2023年12月23更新(2023年12月31日ページ移動)
■12月23日(土) 「できない」ではなく「運転しない」だった... ──日本海側の雪は、「山雪」型に──
昨日の続き。
当地は日が暮れてから徐々に風が強くなりました。雪が舞っているものの、大したことはありません。日中の「里雪」型が「山雪」型へ移行しているのです。実際、山間部では一晩で数十cmの積雪を記録。
もともと雪深い地域なので、この程度で交通が混乱することはないのですが。夜が明けても概ね同じような状況。西風が強いので、なかなか外出できるような状況になりません。それでも正午前には少し穏やかになったので、徒歩で外へ。用を済ませて帰宅する前に、柏崎駅(写真奥)近くの跨線橋へ。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
...やっぱり。謎解きの前に写真の説明を。センセイは跨線橋の上からほぼ真西を見ています。拡大写真でないとはっきりしませんが、駅構内の待避側線にはJR東日本E129系が2両2編成留置。他に車両は見当たりません。
手前に注目すると架線の下には当然、線路が。ただし右側の信越本線下りおよび右端の越後線を除き、列車が走行した気配はありません。(中央付近に見られる円形の無雪部分は、スプリンクラーによるポイントの除雪)
外出を躊躇(ためら)っていた間に、当地の交通状況を調べてみたのですが、少々奇妙な点に気づきました。昨日の時点で、JR線は始発から運転再開の見込みとのことだったのです。
ところが今日になると信越本線、越後線ともに夕方まで運休とのこと。運転再開が遅れている原因は、除雪と倒木の除去に時間を要するとのこと。昨日午後からの降雪の様子を考えると「そりゃ、そうだろうなー」、という状況。
JR東日本のサイトには、現場の写真も掲載されています。(現在は削除)ここまでは十分理解できるのですが、もうちょっと調べてみると不可思議な点が。JR信越本線と北陸本線(いずれも一部)を引き継いだ「えちごトキめき鉄道」の運行状況です。
未明に通過中の貨物列車が架線を切断したこともあり、JRおよび「トキ鉄」は昨日の朝から全面運休。当地のJRが運休なのだから、今日は「トキ鉄」も...と思ったら、なぜか通常運転とのこと。ナシテ?!
申し訳ありませんが、もう少々解説の必要が。「トキ鉄」には特急「しらゆき」など一部JRの列車が乗り入れています。会社が異なるので「線路他の設備をお借りして、列車を運行させていただく」という格好。
JR貨物が典型です。この場合、相手先の線路使用料が発生します。JR貨物以外の会社が線路使用料をどう精算するかというと、相手先の一部列車にわざと自社路線に乗り入れてもらうことで、可能な限り相殺(そうさい)するのです。
当地の場合、早朝および深夜に「トキ鉄」のET127系(旧JR127系)が乗り入れています。昨日、柏崎駅裏(1枚目の写真左側奥)を通ったのですが、南側の3番線には「トキ鉄」のET127系3編成6両。未明に運行不能になったため、そのまま留置されたのです。
念のために駅舎に入り、改札口前から撮影したのが右の写真。使うとは思っていませんでした。写真は北側から南側を見ています。1枚目の写真では右から左。手前の黄色とピンク(鴇色)の車両はJR東日本の129系。その奥、3番線に停車しているのが、「トキ鉄」ET127系。
車体が緑色なのはラッピング塗装のためで、本来はステンレスの銀色です。ここで1枚目の写真に戻ると、3番線側の待避側線に留まっているのはここで運転を打ち切ったと思われるJR東日本の129系。「トキ鉄」ET127系の姿はどこにも見当たりません。
昨晩のうちに、西側の直江津駅まで回送されたのです。だからこそ実現できた今日の「トキ鉄」平常運行。つまり少なくとも、今日午前中の柏崎─直江津間については「運転できない」ではなく、「運転しない」という判断だったのです。(この点はまったく報じられていない)
誤解なきように申しますが、JRの判断を批判しているわけではありません。正直なところ、判断は難しいはず。かつての国鉄およびそれを継承したJR各社はこのような場合、「できるだけ列車を運行する」という方針を取り続けていました。センセイのような昭和世代としては、その意気込みは良くわかるし、評価もしたい。
他方、無理をして運行したものの、それを遂行できなくなった場合は、惨憺たるもの。今回、柏崎以西、直江津までの運転を再開しなかった理由については、いくつかの可能性が。柏崎─長岡間の運転再開が遅れたのは情報通り除雪および倒木撤去のためでしょう。この状態で西側の運行を再開すると、車両運用に問題があるかも。
ただし利用者としては、「直江津、そして上越妙高駅まで行ければ、北陸新幹線に...」ということになりかねない。でもそれなら、利用者が「えーい、JRは頼りにならないから、レンタカー(か何か)で最寄りの新幹線の駅へ...」と考えるのはごく自然なこと。実際、今日の高速道路および一般道について、運転規制はほぼ完全解除。
つまりJR東日本は列車運行の自制で、自分の首を絞めてしまうことになりかねない。どこに注目するか、そして長期/短期で考えるか、それによって判断がどんどん変わってしまうという、難しい問題なのです。
■12月22日(金) 雪国の朝は、静かな日ほど怖い ──新潟市や上越市では交通が混乱しているはず──
というわけでお約束(?)の、雪の様子。
昨晩はサイトの更新に手間取り、いつもより1時間ほど遅く就寝。酔っぱらっていたためか、割とぐっすり眠ることができました。目が覚めたのは6時過ぎ。外はまだあまり明るくなっておらず、いやに静か...あ"っ。
もっと早く気づくべきだったのです。昨晩雪が積もったことにより、人々の活動そのものが制限されていることに加えて、発生した音を雪が吸収してしまうため静かなのです。右の写真は、8時過ぎに撮影した拙宅の庭。何もかもが雪に埋もれています。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
アメダスによるとこの時の積雪は37cm。雪が降った夜間は風が弱く、しかもこの頃まで氷点下が続いていたため、雪が綺麗に残っています。海岸沿いで風が強い当地では、割と珍しい光景。
11時頃徒歩で外出したのですが、0℃台ではあったものの少し気温が上昇したため、木々の枝を吊す荒縄から雪が落ちていました。ご存じのように、当地を含めた北陸地方や北海道では本格的に雪が降っています。ただし37cmという当地の積雪をどう解釈すべきかは、微妙。
もちろん、雪の(あまり)降らない地域の方にとっては「大雪」でしょう。報道も概ね、この論調。雪国に住む人間にとって、冬に雪が降るのは当たり前。問題はその量と、タイミング。さすがに去年のように、一度にドカンと降ってしまうと、住民の誰もが困ってしまいます。
また、毎日少しずつ降って、積雪が1mを越えてしまい、地域の交通が...というパターンも大変。(子供の頃に何回か経験しています)当地に関して言えば、37cmの雪は決して大雪ではありません。実際、今日の日中については朝方、交通が少し混乱したものの、概ね平常通り。2枚目の写真は、お昼に外出した際撮影したもの。
この地域では1年前、ドカ雪で数日に渡り交通が麻痺しました。路線バスなどは屋根に雪を抱えていますが、路面は綺麗に除雪されており、混乱した様子は見受けられません(ただし歩道の除雪は、除雪車が1回入っただけ)。
センセイが熟睡していた夜間に、多くの方が除雪作業をしてくださったのです。深謝。冷静に観察するとそもそも、今日の交通量は少な目。スーパーも割と空いていました。買い物客はできるだけ昨日のうちに用を済ませ、業務用途を含めて、今日は外出をできるだけ自制しているのでしょう。
その点を差し引いて考えると少なくとも当地では、大騒ぎするほどではない降り方。ただし通勤通学客にとって、事情はかなり異なるかも。まず鉄道に関しては、運休の可能性は予告されていたものの、夜間に直江津駅で架線トラブルが発生。
雪によるものだそうです。そのため、当地(長岡─柏崎─直江津)のJR線は終日運休。接続する越後線も終日区間運休となりました。それもあって、交通機関を変更し自動車にした方もいらっしゃったはず。
一部繰り返しになりますが、この場所も朝はかなり混雑したのです。それでも当地は割とコンパクトな地域。混乱もそんなに拡大しなかったものと考えられます。何を言いたいのかというと、もっと広い新潟市や上越市では朝晩、交通が相当混乱したはずなのです。
県都新潟市の場合、朝の通勤通学の時間帯にドカンと雪が。苦労して職場や学校にたどり着いたものの、日中はズンドコ雪が降り、帰宅時の積雪は42cm。新潟市は降雪が少なく、また古く狭い街並みも多いため、こんなドカ雪には対応できません。Googleマップを見ると、午後は道路がずっと混雑。
帰宅時間帯は激しい渋滞に。降雪の中心は夕方から中越および上越(県中部と西部)の平野部へ移りました。上越市(旧直江津市および高田市他)はもともと雪の多い地域。だから新潟市とは事情が異なりますが、旧市街地では細い道も多い。
そしていくら慣れているとはいえ、ドカ雪への対応には限界が。JR線の混乱もあり、新潟市や上越市ではとても多くの方がストレスに耐えながら帰宅されたはず。でも、これぞ新潟の冬。それも概ね明日までです。苦労された方々も、週末はぜひ、ゆっくりお過ごしください。
...あ"。夕方以降も雪が降り続き、当地の積雪は48cmになってしまった...。
■12月21日(木) 今シーズン初の雪道運転、そして初挑戦の鞘付き落花生煎り。果たして、その結果は?!
今朝の積雪は、昨晩の就寝時とほぼ同様。
屋根の上には数cmの雪が積もり、二階の屋根の雪が時々落ちてきて「ドンッ」という鈍い音と振動をもたらします。雪の降り始めと違い、道路にも雪が。されど自動車の走行や徒歩での移動には問題ない状況。
いつもならお昼前に徒歩で外出するのですが、今日は自動車。ビールを補給する必要があるのです。つまり、今シーズン初の雪道運転。積雪は10cm程度まで増加しています。
気温は0℃前後(ただし氷点下ではない)。地面はまだ暖かいので、道路上に積もった雪が半ば融けて水っぽい。でもちゃんと注意すれば、運転に支障があるほどではありません。誰の迷惑にもならないことを確認した上で、ABS(アンチロックブレーキ)の効き具合を確認。
困ったのはむしろ、酒類量販店に到着してから。駐車場は除雪されていない──この程度の積雪なら当然──ため歩く時はもちろん、台車での移動が難しい。特に重いビールを運んでいる時より、空の時の方が大変でした。
理屈を考えれば、当然なのですが。午後は昨日の続き、つまり鞘付き落花生の調理。基本的には、弱火で40分程度煎(い)れば良いらしい。でも業務ならともかく40分となると、普通の人にはチト辛い。
そこで電子レンジで強引に加熱するという人も。うまく行くとは思いにくいのですが、今回はテストと割り切って挑戦してみました。電子レンジは2.45GHzの電波で、水分子を強烈に共振させます。
具体的には、水分子のH-O結合が激しく振動。そのため加熱対象の表面だけでなく、内部から水蒸気が大量に発生します。電子レンジで加熱すると「焼いた」感じにならず、茹でた時と蒸した時の中間のような感じになるのはそのため。
問題は食感だけに留まりません。水蒸気がそのまま外部に排出されれば問題ないのですが、玉子など「膜」を持つ物は、内部の圧力が急上昇。場合によっては破裂することも。
落花生については未確認ですが、その可能性が残るので、電気電子作業用のニッパーですべてに穴を開け、途中の撹拌を挟んで、合計5分ほど加熱してみました。(加熱時間は量に大きく左右される)
結果は、実用性に乏しい。ほぼ繰り返しになりますが、確かに加熱されているものの、茹でたような蒸したような食感に留まります。落花生独特の味はわかるのですが...。
そこで当初予定通り、フライパンで煎ることに。ただし今回は時間短縮のため、1枚目の写真の量の落花生を合計5分加熱。穴空けと、途中の撹拌は同様です。その後、鉄製のフライパンに移し、弱火で加熱。
1枚目の写真は、10分ほど煎った時のもの。一瞥(いちべつ)しただけでは投入時の様子とあまり変わらないように見えますが、よくよく確認すると、やはり全体的に色が付いています。
家人のアドバイスもあり、加熱は15分で中止。十分冷めていない段階で試食してみると、やはり好ましくない意味で「しんなり」しており、市販のピーナッツとは別物。しばらくそのまま放置して冷却します。2枚目の写真は完全冷却後、鞘──というより「殻」──を剥いたもの。
正直なところ、この写真から受ける印象はあまり良くないだろうと思います。でも実際は「しんなり」さ、あるいは湿っぽさが抜けており、カリカリッとした食感。市販のピーナッツを開封したばかりの時に近い。そして何より、「今年はダメだったのぉ」と仰るものの、叔母さんが育てただけあって、とても濃い味がします。
少なくとも外国産より、ずっと美味しい。煎ったピーナッツをよぉーく見ると、手前右側など、少し加熱しすぎたと思われるものも。反省すべき点です。
今回は完全な試作品。何とかなりそうな目処が立ったので、明日以降は量を増やして煎ってみるつもりです。
ありがたや、ありがたや。
■12月20日(水) 今度はフライパンで、鞘付きに挑戦するつもり ──「じもぐり豆」を頂きました──
お昼過ぎに実家へ。
もちろん両親の食料確保が目的。本来は明後日行くことになっていたのですが、ご存じのように日本海側は今晩から天気が悪化し、特に明日以降は大雪の可能性が。そのため昨日のお昼、予定を1日早めました。
少なくとも当地に関する限り、明日夕方までの予想積雪量は最大10cm程度なのです。ところが昨晩、母親から電話が。さらに1日早めて、今日にしてくれないかというのです。夕方の天気予報と大雪のニュースを見て焦ったらしい。電話で事情を説明しても理解してもらえるとは思えません。
というわけで実家へ。かつて通った小学校跡付近を走っていると突然、景色が一変。屋根の上や軒下に雪が積もっているのです。それまでは全然なかったのに。母親によると、一昨日朝に10cmくらい雪が積もり、除雪車も2回出動したとのこと。
なるほど、それもあって、あんなに焦ったのね。帰宅後に頂いたのが写真(手前が少し暗くなっています。すみません)。何の変哲もない薄皮付のピーナッツ(落花生)です。でもこれはれっきとした国産品。
というか、先日訪れた義理の叔母が育てたもの。乾燥させた鞘(さや)付きのものを頂きました。落花生は他の豆と違って、受粉後に子房柄(しぼうへい)を下向きに伸ばし、地中で豆を育てます。そのため新潟市近辺では「じもぐり(地潜り)豆」、あるいはそれが訛った「ずもぐり豆」と呼びます。
新潟弁としては、後者の方が実際の発音に近いと思う。空豆(こちらやこちら)同様、当地ではほとんど栽培していないので、センセイは調理の仕方がわかりません。そこで家人に調理してもらいました。
といっても、フライパンで煎るだけなのですが。外側の鞘が厚く硬いため、それを破るのが大変だったとのこと。もう一つ難しかったのが、煎る時間。確かに市販品よりは茶色が進んでいたかも。
ただし市販の外国産と違い、味もギュッと詰まっています。美味しく頂いたのですが、市販の鞘付き落花生は、外側の鞘──というより「殻」──を簡単に割ることができます。しかも中のピーナッツは乾いています。センセイの無知を晒しているようなものなのですが、調べてみました。
要するに、市販の鞘付き落花生は鞘のまま煎ったものらしい。というわけで今度は、センセイが殻付のままの落花生をフライパンで煎ってみるつもり。もしかすると電子レンジを併用するかもしれませんが。
実家への道中、今季初めて車外気温の警告が鳴りました。外気が3℃以下になると、路面凍結の可能性があるためです。その時はまだ雨だったのですが、帰路、車外気温計の表示は一時的に2.5℃まで低下。
フロントガラスに当たるのは雨ではなく、霙(みぞれ)。夜になるといよいよ、窓の外が一面、白くなってきました。
さて、明日以降どうなる。
■12月19日(火) 久しぶりに覚えた、「いやーな感じ」 ──震度1の直下型地震に襲われました──
今日は予定を変更してお伝えします。なお、震度1ですから被害は発生していませんので、ご安心の程を。
後日ご報告することになると思いますが、実は先週、軽微な手術を受けました。事前の準備とその後の対応で身体はかなり疲労。脱水症状が続き、積極的に食べるようにしているのに、体重がなかなか戻らない...。
昨日までに概ね元に戻ったのですが、まだ万全ではないので、今日も2階の書斎でおとなしくしていました。大きく見ると、拙宅が建っているのは二つの川が合流した場所に形成された沼地。正直なところ、決して地盤が良いとは言えません。軟弱な地盤なので、近くの信越本線を重い貨物列車が走行すると少し揺れます。
ちなみに電車は軽いので、ほとんど揺れを感じません。また周囲の道路を大型トラックなどが走っても、揺れをわかる時が。寝室その他も2階にあるのですが、不思議なことに、そちらはあまり揺れない。
2007年の中越沖地震の際も、耐震構造の基礎が損傷したのは書斎の下の部分だけ。ここだけ地盤が軟弱なのか、数トンの質量があるはずの書籍やAV機器で基礎に負担がかかっているのか...。
その時、とても「いやーな感じ」を覚えました。かつて都内で、そして大阪、札幌でもたらされた感覚(こちらやこちら)です。次の瞬間、「ガクッ!」
トラックかと思ったのですが、違います。地震です。拙宅全体が15秒ほど揺れました。初期微動(P波)は感じなかったので震源はごく近く、あるいは東日本大震災のように、遠方で起きた大地震。
ただし後者の場合、揺れはもっと長いはず。直ちにテレビの電源を入れ、Macを立ち上げたのですが...NHK(地上デジタル)が放送する昔の連続朝ドラに、地震速報などはなし。チャンネルを切り替えましたが、他局も同様。
やはり大きな地震ではなかったらしい...と、一安心。約10分後、NHKで地震速報が流されました。それによるとやはり、震源地はすぐ近く。続いて気象庁からも情報が(個人的には確認していませんが、当然、こちらの方が先のはず)。(震度分布(広域)、別ウィンドウ、1280×920))((c)JMA)
それによると、おぉ、拙宅からわずか約5km。引き続き注意していたのですが、センセイが認識できるような揺れはありませんでした。
「いやーな感じ」、どう解釈されるかはお任せします。
■12月18日(月) 何だか、新車のショールームみたい ──今日の日中、当地はほぼ無雪でした──
結果的に、2日続けて自動車のお話。
今季初めての積雪かと心配──というより、期待?──して朝、外を見ると、確かに屋根に雪がわずかに積もっていましたが、道路は無雪。地表の温度がまだ高いため、降った雪がすぐに融けてしまうのです。
気象庁のアメダスで状況を確認。それによると、昨晩はずっと西北西のやや強い風が吹き込んでいたものの、気温は4℃程度を維持。しかし夜明け頃から気温は低下傾向に。表示項目を積雪量に切り替えると、山間部を中心に50cmくらいの積雪が記録されています。
他方、平野部はというと、雪が多いことで知られている長岡で15cm、高田(上越市)で13cm。でも雪が少ない新潟市、そして当地を含めて、それ以外はほぼ無雪。西風は続いていますが、それでも昨日ほどではありません。
今日は冬ごもりかなぁーと半ば覚悟していたのですが、日中はこの状況が続きそうだったので雨が弱くなる時間帯を見て、徒歩で外出しました。
(雪ではなく)雨は降ったり止んだり。途中、定食店「まいどおおきに食堂」(「ごはんや 扇町食堂」)まで来た時、あれっ?!
お店の裏に同じ軽自動車が綺麗に並べられています。従業員の方の車です。いつもこの場所に2、3台止められているので、それ自体は不思議ではないのです。
でも今日は3台が、少しずつずらされて止められています。まるでショールームのよう。ただし低価格が売り物の中古販売店だと、展示車を隙間なく揃えて並べるので、こうはいきません。今回は新車販売店のような並べ方。
念のため、各車の後ろに回ってみると...え"っ?!センセイは同じ車だと思っていたのです。確かに奥の車はダイハツ「キャンパス」の色違いでしたが、手前の車は、同社製ではあるものの「タント」。そう言われると、まず車高が少し違う。
車体側面のキャラクターラインも。西村センセイ、フロントガラスおよびヘッドライト付近のデザインから、3台とも同じ車だと思い込んでしまいました。そう決めつけてしまった要因は大きく、3台の並び方、そしてまるで計画されし尽くしたかのような車体カラー。
...反省。当地は日中、気温がどんどん低下(最高気温は未明に記録した4.7℃)。それでも3℃前後を保っていたため、時々霙(みぞれ)っぽくなることはあっても、降るのは雨だったので。されど日没後は0℃に迫る寒さに。
21時の時点で、屋根にはそれなりに雪。しかも今週後半は強い寒気が入り込み、平野部に大雪をもたらす里雪型になりそうです。
明日、そして今週後半はどうなる。
■12月17日(日) 車体後部が一部、朽ちている... ──新潟市内で見かけた、ちょっと前のBMW──
報道でご存じかと思いますが、当地は昨日から大荒れの天気。
新潟県の下越地方(県の北部)では雪も少し積もったようですが、上・中越地方は現在のところ山沿いで雪が舞う程度。ただし明日は平野部を含めて、全県で積雪が見込まれています。それより怖いのは風(と低温)。
特に昨晩は酷く、当地でも20m以上の最大瞬間風速を記録しました。この天気はあらかじめ予想されていたため、風が強い地域(海岸部)のJR東日本の列車は昨夕から今朝9時頃にかけて、すべて計画運休となりました。ただし今朝の未明と、朝8時半過ぎ──たぶん南長岡発黒井行の80列車──には確かに、貨物列車が通過。
予報より早めに強風が収まったため、JR貨物は少し運行したようです。写真は昨日撮影したもの。叔母宅を訪れた後、少し先の市街地に住む娘夫婦のマンションに立ち寄りました。帰るべく車を走らせ始めたところで気づき、一時停車時に撮影。
黒か濃い紺のBMW3シリーズ(320i)です。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))「六本木のカローラ」(E30)──死語か? ──に続く3代目3シリーズ(E36)として、1990年から2000年にかけて製造、販売されていたモデル。大ヒットしました。
現行(G20)の、前(F30)の前(E90)の前(E46)の前──ややこしい──のモデルとなります。最初に目に入ったのは、車体右側面下部のグレー色。塗り分けなのかなと思ったのですが、良く見るとそうではなく、プロテクターが外れて車体本体(「サイドシル」)が露出しているのです。
まぁ走行には直接関係ないのですが。目を凝らすと、ナンバープレートを装備しているにもかかわらず、少なくとも右側の前・後輪の空気が抜けています。目を左側に向けると...う〜ん。
トランク下、車体後部が錆びて、朽ちてしまっています。(拡大写真だとわかると思います)酷い。
自分や身内の車を見ていると、BMWの塗装はしっかりしていると感じます。普通に手入れしていればさすがに、このようになることはないはず。(ただし新潟市を含めて、海岸部は海からの塩分の影響を受けるため、錆びやすい)
相当長期間、この状態のまま放置されているようです。E46以上に、ドイツ人の質実剛健さと端正さを感じる車なのですが...。