2019年5月25日更新(2019年6月2日ページ移動)
■5月25日(土) 登場人物が、人知れず交替していく... ──季節外れの猛暑の中、近くの小学校で運動会が行われました──
週末なので、センセイは昨日のうちに新潟の自宅へ戻りました。
仕事を積み残したままなのですが、ゴメンなさい。センセイくらいの年齢になると体調最優先。それに高齢の両親を含めて家族のことも考える必要があります。業務の遅れについては先週同様、日曜午後に出勤して対処することにします。
母親によると、先週末の段階で実家に赴く必要はないとのことだったのです。でも改めて状況を確認すると、母親曰く「(父親が?)食欲旺盛なので...」食料をスーパーで購入したいとのこと。両親は高齢なので、誰かが車を出すしかない。そしてもう一つ。訃報が届いたのです。大阪に住み、昨秋亡くなった従兄弟の奥様が、夫を追うかのように逝去されたとのこと。
両親にとっては甥の連れ合い。弔電を打ちたいし、香典も送りたい。センセイにとっても、小さな子供の頃に散々お世話になった従兄弟夫婦です。可能ならばセンセイが直接弔問したいところ。
でも今学期は毎日講義があるため、それはかないません。そもそも一つ前の世代の、特に郡部では「生めよ増やせ(/殖やせ)よ国のため」という当時の国の施策に従順に従い、多産が奨励されました。
センセイも伯父伯母、そして従兄弟の数が多い。従兄弟は数十人のはずなのですが、数えるたびに数値が一致しない。(実話)
それはそれとして、次期ご当主様としては為すべきことを為す必要があります。実家で必要事項を確認した後、両親を乗せて買い出しに出て、自宅へ戻ります。
帰宅後、葬儀が行われる明日配達してもらうように、弔電を手配します。今日は季節外れの猛暑。自宅最寄りの、娘が通い卒業した小学校では今日、この炎天下で運動会が開かれていました。カラカラに乾いているので、子供たちが動くたびに地面近く、砂埃が舞います。
写真左側、子供たちの腰の付近がボケています。新潟県内では今日、多くの観測地点で最高気温が30℃を越えました。それでも子供たちと若い両親は、季節外れの暑さを苦にせずに動き回っています。センセイが用を終えて自宅に戻るために小学校の脇を通ると、まさに皆が帰宅しようとするところ。
少なくとも子供たちは、まだ元気に動いていました。舞台上の役者は人知れず、しかし順番に交替していきます。
■5月24日(金) 新潟だけど、新潟じゃない... ──新潟大学前の「とんかつかねこ」が閉店していた──
昨日、打ち合わせを終えたセンセイが、いろいろ考えながら向かったのは、大学近くにあるカツ丼店「かつや久安店」。
2ヶ月前に訪れると割引券の期限が半分になっていたため、もうご縁はないかも、と思ったのです。でもその後、なぜか短縮された半月分の割引券に加えて、従来の1ヶ月分の件も合わせて配布するようになりました。
意味が良くわからない。それはともかく、午後の講義に備えてお昼を食べなければなりません。センセイは最近、朝食を抜くことが多いのです。ただし昨日は、いつもとはちょっと違う点が。定番の「カツ丼(梅)」(卵とじ)ではなく、写真の「ソースかつ丼(梅)」を食べたくなったのです。
前回訪れた時に気を引かれたのですが、実は今まで、食べたことがない。卵とじのかつ丼はオーソドックスですが、ソースカツ丼あるいはタレカツ丼も全国各地で愛されています。北陸地方で最も有名なのは福井「ヨーロッパ軒」の「ソースカツ丼」。
一度だけ頂いたことがありますが、地元の方に愛される理由がわかるような気がします。実は新潟にもタレカツ丼で有名なお店があります。有名なのは新潟大学前にある「とんかつかねこ」(公式Twitter)。個人的にはあまりお肉を食べないので、「良く通った」ほどではないのですが、
ご飯の下に隠された二段目のトンカツは、本当に衝撃的。「ヨーロッパ軒」も「とんかつかねこ」も、トンカツをタレに浸すタイプ。でも新潟では、写真のようにソースをかけるタイプのカツ丼もあります。
スーパーのお弁当コーナーに、ごく普通に並んでいます。実は「かつや」、つまり企業としての(株)かつやは、新潟県三条市に拠点があるアークランドサカモト傘下のアークランドサービスホールディングス(株)が運営する会社。
だから西村センセイ、「かつや」のものは、新潟風のソースカツ丼かなぁと思ったのです。で、実際に頂いてみると、う〜ん、そうであり、しかし、そうでないような感じ。一定の品質は担保されているのですが、味付けをソースに依存しています。ソースの量が多いため、丼の底まで、つまりご飯全体にソースが浸透しています。
新潟だと、こうじゃないんだけどなぁ。新潟発だけど、新潟じゃない感じ。次回は普通の卵とじかなぁ...。
このページを書くにあたり念のため、「とんかつかねこ」の公式Twitterを確認して、衝撃の事実を知りました。何と、昨年8月12日で営業を終了したというのです。続くのは、店舗解体中の写真。お店を経営するご夫婦も、かなり高齢だったからなぁ...。
しかし続きは、予想外の展開。何とご夫婦は新潟市旧市街地で「あつあつ弁当そら」という名のお弁当屋をオープン(関係記事)。もちろん二段重ねのカツ丼も健在とのこと。
...西村センセイ、絶対にかなわない。
■5月23日(木) 四角形、じゃなかったのね... ──西村センセイ、時計台の後ろ姿に驚かされる──
今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題。
お伝えしたように、忙しさのピークは昨日。そこまでではないのですが、今日も気を使う仕事が続きます。その一つがお偉方との打合せ。
来週初めに、採択された研究ブランディング事業関係の公式行事が開かれるのです。そのための調整。10時に、センセイらの研究室がある建物(北側)と、道路を挟んだ反対側(南側)にある施設の中で打ち合わせることになっています。構内は広い。
加えてセンセイは椎間板ヘルニアが完治しておらず、左足がまだ不自由。早めに移動して、エレベーターで建物の3階へ。ちょっと早すぎたので付近をウロウロします。古くからの施設と新築された建物が接続された不思議な空間。
たまたま窓の外を見たら、あれっ?!...三角形だ。
もちろん上の写真、最上部の物体。写真は南から北を見ており、この建物の向こうにセンセイらの研究室があります。研究室に戻り、建物内の高い場所から撮影したのが右下の写真。
時計です。入学試験以外では現在、腕時計をほとんど使用していないこともあり、センセイは構内から良く見えるこの時計を注意しています。でも考えてみると、北側からしか見ていない。
時計のある部分は、四角形であるに違いないと思い込んでいました。でも右下の写真を良く見ると、確かに三角形...。見ているようで、ちゃんと見てはいないんですねぇ。
10時になったので入室し、お偉方とゴニョゴニョ、モゴモゴ。良い方向で決着がついたので、関係者に挨拶してから建物から離れます。お昼前の、微妙な時間。そしてセンセイは午後イチに講義がある。
歩き始めたセンセイが向かったのは...。(たぶん、続く)
■5月22日(水) 西村センセイ、この店がちょっと気になる... ──あまりに忙しすぎた日の、ほぼ妄想──
今日は水曜日。
もともと講義と会議が連続するハードな日。しかも今日は特別な忙しさが予想されます。されど西村センセイは加齢と業務輻輳(ふくそう)で処理効率が極端に低下。要するに、仕事が溜まってしまい、パンク寸前。
というわけで、センセイは早朝に自転車でご出勤。朝イチは3年生の必修科目...ですが、実は先週、受講生にお詫びを入れています。立場上の会議と重なるため、別な先生に講義を代わっていただいているのです。
T先生、深謝。というわけで、その後は会議、会議、かろうじてお昼を食べてから大学院の講義。センセイのことですから、講義は激しい全身運動。終わると今度は臨時のヘビーな打合せ。激しく消耗します。最後にもう一つ会議。
加えて今日は、書類を2通作成、提出する期限。誰もいなくなった大学で、仕事にかろうじて区切りをつけます。もっと早くからしておけば、こんなことにはならないのです。でも、わかっていても、センセイには無理。
こういう時は目の前に「人参」をぶら下げるしかない。最後は、妄想気味。その一つが、写真のお店。センセイの通勤経路にある食堂です。以前は外壁にメニューがいろいろ書かれていたのですが、それが徐々に塗りつぶされて現在は、ご覧のように「そば、うどん 定食」のみ。
大丈夫かなぁー。見知らぬ土地で飲食店を選ぶ際の鉄則は、「混んでいるお店に入れ」。でもこの「おふく楼」──のはず──という名のお店、駐車している車は少ない。それにそもそも、お店の前に書かれている黄色い文字は、「駐車禁止」。ナシテ?!
だからずっとパスしていたのです。でも、たまたま最近、このお店の評価が高いことを知りました。さて、どうする。
■5月21日(火) 確かに、美味しい... ──西村センセイ、立場上の仕事で珍しくステーキを頂く──
センセイは今日、ネクタイを締め、ジャケットを着用してご出勤。
朝イチに入学式が行われるのです。もちろんこの時期に開かれるのですから、大人数を対象とした入学式ではありません。大きな外部公的機関の資金によって派遣されてきた、外国人留学生の入学式。
ただし入学者全員が日系人なので、皆さんがイメージする「留学生」とはちょっと違うかもしれない。無事に式典を終えると、午後の講義の準備。受講生の熱意がひしひしと伝わってくる講義──ただし実態は、演習に近い──なので、こちらも自然と力が入ります。ひとまず区切りをつけてから、関係者による打合せ。
主催する側としては、早めに終わらせるつもりだったのです。でも予想外に長引いただけでなく、センセイはひどく消耗してしまいました。
朝食を抜いているにもかかわらず、このままではお昼を食べ損ねるかもと心配したのですが、大学食堂で何とかカレーライスにたどり着くことができました。ただし回復し難い心身の消耗はそのまま。でも午後の授業は、教師にとって絶対に譲れない生命線。
しかも今回は、ツボの部分。この日のために用意した視聴覚教材を使い、いつもとは異なる進行で講義を進めます。学生諸君も、今日はいつも以上に頑張って応えてくれたと思います。
次回の発表が期待されます。センセイは、急いで研究室へ。タクシーの出発時刻が迫っています。
今晩は、今朝入学を許可された留学生のためのウェルカム・パーティーが市内で開かれるのです。ギリギリのタイミングでタクシーに乗り込み間に合い、会場へ。今晩はステーキなのね。
有名なお店らしい。西村センセイ、現在は自分から進んでお肉を食べるようなことはありません。
決してベジタリアンというわけではないのですが、タンパク質は主に、お魚から。だからセンセイがお肉をちゃんと頂くのは、実に20〜30年ぶり。
食べ盛り、育ち盛りの学生諸君には、俄(にわか)に信じてもらえないでしょうが。結論からお伝えすると、美味しい。目の前で調理してくださるのですが、素材や調味料、そして加工までとても気を使っていることがわかります。そして、それがなかったとしても、確かに美味しいと思います。
でもその美味しさが次に繋がるかというと、これが難しい。加齢は不可逆なのです。残念ながら。
■5月20日(月) 自宅のBDプレーヤ背面のケーブルに触ると、無関係なレコーダが一時的に停止する!? ──ちょっと気がかりなこと(2)──
「気がかりなこと」といっても、昨日とはまったく違う種類のお話。
30年前後使用している一部機器が老朽化したり不具合が発生しているため、お伝えしたように自宅書斎のAV機器をかなり入れ換えました。メインは、初めて購入したアキュフェーズのプリメインアンプとFMチューナー。いずれも中古ですが。
図に乗って、デンマークDALI社製のスピーカーも買い求めました。以上はアナログ機器ですが入力の関係で、合わせてアキュフェーズのDAコンバーター(ボード)も購入。デジタル信号をアナログ(オーディオ)信号に変換する機器です。そのためオーディオラック背面の配線は、ますます複雑怪奇に。
正直なところ本人のセンセイですら、すぐには接続を思い出せない時があるほど。苦労(?)の甲斐あってシステムから再生される音質は、高品位だった今までよりも、さらに向上しました。でも「違い」が分かるようになると新たな問題点に気づきます。
“MDS-501”の代わりに金沢から持ち込んだ“SRC2496 Ultramatch Pro”の音質です。サンプリング周波数を変換しているだけなのですが、“MDS-501”と違って、音質が妙に劣化してしまいます。(音楽性の問題です)
そこで、残っている音源については、オリジナルのサンプリング周波数のままで再録音することにしました。主たる対象は個人所有のDVDやBS放送の録画など。音楽番組を48.0kHzで収録したものです。センセイはこれらを映像抜きで聴くことがあるのです。
作業は簡単。アナログ音源の録音とは異なり、機器をセットしてボタンを押すだけ。ところが、金沢でチェックしてみると、90分の番組で1、2カ所くらいの頻度でトラブルが発生しています。写真はその一例。音声信号が1.2秒ほど欠落しています。デジタル機器にとって、これは異常事態。
最初は再生に使用した“BVZ-AX2000”を疑いました。購入後8年半が経過しています。メンテナンスはしているつもりなのですが...。今週末、自宅でリアルタイムでモニタしながら再度録音していると、何と、“BVZ-AX2000”が数秒間停止してしまいました。機器のトラブル、特にHDDの不具合が予想されます。システムを強制的にリセットしたのですが、同様の事象が再発します。
どうやら原因は別なところにあるらしい。時間をかけてチェックすると意外にも、OPPO社製の“UDP-205”ディスクプレーヤーに問題があるらしいことが判明しました。同社の名誉のために申し添えると、機器の問題──があるかもしれない──に加えて、センセイのシステム側にも問題が。
まず、購入時から気づいていたのですが、機器背面の一部端子(同軸デジタルアウト)がちょっと甘い。国産だとピタッと嵌るのですが、どこか大雑把なので、ここが接触不良を起こしているらしい。一般的にこの種の不具合は接触抵抗の増加として現れるので、背面に回って端子を抜き差ししていると、予想外の事態が。
“BVZ-AX2000”が再生を停止したのです。独立した、別な機器ですよ。察するに、センセイのシステムの複雑な配線が問題の一因なのだと思います。以前は機器の数が少なく、しかもアナログ主体だったので電源の極性を統一していたのです。細かい説明は省きますが、要するにシステムのグラウンドをどこに置くかという問題。
グラフを描く時の、座標軸の原点のようなものだと思ってください。これが揺らぐと、すべてがおかしくなる。
20年ちょっと前に自宅を新築する際、オーディオ電源のみ別回線とし、グラウンドも明確にしようと考えたことがあります。実は自宅内だけでなく、電柱のグラウンドも関係してくるのです。でも契約や手間暇の問題で、結果的には普通の電源に。
それでもかなり気を遣った配線になっているのですが。このように書くと、明日にでも大問題が起こるようなイメージを持たれるかもしれません。でも実際はごく僅かな電位差の問題。
しかも自宅、金沢のアパート、そして研究室ともに、不在時は専用のスイッチを使用して、一部機器を除いて外部AC100Vから切り離しています。だから漏電や火災等の大きなトラブルが発生することは絶対にありません。
ご安心ください。それはともかく、夏休みにでも時間をかけて、グラウンドの問題を解決/軽減した方が良いのかもしれない。
■5月19日(日) もう1日だけ「藤棚」のお話を ──ちょっと気がかりなこと(1)──
すみません。もう1日だけ沿道のフジのお話を。
昨日帰宅してから再生したフジの写真の、あまりの情けなさにガックリきた西村センセイ。リベンジ(?)というわけで今日、新潟から金沢へ移動する途中で何回か停車して、フジを撮影しました。
ただし徒歩で山中を散策しているわけではないので、なかなか近寄ることができない。右の写真は魚津市内で、小さな川の向こうにあるフジを見たもの。フジの蔓(つる)が樹全体を覆い、まるで自然の藤棚のよう。もの凄い迫力です。
ただし写真にしてみると、イマイチ。藤色ならではの強い自己主張が上手く再現できていないし、葡萄(ぶどう)の房(ふさ)のように垂れ下がったフジの花から溢れる生命力が...弱い。
それでも昨日の写真よりはマシですが。一つ学んだことが。それは光線の使い方。写真では左上45°くらいから太陽光線が注いでいます。逆光に近い状態。フジには、日に当たっている部分と日陰の部分が。
木の葉を含めて、後ろから照らされている場所は、ずいぶん印象が違います。昨日はとても綺麗だったのだけど、ほぼ順光。とても単調で、印象もベタッとしている。
運転していて、一つ気がかりなことが。「里山の駅 つるぎの味蔵」内のツバメの巣に、親鳥の姿が見えないのです。一昨日、新潟へ戻る時もそうだったのです。もちろん子育てを終えて、子供たちが巣立ったのなら何の問題もありません。
でも実は、雛鳥の気配を感じたことがない...。この状態での親鳥の不在。つがいを応援していることに変わりはないのですが。