2022年1月29日更新(2022年2月6日ページ移動)
■1月29日(土) 工事用仮設トイレの位置が変わっていた ──増改築工事は最終段階へ──
写真は昨朝、出勤時に撮影したもの。当地はかように、雪が降ったのです。お昼には消えてしまいましたが...。
もちろん、何度もお伝えしてきた大規模増改築中のお宅の様子です。変化に気づいたのは今週水曜日。写真の左側にあった工事関係者用の仮設トイレが消えていたのです。「おぉ、工事がそこまで進んだか...」というのが最初の印象。
でも良く見ると写真にあるように、母屋側への移設でした。それでも工事が着実に進行し、節目を迎えていることは事実。昨年末の予想通り、建物内部の工事はほぼ完了しているものと推測されます。
重機やトラック類を持ち込む必要がなくなり、外回りの工事に入るようです。いわば最終段階。後からお宅の前を通ってみたところ、塀のない部分の地面に直接、升目が引かれていました。庭にするのではなく、コンクリートを打設するんじゃないかしら。
センセイの予想としては、補強のために敷く網状の鉄筋(「ワイヤーメッシュ」)の位置確認のため。専門家ではないので外れているかもしれませんが。ちなみに、1996年に拙宅を新築した際は、進入路にワイヤーメッシュを敷きました。
田圃を埋め立てた柔らかい土地なので、そのままだと自動車の重量に耐えられずにコンクリートが割れてしまうのです。さらに言うと、センセイの場合はコンクリートを打設する前に引っ越しました。生コンを流し込むとそれが「乾く」──実際には化学反応による硬化──までの数日間、そのままにしておく必要があります。
その間は、コンクリートの上に長い板を渡して、綱渡りのような格好で出入りしていました。今回の工事、若夫婦の意向が強く反映されているという印象を持っています。それにしてもこれだけの工事をするなんて、いろいろな意味で凄いなぁ。
少なくとも現在のセンセイには、絶対に無理です。
■1月28日(金) センセイのストレス解消法は... ──課題をほぼ解決することができました──
白状すると、まだ疲れがあまり抜けていません。
年とともに疲れが抜けにくくなっていると感じているのですが、64歳の今回はかなり厳しい状況。昨日ほどではありませんが「足取りも軽く...」なんて、無理。たいして身体を使っているわけではないないのですが...。
やはり、ストレスが身体に影響を与えているのでしょうか。というわけで、ストレスの解消法あるいは軽減策。
個人的な「サッポロビールを飲んで...」は、他の方にはまったく参考になりません。今回ご報告したいのは、身体のリズムを取り戻すための料理。正確に言うと、料理そのものよりも、調理方法の工夫です。
先々週お伝えした「豚肉と白菜の甘酢炒め」作りに、大きな進歩があったのです。右の写真は昨晩撮影したもの(湯気の影響で、ボケているように見えています)。母親が育てた大きな白菜を使い切るために相当な量を使っており、前回とは違って人参を入れていません。
さて、それ以外に、どこが違うのでしょう。この半年間、アルミホイルとガスグリルをほぼ毎晩使って、長所と短所、そして後者の改善方法がかなり見えてきました。長所はすでにお伝えしたように「火で焼く」ことができる。
短所は複数。センセイの狭いレパートリーでいえば、まず、フライパンと違ってアルミホイルの上では調味料を満遍なく行き渡らせることができません。ほぼ、絶望的。
「豚肉と白菜の甘酢炒め」については、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけるのですが、これがほとんど固まらない。いろいろ調べた結果、最初に挙げた問題点とも関係しますが、途中で加えた液体調味料や水溶き片栗粉が温かくないことに気づきました。ガスグリルは輻射熱で「焼く」のは得意。
でも「温める」機能は弱いのです。対照的に、電子レンジは電磁波で水の分子を無理矢理振動させて──正確には水素原子を揺らす──内部から発熱させます。こちらは「蒸す」に近い。
このところ長いネタが続いているので、結論へ急ぎましょう。
安い豚肉を100g弱用意し、お好みの「焼き肉のタレ」を使って弱めに味付けします。写真は単品ですが、ご飯と頂く時は味付けをさらに控え目にします。そうしないとご飯の美味しさを消してしまいます。
個人的にはの調味料との関係も考慮します。(後述)白菜(+人参など)を適当に刻んで、葉の方を下にして皿に盛り、ラップをして電子レンジで加熱します。加熱時間は自動が一番簡単。量にもよりますが、7分くらいで蒸し上がるので、ラップの一部を外し、余分な水分を切ります。
加熱している間に、深い小皿に日本酒、みりん、酢を入れて、ラップをかけます。個人的には冷蔵庫の中に賞味期限が迫ったポン酢があり、それを使っています。ポン酢は醤油成分および塩分を含んでいるので、前述の「焼肉のタレ」の量は、それを考慮する必要があります。
電子レンジから白菜を取り出したら、このみりん他を電子レンジで加熱します。みりんを使わない場合は、日本酒と酢に砂糖を溶く必要があると思います。(個人的にはまったく試していません)
白菜のラップを取り除く頃には調味料が暖まっているので、皿の上でそれをかけて全体に味を馴染ませます。おわかりだと思いますが、アルミホイルの上だから味を行き渡らせることができないのです。
お皿の上なら至極簡単。ここで注意すべき点が。砂糖、酢、醤油については、グリルでの加熱前というこの段階で調味料を投入してもほとんど問題はないと思います(たぶん、お酒やみりんはアルコール成分がかなり抜けると思うけど)。
でも、塩と味噌は必ず最後にすべきだと思います。味噌は味が壊れるから。塩は材料に馴染みすぎてしまい、頂く時はたぶん「塩分が足りない」と感じるはず(試していません)。パンや麺類、おせんべいなどには、材料を混ぜる段階でかなり塩分が入っています。
でも、「しょっぱい」とは感じない。対照的に、(個人的にはほぼまったく食べませんが)ポテトチップスは塩分を感じるのに、実際の量は比較的少ない。後者は製造工程の最後の方で、表面に塩分をまぶしているのです。だから塩味を感じても、実際の摂取量はさほど多くありません。
おせんべいの方がずっと多いと思います。料理は時間との闘い(ホントに)。調味料を加熱し始める頃、グリルで豚肉を焼き始めます。裏面にある程度火が入った頃に白菜+調味料が出来上がるので、それを豚肉の上に置き、強火で焼きます。
ここから先は、時々かき混ぜながら、ひたすら加熱。水溶き片栗粉が固まらなかったのは、調味料を含んだ水溶液が温かくなっていなかったから。今度は材料全体が加熱されていますが、ここで冷えた水溶き片栗粉を入れると、たぶん今度も固まらない。
そこで片栗粉を粉の状態のまま、加熱した材料全体に薄く満遍(まんべん)なくかけて、できるだけ馴染ませました。結果は大正解。ごく僅かに粉のままの片栗粉が残っています──写真では判別不能──ですが、全体にとろみがかかっています。今晩も作ったのですが、味は一段と向上。
グリル部分の面積の関係で1人前以上は無理──これも短所──ですが、強い火を使う中華料理もほぼ問題なく作ることができます。民生用のガスコンロ+フライパンより評価できる点も多い。加えて、後片づけも簡単。
アルミホイルを処分するだけで、周囲に飛び散った油成分とそれが発する独特の匂いへの対処は不要。それに、作る側にとってはいろいろ工夫のし甲斐が。これって、“Freude am Fahren”のようなもの。で、改良版を頂き、ゆっくり休んだ今朝の平均血圧(「収縮期血圧」の3回の移動平均の最低)は102mmHg。かなり低い。
今晩はというと、おぉ、平均108mmHg!!しかも個別値の最低は、約2ヶ月ぶりに98mmHg。
でも、実感としては、疲れがなかなか抜けない...。う〜ん。
■1月27日(木) ボルボはどんどん丸くなり、BMWのフロントグリルはばかでかくなる...
というわけで、今年度の講義は今日で無事終了。
まだ学部成績の微調整や大学院の採点は残っているものの、これで一区切り...のはずが、なかなか疲れが抜けません。身体的にはあまり働いていないのですが、精神面が影響しているのか、足取りまでが重い。
潮時は近いなぁ...。講義は1限。それもかなり早めに終了しました。体力を使うので少しだけ休んだら大学院の採点に取りかかるつもりだったのですが、何もできそうにありません。仕事は諦めて一時帰宅することにします。
低塩分、高タンパクのお昼を自分で作り、研究室に置くペットボトル入りの水を補給しようというのです。後者を説明すると、少なくともセンセイらの研究室がある建物で供給されているのは、大学が構内で汲んだ地下水。築約50年が経過し、配管が古いこともあってか、少なくともセンセイは、とてもそのままでは飲めません。
アパートで2Lのペットボトルに水道水を詰めて、研究室に持ち込んでいます。スーパーで材料を買ってアパートへ。途中、地元の不動産屋さんの前を通るのですが、おぉ、ボルボだ。しかも最近の丸っこいヤツじゃない。
センセイが大学院および最初の大学勤務を終えて新潟に戻ったのは1991年。新潟市内西部の一般住宅を6年間お借りしたのですが、向かいの外国航空会社に勤務するご主人が、赤いこの車に乗っていらっしゃいました。
ヨーロッパ(特にドイツから北欧)の美的感覚そのもの。実に格好いい。センセイは就職したばかりだったので、岳父からもらった中古車に乗っていました──ありがたや、ありがたや──が、「いつかこんな車に...」と思ったのも事実。
意識していませんでしたが、約10年後にBMWを購入することになった遠因かも。調べてみたところ、これは1985年から1992年頃まで販売された「740」というモデルらしい。その後もさらに洗練された、しかし割と角形のボルボが販売されていました。
でも、ある時からと、やたら丸っこい形に。(なお、ごく最近は再び少し角張ってきたらしい)個人的には好きになれないし、そもそも伝統と普遍性を重視するヨーロッパ人があのデザインを好んで受け入れるだろうかと疑問に思っていたところ、ある宴会の席で当時の同僚──現在は退職──から教えていただいたことが。
丸っこいデザインは中国人が好むからだ、というのです。なるほど。その方は繊維メーカーから大学人に転じられたのですが、彼によると、中国人がヨーロッパ製の高級車を購入すると、座席の布を剥がして革に張り替えるそうな。BMWが重視する運転時のフィーリング──“Freude am Fahren”(「駆け抜ける歓び」)──よりも、後部座席でのゆったりとした乗り心地を重視。
しかもボルボの場合、個別の事情が。ボルボは現在でもスウェーデンを代表する大企業なのですが、乗用車部門は1999年に「ボルボ・カーズ」として米フォード社に売却。しかも2010年には中国資本の傘下に入ってしまいました。
デザインなどに直接口出ししないようですが、責任者やデザイナーはやはり、中国を意識しないわけにはいかない。BMWもだって、経営面の事情は似たようなもの。同社製品のフロントグリルは「キドニー・グリル」と呼ばれます。“kidney”は腎臓のことなのですが、ここ数年、それがどんどん巨大化し、品のない「豚鼻」になっています。
豚の名誉のために申し添えると、実際の豚はもっと華奢で、そして人間に似た繊細な生き物です。(近くの家で飼育していた)BMWのマネージャーによると、これも中国を意識したものとのこと。販売台数の、何と40%が中国市場向け。同社が中国向けにロングホイールベースの車を供給していることは以前から知っていました。車のコードが違うのです。
ちなみに日本市場は3%。センセイの車のような、右ハンドルのMT車が消滅するわけです。ちなみに、ドイツでは高級な7シリーズでもMT車の比率が6割なのですが...。
帰宅して簡単にお昼を作っていただき、片づけるとすぐに大学へ。少しは元気になるかなぁーと期待したのですが、状況はほとんど改善せず。残念ながら、これが老いるということなんでしょう。
夜に長い会議があったここともあり、疲労困憊(こんぱい)の極致。お伝えしたように1週間ほど、朝を含めて高めの血圧が続いています。今晩もダメだろうなぁーと覚悟して測定。で、初回の「最高」(「収縮期血圧」)は115mmHg。全測定の平均(移動平均の最低)は117mmHg。
昨晩より15mmHg低い。心と身体にちょっとズレがあるんだろうか...。
う〜ん、よくわからない。
■1月26日(水) 残念ながら、今晩は目標をクリアできず ──学部の採点をほぼ終えました──
つまり、大学院については明日から採点します、という意味なのですが...。(院生の皆さん、ゴメンなさい)
今日は朝イチに学部の講義があります。昨晩までに気合を入れて採点。でもストレスがかかる分、夜の血圧は最近の平均より10〜15mmHgくらい高くなります。昨晩の「最高」(「収縮期血圧」)は127mmHg。
目標値の130mmHgを何とかクリアしました。今学期、知的に一番楽しかったクラスの採点を終えたた安堵感からかしら。
昨日のうちに講義の準備を終えているので、今朝は定刻に出勤し、講義を無事に終えました。問題はここから。明日の学部クラスの成績を今日中に終える必要があるのです。でも講義は体力を使うため、すでに疲労困憊(こんぱい)。
採点の効率が上がりません。しかも午後は大学院の講義。この科目は前半と後半で主担当が替わります。全体は他の方が取り仕切り、センセイは学生のプレゼンテーションにコメントするだけ。でも(画面の)目の前にいるのは、生身の学生諸君。
対面だろうが遠隔だろうが、丁寧に働きかける必要があります。主担当の先生のお陰で講義は無事に終了。
し、採点を再開したのですが、やはりしんどい。寄る年波には勝てないなぁーというのがホンネ。老体に鞭打って、夜、採点を終えました。今日の金沢は午後から雨になったのですが、晴れ間を見て帰宅。
ストレスはかかっているものの、今日は10,000歩以上歩いています。さて...。で、今晩の「最高」の移動平均の最低は132mmHg。個別に見ると123mmHgや124mmHgを記録しているのですが、事実は事実。ここは筋を通します。
残念ながら今晩は目標をクリアできず。(キッパリ)やはり総歩数と血圧はあまり関係ないらしい。(もちろん身体のためには良いのでしょうが)
写真は先日、いつもの酒類量販店でビールを購入した際に気づいて、駐車場内から隣のビルを撮影したもの。
周囲に工事用の足場が組まれています。最初は塗装などのメンテナンスかと思ったのですが、様子がおかしい。ビルの表示などが全て撤去されています。
お察しの通り、明らかに解体工事です。「それがどうした...」と思われるでしょうが、実は、ビル手前にはかつて2棟の建物があったのです。それを昨年解体、撤去済。そして今回、最後の1棟も解体するというのです。
ここに存在したのはすべて、地元では良く知られた印刷会社の建物。それを完全解体、撤去する(たぶん)というのです。事の重大さをわかっていただけますでしょうか...。
土地の利用方法についてはいろいろな可能性が。この土地、つまり立地条件は発展しつつある野々市市の中心に近く、交差点に面しています。要するに一等地。ここに会社の建物を新築するという可能性もあります。
でもそのために既存の建物を解体撤去するだろうか...。システムのデジタル化で印刷業界は非常に厳しい状況に置かれています。それを考えると、う〜ん...。
ビールを買い求めてここに来るたびに、様子を確認することになりそうです。
■1月25日(火) いつもより少ないような気が... ──今シーズン、これまでの累積降雪量は?
──
写真は昨日のお昼に撮影したもの。
お伝えしたように、昨日はお昼の買い出しに出たのですが、途中で目的地を変更したため、結果的に遠回りをするような格好になりました。
中央奥は図書館棟。ご覧のように昨日はとても天気が良く、それでついついシャッターを切ったのですが、空の青さと手前の雪がコントラストをなしています。
中央部分の雪が汚れているのは、除雪の際に道路の砂その他を含んでいるため。でも正直なところ、雪国育ちのセンセイとしては今シーズンは雪が少ないと思う。気になったので、ちょっと調べてみました。
気象庁の「累積降雪量一覧表」の石川県(金沢市)を見ると、昨日現在の累積降雪量は99cmだそうで、平年の70cmと比べて141%とのこと。
平年以上なんですね。もちろん観測地点によるバラツキがあります。自宅付近はもっと降っており、家電量販店の駐車場隅には、高さ4m以上の雪山が。でもその柏崎市でも、平年比は同じような状況。
ちょっと意外でした。さて、石油を少し販売したので、採点に戻らなくては。トホホ。
■1月24日(月) これはびっくり。築わずか15年くらいのアパートで、解体工事が始まりました
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
金沢工大は学期末。原則として期末テストは先週で終了し、今週は主に、仮の成績を受講生に伝える授業が続きます。センセイの場合、明日は午前と午後に1クラスずつ。続いて水曜日に2クラス、木曜日に1クラス。
当然、それまでに採点その他の成績処理を一通り終える必要があります。期限が迫らないと仕事に取りかからないセンセイのことですから、今朝は真っ暗なうちに起床して出勤し、机の前でウンウン唸るばかり...。トホホ。
それでもお昼はやって来る。明日午前のクラスの処理にメドが立った段階で、最寄りスーパーへ買い出し...あれっ?
センセイは写真奥からやって来たのですが、道路を大型のトラックが塞いでいます。しかもその先に見えるのは重機。おかしいと思って周囲を確かめると、アパートを囲むようにシートが。
しかも、明らかに解体工事用。これにはちょっと、びっくり。というのは、正確な年月こそ覚えていないものの、このアパートは15年くらい前に建設されたばかり。建築には結構、流行があるのです。
どんなに長く見積もっても、20年未満。しかも、つい先日──たぶん年末──まで複数の方がここで生活していらっしゃったのです。でも良く考えてみると、その時もちょっとただならぬ雰囲気。
違和感を覚えています。妄想気味のセンセイを強制的に現実に戻すかのように、バキバキという例の音。アパートの解体工事はすでに始まっていました。写真ではよくわかりませんが、建物左上の窓から畳を搬出しています。
部屋の中を見ると、すでに天井板が撤去されていました。おそらく壁はもう存在していないのでしょう。いろいろ考えたのですが、ここは更地にして分譲するんじゃないかと思います。隣(写真手前)は田圃だったのですが、去年埋め立てられて宅地用に販売。土地の所有者が同じかどうかはわかりませんが...。
それにしてもちょっとわからない。節税対策だったとしても、築15年だとするとアパートの建築費用と家賃収入を考えれば、採算は合わないと思うんだけど...。
でも、わからないものはわからない、と言うしかありません。
■1月23日(日) 今回だけは、お目こぼしを... ──「ペヤングヌードル」を数十年ぶりに買いました──
...購入したからには、しっかりと頂いています。ただし、一口だけ。
あらかじめお断りすると、今回ほど居住あるいは出身地で反応が違うネタはないんじゃないかと思います。関東圏および新潟では「そうだよね」。他方、西日本では何の話かさっぱりわからない...。
あらかじめご承知置きください。きっかけは先日、地元のスーパーへ立ち寄った際のこと。
あまり訪れないお店なのですが、雪で歩きづらいためアーケードのあるそのお店に入って晩酌の刺身を探したのです。されど適当なものは見当たらず。諦めてお店を出ようとした時、レジ脇の籠に写真のものが山積みされていることに気づきました。
普通のカップ入り即席ラーメン。でも個人的にはホントに懐かしい...。
これは群馬県伊勢崎市のまるか食品株式会社※が1973年から発売している「ペヤングヌードル」。同社の製品で最も良く知られているのは1975年に販売を開始した「ペヤングソースやきそば」。
東日本ではカップ入り焼きそばの定番ですし、西日本でもある程度認知されています。先行して市場に投入された「ペヤングヌードル」は当時、東日本でかなり売れました。当時高校生だったセンセイは、自宅(実家)その他でよく頂きました。当時はとても美味しく感じたことを覚えています。
「病みつきになる」という表現の方が近いかも。大手の製品に負けず、東日本に一定のファンがいるのですが、「やきそば」の陰に隠れて存在感が薄いこともまた事実。しかも2014年、「焼きそば」に異物が混入する事故が発生。
同社は全商品の製造と販売を一時休止しました。「やきそば」の方は2016年に販売を再開したのですが、「ペヤングヌードル」はもう売っていないと聞いていたのです。そうじゃなかったんですね。
お店で出逢った時、思わず手を伸ばしそうになったのですが、センセイは現在、キンエン生活中。それにそもそも、キンエン生活に入る前からカップ麺を美味しいと思わなくなりました。いろいろ考えた末、今回写真の1個を購入。本日、熱湯を注いで頂きました。
以前の製品は容器と上蓋式で、いずれも樹脂製。でも現在は普通のスチロール容器と、こちらもよくあるシール式の蓋。かやくとスープ、およびスパイスが同封されています。ただし実際には、麺そのものに味付けされています。
総塩分量6.1g(!!)の大半(5.3g)が麺に。3分経過。シールを全て剥がして、まず記念撮影。漂う匂いは半世紀近く前そのまま。スープを少しだけ頂いたのですが、こちらも同様。割り箸で麺を少しほぐし、一口だけ頂きます。あの時の味だ...。
麺の記憶とともに、当時の状況をありありと思い出します。ただし食べ物そのものと、素材および製品の製造、流通関係者には申し訳ないのですが、今日はここまで。(本当に申し訳ありません)
ちょっと頂いただけですが、口の周囲がベタベタする──たぶんNaの影響──し、塩分がかなり強いので味覚がちょっとおかしくなります。元の感覚に戻ったのは夜、自分で調理した低塩分の料理を頂いてから。
画に描いたようなB級グルメで美味しかったし、何より懐かしかったけど、やはり、もうご縁は完全に切れているなぁ...。ちなみに、晩の血圧(「最高」の移動平均の最低)は124mmHgで、やや高めでしたが正常値の範囲内。そしてオマケの情報。
「ペヤング」というのは韓国語でも何でもありません。何故か今日は繋がらないサイトにはしっかりと、「昔は高価だったカップ麺。若いカップルに二人で一つのものを仲良く食べて欲しいという願いから『ペア』と『ヤング』で『ペヤング』という名前になりました」と記されています。
ご参考まで。※先日はちゃんと繋がったのですが、本日現在、何故かリンク切れ【追記:その後復旧】