2009年4月4日更新(2009年4月12日ページ移動。2012年12月23日写真削除)

──2009年3月第5週〜4月第1週のニュース──

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4月4日(土) SSDを何個か追加購入しました ──“Time Machine”本格稼働開始──

 4月1日が入学式で、その後も今日の土曜日までずっと集中的に行事が続いたので、新入生もセンセイもお互いにヘトヘト。
 でも頑張った甲斐があってか──あんまり関係ないかな──学生諸君の緊張感もずいぶん取れてきました。とにかく今日は、新潟の自宅へ戻ることにします。

 後日ご報告することになるかもしれませんが、ちょっと事情があって金沢から新潟へ運ぶ荷物があり、今週は車で金沢へ来ています。

 今日は土曜日。センセイの車 はETCを装備しているので、本来は高速料金が5,000円以上するところを初めて「1,000円」で帰ることにします。
 北陸道は、この深刻な不況で大型トラックは激減していますが、普通車、特に川越──こういうナンバーがあった(ゴメンナサイ)んですね──など、ふだん見慣れない遠隔地のナンバーが目立ちます。
 やはり1,000円効果なのでしょうか。

 車好きの人ならビュンビュン飛ばすのでしょうが──信じてもらえないかもしれないけれど──センセイは安全運転。

 でも相当疲れているせいもあって金沢−自宅間の約240kmを きっちりと100km/hで運転していると、とても眠くなってしまいます。
 きっといつかは事故るな。

 一般道だと決してこんなことはないし、いつまでも運転していたくなる318iなのですが。

 「今度は電車にしよう」と反省しながら自宅に戻ると、写真のように4個のSSD(Solid State Drive/Disk)ケースが2個届いていました。
 もちろんセンセイが発注したものです。

 実は、先日から続いていた128MSSDのトラブルの原因がセンセイの設定ミスと判明しました。
 そこでデータの保存性という観点からSSDを信用しても良いと判断したので、通常使用している7台のコンピュータの何台かを、段階的にSSD化することにしたのです。

 これにはちょっと事情があります。すでにお伝えしたように、IDE(パラレルATA)規格のHDDが製造を完了終了となり、市場から急速に消えつつあるのです。(この件に関しては『Mac Fan』最新号(p.29)でも伝えられています。)
 つまりパソコンのHDDが故障すると、交換部品がないために修理ができなくなってしまうのです。

 センセイはその対策としてすでに3.5"を数個、またご紹介したように2.5"を新規に2個確保しています。
 その上で、データのバックアップを主目的に考えるならSSDの方が向いていると考えるようになりました。

 MacBook(White)については、右の写真にあるように先日購入した128MのSDDとアップルの“Time Machine”を使ってバックアップするシステムを構築済。

 いろいろ問題はあるものの、基本的にはよくできたシステムなので、Windows側のデータも一部“Time Machine”で管理しようかと考えています。
 金物(CPUその他)の性能がこれだけ向上してくると、問題はデータの管理などソフト面に移るんですね。

 でも、本当はすぐにバックアップ用SSDの使い方や使い勝手をご紹介したいのですが、今月は週末、自宅に滞在できたとしても種々の行事でほとんど潰れてしまいます。
 また原稿の締切も追われています。

 現時点での見通しでは、HDDからSDDへの換装は、早くても5月の連休になるのではないかと考えています。お待たせする分、お役に立つような内容にしたいと考えております。(お返事のメールは、明日までお待ちを......。)



4月3日(金) 本当は桜をゆっくりと愛でていたいのだけど...。 ──怒濤のオリエンテーション──

 金沢は昨日のお昼頃から天気が良くなってきました。一昨日の、雨の入学式が嘘のようです。

 そしてその天気の回復と歩調を合わせるかのように、新入生諸君の表情が明るくなっていきます。

 金沢工大は本当に厳しい大学なので、新入生は入学式でびびってしまいます。
 昨日、オリエンテーションが始まった時はも、その顔には「自分はこの後、どうなるんだろう」と書いてあるかのよう。

 でも説明を聴いてアパートに戻る頃には、荷が少し軽くなったような表情を見せます。
 そしてぐっすり眠った今朝はエネルギー全開!!

 というわけで、今朝のキャンパスは本当に明るい笑い声で満ちています。

 じゃぁ先生方もきっと......というと、これがまったく逆。
 いろんな仕事に追われたり、研究室に閉じこもって何かしていたりします。

 あ、新入生がどうこうということではありません。
 曜日まわりなどいろんな理由があって、例年なら数日かけて行う新入生オリエンテーションを、その半分の2日半でこなさなければならない(!!)からなのです。

 今日の仕事を終えると、明日、土曜日に行われる4時間分ものオリエンテーションの資料作成。

 新入生に対して指示を出すのですが、例えば宿題を出すとそれを返却する時のことまで考える必要があります。

 明日の資料を作成しているはずだったのに、来週1週間の予定を全部確認することになりました。
 しかも、次々と問題点が......。

 今日も休みはお昼だけだったので、とにかく外へ。
 キャンパスでも桜が咲き始めています。去年気づいた桜です。肉眼で見ても、去年より色が薄いなぁ。

 今年の北陸地方の冬は、基本的には暖かかったものの、最初と最後が異常に寒かったので、木々もリズムを取り戻せないようで、桜の開花がかなり遅れています。

 女子学生がベンチに腰を下ろして何か話しています。センセイもできることなら桜を愛でながら......と行きたいところですが、金沢工大では無理だぁ。

 メールをお待ちの皆様、もう少々お時間を。



4月2日(木) 営業開始の日に届いたメールが2通。満開の桜と...

 まだ4月に入ったばかりだというのに金沢工大はもう、新年度の営業を本格的に開始。

 今日から土曜日までの3日間で新入生のオリエンテーションを終えてしまおうというのです。去年までは1週間近くかけて実施していたのですが。
 当然、中身は濃密になります。

 今朝の学科別対面式から始まって英語の試験監督、そしてオリエンテーションが夕方まで。
 ずっと話し続けていたので、さすがの西村センセイ──休憩時に新入生が「よく喋ることができますね」と感想を述べていた──もヘトヘトです。

 ちょっとまとめて休むことができるのはお昼休みだけ。
 例によって学食は大混雑なので、別な場所でお弁当を買って研究室へ戻ります。

 仕事の連絡もあったので、メールをチェックすると......え"!?

 京都からの桜の便り(KH氏撮影)と、元同僚の訃報。

 去年の秋に会うはずだったのが、直前になってキャンセル。
 その後、良くない種類の病気だということは聞いていたのですが、こんなに早く、それも59歳という若さで亡くなられるとは。

 オリエンテーションに戻って、説明を再開します。

 新入生諸君の表情は明るくって、それはそれで嬉しいのですが、彼ら彼女らはまだ「いつか終わりの日が来る」ということをなかなか理解できない。
 金沢工大はとても厳しい学校で、かなりの数の学生が落第したり退学せざるを得なくなるのですが、新入生はというと、「大変だよね。でもそれって、自分じゃないよね」という顔。

 誤解なきように申しますが、彼ら彼女らを責めているのではありません。

 終わりがあることに気づいた時から物事が始まる、と言っているだけです。新入生はまだ、そのずっと前に立っているのです。



4月1日(水) 雨の中、金沢工大の入学式が行われました

 今日から新年度。そして今日、金沢工大の入学式が執り行われました。

 残念ながら、天気予報通りに朝から雨。朝はまだたいしたことはなかったのですが、式が終わるお昼頃は本降りになってしまいまいました。

 入学式と関連行事は、保護者よりも新入生諸君の方が先に終わります。
 そのため、新入生諸君はかなり離れた体育館での式を終えると、(今日は雨が当たらないように地下道を案内されて)保護者との合流場所へ誘導されます。

 例年なら戸外で親と子が携帯電話で探しあうですが、雨の今日は、何だか勝手が違います。

 考えてみたら、金沢工大──入学式が始まる直前まで雨が降っていたことはある──はもちろん、前任校とその前を含めて、雨の日の入学式の記憶がありません。
 結果的に今年は、入学式後に残る親子連れは僅か。

 写真はお昼に食堂で撮影したもの。

 中央の3人は本学学生ですが、その両隣は新入生と保護者です。(キッパリ断言)
 どちらもお母さんが仕切って、息子とお父さんはそれに従っているんですね。息子の肩がそれを物語っています。

 今日はちょっと残念でしたが、ま、「雨降って地固まる」という言葉もあるし、何より、今日のセンセイらは新入生と「ご対面」したわけではないので、あまり問題視しないことにしましょう。
 だって、新入生の皆さんと目と目を合わせるのは明日のオリエンテーションからなのですから。(被写体は全員、センセイのことをまるで気にかけていないでしょ?)

 あ、メールをお待ちの皆様、明日のオリエンテーションの準備に忙殺されております。明日か、明後日にはお返事をお届けできると思いますので、もう少々お待ちください。(ペコリ)



3月31日(火) 木々が見えなくなっても、ご縁はしっかり生きている

 今日は年度末。明日の新年度初日に、金沢工大では入学式が催されます。

 今日は終日バタバタしていたのですが、「新入生が必要なものを買いに来ているんだろうな」と思って、お昼に学食へ行くついでに、販売会場近くへ行ってみました。でも予想外に、親子連れはずいぶん少ない。
 みんなもう、教科書や体操着など必要なものを買いそろえてしまったようです。

 学食へ行く途中の講義棟の前で、いつもと違うことに気づきました。

 講義棟(8号館)の前は、(講義棟の真ん前だから)学生諸君にとっては一番便利な駐輪場。
 でも自転車は撤去され、この駐輪場を廃止する旨の掲示が張り出されています。確かに、通行の邪魔になっていたのです。

 じゃぁ、自転車の駐輪はどうするんだろうと思って掲示をよく見ると、あれ?

 気になって、近くのその代替地で撮影したのが右の写真。つい先日ご紹介した木立が見事なまでに撤去されています。
 センセイにとってはちょっとした母校のキャンパスを思い出させる逃げ場所(アジール)だったのですが......。

 今日、ニュースを読んでいたら、その母校で一緒に勉強していた人の名前を見つけました。
 ある大学で、とても重要な仕事をしていました。

 またつい先日、前任校でご縁があった学生さん──もちろん今では立派な社会人──から「このホームページに出くわした」との嬉しいご連絡を頂きました。(Oさん、お返事はもう少々お待ちください。)

 たとえ木々はなくなっても、それが育てたものはこうやって、文字通り血となり肉となっていくんだろうなぁー、と考えさせられた今日だったのです。



3月30日(月) 実家近くのトンネルが、難工事の末にやっと完成しました

 今日は平日ですが、いろいろ用があったので、休暇を頂戴して新潟に留まっていました。

 仕事の一つが少し離れた実家での片づけもの。昨晩から今日の午前中にかけてあちこちに連絡して調整したので、完全ではないものの、かなり仕事に見通しを立てることができました。

 その移動の途中、ふと気づくと、以前ご紹介したトンネル工事が終了し、供用が開始されていることに気づきました。
 近くで見ると、先代、先々代と比較にならないくらいの大きさです。

 帰宅後に調べてみると10日ほど前に開通式が行われたようです。
 短いトンネルですが、予想外に難工事だったようで、開通の予定がかなり遅れました。

 センセイが車を止めたその脇を、老女が孫と思(おぼ)しき子供を3人連れてトンネルの中へ入っていきました。
 今日は天気もよかったので、トンネルの向こう側まで行ってみようということのようです。

 子供達がトンネルの中に消えてから、やっと気づいたことがあります。

 この地域は、山間部でもないのに過疎化と高齢化が急速に進んでいます。
 センセイは15年くらい前に実家に戻ろうかと考えたことがあったのですが、子供がほとんどいないためにそれを諦めて、近くの市街地に家を新築したほどです。

  さっきの子供達、大きい方は小学生でしたが、他は就学前の児童。(疑っているわけじゃないんだけど)あの子供達、本当にこの集落の子供達なんだろうか。
 もしそうだとしたら、ほぼ唯一の児童ということになります(実際、他にはまったく見かけなかった)。

 あまり知られていませんが、都会へ人口が集中する一方で、ちょっと外れると、地域そのものを維持できないような状況が日本中で進行しているのです。



3月29日(日) “Windows”MacBook(White)に、もう一つWindows XPをインストールしました!!

 すみません。今日もMacネタです。

 やらなければならない仕事は溜まっています。でも残念ながら、そうなればなるほど現実逃避に走ってしまうという子供の頃からの癖は、人生の後半に至っても全然治らないのです。

 以前お伝えしたようにセンセイは、“BootCamp”によるMac/Winodws切り替えだけでなく、VMware社の“Fusion”を利用した両者の共存にも興味があります。

 そこで、すでに“Fusion”用にインストールしたWindows 2000に加えて、購入してあったWindowsの各バージョン、すなわちwindows 95(OSR2)、98SE、XPをインストールしてみました。
 あ、念のために確認しておくと、センセイは“SoftWindows”“Virtual PC”などWindowsのエミュレータを使ってきたので、各OS──この他にMeも──の正規版を所有しているのです。

 写真右側にあるウィンドウはそのリストで、上から(今回インストールした)Windows XP Pro、2000 Pro、98SE、95OSR2、そして一番下がBoot CampボリュームのXP Pro

 写真は95とXPを同時に起動しているところ。

 結論はあまり変わらず、やはり実用になるのは2000(Office 2000をインストールしたサイズは3.8G)と写真のXP(同7.6G)だけ。

 非常に近い兄弟関係にある──“2000”はWindows NT 5.0、“XP”はそのマイナーバージョンの5.1──ということが良くわかります。
 でも両者の体感速度はかなり違っていて、やはり“2000”ならFusionでもストレスはないよな、という感じです。

 ちなみに、XP Proは「機器構成」が大幅に変化したと見なされため、再度Microsoftの認証を受けたのですが、今回は自動音声による案内による対処だけで、認証をあっさりと完了しました。

 さすがにWindows 95(180MB)と98(360MB)は古すぎて、必要なファイルをちゃんと読み込んでくれません(PowerBook上ではきちんと動作します)。
 ファイルサイズも小さく、ほとんど「懐かしいデスクトップアクセサリ」という感じでしょうか。

 読者の皆さんは「Boot Camp上でWindows XPを使えるのに、何でそこまでして“Fusion”上で?」と、お感じになるではないでしょうか。

 白状すると、自分でも良くわかりません。

 せっかく買った私物の“XP”だからという、ちょっと心気臭(しんきくさ)い理由もないわけではないのですが、本当のところは「単に、できるかどうか興味がある」──実際、かなり努力しないとうまく走らない──というのが実態に近いんじゃないかなぁーという感じがします。

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