2023年12月30更新(2024年1月7日ページ移動)
■12月30日(土) 向かいの伯母さんが、豆を煎ってくれた想い出 ──落花生煎りは完全実用に──
世の中は完全に、年末年始モード。
新潟市に住む娘夫婦が午後、先方の親戚宅を訪れたついでに立ち寄ったのですが、高速道路はガラガラだったとのこと。どうやら自動車での民族大移動は峠を越えたらしい。報道によると、列車での帰省は昨日、今日がピークだったそうです。
今日はニュースというより、ご報告。先週、義理の叔母さんから頂いた落花生を鞘を剥いてフライパンで、また鞘付きのまま電子レンジとフライパンで試験的に煎ったことをお伝えしました。叔母さんの調理方法は前者とのこと。でも個人的な好みは後者。
センセイが市販の鞘入り落花生のイメージに拘泥しているのかもしれませんが。(反省)というわけで頭の硬いセンセイは今週、未調理の鞘入り落花生を電子レンジで予備的に加熱後、フライパンで煎ってみました。まず、鞘の一部を左上のニッパーで一部切除。
使ったのは電気電子作業用のものですが、爪ニッパーもほぼ同じ構造のはず。お伝えしたように切除せずに電子レンジで加熱した場合、鞘が破裂する可能性があります。その場合は庫内の清掃など、悲惨な事態が予想されます。
でも本質的な問題は別なところに。これもご紹介しましたが、電子レンジは電磁波で水分子を共振させて、対象の表面だけでなく内部からも加熱させます。つまり内部から大量の水蒸気を放出。
実際、初回の加熱の際は、取り出し口のガラスが曇ります。豆がこんなに水分を...と驚くほど。つまり電子レンジでの加熱は豆内部からの水分排出が目的。もし鞘が閉じていたら豆から排出された水分を上手く外部に放出できないのです。
加熱すべき時間は...正直なところ、良くわからない。試作品での乏しい経験値はありますが、ここは電子レンジの「賢い」自動設定に任せます。何のことはなく、要するに「チン」するだけ。電子レンジは、加熱による水蒸気発生状況をちゃんとモニタしているはずなのです。(たぶん)
ただし、加熱停止の基準となる対象のデフォルトは冷凍冷蔵食品だと思う。これまでの経験から、生ものに対する予備的な調理には加熱が足りないと判断しています。本来の想定用途ではないのです。そこで自動で加熱を停止後、改めて数度加熱。結果的には、3回くらいの加熱で十分なようです。
続いて、フライパンでの加熱。こちらも、難しい。
電子レンジでの加熱と違い、こちらは輻射熱で水分を「飛ばす」ことが目的。ついつい火力を強くしがち。時々試食してみるのですが、まだ十分冷めていないので、どうしても湿っぽく感じてしまいます。
だから火力を...という悪循環。写真は約20分の加熱を終えた落花生を作業用の中華皿に戻したもの。左側は未調理の空豆ですが、色がずいぶん違います。同時に、未調理/調理後の落花生ともに、そもそも、もともとの個体差が大きい。
これも今夏の天候不順によるものでしょうか。ただし味は別。
冷ますと、湿気は完全に抜けています。本当に驚くほど。そして千葉産のような甘みはないかもしれませんが、叔母さんのピーナッツは「深い」味がします。言い換えると野菜本来が持つ美味しさ。
そもそも落花生は豆、そして野菜。美味しいピーナッツを頂きながら思い出したことが、もう一つ。
向かいの家の伯母さん(故人)──父親の姉なので、血の繋がった伯母──が目の前で煎ってくれた豆。落花生ではなかったはずですが、小学生低学年の時の記憶が甦りました。
深謝。
■12月29日(金) ご当地ゆるキャラ「えちゴン」もお出迎え ──新しいお店が駅前にオープン──
写真は24日(日)のお昼過ぎに撮影したもの。
場所は柏崎駅(写真左側)の真正面。ちなみに、奥にちょっとだけ見える青っぽいガラス張りのビルは大手菓子メーカー「ブルボン」の本社ビル。2015年、かつての駅前工場跡に建設されました。
つまり本来ならば、当市の表玄関という超一等地。しかしお察しの通り、モータリゼーションの進行により人の動きは駅前や旧市街地から郊外へ。全国各地がそうであるように、当地ももはや駅前商店街は存在しないも同然。この場所も何度もお店が替わった後、ここ20年くらいは空き店舗。
それでも贔屓(ひいき)にしていたスーパーへの経路(の一つ)だったため、センセイは割とこの場所を訪れていたのです。でもスーパー撤退の関係で、ここ1ヶ月ほどご無沙汰。
だから、というわけではないのですが2週間ほど前、たまたまこの場所を歩いていたら、この場所に変化があることに気づきました。内部が改装されているのです。
どうやら新しいお店がオープンするらしい。ただし、改めて店内を観察するとどうやら、内装は素人仕事。ガラスに内側から張ってあったのがこちらに数枚掲載されているチラシ。
お店の名前は「駅前STAY-tion ぷらっと」。観光客その他に当地の魅力を知っていただくべく、ここに立ち寄ってほしい、という意味が込められているようです。チラシによるとプレオープンは24日。(正式オープン日は記載されていない)
当日は「ゆるキャラグランプリ2020」で栄えある第3位に輝いた、ご当地ゆるキャラ「えちゴン」も駆けつけるとのこと。決してそれが目的ではなかったのですが、天気も良かったため登場予告時間外にお店へ。おぉ、男女大学生数人に囲まれて、「えちゴン」がポーズを取り、歓迎してくれました。
お店の中に入ります...が、う〜ん、よくわからない。チラシには当地の「お土産や特産品、新鮮な野菜など」とのことだったのです。確かに、市内のお店や生産者による漬け物や海産物、和菓子、そして野菜が並べられているのです。ただし、パラパラとだけ。
それなりにでもいいから採算面、つまり店舗の合理的な維持可能性を計算しているとは言い難い。しかも店舗の1/3くらいには、当地と直接のご縁があるとは思えない絵本や昭和30年代〜40年代のおもちゃなど。う〜ん。
その後、近くの郵便局へ行く用もあって、数回──つまりほぼ毎日──お店の前を通っているのですが、お客さんは1人いるかいないか。今日は無人でした。お店のスタッフはというと、日替わりで交替。
同じ方を見たことはありませんし、会話からしてどうやら皆が皆、知り合い(の知り合い)という関係らしい。昨日の地元紙の報道(記事の日付は一昨日)によると、お店を運営しているのは「市内有志」とのこと。寂れる一方の現状を憂いての動きではないかと拝察いたします、敬意は表しますが、う〜ん...と、口をゴニョゴニョさせるしかない。
でも発想を転換すると、意外に長持ちする可能性も。このお店が入る駅前ビル──そのものズバリの名称だ──は、上層の居住階を除きほぼ空き店舗のようなものなので、賃料はかなり安いはず。そして同好の志が集う場所と考えれば、各メンバーの負担はそんなに大きくないかも。
さて、どうなる。
■12月28日(木) 望遠レンズを用意すべきだった... ──田圃の中では、白鳥の群れがお食事中──
予定を変更して、見たままのお話を。
ご覧のように当地は日中、年末であることが信じられないようなほどの良い天気。雪の先週後半と一変して、このところ気温は高め。特に今日は、最高気温9.3℃まで上昇しました。しかし昨晩の寒暖差は厳しく、放射冷却で冷え込んだだめ、今朝の最低気温は-1.2℃。
日陰では、張った氷がお昼まで残っていました。「冬だから氷が張るのは当たり前...」とお考えになるかもしれません。
でも、冬の北陸地方はどんよりと曇った日が続きます。話が少し逸れますが、そのため太平洋側からの新入生は初めて経験する曇天(どんてん)の連続にめげてしまうのが普通。そんな曇った日は案外、あまり寒くならない。
海岸部の場合、雪が降っても気温はたいてい0℃から2℃くらい。気温はそれほど下がらないんですね(ただし山間部はまったく別)。他方、今日のように綺麗に晴れることもめったにない。その結果、たとえば関東で当たり前の冬の氷が、北陸では割と珍しい現象に。
霜柱なんて、当地で見たことがありません。(たぶん)今日は午前中に徒歩で、午後に自動車で外出。後者は高齢の両親の食料確保のために実家を訪れたのですが、その際に撮影したのが写真。
白鳥の群れが田圃の中でお食事中です。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)。84mm望遠端原寸切り出し)白鳥は大型なので、摂取すべきエネルギーも多いはず。稀に、記録的な大雪で平野部一面が雪原となった時は餌を確保できず、集団で餓死することも起きます。
これは決して冗談や比喩(ひゆ)ではなく、30年くらい前に新潟市内で数回目撃しましています。今日はというと、基本的にはリラックスムード。ただし、よぉーく見ると、手前の白鳥は皆、こちらにお尻を向けています。おわかりでしょうか。
白鳥に申し訳ないのですが、これはセンセイのせい。今日は小型デジカメしか持っていなかったため撮影時、少しずつ群れに接近したのです。ある地点から先、手前の白鳥が気配を察知して、まず、餌の啄(ついば)みを止めて次々と首を持ち上げます。
続いて顔を横に向けてセンセイの様子を確認。鳥類の目は頭部側面にあるので、これが凝視状態なのです。手前の白鳥から踵(きびす)を返して──ただし鳥類に踵(かかと)があるのかどうかは知らない──後ずさり。これが周囲の白鳥に次々と伝わり...という次第。
食事の邪魔をするつもりはなかったのです。今回は予想外に大群でしたが、今シーズンに入ってからすでに2、3回、白鳥の群れを目撃しています。だから、あらかじめ望遠レンズを装着したミラーレスを用意すべきでした。
反省。
■12月27日(水) 無罪放免、というより執行猶予か... ──大腸のポリープ切除手術を受けました──
今日はタイトル通りのお話。
以前少しお伝えしたように今月中旬、軽微な手術を受けました。11年ぶりに大腸の内視鏡検査を受けたところ、初期かつ小さなポリープが発見されたため、その場で切除手術に切り替えたのです。
今日、病理組織検査の結果が良性であったことを伝えられました。若い方はポリープに縁がなく、あまりご存じないことも多いはず。誤解あるいは過度な心配を招かないように、少し補足を。ポリープというのは大腸を含めた粘膜にできるイボのような突起物。形状はいろいろ。
前回は割と細長い茸のような形状でしたが、今回は丘のような盛り上がり。また、ポリープという言葉を耳にすると、即座に癌をイメージする方がいらっしゃるかもしれません。でも実際は良性から悪性の癌までいろいろ。今回は中間的かつ、よくある「腺腫」。
この場合、判断のポイントの一つとなるのが大きさ。今回もセンセイを含めた皆でモニタを見つめながら手術に臨んだのですが、ポリープを一瞥(いちべつ)するなり同級生のドクター、「これは『腺腫』というタイプ。5mm以下だな」。
5mm以下のポリープの場合、癌の可能性は非常に低い。ただしこのまま放っておき、倍くらいの大きさになると50%くらいの確率で癌化するとのこと。そこで切除することになったというわけです。
確かに「手術」なのですが、すでに述べたように今回は内視鏡手術。痛み等はありません。内視鏡の先から「スネア」と呼ばれるリング状の導線を出し、ポリープを引っかけるような格好に。線に高周波電流を流して基部から焼き切ります。
今回は切除した組織が大腸内を転がってしまい、見つけるのに少し時間がかかりました。決して「切腹」するわけではないので、患者の身体的負担は比較的軽い...とはいっても、最初に内視鏡を小腸との境界付近まで進めます。異物がお腹の中をぐるっと一周しているわけですから、かなり辛い場面も。
もっと大変なのが、術前(検査前)術後。消化器官内を概ね空にする必要があるので、4日前から食事制限。今回初めて知ったのですが、キーウィの種や胡麻などは腸にかなりの時間残るため、摂取禁止。前日からは消化の良いものだけしか食べられません。
下剤も服用します。当日は朝から絶食するだけでなく、検査の6時間位前から、2種類薬剤が入った総量約2Lの写真の下剤兼腸管洗浄剤をありがたく頂きます。検査、治療のためなので本当にありがたい存在なのですが...辛い。
ヘロヘロかつ、かなり強い脱水症状に陥りながら徒歩でクリニックへ。術後も大変。
今回はまず、消化器の具合が最低限の状態に戻るまで1日半程かかりました。できるだけ水分を摂取し、食べ物を摂るようにしたのですが、体重はなかなか増えず、元に戻ったのは約1週間後。
また1週間、アルコールおよび刺激の強いものは摂取禁止。前者はかなり厳しかったのですが、四捨五入して指示をきちんと(?)守りました。ま、2晩目くらいからはアルコール抜きにも慣れましたが。
この間、中距離運転や実家の仕事などもあったりして、けっこう大変。主に物理的なストレスが続いたこともあり、血圧(グラフ(別ウィンドウ、1224×884))も正常値の範囲内ではあったものの、やや高め。
なお現在は非常に低い値に戻っていますので、ご安心を。というわけで今日、クリニックを再訪しました。お伝えしたように伝えられた結果は、無罪放免。
ただし誰にも眠る時──あるいは「夜」──が来ることを考えれば、「執行猶予」という表現の方がより適切なのでしょうが。
■12月26日(火) 雪は意外に優しい顔を持っているけど同時に、雪国はけっこう社会的弱者に厳しい...
もちろん、雪にも暴力的な面があることを重々承知の上で、です。
数日続いた初雪の話題も最終回。当地は雪融けが進み、道路上に雪はほとんど残っていません。(アメダスの記録は積雪6cm)
写真は雪が積もった翌日に撮影したもの。実は前日もこの場所を歩いています。その日は、道路を挟んだ反対側の歩道を歩いていました。その時の写真(2枚目)をご覧いただくとわかりますが、歩道はひとまず除雪されているものの、まだ雪がかなり積もっており、歩きにくい。
たまたま写真奥から路線バス(写真の中型バスとは別)が走ってきたのですが、この場所に差し掛かるとスピードを落とし、停車。ここでやっと気づいたのですが、40歳くらいの男性客がバスを待っていたための停車です(写真右端にバス停の標識)。マイカーの利用が多い当地なので、バスの利用は珍しい。
ところが標識と道路の間には、高さは1mくらいの雪の山。バスはきっちりバス停の正面で停車したままで、しばらく睨めっこの状況。どうするんだろうと思っていたら、男性はバス停からこの場所まで歩いてきました。
運転士が外部スピーカーで指示したのかもしれません。(音はまったく聞こえなかった)彼は写真手前でUターンし、車道を歩いてバス停に対応する位置まで戻りました。無事に搭乗して、バスは発車。その意味で問題はなかったのです。
端から見ていると、運転士は指示した後、この場所までバスを移動させた方が安全なような...。でも実は路線バス、バス停以外での乗降を固く禁じられています(経験あり)。だから規則を厳守したということなのでしょうか...。
目を転じると、これをバス会社だけの問題として考えるべきではないのかも。ここは国道、つまり国が管理する道路。雪が積もった後、車道だけでなく歩道も可能な限り除雪している点はきちんと評価すべきでしょう。ただし写真のようなバス停や、横断歩道への出入りには対応できていないこともまた事実。
たとえばセンセイは今日も、雪の山を越えて──車道に滑り落ちると車に轢かれかねない──横断歩道を渡りました。バス停なのだからバス会社が除雪すべき...と言っても、これだけ厳しい経済環境下でその余裕があるとは思えない(「除雪しなくていい」という意味ではありません)。乗客の大半は市民なので「市役所が...」とも言いづらい。
じゃあセンセイあるいは利用者、地域住民が...と言われても、限界があります。
身体的、社会的に強い立場の人にとって、これはまだたいした問題ではないかもしれません。それが顕在化するのは社会的弱者。お友達入りしつつあるセンセイにとって、切実な問題なのです。
まぁ、お互いがやれること、あるいは為すべきことを行うしかないのですが。
■12月25日(月) こんなものが、なぜ道路脇に? ──雪国で雪が少し融けた時の、「あるある」──
予定を変更して、センセイが今日出くわしたものを。
今日は天気があまり良くなかったのですが、それでもお昼近くになると晴れ間も見えたので徒歩で外出しました。ただし後半はしっかりとした雨に。折り畳み傘しか持っていなかったので、ホームセンターで部品調べを兼ねて雨宿りすることに。
途中、晩酌のツマミのお刺身を買い求めるべく、いつものスーパー(2枚目の写真奥)へ。1枚目の写真の右側から歩いてきたセンセイは、このT字路で左折...あれっ?!
道路脇、雪の上に何か、かなり大きなものが粗雑に置かれています。車の後部バンパーが、車体からスッポリ抜き取られたような格好で転がっているのです。
実はこれ、冬の雪国での「あるある」。特に、雪がズンドコ降っている時ではなく昨日や今日のように、積もった雪が少し融けてきた時にしばしば目にする光景。雪の中から、「何でこんなものが?」と思えるようなものが出現してくるのです。
一番多いのは自動車関連。特に、タイヤハウス内と思われる樹脂製部品が目立ちますが、車体下部の部品などもそれなりに。時々、こんなものが外れても問題ないんだろうかと心配になってしまう部品も転がっています。
でも、バンパーが丸ごと脱落しているのは初めてだと思う。西の空に黒雲が張り出しており少し急いでいたため、バンパーをちゃんと確認したわけではないのですが、たとえば割れているなどといった、大きな損傷は見当たりません。
でもそれならば、なぜ落下したのだろう。ただしこのような場合、「落とし主」はすでに移動してしまっていており、現場付近では見当たらないのが普通...あ"っ。
何と、すぐ目の前、スーパーの駐車場に後部バンパーのないプリウスが。色や形状からしてやはり、この車が「落とし主」のようです。
それにしてプリウスのバンパーは、ほぼ嵌め込み式らしい。ネジ止めでもっとしっかり固定するものだと思っていたのですが。車内は無人。こちらはただの通りすがりの身なので、そのままスーパーへ向かいます。入口の近くで高齢男性が携帯電話で自動車販売店か保険屋さんに連絡中。
自車のナンバーを語っていたため、車は容易に特定できました。チラッと見た限りではパンクもしていないし、損傷も見当たりません。エンジントラブルか何かかなと思ってスーパーで買い物を済ませます。
ちょっと気になって帰路、その車の反対側側面を見ると...おぉ、広い範囲に広がるできたばかりの擦り傷と、一部凹み。センセイはどうやら、接触事故直後の現場に通りかかったらしい。まぁ、これは決して「あるある」ではないのですが。
なお、この間、付近に警察車両はおらず、現場検証の跡もありませんでした。どうやら当事者の方々は事故発生を警察に届け出ておらず、当事者同士で話し合っただけのように推測されます。
もしセンセイの推測通りなら、事故証明(「交通事故発生証明書」)の発行手続きは取られていないはず。実はこれ、決して賢明な判断ではありません。(キッパリ)
おそらく当事者同士は事故発生の原因や責任、そして今後の対応について納得されているのでしょう。でも費用を自費で支払うならともかく、任意保険を使おうとすると事故証明はほぼ必須。
なぜなら保険会社にとって事故証明なしでは、そもそも事故が発生したか否かの判断すら難しいので。事故証明は今後の示談交渉においても役立ちます。
というわけで、「あるある」から少し逸脱気味ですが、万一の際は直ちに警察に届け出て、事故証明の発行手続きを取ってください。必ず。
(自学の学生にぶつけられた)経験者は語る、です。
■12月24日(日) 「雪かきをすれば暖かくなる」...そう、これぞ雪国の感覚。そしてもう一つメリットが
タイトルだけでは内容が良くわかりません。特に雪が降らない地方の方には...。されど、しばらくお付き合いを。
降雪の中心が平野部から山間部に移った昨夕のニュースを見ていたところ、県内の豪雪地帯で暮らす高齢の女性が除雪中、テレビの取材を受けていました。その地域では停電が発生(その後、復旧)し、ガスファンヒーターなどの暖房器具が使用不能に。
インタビュー側が彼女に求めているものは明白。今回の雪では石川県能登地方でも停電が発生しています。そちらではテレビクルーの質問に対して「そうなんですよ。困っているんですよ。何もかもが電気だから」という趣旨の返答をしていらっしゃいました。(この発言を批判しているわけではありません)
取材する側が待ち望んでいるのは当事者の、まさにそのような言葉。でも新潟県の女性がスノーダンプを止めて答えたのは、「雪かきをすれば暖かくなる」(キッパリ)。そう、これぞ雪国の感覚。普通ならボツにする返答だと思う。よく放送したなぁ。
雪に慣れていない方々は「雪は寒く、冷たい」とお考えなんじゃないかと思います。もちろんある程度その通りなのですが、少なくとも新潟県を含む北陸地方では当てはまらない面も。
矛盾しているようですが実は、雪が降っても、あまり寒くならないのです。雪が降り積もれば冷え込みますが、氷点下以下になることはあっても、それ以下にはほとんど冷えません。もちろん、高緯度地域や標高の高い場所、風が強い場合はまったく別です。
雪が積もっても、そこそこの防寒装備で件(くだん)の高齢女性のように、体を使って除雪すれば10分くらいで体の中から暖まってきます。雪が降っていれば体内からの加熱と背中の冷却が同時に進行するのですが、止んでいる場合はどんどん暑くなって汗をかき、防寒具を脱ぐこともしばしば。
金沢のアパートでよく経験しました。1枚目の写真は今日の正午前に自宅付近で撮影したもの。奥に見えているのは当地域のシンボル「米(よね)山」(993m)です。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
手前に、まだ濡れてはいるものの完全に除雪された道路があり、取り除かれた雪は道路脇に。田圃は雪に覆われています。ここで雪の表情に注目して、一昨日(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))の雪と比較してみてください。
どうでしょう。雪国で生きる人間にとって、一昨日は軽い綿のような雪だったの対して、今日は融解と再凍結を繰り返した水っぽく重い雪。そしてどちらも、それほど寒く、冷たくはない。
強い北西の風が吹き付けなければ、ですが。今日の午前中はご覧のように良い天気。風も弱かったのでいつもより長く、2時間ちょっと歩きました。前述の話と少し相違してしまいますが、気温も高め。
防寒具の中はホカホカです。考えてみると今日はクリスマスイブ。スーパーではレジの前にホントに長い列ができており、支払に時間がかかりました。12,000歩ちょっと歩いて帰宅。
帰宅後に測定した血圧の「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)が写真。これまでの最低記録に肉迫する95mmHgです。個別記録の最低も90mmHgと、やはり相当低い。
昨日、一昨日も悪天候下をそれなりに歩いたのですが、やはり低い(「平均」の最低は一昨日記録した97mmHg)。対照的に、所用で自動車を使い、あまり歩かなかったその前の2日間は、正常値の範囲内ではあるものの20〜30mmHg程度高い。
ご参考までに全体のグラフ(別ウィンドウ、1224×884)も掲載します。グラフの右端に注目していただくと、気温が低下して上昇傾向にあった血圧が、退職記念北海道ツアーと甥の頓死(とんし)でさらに急上昇。さすがに甥の件はまだ澱(おり)物のように引きずっていますが、身体の方はマイペースに戻っているらしい。
お伝えしたかったのは、雪は意外に暖かいし、雪かきをはじめとした雪国の生活も、それなりに健康的で建設的な面があるということ。...おっと、明日からは気温が上昇して雨がちに。
これって、センセイに「不健康になれ」ということかぁ?