2023年5月20日更新(2023年5月28日ページ移動)

──2023年5月第3週のニュース──

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5月20日(土) 植えていないはずの場所にも、類似した芽が。これらは本当に枝豆なんだろうか...

 去りゆく者もあれば、この世に新たな生命を得る者(/もの)も。

 というわけで今日は、後者のお話。先週に引き続き、植物に関するセンセイの無知とセンスのなさを晒すかのような内容ですが、悪しからず。

 拙宅敷地内の空き地に枝豆を植えてみたのは先週末。種が入っていた袋の裏が説明書になっているのですが、それによると生育適温は「15〜25℃」。この時季の播種(はしゅ)そのものに問題はありません。
 発芽目安は「5〜8日」とのこと。

 だからその時は、漠然と「週半ばの講義を終えて帰宅した頃に芽が出るのかなぁ...」程度のイメージ。

 ただし、もっと遅れるかもという予感も。というのは、説明書には「発芽適温:25〜30℃」と記されていたのです。種蒔き後数日は20℃に至らない低温。まぁ、続く火曜と水曜は全国的に高温になりましたが。
 降雨による水分の加減もあるので、最終的には「1週間くらいかなぁ...」って、今日あたりじゃないですか。

 朝は陽射しが弱かったので、センセイ1人で庭の草取り。作業に取りかかる前に種を捲いた場所を訪れてみると、まず目に入るのは取り残した雑草。
 特にドクダミが目立ちます。

 ...ふと気づくと、写真手前と奥に見慣れない若葉が(最終的には3カ所)。写真の奥のグレーの部分は、敷地の境界を示す低いブロック塀。今回はその長さを目安にして播種(はしゅ)
 手前の芽は、ブロックの幅の3/4の位置ですから、矛盾はありません。

 でも、良く考えるとおかしな点がいくつか。まず、奥の芽はブロック塀の近くに生えています。根の長さを考えて、1列目は塀から20cmくらい離して植えたのに...。
 こぼれ落ちた種から芽が出たという可能性もないわけではないのですが。

 さらに両者とも、若葉の数は3枚。そもそも、これは本当に枝豆の若葉なんだろうか。

 (植物に疎い)センセイが描く豆類の出芽イメージは、暗所で育てる「もやし」。種(=豆)の残骸を付けたまま地上に顔を出し、その後、本来の葉をつける...んじゃないだろうか。
 だとしたら、これらの葉は幼さは認めるとしても、形状が立派すぎる。

 もしかしたら枝豆の芽じゃないかも。そしてそもそも、本当に枝豆は出芽するんだろうか...でも、ま、ここは植物が持つ生命力に期待することにしましょう。

 広くは、心身に問題を抱えながら頑張っていた学生諸君との対話を通じて実感した、生物が内在する生命力の様態の一つなのですし。



5月19日(金) 気がつけば、そういうお年頃 ──センセイが今日、連続して出くわしたもの──

 朝9時前、拙宅玄関のチャイムが。

 誰かがお越しになればチャイムを鳴らします。だからチャイムそのものは珍しくないのですが、ずいぶん早い。どなたがお越しになったのか推測はついています。拙宅をメンテナンスしてくださっている工務店のご主人です。
 すぐに階下へ。

 拙宅は1996年、つまり27年前に親戚の宮大工が建ててくださりました。おかげで基本的には大きな問題はありません。されど、2004年には新潟県中越地震に、続いて2007年に同中越沖地震に遭ったことも影響してか、西側の外壁で雨漏りがするように。
 そこで2010年、かなり大規模な修理をお願いしました。

 残念ながら、親戚の工務店は拙宅建設後に倒産してしまった(!!)ので、修繕を担当してくださったのは、今日お越しの当地の工務店さん。丁寧な作業だったのですが、さすがに13年経過すると、コーキングや塗装に傷みが。
 コーキングの寿命は5年から10年と言われているのです。

 その結果、再び少し雨漏りするようになった──当地は冬期、雪が強い西風に乗って吹き付ける──ので今回、部分的な修理をお願いしたのです。今日の用件は費用見積の確認。
 最初の概算よりかなり高くなっていましたが、衣食住の根本にかかわることなので修繕をお願いしました。

 来週からさっそく作業に入って頂くのですが、先方の都合で、工事費用の半金程度を内金として先にお支払いすることに。今日中に、とお伝えします。
 本当は午後、晩酌のツマミを買い求める際に工務店に立ち寄るつもりだったのです。

 講義準備の前に、気温の低い午前中は庭の草取りをと思い、実際に作業に取りかかったのですが、間もなくポツポツと雨が。お昼前から雨との予報だったのですが、それが早まりました。
 草取りを中断し、銀行を経由して工務店へ向かいます。

 ふだんあまり来ない場所なので、用件を済ませた帰路は、往路と違う道を歩くことに。新興住宅街の、割とお宅の前に真新しい「忌中札(きちゅうふだ)」が。
 どなたかが亡くなられたのです。

 忌中札というのは写真の建物内(左側)に見える立て札。地域によって形式はかなり異なると思います。また当地でも、家長が若い場合は出さないケースが増えています。ここは新興住宅地。
 居住者は子育てに忙しい若夫婦や、もう少し上の年齢層がメイン。

 だから逝去されたのは、同居中の高齢者では...と思ったのです。

 回り込むような格好で忌中札を確認すると、まず亡くなられたのは男性。そして享年(きょうねん)67歳。何と、センセイとほぼ同年齢です。記された年齢は数え年の可能性が高いので1歳減ずると、満65歳のセンセイにさらに近づきます。
 実は最近、ちょっとドキッとさせられることが。しかも連続して、です。

 拙宅の斜向かいに、障害者の福祉施設があるのですが、運営する社会福祉法人の理事長はセンセイの高校時代の同級生。つまり(ほぼ)同年齢。センセイは平日、金沢にいたので彼と顔を合わせることはほとんどありませんでした。
 ちなみに彼は、このページの熱心な読者だったようです。深謝。

 法人は最近、少し離れた場所に新しい施設を新築して4月に開所に漕ぎ着けました。彼も元気にやっているんだろうと思ったら最近、まったく予期せぬ情報が。何と、彼が昨年暮れに頓死(とんし〔急に亡くなること〕)してしまったというのです。
 金曜日まで通常に勤務していたのに、土曜日に具合が悪くなり、翌日には逝去されたとのこと。

 他にも、隣家の高齢のご婦人が習い事をしていた近所の先生も急逝(きゅうせい)。こちらは享年66歳。

 雨も弱くなった夕方、今度こそ晩酌のツマミを買い求めて昨日のスーパーへ。経路については変化をつけるようにしていますが、何しろ近所。自(おの)ずと限定されてきます。たまたま写真の畳屋さんの前へ。
 数日前に通った時、「最近、建物内の機械が動いた気配がないなぁ...」と思っていたのです。でもそれ以上、深追いすることはありませんでした。

 でも今日、目に飛び込んできたのは建物内の忌中札。さすがに、びっくりしました。(写真は一部加工)

 ちなみに当地では通常、これは建物の外に立てるもの。建物内のものは、初めて目にしました。

 その右側には、大きな葬儀関係の予定表が張り出されています。今晩がお通夜で、明日がお葬式。ご冥福を...と思ったその時、氏名と享年が目に入りました。何と、64歳(満63歳の可能性あり)。
 センセイよりも若い。

 もちろん、これまでにも若い方が亡くなられたことはありますが、さすがに、ここまで訃報(ふほう)が続くと...。

 歩きながらいろいろ考えたのですが、(少なくとも今のところ)生き残っ(てしまっ)たセンセイとしては、為すべきことを為すしかない。

 そしてむしろ「その日」まで、それに専念すべきなんだろうなぁ...。



5月18日(木) 春の交通安全運動実施中。というわけで(?)、自転車用のヘルメットを購入しました

 白状すると、安全運動が直接の理由ではありません。悪しからず。

 一昨日、金沢へ向かうため在来線で富山県魚津市内を走行中に、県道での速度違反取締現場を車窓から目撃しました。

 現在、「春の全国交通安全運動」の期間中。車やバイクを運転する人は良くご存じだと思いますが、この期間──「期末決算大売り出し」のようなもの──中は、とにかく安全運転に注意する必要があります。
 今回は、「ここで、やるかぁ?」というような場所。

 意図的に法規を破る人はそんなに多くないのでしょうが、ちょっとでも気を緩めると悲惨なことに。なお、もちろん交通安全そのもの、および安全運動活動を批判しているわけではありません。
 誤解なきよう。

 写真は午後、晩酌の刺身を買い求めて、いつも行くスーパーが入る建物の前で撮影したもの。角を曲がればスーパーが...という場所で目に入ってきたのは、安全ベストを着けた初老の男性。
 ナシテ?

 大型カメラを手に、脇に立っているのは地元紙の記者。最初は事故か何かかなぁ、と思ったのです。

 でもすぐに、安全運動関連の行事であろうと察しが付きました。案の定、建物前で警官(左側2名および別な場所に女性警官2名)や、活動に協力する人たちの姿が。
 自転車の点検と、4月から義務化されたヘルメット着用の啓蒙活動のようです。

 点検のために、自転車屋さんと思(おぼ)しき人物がチェックシートを手に、あちこちをチェックしていらっしゃいます。ここは高齢者が自転車に乗ってやって来るケースも多いのです。
 ご存じのように、センセイも高齢者の仲間入り。

 市街地は必ず歩くようにしており、自動車を使うのは、実家から何かを運ぶ必要がある時(と、ケース入りのビールを購入する時)だけ。
 実家へ行く時も、健康維持のために移動手段をできるだけ自転車に切り替えたい。

 お察しの通り、ここで問題になるのが自転車用のヘルメット。実は義務化以前からその必要性を感じていたのです。ただし価格がネック。
 またそもそも、年度替わりの頃は品薄かつ高価格。

 倖い、5月になると予想通り需給関係も緩み、価格もこなれてきたので、写真のヘルメットを発注しました。国内最大手メーカー製の、ごく普通の製品。
 センセイは5,000円弱で購入しましたが最近、再び値上がりしています。

 注意しなければならないのは、そのサイズ。品薄だった時に、ホームセンターにあったヘルメットを試着してみたのですが、何と、頭が入らない。(実話)
 全然入らない...。

 帽子と違って、ヘルメットはサイズと形状が合わなければ着用できません。そこで、大きいサイズ(XL)にしました。

 自転車用のヘルメットを着用するのは、自転車通学をしていた時以来。その時のことは良く覚えていませんが、今回購入したものはサイズの問題もちろん、違和感もまったくありません。そしてとても軽い。
 オマケに購入者には、1年間無料の保険付。

 ただし保険金が支払われるのは、運転手つまりセンセイが自転車運転中の事故が原因で死亡した時。

 つまり、こればかりは役に立って欲しくない保険、というわけです。 



5月17日(水) 金沢を去ってから出くわすという不思議 ──金沢 新明宮の「あぶりもち祭」──

 写真は昨夕撮影したもの。

 重い鞄と「マルエー mini野町店」で買い求めた夕食を両手に、金沢市中心部を目指して歩く西村センセイ。目の前の「犀川(さいがわ)大橋」を渡れば...という場所で、いつもと様子が違うことに気づきました。
 場所は犀川左岸(野町)にある「神明宮」。

 路線バスの経路沿いですし、昨日同様、何度もこの前を歩いたことがあります。地元の方からは「お神明(しんめい)さん」と呼ばれ、「金沢旧五社」の一つとのこと。そこで何かの行事が行われているようなのです。
 気になって初めて境内に少しだけ入ってみると、おぉ、屋台が。

 「りんごあめ」、「やきとり」、「たい焼き」そして「ベビーカステラ」。どうやら春祭らしい。ただし子供の姿は目立つものの、人出は少な目。
 時間帯のせいかもしれません。

 荷物が重いので中まで入ることはしませんでしたが、ひとまず記念撮影。それにしても「あぶりもち祭」って、何だろう。焼いたお餅のお祭りですよ。
 初めて見ました。

 後から調べてみると、やはり春季例大祭(春祭り)らしい。そして、その中で行われるのが「あぶりもち神事」で、これらをひっくるめて「あぶりもち祭」と呼ばれているようです。
 もしかすると、間違えているかも。

 金沢の人にとっては春の風物詩らしく、地元紙および地元局(例)がその様子を伝えています。今日も、金沢駅へ向かう路線バスの中からその様子を目にしました。
 チラッとだけですが。

 それにしても、金沢市市民だった21年間はまったく触れる機会がなかったのに、当地を去った途端に出くわすとは...。

 ま、いいんですけど。



5月16日(火) 「近江町いちば館」内には何と、「ダイヤモンド」がもう1店舗(以上)存在していた

 すみません、知らなかったのは(ほぼ)センセイだけらしいのですが...。

 今朝はいつもの電車に乗車。列車を乗り継いで富山県に入ったのですが、入善高校のある入善駅から高校生がどっと乗車。金沢駅まで、高校最寄り駅でこの現象が延々と繰り返されました。
 おそらく高校は、中間試験(あるいはその準備)期間中なんでしょうね。

 金沢では乗客が乗車しきれなかったため、何と、何十年ぶりにJR職員による「押し屋」――知らない人は調べてね。昭和時代の出来事です――を目撃。 

 それはともかく、大学まで歩いて教材その他を印刷してホテルへ向かいます。最優先すべきは高タンパクかつ低塩分の夕食の確保。
 まず、「マルエー mini野町店」まで歩きます。

 先週は急いでいたので、店内をざっとしか見ていません。改めて観察させていただくと、総菜類は少量のものばかり。やはり主たるターゲットは、移動手段が限られる一人暮らしの方々。
 センセイのためのようなお店なので、ごはんとぶり大根の煮付けを購入しました。

 ここから先はバスに乗ってもいいのですが前回同様、できるだけ歩き続けることに。おかげで途中、少し珍しいものに出くわしました。(こちらはたぶん、後日)
 ホテルで荷を解くと、mini野町店では売っていなかったビールを買い求めて外出。

 途中で必ず「近江町市場」を通ることになります。もちろん「世界の食品 ダイヤモンド本店」(看板は“Diamond L-I”)へ。閉店時刻まで1時間以上あるというのに、商品はもうほとんど残っていませんでした。
 今回は、もう一か所目的地が。

 “Diamond L-I”から、1本「エムザ」側の小路へ。そこにあるのがこの“Diamond L-II”。もちろん同じ「ダイヤモンド商事株式会社」の店舗で、観光客にはこちらの方が「近江町コロッケ」で有名らしい。
 ただし今日夕方の時点では、ご覧のようにもう営業していませんでした。

 実は以前も“L-II”に気づいていたのですが、その時も営業しておらず、しかも“L-I”にも同じような出入り口があるため、同一店舗だと勘違いしていたのです。改めて近江町市場商店街MAPを見ると確かに、「近江町いちば館」内(下部)に「ダイヤモンドL II」と記されています。
 でも実は、もう一つわからないことが。

 写真のさらに左側にある建物の看板に、“Diamond L-III”(「MAP」上では“L-II”の一部)と書かれているのです。ただし実際には使用されていないようで、お店の前には別な商品の棚が置かれています。
 謎を残したまま、ビールを買ってご帰宅。

 金沢「出張」も今日で4回目。体も慣れてきたようで、前泊した晩の血圧(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は、初回の135mmHgから133、126、そして今晩の122mmHgと、順調に低下し続けています。
 センセイの身体は、意外とタフにできているらしい。

 両親に感謝ですねぇ。



5月15日(月) 迷えるセンセイの救世主となるか?! ──「市場食堂」が、約半年ぶりに復活──

 明日は金沢への移動日。

 そもそも現役を退いた上に新潟の自宅に戻るとすっかりリラックスモード。実家や自宅での農作業──後者はお遊びみたいなもの──に精を出すというパターンが定着しつつある毎日。で、慌てて(?)、午前中は大学院講義の準備を。
 まさに、「泥縄」。

 ただし、今学期は人数が多いため時間はかかるものの、基本的には細部まで承知し尽くした講義。お昼前には一区切りつきました。さて、お昼をどうしよう。

 センセイは自宅にいる時、お昼だけは外で食べるようにしています。かつてお昼の外食は「せめてお昼だけは食べたいものを...」と、かなり自己中心的な理由だったのです。でも最近は、料理があまり好きでないらしい家人の負担を考えての判断。
 そしてもう一つ、高齢者に必要なタンパク質を摂取するためです。

 家人は菜食主義者のようなもの──ただし完全菜食主義者(「ヴィーガン」)ではない──なので、朝晩はほぼ精進料理。お魚はしばしば食卓に並びますが。というわけで、とにかく積極的にタンパク質を取り入れる必要があります。
 金沢にいる時には、いろいろな選択肢が。

 周りに飲食店や売店がたくさんあります。センセイの場合、スーパーで高タンパクかつ低塩分の総菜と食物繊維豊富な野菜類を購入し、研究室で頂くというのがお決まりのコース。最後の最後、困った時には大学食堂があるし。
 でも、自宅に戻ると状況は一変。

 残念ながら、これまで何度かお伝えしてきたように、高タンパクかつ低塩分(&リーズナブルな価格)の飲食店はほぼ皆無という惨憺たる状況。最後に残された希望の炬火(きょか)蓬莱」も、3月末で閉店。
 トホホ。

 で、白状すれば、お伝えできないほど「どこかで何かを頂いている」というのが現状。ま、タンパク質をちゃんと摂取し、運動ももしているので、体調は万全ですが。今日のお昼も、まさにそんな感じ。
 自宅を発つ時は、まだ雨が降っていたのです。

 歩いているうちに傘は不要になりました。ちょうど良い気温だし風も弱いので、いつもとは違ったルートを歩いて帰宅することに。要するに、寄り道...あれっ?!

 地元の青果市場脇を歩いている時、正午のチャイム──防災無線のテストを兼ねている──が。それに合わせて、市場内から20人くらいの女性が両手に何かを持って出ていらっしゃいました。
 片手にはお弁当。

 もう一つの手には、ビニール袋に入った玉葱数個。う〜ん、よくわからない。謎を残したまま交差点を右に曲がると、そこは魚市場...(再び)あれっ?!
 道路脇に旗が数本立てられています。変だなぁ...。

 魚市場の敷地内に、数年前に建設された建物(敷地内から撮影)があります。右の、道路側から撮影した写真でわかる通り、これは地元で水揚げされた「水産物地産地消」会館。
 一般的には海産物の消費者向け販売店という選択肢もあるのでしょうが、ここはお魚主体の飲食店。

 建設直後の状況は良くわからないのですが、少なくとも昨春には近くの天ぷら店がここで「海桜(かいおう)」という飲食店をオープン。
 されど、半年後には本店ともども閉店に追い込まれてしまいました。

 チャンスを逸したセンセイは一度も入らずに終わったのですが、どうやら今度は、地元老舗割烹の二代目が、ここで4月に「市場食堂 鯛乃や」をオープンさせたとのこと。詳細については、地元ミニコミ誌の記事(オープン直前オープン後)をお読み下さい。
 広い駐車場に、車は数台。

 情報に目敏(ざと)い方が、ちょっと遠くから訪れたという感じ。お昼時という条件を考えると、お客さんの入りは微妙。入り口付近に、メニューや券売機が見えたので、ドアを開けます。
 中から威勢の良い男性の声と、少し遅れて女性の声。ご主人とスタッフの方でしょう。

 大変申し訳ないのですが、センセイはすでにお昼を頂いています。メニューをざっと確認した上で、今回は退出させていただきました。
 予想外だった──そもそも営業再開も想定外──のが、営業時間。

 何と、お昼だけの営業。

 いろいろ考えたのですが、稼ぎ時である夜は市内の「本店」に戻って商売に精を出されるのだと思います。おそらくここは実験店。招致した(?)柏崎魚市場の事情も関係しているのでしょう。
 察するに前の「海桜」破綻は、不適切な価格設定による採算性が原因。

 で、今回の「鯛乃や」はというと、そこはしっかり管理されているという印象。ただし年金生活者でワンコインランチの生活を送っているセンセイにしてみれば、かなり高い。
 果たして、センセイが「鯛乃や」を訪れることはあるのか。

 お気づきでしょうが、補足を。

 建物の道路側壁面には「さかなクン」の手によるイラストが描かれています。最初は、数年前に同氏が当地を訪れた際に原画を描かれたのかと思ったのですが、どうやら、この建物の建設当初から描かれていたらしい。
 事情については不明です。

 ...おっと、講義の資料を完成させねば。



5月14日(日) 初回は放ったらかしにして、様子を見るするつもり ──枝豆育成計画(3)──

 今日はいわば、お約束の内容。

 皆様の予想通りで申し訳ありませんが、お伝えしないわけにもいかないので。

 拙宅庭の草取りも無事終了。刈り取った雑草は今日、実家の畑へ運びました。畑の地力を増す堆肥にするためです。今後は自宅での堆肥化も考えていますが、やはり最初は母親から習う必要があるの。
 というわけで、いよいよ枝豆の種まきへ。

 種袋の裏面には、畝(うね)を造った──お伝えしたように今回はパス──上で、25〜30cmの間隔で1カ所あたり2、3粒の種子を撒くべしとのこと。
 母親からも、ほぼ同内容の指示。

 敷地の端には敷地の境界を示すブロック塀が置かれているのですが、その1個の長さは約40cm。それを利用して30cm、つまりブロック3/4個の長さごとに穴を掘りました。
 深さは2cm指定。

 それより浅いと種そのものが地上に露出し、逆に深過ぎるとうまく発芽しないらしい。今回は指示に素直に従い、写真のように2粒づつ撒きます。
 土を被
(かぶ)せて「鎮圧」。

 要するに上から押すのですが、こういう言葉遣いをするのね。順調にいけば、発芽は5、6日後とのこと。金沢での講義を終えて戻ってきた頃です。
 さて今回の育成方針は、「放置主義」。

 その気になって調べてみると、初期の鳥害防止──何と、撒いた時点から鳥が狙う(!!)とのこと──から間引き、追肥(ついひ)といった具合に、手入れ方法がいろいろ紹介されています。それはその通りなのでしょう。
 そして同時に、農業の奥深さを垣間見る思い。

 でも、お伝えしたように、畦に植えられた枝豆は誰も管理していなかった。というわけで今回は、本当に最低レベルを確認しておきたい。

 ただし、もし今後本格的に何かを栽培するとしたら、まず「連作障害」に気をつける必要があります。植物の種類にもよるのですが作物の生育に従い、それが地中から養分を吸収して土壌中の栄養素のバランスが崩れます。
 また病気をもたらす病原体の勢力争いにも変化が。

 そのため、同じ場所で同一の作物を育て続けると病気になったり、成長しなかったり。これが「連作障害」。ヨーロッパ中世の「三圃(さんぽ)制農業」や近代の「混合農業」(「農業革命」)は、この連作障害を避けるためものも。
 う〜ん、でも、連作障害の心配はまだ先か。

 さて、枝豆はどうなる。(もしかしたら、続かないかも)

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