2022年7月30日更新(2022年8月7日ページ移動)
■7月30日(土) 保護者会が開かれたこの日、学内に設置された地元地方銀行のATMが廃止されました
今日は土曜日。
つまりいつものセンセイなら新潟の自宅へ戻り、家長として家族サービスに従事する日。でも今日はお昼まで金沢に留まっていました。午前中に保護者会が開かれたのです。具体的には保護者との個別面談。
面談は時間指定の入替制で進むのですが、センセイら1年生は朝イチ。大半の保護者からしたら、初めて実家を離れた息子がちゃんと生活し、しっかり勉強しているのかを確かめる絶好の機会。もちろんアパートを訪れることはあったでしょうが、さりとて勉強のことは良くわからない。
保護者曰く、「電話しても、『今、勉強で忙しいから』とすぐ切られるし...」。お気持ちは、良くわかります。
4月に面談した時の様子、その後の様子や出席状況などを確認、説明した上で、「年頃の男の子なんて、そんなものですよ」とご説明します。ちなみに現在受け持つクラスは、全員が男子学生なのです。
でもお母さんは、いつまでたっても息子のことが心配でたまらない...。母親─息子の場合、親離れはもちろん大変だけど、子離れはもっと難しいというのがセンセイの実感。ちなみに、今日面談した保護者のご子息は全員、何の問題もありません。
ちゃんとそれぞれのリズムで成長していますので、ご安心を。そんな今日、学内の講義棟に設置されていた北國銀行のATM(現金自動預払機)が本日夕方に廃止されました。
正確に言うと、センセイはお昼過ぎに金沢を離れて帰宅したので、廃止をこの目で確認したわけではありません。また保護者会の開催とATMの廃止日に因果関係はありません。
まったくの偶然です。昨秋、北国フィナンシャルホールディングスは、傘下の北国銀行が店舗外に設置しているATMすべてを廃止すると発表しました。センセイは報道(中日新聞/北國新聞)で知りました。
正直なところ、びっくり。銀行は一般的に、「預金」という形で広く、薄く資金を集め、それを必要とする事業者等に融資して、その利鞘で利益を得るというのが基本的な構造。このモデルは、例えば経済活動が全体としては拡大しているということを前提としています。
縮小しているのなら融資を必要としないからです。預金者の利便性を高める──つまり、資金をさらに募る──方法の一つがATM...なのですが、衰退期に入ったこの国は先ほどの前提が崩れつつあります。そうなると当然、金融機関はシステム運用コストの削減を測るしかありません。
今回の店舗外ATMの全廃は、その表れ。センセイも金沢工大移籍に際して北國銀行の普通口座を開設しました。メインバンクは別にあるのですが、家賃および電気ガス水道料金の支払いその他に必要だからです。通信販売の支払いにも使います。
なので、学内にATMがあると便利。大学キャンパスから500mくらい離れた場所に北國銀行の支店があるので、個人的にはさほどの影響は受けないのです。お昼休みの買い出しの際に寄ればいいだけだし、ちょっとした運動にもなるし。
でも本当に心配しているのは、このビジネスモデルの前提が崩れつつあるということ。苦労しながらもそれなりに成長している学生諸君とは対照的な、この国の姿なのです。
■7月29日(金) 今度こそ、夏本番だ ──石川─富山県境の山々にかかる積乱雲──
今日は予定を変更してお伝えします。
ご存じのように東日本および西日本はここ数日、非常に不安定な天気。午後を中心にあちこちで積乱雲が発達して大雨になっています。場所によっては被害が出ているところも。これは北陸地方も例外ではありません。
関東ほどではありませんが、午後になると内陸部、特に標高の高いところに積乱雲が発生しています。センセイは徒歩で通勤しているので、降雨に弱い(研究室に置き傘はある)。そこで夕方はチラチラと雨雲レーダーを見て、雨が降る前に帰宅するようにしています。一昨日は雷が鳴る中を帰宅したところ、アパート到着直後に雨が降り始めました。
センセイの研究室は南側に面しています。ビルなので東西は良く見えないのですが、ふと気づくと南東には黒く厚い雲がかかっています。レーダー画像によると、石川─富山県境の医王山(いおうぜん、939m)付近には、「ここはどしゃ降りなんだろうなぁ」という場所が。
倖い、南西から北東に発達しながら移動しており、当地が雨になる可能性は低い。西村センセイ、金曜日は授業がありません。でも学期末なので今日は朝から夕方までお仕事。特に、ふだんとは違う仕事が入っていたので、かなり疲れました。
そこで脳みそに糖分を補給することに。いろいろ考えた末、大学の斜向かいにあるドラッグストア「Vドラッグ」(写真右側)で、辛党のセンセイには珍しく、何か甘いものを購入することにしました。
結果的にはアイス最中に落ち着いたのですが。金沢の今日の最高気温は34.2℃。その時の気温も33℃以上であることは確実。日陰を探して歩くような格好でVドラッグへ向かっていると、あれっ?!
「三馬三丁目」交差点の向こうに、形が多少崩れているものの、背の高い入道雲。(拡大写真(1280×960、166KB))先ほど雨雲レーダーで見ていた雲が砺波市付近に移動したのです。おそらく、医王山付近にあった時より勢力は弱くなっていると思います。
ご覧のように青く抜けた空、逃げ場のない太陽光線。今シーズン何度目かの夏本番です。
■7月28日(木) アパート近くのカーテン専門店、ずっと「移転予定」のままだと思っていたら...
今日は見たままのお話。
センセイの通勤経路は一定してます。変動があるとすれば、帰路、食材を購入するためにちょっとだけ遠回りしてスーパーに立ち寄ることがあるだけ。スーパーの先にあるのが写真のお店。
正確に言うと、センセイはいつもお店の裏を通るのですが。
カーテン専門店「オーダーカーテン レアール」です。家具インテリアのお店はたくさんありますが、カーテンだけのお店は金沢市およびその近郊に数店だけのようです。
ここは低価格と一律料金がポイントらしい。センセイが約20年前、金沢工大に移籍した時はすでにお店を構えていらっしゃいました。ただしセンセイのことですから、あらかじめアパートの窓の寸法を測り、新潟市内でカーテンを購入。
そのため、個人的にはこのお店を訪れたことがありません。駐車場を見ていると、後ろにはいつも同じ車が数台止められています。もちろん従業員の方のものでしょう。で、お客さんはというと、正直、ちょっと微妙。
車があったりなかったり、という感じ。表側にまわることは滅多にないのですが、1ヶ月くらい前、自動車で手前の道を走行中に「移転オープン」の掲示があることに気づきました。かなり離れた場所へ移転するらしい...のですが、いつまで経っても掲示はそのまま。
お店は確実に営業を続けています。不思議に思ったのでお店のサイトを覗いてみて、初めて状況がわかりました。既に先月末で新規オーダーは中止(ただし相談や商品の引き渡しは継続)。その上で、来月にお店をオープンさせるとのこと。
正直なところ、もう月末だというのに移転の雰囲気を感じられないのですが...。いずれにせよ、個人的には最初から最後まで「ご縁はなかったなぁ」という、ちょっと寂しい感情しかわいてこないのです。
■7月27日(水) この方も後継選びで悩んでいらっしゃるようです ──スバル「レガシィ B4」──
写真は一昨日撮影したもの。
通勤路脇にある駐車場に、スバル「レガシィ B4」が止められています。隣接するマンションにお住まいの方が乗っていらっしゃるようです。プリメーラの後継車選びの候補だったこともあり、以前から意識していました。
ふと気づいて、運転席を覗かせて頂くと、おぉ、やっぱり。今や絶滅危惧種のマニュアルトランスミッション車(5MT)です。
調べてみるとこれは4代目のスバル「レガシィ B4」で、2003年から2009年まで製造、販売していたもの。より正確には、2006年以降の後期型です。
センセイのBMW 318i(E46、MT)購入(2004年末)と同じような時期に導入されたことになります。当時の事情についてはお伝えした通りですが2005年前後、このクラスのMT車は急速にリストから姿を消していきました。それでもきちんと販売を続けていた2メーカーが。
スバルとマツダです。結果的に、センセイがレガシィを購入することはありませんでしたが、候補として真剣に検討しました。でも期待の星だったスバルも、その後はMT車廃止の方向へ。
レガシィについては現在、日本国内での販売を終了し、派生車種のSUV「レガシィ アウトバック」(AT)のみを取り扱っています。同社のMTは「WRX STI」が最後だろうと思います。甥がMTモデルに乗っているため、間近で何回も見ています。
話をレガシィ B4に戻すと、オーナーが購入されてから15年くらい経過していることになります。すでに自動車税は高くなっているはず。また国産車なので、消耗品や補修部品などにも支障を来しているかもしれません。
それでもオーナーは手放そうとしない。センセイの勝手な想像ですが、可能性としてはまずこの車そのものへの愛着が考えられます。そしてもう一つ。オーナーがMT車を好むとして、現在、後継となる候補がほぼ見当たらない状況なのです。
もちろんその両方かもしれません。もし買い替えるとしたら、マツダかスズキの「スイフト・スポーツ」だけ。なお、後者は後期型にモデルチェンジするようで、販売受付を一時停止しているそうです。
MT車への買い替えは、センセイも何年後かに直面することになる問題。だから決して他人事とは思えないのです。
■7月26日(火) 正確には理解できていないんだろうなぁ... ──JR西日本の「えきねっと」?──
金沢工大は学期末。正確に言うと、今日までが期末テスト期間。
朝イチに1年生のクラスがあったのですが、学生諸君はもう、今までに見たことがないほどのハイテンション。1週間テストばかりだったのでヘロヘロに違いないのですが、「それも今日までだ」と思うと、自然に気持ちが高まります。
早めに講義を終えたのですが、受講生諸君はもうお祭り状態。センセイらは1週間で膨大な量の採点を終える必要があります。学生諸君とは対照的に、みんなどんどん表情が暗くなります。座ってばかりなので腰に負担がかかるし...。でも、まぁ、これがセンセイらの商売。
というわけで、約半年ぶりのスパムメールの話題を。ラジオ体操の音に起こされて早めのご出勤。システムが立ち上がったらまず行うのが私用アドレスに届いているスパムメールの削除。
ご紹介した方法で、メール本体を開かずに、サーバー上から削除します。本物のメールも含まれているので注意して削除します。最近増えているのが、JR東日本およびJR西日本からと称するスパムメール。今日は西からのものが3通届きました。
写真はその一例。「Club J-WEST」というのはJR西日本が提供する会員サービスの総称です。サービスのリニューアルに伴い、しばらくアクセスのない会員は自動的に削除するとのこと。
東からのものもほぼ同内容。でもよく見ると、リニューアルした今月23日(土)が日曜日になっています。もっとおかしいのは、下線を記したトップページの名称。「えきねっと」はJR東日本のサービスなのです。
本文中にもう1カ所、「えきねっと」が登場します。ちなみにトップページの右上には、確かにログインのためのボタンが設置されています。そういうところはきちんと管理されているのですが、全体としてはやはりおかしい。実際のサービスやシステムを理解していないんでしょうねぇ。
それでも以前のような変な日本語は見られません。センセイは「Club J-WEST」と「えきねっと」両方を使っています。今回のような例は、センセイのように実際に使っている人には偽物であることが比較的簡単にわかります。でも最近は、一見しただけでは判断できないものも。
やっぱり油断せずに対応するしかないんでしょうねぇ...。
■7月25日(月) 何のお店だろう... ──自宅近く、幹線国道沿いに貸店舗を建設中です──
「それ」に気づいたのは、先々週末。
晩酌のおつまみのお刺身を買おうとしたのですが、珍しく近くのスーパーには適当なものが並んでいませんでした。仕方ないので散歩を兼ねて、別なお店へ移動することに...あれっ?!
ここは柏崎市の中心部を走る国道8号線沿い。奥は旧パチンコ店「想い出広場 レトロ」。「レトロ」の手前には細い道路が走っています。
駐車場の右側は「24時間フィットネスジム Every 柏崎店」。その「Every」の駐車場奥に鉄骨平屋の構造物を建設していたのです。休日だったのでその日はまったく作業していませんでしたが。
一見するとコンビニのような感じ。でも国道は写真の左側奥を走っているので、行き交う車にお店の正面を見せるのではなく、細い側面を晒すことになります。だからコンビニとは思えない。
実際、近づいてみると写真中央付近には大きな出入口はありません。その時はうまく撮影できなかった──すみません──ので、昨日、柏崎を発つ時にちょっと寄り道して撮ったのが写真。完全な逆光なので、様子がよくわかりません。
再びゴメンなさい。ご覧のように、昨日の時点ですでに外壁がかなり組み立てられていました。また明らかに、出入口は国道に面した左側に設置されます。近くの工事事務所に掲げられた表示には「貸店舗」。
ただし具体的な店名や会社名などは記されていませんでした。ここは交通量が多く、本来ならば良い立地。ただし当地は衰退を辿りつつあり、「すき屋」すら一時撤退(ただしその後、別な場所で復活)してしまうほど。
ご縁があるかどうかはともかく、何のお店になるのか興味津々(しんしん)です。
■7月24日(日) いくら何でも、これはモラルを疑われると思う ──土用の丑の日──
今日は移動日。
新潟県内の公立小中学校も夏休みに入りました。それもあってか、沿道は休日あるいは夏休みモード。上越市や糸魚川市の国道8号線を行き交う車は、半分以上が他県ナンバー。長野県や富山県が多いのですが、中には愛媛や札幌ナンバーも。
キャンピングカーとツーリング中のバイクも目立ちます。センセイはというと、一種の「お仕事」なので淡々と安全運転。無事富山県に入ると混雑する国道8号線を離れて山側のいつものルートに迂回します。こちらは生活道路なので、観光客はほぼ皆無。
朝日町、入善町、黒部市、魚津市、滑川市、上市町を経て立山町へ。県道68号線、通称「富山外郭環状線」を走り、新成願寺橋で神通川を越えると、そこから先は富山市。
直後の城村(東)交差点の手前で妙なことになりました。数珠繋ぎになった車がまったく進まないのです。青信号であるにもかかわらず。
最初は右折車の影響かなと思ったのです。でも対向して走ってくる車はいません。よく見ると、交差点の向こうが詰まっているため、車が前に進めないのです。すぐに思いついたことが。
交差点のすぐ先に鰻店「うな一(かず)」があります。入ったことはありませんが、人気店。駐車場が混んでいることがわかったので、そこへの出入りで走行に支障をきたしているのかなぁと思ったのです。結果的にこれは、ある意味正解。
ただし実態は醜悪。「外郭環状」といっても金沢の立派なそれと相違して、片側1車線の道路でしかありません。「うな一」に接近してからわかったのですが、駐車場はすでに満車。
入れずにしびれを切らした人が、道路上に車を違法に駐車(!!)して、続々と店内に入っていくのです。センセイが通過した時は、最後尾の日産Cubeから若者が二人降りてお店に向かって歩き始めたところ。前方の2台はすでに空車です。道路がそんなに広くないため、対向車が来ると前には進めません。
これが渋滞の原因。昨日は土用の丑の日。それはそれでわかるけど、いくら何でもこれは酷いと思う。
直接的にはドライバーの問題なのですが。