2023年4月15日更新(2023年4月23日ページ移動)
■4月15日(土) お世話になった「マツウラ」が閉店に。旧市街地のシャッター通り化加速は不可避
お伝えしたように、昨日で今学期担当する大学院科目の履修者が確定。
先週半ばに受講者リストをダウンロードした時は60人くらいだったので、「今学期は少し多いなぁ」と思っていたのです。たいして増えていないだろうと思ながら今朝、最新のデータを確認したところ、ドッカーン!!
科目は前半と後半に分かれているのですが例えば前半の受講生は、おぉ、127名。少ない時は学生20名くらいに対して、教員は優秀なKセンセイとの二人という、極めてきめ細かい講義──実際はほぼ演習(セミナー)──をしていたのに。割り当てられているのは大きめの教室。
ざっと試算したところ、何とかなりそう。やれやれ...。でも、ちょっと変だなぁと思って計算し直したところ、何と、受講生を教室に収容できないことが判明。土曜日ですが担当部署に連絡します(関係者の皆様、ゴメンなさい)。幸いにもご出勤。教室の変更をお願いします。
センセイはここで、一時中座。もちろん先方に連絡を入れた上で、です。土曜日ということはセンセイ、実家に赴いて両親の安否を確認した上で1週間分の食料を調達しなければならない。もっともセンセイが自宅に戻った現在、イザという時にはいつでも行くことができるのですが。
実際、今週も一度、従来とは違った方法で実家を訪れて農作業を手伝っています。これについては後日、改めて。
約3時間後に帰宅すると、事務方からお返事が。もちろんきちんと仕事に取り組まれている方々ですから、もともと何の心配もしていませんでしたが。
無事、さらに大きな教室を確保できたとのこと。何度も使ったことがある教室なので、問題はありません。お礼のメールを認(したた)めたのですが、退勤時刻をとうの昔に過ぎています。関係者が目になさるのは週明け。
でも大切なのは、今、お礼を伝えること。
初回の講義の前にはかなり準備が必要。そちらは明日と明後日従事することにして、いくつかの用を済ませた上で晩酌のツマミを買い求めるべく、徒歩で外出しました。
雨との予報だったのですが、当地はそれほどの降りになっていなかったので。帰路、旧市街地中心部で撮影したのが写真。数日前の朝刊に、この「マツウラカバン店」が今月末で閉店するとの中折り広告が入っていたのです。
個人的には以前から心配していたものの、やはり、ちょっとショック。約27年前に市内に拙宅を構えて以降、センセイが3月まで使っていたものを含めて、我が家で使用するほとんどの鞄をここで購入したはず。もちろん娘のランドセルも、このお店で買い求めました。
以前は市内の「イトーヨーカドー丸大」にも出店されていたのです。されど2018年の同店閉店前に撤退。それ以上に、少子化と高齢化による人口減少と消費者の行動パターンの変化により、商店街を訪れるお客さんがどんどん減少していたのです。今日は閉店を惜しむお客さんが多数来店。
きりっとした姿で店頭に立つ、店主と思(おぼ)しき高齢の男性を初めてお見かけしました。旧市街地中心部では、商店街のシャッター通り化が加速することになります。
■4月14日(金) 見方を変えれば、専門店の買取査定は非常にシビア。一般店との使い分けが重要かも
無職生活がすっかり馴染んだ(?)西村センセイですが、そろそろ区切りをつけなければ、と思っていたことが。
履修登録の関係で、金沢工大での大学院科目は来週から。今日が登録の最終日で、明朝には受講生が確定します。それを受けて、明日からはグループ編成などの講義の準備を本格化させる必要があります。
天気や実家での用などを考えると、やはり今日中に...。というわけで取り組んだのが、旧パイオニア製CD/DVD/LDコンパチブルモデル“DVL-919”の修理。もっとも、同社は業績不振で祖業(そぎょう)の音響機器事業を手放し、現在は他社の「パイオニア」ブランドとしてのみ存続。
この分野における日本の凋落を象徴するような出来事です。センセイが最初のLD、つまりレーザーディスクプレーヤーを購入したのは40年くらい前の東京在住時代。日本マランツ社──当時は蘭フィリップス社の一部門──の製品でした。
同機が搭載していた初期DACの傑作、フィリップス社製“TDA-1541”(こちらやこちら)の音質、そして画質に期待していたのですが...残念ながら、イマイチ。それだけでなく、トラブルも続発。
ちなみにパイオニア同様、マランツ社すら今は他社の一部門。(遠くを見る目)それでもだましだまし使っていたのですが、ついにLDの盟主パイオニア製を購入することにしました。てっきり新潟市に住んでいる時に導入したと思っていたのですが、現在の場所に越してからなんですねぇ。
それはともかくDVDが抬頭し、LDの地位が脅かされる状況下で製品化された、気合いの入ったマシン。LD末期の製品なので、かなり安っぽい造りながらも安定した動作でした。されどさすがに、導入後20年以上が経過。昨冬、試しに動かしたところモーターの音はするものの、トレーが出なくなってしまいました。
もちろん、これは想定内。手持ちの必要なLDは既に、すべてBD(ブルーレイディスク)へアナログでコピー済。技術的な理由(ビットレート規格)の関係で、DVDへのコピーだと画質がかなり低下してしまいます。でもBDだと、設定次第で劣化は最小限に抑えられるのです。
しかも保存性が高い。つまり、冷たい言い方をするともはや、いつこのマシンを手放しても大きな痛手とはならない状況。それでも思い入れがあることに違いなく、たとえ自宅書斎のラック(最下段左)から外されても(3枚目の写真)、これまでは廃棄ないしは売却を免れていました。
されど、今回の金沢撤収で大量の機器が書斎に持ち込まれました。ラックは現在、ぎゅうぎゅう詰め。放熱の問題がありますし、そもそも仮置きで通電していないマシンも。いよいよ引退の鐘が鳴らされたのです。
トレーが出ない原因はほぼ判明しています。このシリーズ特有の問題で、トレーを動作させるゴムバンド──ただし、輪ゴムよりはもっと丁寧に製造されている──が、経年変化で伸びてしまっているのです。
そもそもゴム製品は消耗品。それを承知の上で、先日、“DVL-919”を地元のハードオフに持ち込みました。このお店、正直なところ一部の社員教育に問題が多く、大きな声での私語が多い。そして今回の場合、社員間のやり取りが筒抜け。
そこでの内容は伏しますが。店員の声がガラッと変わって、センセイの番号札が呼び出されました。示された“DVL-919”の買取価格は1,500円。新品定価の10%強。正直なところ、微妙な数字。
一部繰り返しになりますが、センセイは店員のやり取りを承知しています。一瞬考えた末、お伝えしたように、このマシンだけ持ち帰ると告げます。この判断に、店員は顔一杯に不思議そうな表情。こちらとしては、「じゃぁ、自分で修理したらどうなるんだろう」と考えたのです。
右上の写真が、今回必要な唯一の部品。“φ30×1.6[T]”──前者は内径、後者は各ベルトの断面の長さ──のゴムベルト。千石電商で購入しました。価格は税込み210円。本当にこれだけ。
ただしこれとは別に、送料660円が必要です。今日の午前中、他の用を済ませてから身を清め(?)て、開腹手術を行うべく“DVL-919”を机の上に。通電すると電源関係のLEDが点灯。ここまでは確認済。
ふと、CDのイジェクトボタン──CDとLDのボタンは別──を押したところ、モーターの動作音。これは当たり前。でも、どうせトレーは出てこないんだから動作断念を待ってから電源ケーブルを外し...と思っていたら、何と、トレーが出てきました。嘘だろ、と思いながらLDのボタンを押すと、こちらも正常に動作。(実話)
何てこった...。「開腹するぞ」という恫喝(どうかつ)が効いたのか、直ってしまいました(実話)。可能性としては、この間の温度上昇による潤滑度の変化などが考えられます。それはともかく、さて、どうしよう。
一つの可能性は、ベルトを交換した上で買い取ってもらうこと。そこで今回初めて、“DVL-919”を開腹してみました。2枚目の写真、中央やや右下に黄色の円で囲まれている部分に、問題のベルトが使われています。本当に、これを交換するだけなのです。
ただし実際にはトレーを外すなど。ちょっと細かい作業が必要。(再び)さて、どうしよう...。
いろいろなディスクを想定してボタンを押すと、トレーやピックアップモジュール、そしてメカが俊敏かつ非常に興味深い動きをします。今から20年ちょっと前の日本は、これで世界を圧倒していたんだ...。
もちろんその陰で、シリコンバレーや東南アジアの天才たちは、発想を転換させつつあったのですが。センセイの結論は、ベルトを交換せずに地元のハードオフに持ち込むこと。たまたま今日、ケース入りのビールを購入することになったので、そのついでに“DVL-919”を持ち込みました。対応してくださったのは、初めての中年男性。
20分くらい待った後、彼がニコニコしながら提示した買取価格は15,000円。つまりジャンク扱いの10倍。こちらもニコニコと承諾する旨を伝えて、売却手続きを進めます。「オマケに、差し上げますよ」と、小銭入れから例のゴムベルトを出します。店員は、「ベルトを交換されたんですか」との反応。
前回とは対照的に、状況をかなり把握していらっしゃるようです。でも、センセイのニコニコ顔には秘された理由が。この間、修理が完了した場合の中古商品専門店(例えばこちら)──ただし写真は他モデルの誤掲載──での買取価格(上限)を調べておいたのです。
そこにある通り、上限は1,000円。つまりハードオフでジャンク扱いとして提示された金額よりも低い。端数は誤差の範囲内ですが。
この差はおそらく、対象とする客層の違いによるものと考えられます。専門店は、まさにマニアが対象。OPPO社の“UDP-205”がそうであったように、マニア垂涎(すいえん)の商品には青天井の価格が。
対照的に、今回のような一般向けの製品には極めてシビア。ハードオフはというと、多種多様な商品提供者と購入希望者を対象にする必要があると想像されます。言い換えると、専門店ほどの知識が要求される訳ではないと思います。商品に関するデータベースの支援もあるはず。
だから、買い取って頂く側としては、両者を使い分けるしかないようです。と言っても、もはや処分すべきハードウェアは残り少なくなって...あっ、そうだ、まだLPレコードやCDなど膨大なソフトが残っています。中にはCD化される前には数万円の値が付いていたLPレコードなども。
さて、どうなる。(続くかどうかはわかりません。悪しからず)
■4月13日(木) 嗚呼、地元での楽しみの一つが... ──焼肉定食が美味しい「蓬莱」が閉店──
再びこのページが長くなり始めているので、今日はタイトルの内容を、できるだけ手短に。
意外に思われるかもしれませんが、センセイは約1ヶ月前に自宅に戻って以降、自動車をほとんど使っていません。愛車を嫌いになるわけはありませんが、市街地での用は可能な限り徒歩で済ませることにしたのです。
主に、心身の健康維持のため。もちろん実家に赴いて母親とともに買い物に出る時はもちろん、荷物を運ぶ時や、重いケース入りビールを購入する時などは別。でも本当にそれくらい。
自宅にいる時はたいてい、午前と午後に外出。しかもあちこち立ち寄るので、例えば今日の総歩数は16,800歩、走行距離は12.7kmという具合に、かなり運動しているはず。つまり当初の目的は十分に達成済。
他方、ふだんの行動範囲が直線距離で2kmくらいの範囲内に落ち着いてしまいました。その結果、範囲外の様子が良くわからない傾向に。徒歩での行動範囲外にあり、気になっていたものの一つが写真の「お食事処 蓬莱(ほうらい)」。
もともとが焼肉店だからでしょうか、「焼肉定食」がとても美味しい。一部繰り返しになりますが、加齢に伴って意識してタンパク質を摂取しなければならないものの、肉類をあまり好まないセンセイに、割と合うお店なのです。
でもその「蓬莱」、昨年後半から臨時休業に。思い出した時に自動車で前を通ることはあったのですが、引っ越し後は訪れていません。そこで天気が回復した昨日の午後、晩酌のツマミを購入した帰りに、かなり遠回りをしてお店を訪れました。
結果はご覧の通り。ある意味、密かに覚悟し、だからこそ積極的に訪れようとせず──強く忌避(きひ)していたわけではない──に、できるだけ目にしようとしなかった事実。
されど残念ながら、これが現実。確かにご主人と奥様はそれなりにご高齢でした。でも、昨秋に惜しまれながら閉店した「タカラ飯店」のご夫婦に比べれば、お二人とも10歳くらいお若いと思う。まだまだこれから、という感じだったのですが...。
長い間、ご苦労様でした。...手短じゃないなぁ。
■4月12日(水) これはもう、行くしかない ──浪花屋製菓本社事務所兼売店を訪れてみました──
自動車検査登録事務所を訪れるべく、地図上でその場所を確認していると...あ"っ。
事務所が記された場所のすぐ下、つまり南隣に見慣れた文字を見つけました。そこには「浪花屋製菓(株)」。新潟県人だったら知らない人はいない──他県ではほとんど知名度がない──菓子店です。
主力商品は「柿の種」。え"っ、それは亀田製菓の商品だろうって?
半分正解ですが、半分は不正解。亀田製菓のものは「亀田の柿の種」。柿の種は、浪速屋が元祖なのです。独特の三日月の形状は、創業者の奥様がせんべい用の型を踏みつけて変形させたことによる偶然の産物だそうな。
新潟県人の間では「元祖 浪速屋の柿の種」として知られているこの製品、。センセイが子供の頃はどこのお宅にも、缶入りのこちらの柿の種が転がっていました。ただし、(つい最近はともかく)割と殿様商売的なところがあって、TVCFはずっと静止画と音楽だけというシンプルなもの。
売り上げに関しては、後続メーカーに完全に追い抜かれたはず。でも新潟県民として、これはもう、行くしかない...。こうなると、名義書換の手続きは時間との勝負。
事務所で無罪放免の通告を受けると、とにかく南隣へ移動し、入口付近を撮影します。事務所内の売店で小売りも扱っているとのこと。正直なところ、なかなか入りづらい雰囲気。
でも、もう二度と訪れることはないかも。まだ数分余裕があったので、思い切って売店へ入ってみることに....。でも、どこが事務所兼売店なのかわからない。とにかく先へ進みます。
ちなみに同社工場、間口は狭いですが、奥行きが相当ある大きな建物です。結論からお伝えすると、中央に停車しているトラックは、車体後部を商品発送のための部屋に入れています。荷物を横方向へ移動させるためのローラーコンベア、初めて実物を見ました。
その右隣、ドアを2枚隔てた奥にあるのが事務所。雰囲気は昭和の会社の事務所。イメージ的には渋い制服の上に、黒い腕カバーをした高齢の職員が詰めていそうな感じ。でも実際に在室していらしゃったのは若く、実にチャーミングな女性。
ただし制服はイメージ通りでしたが。その一角に同社の製品が並べられていました。人なつこそうな彼女が「どうぞごゆっくり...」と、丁寧に対応してくださります。残念ながら電車の時間が迫っている旨をお伝えして、進物用のパックのみ購入。
彼女によると「1,800円のものを1,000円で」とのこと。でも今、大事なのは金額の多寡(たか)ではなく、気持ち。
宮内駅へ急ぎます。帰宅してから中身を開いたのですが、やはり、確かに老舗。一部だけを家人用に残し、他は実家用と来週「出勤」する金沢工大用に振り分けます。今回は慌ただしい中での訪問だったので、売店の様子を撮影していません。
でもチャンスがあれば、もう一度お邪魔させて頂くかも。ここは長岡市の「摂田屋」と呼ばれる地域。
古くから醸造業が盛んで、「吉乃川」などの有名なお酒や醤油、味噌などの名店が軒を連ねています。お酒がコンセプトの観光列車「越乃Shu*Kura」も、宮内駅に停車。浪花屋製菓は1969年、長岡駅裏の一等地からこの場所へ移転してきました。
「摂田屋」との関係は、現時点では不明です。柿の種や日本酒が好きかどうかはともかく、一度は丁寧に訪れてみるだけの価値がある場所だと思います。
■4月11日(火) 論理性や効率、ユーザビリティとは無縁の世界 ──自動車の名義を変更しました──
お察しの通り、昨日長岡へ行ったのは自動車の名義を変更するため。果たして「10分くらいで...」は真実なのか。
センセイの場合、自動車の検査や登録を担当するいわゆる「陸運局」──現在は「自動車検査登録事務所」──の最寄りが同市にあるのです。調べたところ、宮内駅から歩いて15分くらいの場所。
これはもう、歩くしかない。ちょっと入り組んだ場所にあったのですが、迷わずに到着。しかも10分ちょっと。本当に所要時間が「10分くらい」なら、手続き完了後に宮内駅から1本早い電車に乗ることができそう。結論からお伝えすると、まったく間に合わなかったのですが。
中央の建物の入口に入ると、目に飛び込んできたのは、とても大きく書かれた「初めての方へ」と書かれた掲示。まさにセンセイのこと。幸先が良い。でもそこからが大変。まず、とにかく申請書に記入せよとのこと。書き方の見本がどこにあるのかがわからない。実は裏面が記入見本だったのですが。最も困ったのが住所の記入方法。
コードで記入せよとのことですが...「コード」って、何?ふと気づくと、隣の若い青年が記入台の上の冊子を元の位置に返すところ。どうやらここにコードが載っているらしい。数ケタの数字に続いて枝番を振ります。ほとんどの場合、郵便番号で対応できるだろうに...あ"っ、あちらは旧郵政省か。
なるほど。書類はOCRのように見えますが、漢字を記入する部分もあるので実は、事務所後方に控えた多数の女性職員による手入力だと思う。効率的なようで、非効率。論理性は見事に欠如。そしてユーザーの視点なんて、まったく考慮されていません。
でも、ま、ここはお役所。従うしかありません。何だか、今の日本の状況を見事に凝縮したような空間だ...。
窓口に向かうと発券機があり、申請者はボタンを押して呼び出しを待てとのこと。されど、待てど暮らせど──そこまでではなかったけど──呼び出されません。
でも、職員はホントに暇そう。おかしいなぁーと思って、もう一度発券機を見ると先ほどの指示文の下に、「申請者は窓口で申請内容を申し出よ」とのこと。つまり同一箇所に異なる二つの指示が記されているのです。
でも実は、ほとんど誰も困っていないらしい。なぜなら、出入りする申請者の大半は自動車販売店の方々。大型車の方もいらっしゃいます。陸運局の職員とは顔見知りのようでした。他に、いかにもバイク野郎という感じの個人申請者が若干。
中・大型バイクの手続きもここの管轄のようです。要するに、センセイのような人間が来る場所ではないらしい。
窓口でどうすべきか尋ねると、具体的な指示が。ちなみに高齢の方──たぶん実年齢はセンセイと同じくらい──でしたが、対応は丁寧。番号札は、手続きがある程度進んだ番号で発券すべきものとのこと。
(再び)なるほど。しかし、そんなことどこにも書かれていなかったし、あの矛盾した指示文の説明にもなっていない...。(再び)でも、ま、ここはお役所。
その場で指さされた場所にサインしたり、押印したりの繰り返し。しかも写真右奥の別な建物と二往復。ただしこれには理由があって、奥の建物は収入印紙を販売したり、税金関係の手続きをする場所。
確かに、名義上の納税者が変わります。あれやこれやで、1時間弱かけて手続き終了。
やれやれ。でも普通の人なら、どう考えても30分程度かかる手続き。正直なところ、詳しい関係者が空いている時期に、事前にすべての書類を準備済の上で効率良く動くことができたとしても、10分では無理だと思う。
でも、これで手続きも完了できたんだし、ま、いっかー。宮内駅発の次の電車には、まず問題なく間に合う時刻。でもセンセイには、せっかくのこの機会に訪れてみたい場所が...。
...さて、どうしよう。
■4月10日(月) お姉ちゃんよりも、親御さんよりも早く... ──小学校の入学式が行われました──
正確に言うと、入学式が挙行されたのは隣の長岡市なのですが。
今日は午前中、その長岡市まで所用で往復しました。自動車の方が時間も経費も半分以下。でも今回は、敢えて電車にします。やはり車の運転に慣れすぎるのは良くない。それに、適度な運動になるし。
ちなみに今日の総歩数は17,000歩ちょっと。降りたのは長岡駅の一つ手前(南側)の宮内駅。駅構内はとても広い。ここは鉄道の要衝なのです。そこから15分弱歩いて目的地へ。見込みより長引いたので、急いで駅に戻る必要が出てきました。
その時、センセイは駅に通じる写真の道路を奥から歩いて来たのです。歩道は片側にしかないないのですが、向こう(写真手前)から中年の男性が。この歩道、実は割と幅が狭い。
ちなみに歩道が車道より高いのは積雪時を考えてのこと。雪深い長岡市では降雪時に、車道中央から地下水を流して融雪します。車道が鉄錆でやや赤みを帯びている理由です。
流した水は車道脇から排水し、少し高い歩道には流れないようになっています。で、お互いに荷物をぶら下げていたので、どちらかが避けなければならない。こちらが...と思ったら、先方が先に車道へ。すみません。
...あ"っ。彼の陰、そのさらに奥から数組がこちらに向かって歩いてきます。でもお召し物と動きが全然違う。最初のグループ、その先頭に立つ満面の笑顔の女の子は、飛ぶように歩いています。
身の丈と不釣り合いなランドセルを背負って。お察しの通り、入学式を終えて自宅に戻るところ。続いて少し誇らしげな、そして「やっと無事に終わった...」という表情のご両親。それだけかと思ったら、お母さんの陰に、2年生くらいの女の子。
低学年とはいえ、こんなに早く下校できるかなぁ。もちろん、新入生の妹さんは一刻も早く自宅に戻りたい...ということではないと思います。要するに、入学式がとにかく待ち遠しい(こちらやこちら)。そして今日はついに、その晴れ舞台。そりゃ、嬉しかったでしょう。
続くご家族も、同様。20年以上前、入学式の日に興奮しまくっていた娘のことを思い出します。
入学式、おめでとうございます。
■4月9日(日) どうしてこうなった? ──後部ガラスだけを大きく破損した(らしい)路線バス──
西村センセイ、少々反省していることが。
お気づきと思いますが、このところこのページの記述が長くなっています。もちろん、まずお伝えしたいことが多い。そして退職後、それを文章にするだけの時間も...というわけで、ある程度予想されていた結末。
ただしそれが、読み手のためになるかどうかは別。というわけで今日は、タイトル通りのお話を手短に。写真は先月下旬に気づいて撮影したもの。
拙宅の斜向かいには、この地域の公共交通を担うバスの営業所があります。相当広い敷地に路線バス、貸し切りバス、請け負っている自治体のバス、そして通園バス(左)などが駐車されています。
一角ではバスのメンテナンスや、乗務員による車体の洗浄も。その敷地の隅に、写真の路線バスが。車体後部がシートとガムテープで覆われています。もちろん何らかの損傷が発生してしまったのでしょう。
でも見れば見るほど、良くわからない...。最初は後続車に追突されたり、バックの際に何かに不注意で何かにぶつかったのかなぁ...と思ったのです。でも車体下部にはそんな様子がありません。
バンパーも健全。ちなみに、欧米人は基本的に「バンパーは車体を護るためにぶつけるもの」という理解です。実際、傷だらけなのが普通。ただし最近は、ボディと一体化されたデザインが主流に。
だから彼ら彼女らの理解も変わっているのかもしれませんが。このバスに戻ると...やっぱりわからない。可能性としては、例えば後続のクレーン車のアームが触れてガラスが破損したとか、方向転換のためにバックする際、飛び出していた木の太い枝に...。
でも当然、後部監視用のカメラを装備しているだろうし、それにそもそも、そんな重大が事態が発生したら大問題。さらに、もう一つ疑問が。バスはこの状態で2週間ほど放置されたままなのです。
...やっぱり、よくわからない。