2009年2月28日更新(2009年3月8日ページ移動。2012年12月23日一部写真削除)

──2009年2月第4週のニュース──

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2月28日(土) 「完全無音」はうれしいのだけれど...。 ──SSDは使いこなしが難しい──

 先日お伝えしたSSD(Solid State Disk/Drive)、自宅に持ち帰って実機(PowerMac G4 Cube)で試してみました。

 最初の写真はその準備風景ですが、雑然としていて、あまりお手本にはなりませんね。

 まず最初の関門は、G4 Cube(Mac OS 9.2.2)が外付けハードディスクケースを認識するかどうか

 いきなりSSDで試してもいいのですが、安全のためにHDD(120G)を仮に装着して、起動済のG4 CubeにFireWireで接続。

 写真のようにあっさりと認識されました。

 Mac OS 9での認識を確かめるのが目的なので、ここでは初期化しません。
 結果的に、ケースの説明書とWebの情報は、一部正しくなかったことになります。
 実害はないからいいんですけど。

 次は、このケースをWindows(VAIO)が認識するかどうか。これがけっこう鬼門なのです。

 接続をUSBに切り替えてVAIOと接続すると、写真のように接続そのものは認識するものの、ドライバの検索に失敗します。

 実はセンセイのVAIO、このように接続に失敗する機器が多く、一部のUSBメモリ、携帯電話、GR DIGITAL IIなどかなりの数になるのです。
 試しに、娘の東芝製Windowsノート機に繋ぐと、あっさりと認識されました。

 接続の問題以外では全く不満のないVAIOですが、残念ながら期待していたデータの共有はあきらめることにします。

 ひとまず全てを外して、HDDをSSDに換装します。G4 Cubeに接続するともちろん問題なく認識します。

 Windows(VAIO)がこのディスクを認識すれば、パーティションを切ってデータ用のディスクを作成するつもりだったのです。
 でも、以上のような状況なので、SSDをMac専用のディスクにすることにします。

 右側の「初期化」を選択すると、あっという間に作業完了。

 後はもう簡単で、G4 Cube内の全てのファイルをドラッグして、そのままSSDにコピーするだけ。
 Windowsユーザーには信じてもらえないかもしれませんが、Mac OSの場合は基本的に、これだけでインストールが完了するのです。

 でも予想外だったのが、所要時間。

 約13Gのデータ(システム、アプリケーション等を含む)をコピーするのに、最初は何と約3時間(!!)と表示されました。

 最終的には1時間くらいで作業を終えたのですが、意外にもSSDの書き込み速度はそれほど大きくないようです。
 コピーを終えたら起動ディスクを選んで、この外付けSSDから再起動するだけ。

 写真は再起動後のデスクトップです。

 SSDに関する限り、完全に無音です。(隣に置いてあるWindowsノートのファンのうるさいこと。)

 しかも、激しいアクセス中に触ってみたのですが、ほんのりと暖かいだけ。HDDなら触られないくらいなのに。

 実は細かいトラブルがいくつかあったのですがご覧のように、ほぼ問題なく起動しています。
 旧Mac OSの場合、アイコンの並び順は入れ替えることができるので、この写真だけではSSDから起動した証拠にはならないのですが。

 情報を見ると、きちんと「FireWire接続」と認識されているのですが、アイコンは普通のHDDのそれ。

 不思議に思ったので、自宅のMac mini(Mac OS 10.4.11)を起動して認識させると、ご覧のように、しっかりとFireWireのアイコンになっています。

 残念ながらSDDには、Mac OS Xをまだインストールしていないので、この段階で起動させることはできません。

 作業しながら気づいたのですが意外にも、旧Mac OSの場合、コピー速度と同様、速度の向上はそれほどでもありません。

 もちろん速くなっているのですが、体感速度としては30%〜50%くらいの改善でしょうか。
 速くなっているのは分かるのですが、「劇的」というほどではありません。

 いろいろ考えたのですが、そもそも旧Mac OS──そして古いWindows──はシステムが軽く、HDDの速度に依存する比率が少なく、現在となってはCPUの速度の方がボトルネックになっているようなのです。
 だからHDD(および置換されたSSD)の速度向上は総合性能の改善にあまり役立っていないらしい......。

 それなら最新のOS(MacおよびWindows)こそSDD化がふさわしいということになりますが、逆に、こちらは大量の読み書きが発生し、SDDの寿命を縮めることになります。

 右の写真は、作業中のSSDをMac OS Xから見たものですが、128Gのディスクに約20Gのデータをコピーしただけなのに、使用量が約90G、残量が約30G──実際は約100G──と表示されています。
 エラーではなく、SDD側が書き込み回数を減らすために未使用領域にデータを書き込んでいるためだと推測されます。

 残念ながらこれまでのOSはSSDの実用化を想定していなかったんですね。(次期Windows“Windows 7”からはSSDにもきちんと対応するようです。)

 簡単だろうと思っていたSSDですが、トラブルへの対応、あるいはコストパフォーマンスを考えると、いろいろ熟考する必要があるようです。

 センセイの場合、やっぱり「巨大なUSBメモリ」で、外付けケースでのデータバックアップが主になるのかなぁ。



2月27日(金) 乗り入れた都道府県の数だけなら、センセイの勝ち!!

 結果的に2日続けて鉄道ネタになってしまいましたが、悪しからず。

 金沢工大は学年末の試験も終わり、後は採点と成績の報告を残すだけ。

 センセイも、大学院の分を残して作業にメドがついたので、今日の午後、新潟の自宅へ戻ることにしました。
 ちょっとお医者さんへ行く必要が出てきたのです。(業務連絡:K先生、お約束の仕事は完了していません。週末に自宅で何とかしたいと思います。)

 お昼を食べる時間がなかったので金沢駅のコンビニでお寿司を買ってホームで電車を待っていると、あ"......。

 車庫での清掃を終えて、アナウンスとともに金沢駅に入ってくるのは、国鉄色の485系T-18編成!!

 去年9月以来の再乗車です。

 特に、センセイが乗るのは6号車(自由席)の「クハ481-1508」という車両。(写真は車体側面の表記)

 この車両、もともとは1974年に北海道向けに製造されたもの。頭の上にあるライトが二つ──通常は一つ──なのがその証拠です。

 本州とは違うあまりの寒さに本州転属となり、その後は九州を含めて全国を転々としました。
 四国や山陰の一部などを除き、最多都道府県(35都道府県)を走破した記録の持ち主として、列車マニアの間ではとても有名な車両なのです。

 この編成は基本的に、特急「北越」および「いなほ」として運用されています(たぶん)。

 でも時々、新潟─新宿を結ぶ「ムーンライトえちご」および新潟市近郊を走る快速列車としても用いられます。
 その際には、センセイが乗った6号車、ご覧のように女性専用車になります。

 こうやって改めて見ると、ドアのガラスはこの車両だけ不透明になっているんですね。
 初めて気づきました。

 今回の、T-18編成の北越2・5号運用はどうも代走だったようす。
 今日は天気が比較的良かったにもかかわらず、どこにもアマチュアカメラマンの姿を見ることはできませんでした。

 ま、これが普通なんですけどね。



2月26日(木) 西村センセイが一番心配しているのは... ──JRグループ、ダイヤ大改正──

 3月14日にJR各社のダイヤが大改正されるので先週末、自宅近くの本屋さんで時刻表を探したのですが、見つかりません。女性店員に尋ねると場所を丁寧に教えてくださいました。
 しかも「3月号は25日発売ですよ」とのこと。

 お礼を言って出たのですが、西村センセイ、平日は金沢にいるのでそのお店ではなく、大学の購買で新しい時刻表を買いました。(コメリ書房の店員さん、ゴメンなさい。)((C)JTBパブリッシング)

 以前は新しい時刻表が楽しみだったのですが、最近はむしろ逆。「あの列車が廃止されなければいいんだけど...」という感じ。

 今回の改正でも、東京と九州を結んでいた寝台特急「富士」「はやぶさ」の廃止、「ムーンライトながら」「ムーンライトえちご」臨時列車化──若い人には影響が大きいと思う──などが既に発表されていました。

 でもセンセイが個人的に心配だったのは、毎週の新潟─金沢間の往復。
 特急に関しては問題ありません。むしろ北陸と首都圏を結ぶ特急「はくたか」が6月から1往復増便されるので、ちょっと便利になります。

 センセイにとって一番影響が大きいのは、日曜の午後に新潟から金沢へ移動する各駅停車の変更なのです。
 去年の大改正ではとても便利になり、直江津で1回乗り換えるだけで移動できたのですが......。

 こわごわ北陸本線のページを開いてみると、残念、いつもの電車は富山止まりになってしまいました。
 接続も悪いし、特急に追い抜かれるため小杉駅でかなり停車するので、金沢の最寄り駅到着は従来より30分くらい遅くなってしまいます。

 でも、センセイが一番心配しているのは、富山駅での乗り換えにかなり時間があること。

 日が暮れた富山駅のホーム売店で缶ビールを買って、金沢に到着するころにはただの酔っぱらいになっているんじゃないかということなのです。
 ちょっと情けないですけど。



2月25日(水) 果たして、外付けSSDからMac OS 9は起動するのか?!

 すみません。2日続けてのMacネタです。ちょっと気になることが出てきたので。

 昨日お伝えしたように、センセイは秋葉館128GBのSSDと、それを収納するハードディスクケースを購入しました。

 問題はそのケースの方なのです。(写真は2枚とも秋葉館のサイトより。一部改変。(C)株式会社センチュリー)

 センセイはひとまず、SDDないしはHDDをこのケースに収めて、PowerBook G4 15"(チタン)と、自宅および大学のPowerMac G4 Cube(以上、OSはMac OS 9.2.2)、自宅とアパートのMac mini(Mac OS 10.4.11)の起動ディスクとして、さらにWindowsマシンの外付けデータディスクとして使おうと思っています。
 たぶんSSDは最終的に、PowerBook G4 15"(チタン)に内蔵させると思いますが。

 そのためにMacのインターフェースとして“FireWire”(IEEE1394)、Windows用にUSBを備えているこのケースを買ったのです。

 そして端子と同じくらい重要なのがOSへの対応。写真の赤枠内には、

2.5インチIDE(UATA)ハードディスク専用ハードディスクケース 2.5インチHD用FireWire400&USB2.0ケースです。FW400×2ポート、USB2.0×1ポート搭載。スピードに定評のあるOxfordチップを使用。ブート可能。アルミ筐体。Mac OS 9.2.1以降、Mac OS X 10.2以降 [以上、原文のママ]

とあり、センセイが現在使用している上記のすべてのMacがこの条件を満たします。

 ところが、いざケースを購入して説明書を読んでみると、どこにも“Mac OS 9”の文字が見当たらない......。

 変だなぁーと思ってサイトをよく見ると、ページの下の方にある「仕様」欄にも、“Mac OS 10.2.6以降”としか記載されていません。

 このままではMac OS 9には対応しない、という意味になるのですが、これでは同じページ内で言っていることが違うことになります!!

 秋葉館に電話して確認してもいいのです。
 でも西村センセイ、この週末にSSDとこのケースを自宅に持ち帰って、果たしてG4 Cubeを起動できるかどうか、つまりMac OS 9に対応するかどうかを試してみようと思っています。

 さて、ホントにどうなるのでしょう。



2月24日(火) 要するに、巨大なUSBメモリだったのね ──128GBのSSDを購入しました!! ──

 今日も再びMacネタを。(採点が大詰めなので、現実逃避に走っているのです。)

 先日、PowerBookにも搭載できることを知った途端、「いいなぁ」と思わずため息をついてしまったSSD(Solid State Drive/Disk)。まずは外付けのディスクとして使ってみようかな、と思うようになりました。

 センセイが考えたのはこういう使い方です。

 Windowsと違って、Macは製造年月が近ければ同じシステムファイルから無理矢理起動することができます。

 センセイはふだんMac OS 9を3台(自宅および大学に置いてあるG4 Cubeと、アパートのPowerBook G4 15"〔チタン〕)、そしてPowerPCベースのMac OS X(10.4.11)も3台(自宅およびアパートのMac mini、大学のPowerBook G4 12"〔アルミ〕)使っています。
 いろいろ考えたのですが、外付けのディスク(SSD)に新旧のOS(9およびX)をインストールしておけば、PowerPCベースのすべてのMacをそこから起動できるのではないかと思うのです。

 しかも各種の書類をそこに置けば、いつでも同じ環境で立ち上げ、かつ必ず最新のデータを持ち運ぶことができるのではないでしょうか!!

 もちろんWindowsとの連携も重要です。
 センセイが普段使うWindowsマシンにはVistaを含めてすべて“MacDrive”をインストールしてあるので、Macフォーマットのディスクも問題なく認識します。

 つまりすべてがうまく行けば、WindowsノートとSSDさえ持ち運ぶだけで、Mac/Windowsを問わずほぼすべてのデータを自由に取り扱えることになるのです!!
 出張などでWindowsマシンしか持ちあわせないのにMacのファイルを取り扱わなければならない場合は、もちろん“SheepShaver”の出番。

 完璧だ!!

 ......というわけで気がついたら、いつもの秋葉館のページで、ご紹介したトランセンド社製128MBのSSDをクリックしていました。

 ついでに買ったのは外付け用のケース。Mac用およびWindows用のインターフェースがついているので、うまくすれば両方のプラットフォームで使用できます。

 やれやれと思っていたら、ちょっと気になる記事を見つけてしまいました。SSDには寿命があるというのです!!

 それによるとSSDは、要するに巨大なUSBメモリのようなもので、読み出しは問題ないものの、書き込み回数に上限がある──USBメモリも同じ──らしい。
 しかも、センセイが購入したマルチレベルタイプ(MLC)の場合、書き込みの上限は10,000回程度だとか......。

 「そんなに書き込むことはない」と思われるかもしれませんが、パソコンは知らないところでたくさん書き込みをしているので、10,000回なんてあっという間です。
 確かにトランセンド社のページには、「OSのインストールにはSLC[注:耐性は高いが高価]搭載製品を推奨しています」との注記があります。

 ......オイオイ、と思ってさらに調べてみると、最近のSSDはその対策として、特定の部分にだけ書き込まないようにコントロール(「ウェアレべリング」)しているんだそうな。
 この点に興味を持ち、SSDを壊すための実験している人もいるようで、それによるとSSDが壊れるまで500年以上かかるそうです。

 要するにあまりまだはっきりしていないらしい......。

 いずれにせよ、iTunesの音声データや、アプリケーションのデータのように、記録したままあまりいじらないのならまったく問題ありません。
 でも動画や音声の編集など、激しい書き込みを繰り返すような用途にはこのSSD、あまり向かないようなのです。

 最初に1台購入して調子が良かったらほとんどのマシンをSSDに置き換えようと思っていたのですが、G4 CubeやMac miniは動画や音声の編集にも使うので、置換しないことにしました。

 というわけで届いたばかりのSSD(写真中央。右隣は先日届いた2.5"HDD。同じ大きさ、同じIFです)は、比較的書き込み回数の少ないMac OS 9マシンで、つまりPowerBook G4 15"(チタン)に内蔵させて使おうと思っています。

 PowerBook G4 15"はディスクを18Gしか使っていませんから、未使用となる100GBは各種書類や音声データ(約1G)のバックアップに使います。
 こういう用途なら書き換えは少ないですからね。

 でも工具(精密ビットセット)を自宅に忘れてきたので、いずれにせよ心臓移植(?)は早くても来週になるのですが。

 もう一つ。

 PowerBook G4 15"専用で使うんだったら、容量は半分でずっと安い64G(約15,000円)、さらにその半分の32G(約8,000円)でもよかったかなぁ。
 この価格で数年持つんだったら、HDDの寿命と同程度です。SSDは無音、無振動であまり発熱しませんから、メリットを考えると全然問題ありません。

 本当に実用段階に入ったんですね。



2月23日(月) 信号ケーブルがひどく弛(たる)んでいるのはなぜ?

 今日は月曜日ですが、西村センセイは先日の日曜出勤の代休を頂戴し、そのまま新潟の自宅に留まりました。

 午後、いつもの各駅停車に乗って金沢へ移動を開始したのですが、その途中、一昨年の新潟県中越沖地震崖が崩壊し、線路が土砂に埋まったJR信越線青海川(おうみがわ)で撮影したのがこの写真。
 上り線(直江津、金沢方向)から下り線(新潟方向)を撮影したものですが、ちょっと変だと思いませんか?

 写真中央、線路の脇を太い信号ケーブルが走っています。

 正確にはケーブルをプラスチック製の導管に収めたものです。
 普通は線路脇にU字溝を敷設して、その中に収めるので目にすることはありません。

 でもこの青海川駅、どう見てもきっちりとは敷設されていません。
 しかもよく見ると、曲がっている場所は、木の杭でごく簡単に留められているだけなのです。

 「どうしてこんなにいい加減な工事をするんだろう。何かあったら流されてしまうのに......」と考えたところで、ふと気づきました。

 このケーブル、万一の際は多少流されてもいいように設置されているのです。

 信号ケーブルは、列車の衝突事故を防ぐとても重要な存在。
 万一この場所に再び土砂が流入しても、ケーブルはある程度流されるだけで壊滅的な被害は免れることができます。残念ながら中越沖地震では土砂であっさりと切断されてしまったのです。

 高校時代に習った古文の、素人は水車をきっちりと組むからうまくいかず、玄人は縄で「遊び」を持たせながら上手に組むという話を思い出しました。



2月22日(日) 新潟県内では石川資本の「クスリのアオキ」が富山の「ドラッグフジイ」を圧倒

 今日は新潟ローカルの話題です。すみません。

 注文してあった子供の本を長崎屋(MEGAドン.キホーテ柏崎店)店内の書店で受けて取り車に戻ると、あ......。
 駐車場向かいの「ドラッグフジイ柏崎店」が空っぽです。

 そういえば原稿書きでウンウン唸っていた時、新潟県内の21店全店の閉鎖と撤退が報道されていたっけ。
 お店は空っぽなのに、駐車場のきれいに除雪された様子が、ごく最近までの営業を痛々しく伝えています。

 ドラッグフジイは富山県高岡市に本社があるドラッグストア。いわば「富山の薬売り」の末裔です。
 富山県内ではよく見かけるお店ですが、2000年、上越市に最初のお店を出店して以来、新潟県内でも店舗を次々と拡大してきました。

 正確な日付は覚えていませんが、上越店進出から程なく、柏崎でも、県外のお店として初めて開店しました。
 柏崎店を含めて県内でもそれなりにお客を掴んで定着していたのですが。

 しかし、現在はどこでもそうかもしれませんが、迎え撃つ地元資本のお店と、さらに新規参入のお店に挟撃されて経営が厳しくなっていたようです。
 新潟は南北に長く、商品配送などのコストがかさむのです。

 新規参入組の代表が石川県白山市に本拠を置く「クスリのアオキ」。北陸地方および長野県にたくさんの店舗を展開しています。
 石川県内だと、「石を投げればアオキに当たる」──さすがに、そこまではないですが──そんな感じです。

 この狭い柏崎市でも、アオキの店舗があれよあれよという間にどんどん増えて、現在は何と、3店舗もが営業しています。
 正直なところ、これでやっているけるんだろうか、という感じです。

 新潟から撤退したドラッグフジイの場合、新潟県は店舗数、売上高ともに全店舗の1/3程度を占めていたそうです。
 もちろん地元の雇用等にも大きな影響を与えます。

 とにかく気がつけば、自分こそとりあえず直撃はまぬがれたものの、そのすぐ脇を荒波が通り過ぎている。そんな感じです。

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