわかります。

 おかげで問題を起こさずに240km以上を無事に走行して自宅に戻ることができました。ただし石川・富山両県内は降雪があり、タイヤが無駄に雪をかいたり、動力が地面に伝わらなかったり。
 その分、燃費が10%程度低下しました。

 しかし、それで他の方やセンセイ自身の無事が守られたのならホント、安いものです。



12月15日(木) 西村センセイ、キャベツでバナナを作ってしまう

 今日は見たまま、ちょっと恥ずかしいお話。

 先週土曜日に実家に行った際、母親から越冬用の野菜をたくさん貰ってきました。大半は新潟の自宅に残したのですが、一部は金沢にも運びました。
 白菜と葱、そして小振りのキャベツ。

 西村センセイ、冬の料理は昨シーズンまで海産物と白菜、そして葱を使ったがメインだったのです。
 でもどうやら、お醤油を使い過ぎ、過度に塩分を摂取していたらしい。

 この冬はまだ、鍋料理を造っていません。でも野菜を取らないといけないので、このところはキャベツの千切りばかり。
 もしかしたら誤解させたかもしれません。

 上手に育てられた新鮮なキャベツは、それだけでも本当に美味しいのです。当たり前ですが、野菜本来の味がします。
 特にセンセイの母親は野菜を育てるのが上手。

 先日富山で買ったキャベツも美味しかったけど、明らかにそれ以上です。小振りだったので2日分を縦に切ってから水洗い。いよいよ刻み始めます。
 以前よりは包丁のリズムが良くなったけど、現役時代にはかないません。

 小皿に盛りつけ、残りはビニール袋に入れて冷蔵庫へ。明日の夕食の分です。塩分の少ないドレッシングをかけようとして......あれ?!

 写真は拡大、接写して撮影したもの。キャベツの内側の葉の一部が切り離されずに繋がったまま。手元の部分でまな板と包丁の間に隙間ができていたのでしょう。
 実家ではこのような切り損ないを「バナナ」と呼んでいました。

 ちなみに今回の「バナナ」の幅(全長)は1.5cmくらい。バキバキのキャベツを齧っているわけではありませんので、念のため。



12月14日(水) 一番遠くが最も近い?! ──西村センセイ、大学の駐車場でいろいろ考える──

 何度もお伝えしているように、昨春の北陸新幹線開業に伴って、センセイの移動は自動車がメインになりました。

 それでも雨が降らない限り、通勤には自転車を使っているのです。1週間くらいアパートの駐車場に車を置いたまま、自転車だけで出勤することも。
 ただし最近の金沢は雨がち。当然、自動車に乗ることになります。

 以前は研究室の前にある駐車場に、ちょうどこんな格好(写真中央)で車を停めていました。
 しかし半年くらい前から、この駐車場が来客専用となり、教職員は別の場所を使うことに。

 大学構内、道路の反対側(1カ所)と校舎の裏側(2カ所)に広い駐車場があるのですが、いずれも研究室や出入り口からは遠い。
 でも変な場所に置くわけにもいきません。

 で、最近のお気に入りは、大学脇を流れる高橋川を越えた場所にある写真の駐車場。一見すると一番遠い。
 でもセンセイがいつも使う夜間出入り口を基準に考えると、他と同じくらいの距離なのです。しかも舗装されているし。

 この駐車場を使うようになって、教職員や出入りの業者──写真左側は工事関係者の車両──あるいは学生の、知らない一面を見るようになりました。
 例えば一部の学生が、許可を受けずに駐車しているとか。

 明日は朝から仕事。雪との予報なので、車で出勤することになると思います。今度は何を教えてくれるんでしょうか。



12月13日(火) 数カ月ぶりに入ってみたら、大学近くの松屋がずいぶん変わっていた

 今日は見たまま、タイトル通りのお話。

 朝出勤したら、いつもよりお腹が空いていることに気づきました。歳を取ると、なかなかお腹が空かなくなるもの。だから不思議に感じたのです。

 考えてみると昨日のお昼に食べたお弁当がお腹に残ったので、夕食はご飯抜きで済ませました。いつも通りに食べると、胸焼けを起こしそうな気がしたのです。
 結果的にその判断は正しくて、胸焼けにはならなかったのですが。

 どうやらその反動でお腹が空いているらしく、しかもご飯を食べたい。でもまだ昼食の営業は始まっていません。
 お弁当屋さんは営業しているだろうけど、朝からお弁当というのも......。

 ふと、大学近くの松屋工大前店の存在を思い出しました。11時まで朝定食を販売しているのです。たぶん、数カ月訪れていないと思います。
 細い雨が降る中、傘を差してお店に近づくと、あれっ?!

 お店の様子が変わっています。以前もドライブスルーをやっていたのですが、直接窓口に横付けし、オーダーするシステムでした。(センセイは使ったことがない)
 でもご覧のように屋根付きの注文コーナーが設置されています。

 店内に入ろうとして再びびっくり。券売機が一新されているのです。操作方法を確かめながら「ソーセージエッグ定食」(400円)を注文。
 小皿の内容を選べるのですが、それも券売機で選択する方式に変わっています。

 客席部分はほとんど変更されていないようでしたが、厨房内はかなり改装されています。若い店員の動きを見ていると、合理性を最優先した改装のようです。
 後で調べてみると、この工大前店は10月5日(水)にリニューアルオープンしたようです。

 まぁ、あきたこまちを使用したご飯はそれなりに美味しかったので、何の問題もないのですが。



12月12日(月) 富山は、美味しい ──金沢への移動途中で、地元密着型のスーパーに入ってみました──

 写真は昨日、新潟の自宅から金沢へ移動する途中で撮影したもの。富山市内のスーパーです。

 センセイが通常利用する経路沿いには、スーパーが2店あります。以前ご紹介した「スーパーセンターシマヤ」(砺波店)と、この「オレンジマート」(宮野店)。
 正確には自宅近くと、道路が混雑するので立ち寄らない金沢市内を除きます。

 大学近くのスーパーは基本的に、あまり品揃えが良くありません。地元資本のお店は品質がイマイチだし、全国チェーンは何かを発見する面白味がない。(一部例外を除く)
 そこで地元密着型のスーパーを尋ねてみるのが、最近のマイブーム。

 このお店は富山市中心部を南側で越え、神通(じんづう)川を渡った場所にあるお店。以前から気になっていたのです。
 昨日はちょうどお昼時で、この先に美味しいお店がないため、昼食を兼ねて初めて入ってみました。

 外側の雰囲気から地元資本なんだろうなぁーと思っていたのですが、やはり予想通り。富山市内(旧八尾町、婦中町)で3店舗のみ運営しているようです。
 金沢のスーパーと違って地元の農産物、海産物を多く取り扱っており、新鮮でしかも安い。

 鮮魚コーナーを通ったら、約10km離れた新湊港で水揚げされた美味しそうな鯛の刺身を売っていました。
 値段も手頃だったので一度手にしたのですが、晩ご飯まで時間があることを思い出して断念しました。

 代わりに本かますの焼き物を買ったのですが、これがホントに美味しい。富山は美味しいものばかりだ。
 お弁当を買って、店内で頂いたのですが、十分満足させていただきました。

 お店を出ると、車体の上に雪が積もって白くなっていました。窓ガラスも積雪で曇って前が見えない状態だったので、エンジンを起動し、曇りを取り除いてから出発。
 本格的な雪のシーズンに入りましたが、富山の美味しいもののおかげで、暖かい気持ちになれそうです。



12月11日(日) やっぱりこの場所だった... ──新潟県の養鶏場で鳥インフルエンザが発生しました──

 金曜日に学園全体の忘年会が開かれたので、一昨日はそのまま金沢に留まり、昨日の午前中、2週間ぶりに新潟の自宅へ戻りました。現在はすでに金沢へ移動していますから、一晩だけの滞在。
 自宅と実家の用や通院など、かなり所用を片づけました。

 上越市(直江津地区)を過ぎて、自宅のある柏崎市に近づきます。国道8号線の右側(山側)に注意しているとやっぱり......。丘の上の養鶏場は異様な静けさです。
 写真は今朝、撮影しました。

 ご存じだと思いますが、先月28日に新潟県北部の関川村で、そして29日に新潟県西南部の上越市で鳥インフルエンザが発生しました。
 情報の大半は「上越市」とのみ報道。

 しかし平成の大合併で上越市はとても広くなったので、それでは発生場所がわかりません。やがて防疫は柿崎総合体育館が拠点との報道が。
 間違いありません。すぐ脇にある下沢養鶏柿崎農場で発生したのです。(現在では公知の事実)

 12月1日には「新潟県が殺処分終了」と報道されました。ここでは23万6,000羽が処分されたとのこと。
 注意していると、道路脇にある大きな駐車場など数カ所に関係車両の消毒ポイントが設置されていました。

 渡り鳥がもたらしたウィルスを、養鶏場の金網の破れや基礎部分に発生した小さな穴から侵入した小動物が鶏舎内にもたらしたようです。
 もちろん処分は致し方ない。

 しかし農園関係者や防疫に従事した方々、そして処分された鶏にとって何一つ良いことがない。主が不意にいなくなり、静まりかえった養鶏場が、逆に事実の重さを語りかけてきます。

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